「礼文島の風景」とでも言うと、古くから「海岸に大きな岩が聳え立っている」という画が頻出していたようなイメージが在る。その大きな岩の形状は「御地蔵様が合掌」というような様子を想起させるということで、<地蔵岩>と呼ばれるそうだ。
その<地蔵岩>が、フェリーで上陸後に坂道を上った先に在るトンネルを通り抜けた辺り、元地に近いと聞き及び、眺めに行ってみた。
↓「静かな漁村」という雰囲気な場所で海を見ながら歩を進めると、本当に「合掌」というような形の大きな岩が聳え立っていた。<地蔵岩>だ。
↓<地蔵岩>の背後の岩山は島の北西側ということになる。道は無く、また「落石危険」ということで進入は出来ないらしい。
↓より近くで眺めようと、少し歩を進めた。
↓暫しこの不思議な形の岩を眺めていた。
↓近付いた後には、時々振り返りながら遠ざかった。
礼文島の特徴的な景観として知られる<地蔵岩>ではある。嘗てはトレッキングコースのゴールに設定されていたということも在ったらしいが、コースが変更となって立寄る人は少なくなった。加えて「花を愉しむ」という観点で、辺りには好いモノは少ないので、訪れる人は相対的に非常に少ないかもしれない場所だ。
個人的には、「如何いう具合に形成されたのか?」という、不思議な大きな岩が佇む海岸というような景色は好きなので、これに出遭えたことは大変に幸いだった。
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