↓何か壮麗な感じがする場所だ。
↑かなり大きな鳥居が据えられ、丘陵地形の斜面に複数の石段を連ね、急峻な段になり過ぎないように工夫している。それでも存外に急なのがこういう石段かもしれない。意外に石段は長い。
↓落葉がやや目立つ石段をゆっくりと上ってみた。
<外国樹種見本林>の辺りに足を運び、見本林を散策した他に<三浦綾子記念文学館>を興味深く見学し、神楽岡地区の日帰り入浴施設でサウナを利用して寛ぎ、更に歩いて至ったのは上川神社だ。
↓神楽岡の辺りは「上川離宮予定地」という史跡とされている。京都、奈良(南都)、東京に対して「北京」(ほっけい)というモノを拓く、皇居の他に明治天皇が住まう宮殿たる「離宮」を築く構想が在った。その場所が神楽岡の、現在の上川神社の境内であったというのだ。
上川神社は、現在の旭川駅に近い宮下通4丁目から7丁目に相当する辺りで1893(明治26)年に起こったという。街が発展する中で何度か遷り、1924(大正13)年に現在地に遷っている。
↓境内には天満宮も在るが…
↓上川神社の社殿はなかなかに大きく立派だ。
↓1992(平成4)年に「百年記念」で回収も施されたそうだ。
↓御祭神が紹介されている。「上川地方開拓守護・旭川の鎮守」という神社で、北海道開拓、上川地域の開拓に尽くしたとされる人達が祀られているのが特徴的だ。
↓参拝して、御朱印も頂いた。
↑さり気なく右下にエゾリスの画が小さく在る。写真は撮れなかった―素早く動き廻るやや小さめな動物なので…―が、社務所の近くでエゾリスを見掛けるという場面も在った。
この神楽岡の地から、街を見守るというような感の神社だと感じられる。が、日頃の参拝ということでは街中から微妙な距離なので、常盤公園に頓宮も設けられている訳だ。
晩秋の好天の日、歩き廻ってみようという中で訪れるには好適な場所かもしれない。この日は過ぎる程度に歩いたのだったが。
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