「札幌」を敢えて平仮名で「さっぽろ」と書くのが、札幌の地下鉄駅の流儀だ。
↓これが地下鉄南北線の「さっぽろ駅」だ。
1971(昭和46)年に地下鉄南北線が開業した際、隣接する(当時の)国鉄札幌駅との区別という意図で、敢えて平仮名にしたのだという。話し言葉では何れも同じ音だが、書く場合には漢字と平仮名で違うので混同し悪いであろうということだ。後年、東西線で新札幌駅に隣接した駅を設けた際にも、「さっぽろ駅」と同じ理由で「新さっぽろ駅」としているのだという。
そういうようには聞くが…敢えて「地下鉄さっぽろ駅」と案内でもしたい一部の例を除くと「札幌駅」とする場合の方が圧倒的に多いような気がする。何時の頃からか「サツエキ」(札駅)という言い方をする人達も目立つようになった気さえする。
↓列車が現れた。何時の頃からか、確りとホーム柵が設置されている。
↑流れる音楽は、1972年の札幌冬季五輪のテーマソングであった『虹と雪のバラード』のサビをアレンジしたモノだ。これがなかなかに美しい…或いは「札幌五輪前後の街の躍進」というような時期が、札幌に所縁が深い人達にとっての「故き善き時代」というような感なのかもしれないと思う場合も在る。
↓列車は静かに減速し、やがて停車する。
↓車輌に乗込むと、扉の情報にこんな具合に情報が掲示されていた。
この日は、<ドニチカ>と名付けられた休日用の地下鉄1日乗車券を求めて地下鉄に乗車したのだった。
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