8時24分に金沢駅に着き、改札口を出てみた。8時29分に福井行の列車が出るのだが、その次は9時30分に福井行が出て、列車は9時8分に着く列車の折り返しなので、9時15分頃にでもホームに出て列車に乗り込んで寛いでいると発車という段取りだ。そういうことにして、一息入れた。一息入れたいことに加えて、金沢駅の外観を少し観たいということも考えなかったのではない。
↓金沢駅は壮麗な感じだ。何やら「大袈裟?」にも感じる程度に大きい。これも新幹線の列車が発着するからなのであろう。
金沢駅で発着している北陸新幹線の列車だが、現在使用されている車輛は「E7/W7系」というモノだ。
JR東日本で新幹線車両に「E〇系」と名付けていて、金沢駅で発着している北陸新幹線の車輛は「7番目の型」なので「E7系」とするとした。車輛はJR西日本でも基本的に同じモノを持つので、JR西日本としては「W」の文字を使い、「W7系」とした訳だ。両方を合わせて「E7/W7系」としている。
「E7/W7系」は12輛編成の列車だ。各車輛は25mの長さだ。高速運転のために独特な形状になっている先頭車は26mで編成の先頭と後尾に連結される。ということは?あの12輛編成の列車は「26m×2輛+25m×10輛=52m+250m」で、302m余りという様子になる。
であれば、駅は「300m以上の列車を覆う屋根等を備えた構造物」ということになる。「300m」だが、これはあの高層ビルの<あべのハルカス>の高さだ。ということは、新幹線の駅は「<あべのハルカス>を横に倒したような幅の建物」ということになる。この長さが「300m」編成の列車の旅客定員は920名余りらしい。勿論、常時満席にはならないが、頻繁に列車が行き交う以上、相当な人数の乗客が毎日のように駅を出入することになる。しかも、新幹線の主要な駅は、街の交通結節点ともなり、近隣のオフィスや学校や、その他街を行き交う多くの人達が通る場所だ。ゆとりの在る造りが求められよう。加えて、多くの人が行き交えば、様々な需要が生じて、それに応えるサービス提供も可能でなければならないであろうし、そこに事業活動の好機を見出す人達という存在も看過出来ないことであろう。
↓金沢駅は、現在はJR西日本と同時にIRいしかわ鉄道の駅ということにもなっている。「金沢駅」の双方に両者のマークが掲出されている。
↑硝子張りな壁面に、辺りを覆う硝子の屋根の鉄骨が映り込んでいて、少し面白い。
↓改札口の辺りに、新幹線の発車時刻表が掲出されていた。
↓在来線の列車の時刻表も在った。
↓蒸気と逆の側へ向かう列車の時刻表も在った。
↓改札を潜ってみると、こういうように発車案内も掲出される。
↑個人的な好みとしては、もう少し多目な本数の列車を御案内願いたいものだ。少し早めに駅に入る性分なのでそう思う。
↓こういうような場所も在った。
↓ホームへ出てみた。
↓こんな駅名の看板が好きだ。
↑「金沢」に関しては「東」も「西」も在るようだ。一寸面白い。
↓521系はJR西日本のモノだ。関西で見掛ける233系とそっくりな外観だ。
↓列車に乗り込んだ。身軽な荷物ながら、棚に上げてしまえば、席がゆったりと使える。
↑この521系電車は「ボタンを押して扉を開閉」という様子だ。
金沢駅での滞在は極短かった。「何時かまた…」と思いながら、もう少し西へ進んだのだった。
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