富山駅到着…(2023.12.25)

「北陸新幹線」というモノが在る。東京から上信越を抜けて北陸地方に至り、大阪へ向かうという計画の路線である。

「東北新幹線」、「上越新幹線」の一部と連結する形で長野迄の新幹線が開通したのが1997年であるそうだ。その後、金沢までの区間は2015年に開通している。そして2023年、今年になって金沢の先、敦賀迄が開通するということになっていて、一寸話題になっていると思う。

振り返ってみると、学生時代に長野県内へ足を踏み入れた記憶が在るが、当時は所謂「長野新幹線」も開通していなかった。1990年代に舞鶴を訪ねようとした際、新潟から列車で敦賀に至って列車を乗換えた記憶が在る。他に2012年だったが、列車を乗り継いで稚内から青森に至り、青森から特急「日本海」に乗車して京都へ移動しようとしたことが在った。あの時、列車が雪で数時間も遅れ、金沢駅で特急<サンダーバード>に乗換えるように案内が在ったということが在った。

そういうように富山県や石川県を列車で通過したという記憶は在る。が、「駅に着いて街に出る」ということは全くやっていない。そこで、所謂「長野新幹線」の時代から現在まで、全く乗車経験が無い北陸新幹線の列車で富山を訪ねてみようかというようなことを思い付いた。

「思い付いた」としたが、少なくとも2015年に金沢迄の新幹線が開通して「北陸新幹線」という呼び方が登場した後から、新しい列車に乗って北陸地方を訪ねたいという希望は在った。「機会が在れば」とは言うが、こういうような何かをする“機会”というのは「在れば」ではなく「設ける」という筋合いのモノなのだと思う。今般、漸く「機会を設ける」ということが叶った。

余り詳しく考えず、「鉄道網の要」のようになっている大宮に至れば、様々な列車を利用する機会を設けられそうだと思い、今般は旭川空港から羽田空港へ飛んだ後に大宮へ向かった。そして「大宮・富山」で「北陸新幹線」の<かがやき>に乗車したのだ。

↓1時間40分程度の乗車で、列車は富山駅に到った。
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↑全席指定で、列車の最後尾の1号車に乗った。後ろから下車し、列車が混んでいて少しだけ窮屈だった関係で、身体を少々伸ばしながら「ここまで運んでくれて有難う!」と車輛を眺めていた。

↓そのうちに列車は金沢駅を目指して発車した。それを何となく見送った。長野駅迄はJR東日本の乗務員で、そこから先はJR西日本の乗務員だった。富山駅はJR西日本の駅ということになる。
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↑夕刻の移動で、現在の時季であれば、乗車中は寧ろ暗く、窓の外は見え悪い感じではあった。

↓こんなモノを見て実感する。富山駅だ…
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↓新幹線の富山駅に着いた!
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こうして富山の地を漸く踏んだのである。少し感慨が沸き起こる。

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