
↓多少汚れて、落書等も見受けられるコンクリートの壁だ。

↓こういうような具合に置かれている。

↓置かれているモノが、かの「ベルリンの壁」である旨が示されている。

「大阪に“ベルリンの壁”が在る。持って来て置いて在る」というように聞き及んだので探してみたのだった。政治の状況等で、同法が分断され、“壁”まで建てた歴史を伝えようということなのかもしれない。
↓天王寺駅辺りの谷町筋を歩み、脇に入った辺りの寺に「ベルリンの壁」が在る。

辺りでは「韓国の御寺」で通っている様子だ。1969(昭和44)年に在日本朝鮮仏教徒協会の傘下ということになった寺である。朝鮮・韓国の仏教儀礼と伝統儀式を挙行しつつ、朝鮮・韓国・日本の差異を超えて仏教儀式・布教を幅広く行うという活動を続けているようだ。実際、朝鮮半島に由来の人達がこの寺に墓所を設けて御参りをするようなことをしている様子が伺える場所である。
↓長い伝統を有する寺で、貴重な文物も大切に受継がれている。

↓なかなかに味わい深い建物が在る。

↓境内に据えられた仏像も面白い。

↓境内にはこうしたモニュメントも在った。

↑朝鮮半島に由来で、身近な人達との縁が薄い死者を弔うというような活動をしている様子だが、そういう関係でこうしたモニュメントも登場したのだと察した。
↓建物の改修工事の竣工記念ということだが、独特なデザインの大きな瓦がモニュメントになって飾られていた。

↓色々と在るが「分断」という歴史に想いを巡らせる「ベルリンの壁」がさり気なく在るというのは貴重だ。駐車スペースというように利用された辺りの脇に、この「壁」は据えられていた。

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