夕べ…:祇園花見小路(2023.04.05)

些かの雨も交り始めた夕刻、祇園花見小路へ足を運んだ。

京都駅から四条駅へ地下鉄で移動し、四条烏丸辺りから四条通を東寄りへ足早に歩きながらタクシーを拾い、祇園花見小路の少し奥、建仁寺寄りな辺りに至った。

↓照明に、少し濡れた桜が浮かび上がるような風情だ。
05-04-2023 X100F (108)

↓訪ねたのは<祇園甲部歌舞練場>という劇場だった。
05-04-2023 X100F (107)
↑<都をどり>という催しの期間中でもあって、関係の装飾も見受けられた。

↓が、<祇園甲部歌舞練場>を訪ねたのは、こういう催しを鑑賞するためであった。
05-04-2023 X100F (127)
↑日本文化を紹介するという『ギオンコーナー』という演目が在る。茶を淹れる、生け花をする、琴を演奏する、伎楽の演奏と舞踊、舞妓の踊りを披露、狂言、文楽というような様子を見せる1時間程度のステージだ。

↓この日、同行した友人がこの『ギオンコーナー』に関心を寄せていた。前日に話していて、夜遅くに「多分、券の予約も出来るウェブサイト」を伝えて来た。そこで早朝に券を確保し、京都駅のコンビニで発券して頂いて駆け付けた訳である。
05-04-2023 X100F (129)
↑ほぼ満席だが、如何観ても外国人の観客が圧倒的多数だった。英語のパンフレットばかりが配られていた感だった。自身も傍目には外国人に見えていたかもしれない。

ステージそのものは、凄く面白かった。琴の演奏、伎楽の演奏や舞踊というようなモノを生で聴く機会等、自身の日常では考え悪い。狂言は何かで観たような記憶も在るが、文楽の、あの見事な人形が動く様子を生で観るというのは少し感動した。「是非!」と言い出していた友人もかなり愉しんだようだった。

↓面白かったステージの余韻に浸りながらゆったりしたい気分ではあったが、交っていた雨が少しだけ強くなり始めた感でもあった。
05-04-2023 X100F (110)

↓花見小路の雰囲気には、こういう提灯が凄く似合うと思った。
05-04-2023 X100F (112)

↓濡れた路面と、路面に跳ね返っている灯りというのが、何か凄く艶やかだ。
05-04-2023 X100F (111)

この記事の各写真は、雨交りな夕べにX100Fを手持で撮った、やや質が低いかもしれないモノかもしれないが、「この時の風情…」が忘れ難く、敢えて写真を使った記事を綴っている。

少し縁が出来て、京都に立寄る機会が増えた昨今である。そうした中、京都で出逢える様々なモノに巡り合う機会も設けるようになっていると思う。マダマダ様々なモノが在る筈だ。それらに出逢う機会も設けてみたいものだ。

この記事へのコメント