列車で旭川駅に着いた後、嵩張るモノをロッカーに預けて少し街を歩いた。
↓何となく眼に留まった様子だ。
↑少し古い建物に入っている御店と見受けられた。
↓聞き覚えが在る<ちろる>という名。老舗の喫茶店だ。
↑一寸立寄ってみた。初めてだった。
↓こういう中は雰囲気だ。
↓席に着いて少し寛ぐこととした。
↓何方かが寄贈したのだと思われる<ちろる>のマッチ箱のコレクションが飾られていたのを眼に留めた。
<ちろる>という喫茶店は1939(昭和14)年に起こったそうだ。現在の建物での経過も長い。2011年頃にこの建物の内装を改め、店名を受継いで現在の御店になっているということであった。最近読了した小説『氷点』は1964(昭和39)年に発表されていて、作中の主要な舞台が現在の旭川市内であるが、そんな時代には既に営業していて知られていた御店だった筈だ。小説『氷点』にも、作中人物が立寄る喫茶店としてさり気なく<ちろる>と出て来る。多分、作者も立寄っていたのだと思った。
↓ブレンドの珈琲は“深煎り”、“中煎り”、“浅煎り”から択ぶ。“浅煎り”を所望した。苦み以外の珈琲の味が前面に出るような感じで、こういう感じも意外に好きなのだ。
↓未だ午前中で、所謂「モーニングセット」を御願いした。こういう具合にトーストとゆで卵が供された。
↓ジャムが択べるようになっていた。ブルーベリーを所望した。
↓パンにブルーベリージャムを載せた。小さな瓶の中身で適量だった。
↓未だストーブは点いていなかった。
↓動かなくなってしまっているというが、旧い時計が飾られていた。この御店に流れた「時間」を象徴しているような気もした。
↓少し感じが好い場所と出逢えた感じだ。
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