「宗谷線サボのキーホルダー」…(2023.12.04)

↓稚内駅のビルに入っている御店でこんなモノを求めた。
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↓モノの裏に説明を書いた紙が入っている。「サボ」は恐らく「サイドボード」の略だと思う。旅客車輌の側面に路線名や行先を書いたボードを掲出する。
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↑「サボ」は嘗ては広く見受けられた。偶々、大正時代の挿話に基いて創られた映画を最近観たのだが、その中に在った主人公が列車に乗る場面でも「行驛野上」(上野駅行)と、客車に「サボ」が掲出されていた。相応古くから「サボ」は使われていたのだと思う。が、最近の新型車輌では余り見掛けなくなった代物だと思う。最近の車輌は、車輌の側面等に「〇〇行」というような情報を電光掲示で示すような仕掛けが在る例が多いので、「サボ」は無用な訳だ。

↓稚内・旭川間で運行されているキハ54の車輌側面にサボが掲出される。
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↑あの「サボ」にも変遷が在ると思うが、モノは現在使用されているモノに基いている。現在、4種類のデザインが使われているそうだ。これは利尻富士のイラストを入れて「宗谷線」という文字を示している。

↓これは名寄で大切に静態保存している、大雪の際に動かした「キマロキ編成」のイラストだ。名寄で半世紀も動いていた9600形蒸気機関車と見受けられる画だ。これに「宗谷線」の文字である。
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キーホルダーを見掛けて、「見覚えが在るサボをそのまま極小サイズにした」というように感じた。4種在るが、自身が気に入っている2つのデザインのモノを入手した。

↓開けてみれば、何か紐が付されて「ストラップ」的にも利用出来そうだと思った。
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↓新しい電話機に一寸付けてみた。按配が好いと思う。このまま使うことにする。「宗谷線の沿線に在る自身の持物」という目印になる。
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「新しい電話機」と言って、専ら通話をする、ショートメッセージの受信も可能という代物の、少し昔のタイプの携帯電話だ。

自身の場合、携帯電話は「常時不携帯」で、持ち歩くことが「寧ろ稀…」である。それでも持って出て使いたい場合が皆無ではない。そのために拙宅に何時も置いていたモノが在ったのだが、電波の仕組みが変わるというようなことで「間もなく使えない」という話しが伝えられた。そこで“機種変更”ということをしたのである。無事に変更を済ませた後も、何日も箱に入ったままで、「その辺に置いて在って、その気になれば使える」という情況にさえなっていなかった。それを漸く引っ張り出した次第だ。

そんな経過で「旧式の新しい機器」が手元に在るのだが、宗谷線の普通列車を想起させるストラップ風なキーホルダーを付してみた。電話機もキーホルダーも大事に使いたい感じだ。

勝手に妙な「使用例」まで示したが、それはそれとして、この「宗谷線サボのキーホルダー」はなかなかに好い。当地の土産として好適かもしれない。

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