多用途支援艦<すおう>…:稚内港(2023.05.28)

↓稚内港の天北1号埠頭に停泊中の、やや目立つ船を見付けた。
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↓やや冷たい風が滑らかな海面を渡る様子も見受けられた中であった。
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↓天北1号埠頭に入ることが出来たので、少し近付いた。
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↓「4302」という番号が大書されている。これは海上自衛隊の金井に与えられる番号だ。“多用途支援艦「ひうち」型”の2番艦で<すおう>という船だ。
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↑<すおう>は「周防灘」に因む命名ということだ。同型艦はこの<すおう>を含めて5艦在って、各地に配置されている。<すおう>は大湊基地に在る艦だ。

↓何やら海上油田の開発に関係して動き廻る支援船に少し似ている形だ。海上油田関係の船は稚内港に寄港した経過も在るので、何となく判るが、「前側が大きく、後側は平になっている」という感じはその種の船の特徴だと思う。
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↑この<すおう>は後部の甲板に嵩張るモノ、重量物を積載して輸送出来る他、沿岸や沖合での諸活動の拠点となることが出来、火災時の消火や救援を行うことも出来、強力なエンジンで相当に大きな艦船を曳航するようなことも可能だ。他にも色々な役目を担うようで、正しく「多用途」な艦である。強力な武装が搭載されているのでもない―機銃を取り付けることが可能な台座が在るだけであるという…―のだが、多様な任務に就くことが叶う、或る意味では凄く「自衛隊の艦船らしい」という感じの艦であるかもしれない。

↓稚内港にやって来た<すおう>は、前日から一般公開が行われた。前日は立寄ることが叶わず、この朝に足を運んでみたが、都合により公開は中止になってしまった…
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↓長さ65m、幅12m、深さが5.8mで喫水が3.5m、基準排水量が980tということで、際立って大きな艦でもないが、酷く小さいのでもない。なかなかに迫力が在ると思った。<すおう>は、2004(平成16)年に就役したという。
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↑概ね40名が乗艦するのだという。

一般公開による中の見学は叶わなかったが、こういう渋い艦船を近くで観られたのは好かった…

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