↓こういう柄のTシャツが在る。高野山の土産だ。

↑中央には三鈷杵(さんこしょ)という密教法具の画が在るのだが、一部が欠けている感じが描かれているので、恐らく飛行三鈷杵(ひぎょうさんこしょ)だと思われる。
飛行三鈷杵(ひぎょうさんこしょ)は弘法大師空海の挿話に関わるモノである。唐の長安で密教を学んだ空海が帰国することにした際、日本で密教の道場を設けることに適した地を示すことを念じて、日本が在る東の天へ三鈷杵を放った。そうすると三鈷杵は東の天の彼方に飛んで行った。その10年後、高野山に至った空海が、松の木に掛かっていた三鈷杵を見出したのだという。
何やら「弘法大師空海が導かれた土地」という独特な雰囲気が高野山に在るかもしれないが、そういう地域の伝承を意識した画が入っているTシャツは面白い。
↓小さく様々な仏像の画も入っている。何か「密教の力」というようなモノに包まれるかのようなTシャツだ。

モノは夏季には殊更に使い易い場合が在る化繊のモノだ。Tシャツの出番が多い時季、こういうモノも好いと思う…
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