<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)=「その場所を見守る尊い神様」:札幌駅前通地下歩行空間(2023.12.10)

札幌都心部で大通の南側に至った後、地下街を北上し、更に地下歩行空間を通って札幌駅周辺に至った。

↓この木彫の像が少し気に入っている。
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↓シマフクロウをイメージした作品だ。
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↑シマフクロウが<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)と呼ばれる、アイヌの村の守護神なのだ。

↓何度観ても「地下に下立った“神”?」というような不思議な感を抱くモノだ。
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↓この<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)も、夥しい数の人々が行き交う地下歩行空間を見守り続けているということであろうか?
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最近、『カムイのうた』という映画を観る機会が在り、物語のヒロインのモデルになった人物が手掛けたという『アイヌ神謡集』という本も紐解いた。映画の中には、『アイヌ神謡集』という本に着想を得たのかもしれない「森の神が見守る世界と人々の人生」というような感じの画、森とフクロウの画が挿入された場面が散見した。アレが好かった。札幌の地下歩行空間の大きなシマフクロウを思い出した。このシマフクロウは、何処かに、人智を超えた自然の力が在り、永く受継がれた叡智というようなモノが在って、そういうモノに見守られながら“現在”を生きる人達が在るとでもいうような、「大きな力」を感じさせてくれるかもしれない。映画で、この札幌のシマフクロウの木彫を思い出し、何となく見たくなって、敢えて地下歩行空間経由で移動をしたのかもしれない…

この<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)は、移動の際に便利な通路を通れば何となく在るオブジェという以上でも以下でもないのかもしれないが、それでも「縁が在ってこの街に在る状況も、何かに見守られている」ということを一寸思い出させてくれるような気がする。思い出しながら、写真にも撮ってみたい。

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