↓白金温泉の地区にこういう場所が在る。
↑小高くなっている丘のような場所に急な階段が設えられている。
↓急な階段を慎重に上がると鳥居が据えられている。
↓白金神社という。鳥居は白金(プラチナ)の色をイメージして彩色が施されている。
この場所は1926(大正15)年の十勝岳噴火に伴う火山泥流の際、被害を受けずに残った場所であるという。1950(昭和25)年に温泉が発見されて辺りが開発されるようになる中、1951(昭和26)年に白金温泉の平安と隆盛を願って神社の大麻(おおぬさ)をこの地に祀った。やがて1953(昭和28)年に神社が建立され、白金神社ということになった。
↓神職が常駐するような神社ではない。が、独特な空気感が辺りに漂っている。
↓独創的な狛犬が据えられていた。
↓少し見入ってしまった。現代的なアート作品という風情の狛犬である。
↓1996(平成8)年8月8日、白金で活動している陶芸家が、この狛犬を寄進したのだということだ。
↓こういう提灯も据えられていた。
↓急峻な感じがしないでもない場所をそのままに、辺りの安寧や平穏を願う場所と設定した、何か「巷の神社というようなモノがそもそも起こった時のような雰囲気」を感じないでもない場所だった。
時間にゆとりが在る状況で、白金地区を少し歩く時間を設けられて幸いだった。こういう素朴な形で地域の願いが表現された、そして大災害の際に無事だったという、不思議な力でも宿っているかのような地点に至ったのは興味深かった。
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