夕刻の<白髭の滝>…(2023.11.04)

今季は11月1日に始め、年を跨いで4月30日迄続ける予定ということだが、美瑛では夕刻から夜間に<青い池>をライトアップし、<白髭の滝>にも照明を灯す。それを眺めに行くという、観光協会によるバスが、主に休日に運行される。それを知り「乗せて頂こう!」というようなことを思い立ち、11月4日の夕刻を目掛けて美瑛へ向かおうとした。が、前夜迄に旭川入りし、宿で酷く早起きになっていた。そこで「早朝から美瑛に行って歩き廻り、日中にゆっくりし、夕刻は予定どおりにバスに乗車」ということにしてしまった。

↓その観光協会のバスで<白髭の滝>に至った。何か感嘆の声が漏れてしまった。
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↑「湯気?」というようなモノが立ち込めている感じだった。何やら凄い。

辺りは温泉も湧き、温泉浴場を備えた宿泊施設も立地している。温泉は湯気が立つ場合も在るようなやや高温の部類になるモノとは聞く。そういう温泉関係の水が交り込んだにしても、辺りがぼやけて見える感じになるであろうか?

↓何やら不思議な光景だ。
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美瑛の市街、美瑛駅が在るような辺りは標高250m程度であるのに対し、<白髭の滝>の辺り、白金温泉の地区は標高640m位であるという。市街辺りより標高が高く、山間でもあるので気温は低くなる。そして寒暖差の幅がやや大きい。日中は10℃を少し超えたが、この日が落ちた後には一桁の半ば、または前半という程度の低温へ急速に下がった。そうなると、滝の地下水は「相対的に気温より高い」という感じになる。「俄かな温度差」ということで、霧状のモノが生じてしまう。それが「湯気?」と見えるのである。

↓冬季に朝から夕方までずうっと寒い中では、滝の地下水と気温との差での「湯気?」という状態のモノは視えなかったと思う。この時季の「俄かな寒暖差で存外に低い気温」という中でこそ観られるのであろう。
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何処でも「時季ならでは」、「時間帯ならでは」という現象が見受けられるのだとは思う。そんな様子に触れられたということになる。好かった。

こういうようなことが在って、益々「様々な時季の美瑛を…」というように考えるようになったかもしれない。

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