一部の地域で「開かずの踏切」という表現が在るかもしれない。非常に多くの列車が通過するため、鉄道と道路が交差する踏切が通過困難に陥ってしまっていることを「開かずの踏切」と表現する訳だ。
稚内でも鉄道は敷設されているので踏切は見受けられる。
↓こういうように遮断機は稼働する。当然ではあるが…
↑南稚内駅の少し北側の踏切だ。
休業日の昼、何となく路線バスに乗った。踏切に進入する際の一時停止というのでもなく、ハッキリと停車したので、首を傾げた。前方が見える辺りの座席に座っていたので「遮断機が下りた」と判った訳だ。
↓暫し「カンカーンカン…」と警報音が鳴っていて、列車が現れた。
稚内駅や南稚内駅では、早朝の5時台から夜のやや遅い23時台迄で、発車する列車が7本、到着する列車が6本だ。保線作業等の車輌が通過する例も在るが、早朝から日付が変わる手前迄で13回の列車通過なので、「遮断機が稼働中」という場面は滅多に見掛ない。
↓通り過ぎている列車は、朝6時に旭川駅を発って稚内までゆっくり北上する普通列車だ。
↑他地域を訪ねて引揚げる場面で等も乗車した経過が在る列車である。通過する様を観ていると、何となく乗車してみたい気分にもなる。
「開かずの踏切」ではなく「開きっ放しの踏切」という按配の踏切で、列車の通過を待つというのは、何となく珍しいと感じる。
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