<ガリンコ号III>:ドライドック…(2023.05.24)

稚内港の繋留濠である第一副港に沿って歩き、繋留濠の最奥部辺りに到ると、対岸のドライドックが視える。入渠している船の姿が覗いている場合も多い。

↓少し大きく廻り込まなければならないのだが、姿が覗いたドライドックに入渠中の船が変わっている感じであったので、敢えて近くに足を運んでみた。
24-05-2023 X100F (21)
↑手前に1隻、奥に1隻という感じで船が2隻入渠し、作業が進められているようだ。

↓奥の船は<ガリンコ号III>だ。
24-05-2023 X100F (22)
以前にも稚内港に入っていたことが在ったことを思い出した。

<ガリンコ号III>は紋別港から稚内港へ廻航したようだ。紋別・稚内間は、地上の道路では210㎞程度と言われる。海上を船が航行する場合の移動距離も大同小異と見受けられる。

紋別港で流氷の時季を中心に活躍する船であるが、初代の<ガリンコ号>が39トン、2代目の<ガリンコ号II>が150トンであったのに対し、<ガリンコ号III>は366トンと大型化している。そういう様子なので、メンテナンスに関しては、設備が整った稚内港が仕事を進め易いということになり、廻航したようだ。

↓稚内港で確りと御預りして、紋別港に送り返すことになる訳だ。
24-05-2023 X100F (28)

時にはこういう、少し変わった船を眺めるのも面白い。

この記事へのコメント