↓こういうモノに出くわした。城の天守閣の屋根に載っている「鯱瓦」を再現したモノだ。

↑再現した「鯱瓦」が飾られている場所で、実際に「鯱瓦」を載せた建物の姿が視えているのも面白いと思った。
姿は魚のようで、頭は虎で、尾鰭は常に天を向き、背中に鋭い刺が在るという想像上の動物が鯱だ。それを模った瓦が「鯱瓦」ということになる。大きな建物に一対の「鯱瓦」を載せて“守り神”としたのだという。建物が火事の際には、水を噴き出して火を消すと言い伝えられていたそうだ。
こういうような屋根の飾りは、古くは寺院建築等で用いられた「鴟尾」(しび)に由来するという。安土桃山時代に城に大きな建物を建てるようになって以降、城の建物の意匠として流行ったのだという。
この緑地に再現された姫路城天守閣の「鯱瓦」だが、190㎝程度の高さであるという。なるほど、身長180㎝弱の自身よりも大きなモノだった。こういう具合に視ると大きさが判り易い。国内の城郭建築でも屈指な、大きな天守閣の屋根の上に在るというのでは「結構、大きいモノのようだが?如何程??」というように感じる。そういう意味で、こうやって見せてくれるのは有難い。
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