↓稚内駅のビルに入っている映画館で上映される作品のポスターが掲出される場所だ。このポスターに少し注目していた。
↓休業日であったのだが、12時上映の回が寄り易いと考え、訪ねてみることにした。
↓時には映画を観に出るのも好い。
↓予告篇だ。北海道の歴史に纏わる映画で、他地域よりも少し先行してこの祝日に北海道内で公開することになったそうだ。
本作は実話に依拠してストーリーが創られている。『アイヌ神謡集』という、“ユーカラ”の内容を紹介する本が在る。それの著者で、19歳の若さで心臓の病気によって他界してしまった女性が在った。その事に着想を得たのが本作の物語である。
差別やいじめに哀しく辛い思いを重ねながら生きて来たヒロインは、彼らが受継いだ“ユーカラ”に途轍もない価値が在るとし、研究して広く紹介したいとする研究者と出会って変わって行く。幼馴染の急死、同時に将来を誓うというような事も在った中、出逢った研究者の薦めで東京に出て『アイヌ神謡集』の執筆を手掛けるようになる。
↓観た記念にパンフレットも入手してしまった。観ていて何度か涙ぐむような感の作品だ。受継がれたモノを何とか伝えようと命を燃やすヒロインが熱い。そして作中の北海道のイメージの画が素晴らしく美しい。御薦め!!
佳い映画に出会ったという日は、何か嬉しいものだ。
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