自身が住んでいる辺りは「中央」という住所である。やや南下すると「港」という住所になる。
その港という地区にコインランドリーが在って、時々利用している。向かう途中から雨が交り、機械が仕事を済ませるのを待つ間に強弱の変化を加えながら雨は続いていた。
↓辺りに港郵便局が在る。正しくは「稚内港郵便局」と頭に「稚内」が付される。
↑手前の道路は、市内線の路線バスが行き交う道筋でもある。雨に濡れた路面に、郵便局の建物が映り込んで面白いと思った。
↓少し引いた感じで眺めてみた。辺りに宿泊施設が見受けられる。
この港郵便局の辺りは、稚内駅と南稚内駅との間のような感じで、何方かと言えば稚内駅が少し近いという感じだ。宿泊施設が複数在るのだが、駅から遠目かもしれない感じなので少し不思議だ。これは、初めて稚内の地に鉄道が開通した1920年代、この港郵便局の周辺が駅であったことから、「古くは“駅前旅館”」であった施設が受け継がれて現在に至っていると見受けられる。
稚内の鉄道は、この画の辺りにまで敷かれた後、少し北に延びて概ね現在位置に稚内駅が設けられ、更に稚内港北防波堤ドームの辺りに稚内港駅が設けられた。そして現在位置に南稚内駅が設けられ、現在の港郵便局周辺の駅は姿を消したのだ。
辺りの何気ない眺めに「歴史」が覗くという場合も在るものだ。
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