↓小樽運河に近い辺りに「出抜小路」(でぬきこうじ)が在る。
↓少し凝った外観の小さな建物が幾つも設えられている感じだ。
↑足元辺りの看板に少し惹かれた。
↓奥の左寄りに「BAR」と在る。
↓こちらに立寄ってみる。
↓開店時刻の少し後であったようだが、渋い内装だ。
↓カウンターに在ったモノだ。
↑店名の“リタ”は、ニッカウヰスキーを起こした竹鶴政孝(1894-1979)のパートナーであった女性だ。カウンター上のモノは御夫妻の画を入れている。
本格的なウイスキーの製造方法を学ぶべくスコットランドに渡った竹鶴政孝は、後のリタ夫人に出会う。結婚するために、竹鶴政孝はスコットランド残留ということも思ったらしいが、学んだ知識が紹介されることを待ち望む人達が在る筈だと、一緒に日本へ向かうことをリタ夫人が促したそうだ。
やがて竹鶴政孝は、現在のサントリーの山崎蒸留所を興す仕事に携わったような経過を経て、余市に「大日本果実」という会社を起こす。ウイスキーを造って、市場に出す迄に数年を要することから、リンゴのジュース等を製造販売することを構想して名付けた社名だという。やがて「大日本果実」を略した「日果」から「ニッカ」という名が登場し、「ニッカウヰスキー」というようになって行った。
ニッカウヰスキーの蒸留所を擁する余市と小樽とは、一般に「車で30分位」とされているような感じで、言わば「小樽もニッカウヰスキーの御当地」というようになる。そこで「出抜小路」にこのバーが起こったのだそうだ。
↓余市蒸留所の売店で売られているのみであるという、希少な酒を3種類試すことが叶うということで、それを愉しんだ。
↓こういうような説明が書かれたモノを敷いて、そこに各ウイスキーが登場する。
↑スモーキーでウイスキーらしい感じ、色々な要素が交った芳醇な感じ、爽やかで香りが好い感じと、貯蔵樽の酒類の差異等で味の個性も分かれるというウイスキーの魅力に触れるようなことになった。
↓こういうのは愉しい!
↑札幌に在る<THE NIKKA BAR>にも、幾つかの酒類を比べて飲むというのが在った。が、ここは「余市蒸留所の限定品」でそういうことをしている。非常に面白い!
御店の方と歓談し、3種類の希少なウイスキーを愉しんで引揚げた。「御気に入り」が加わった感である。
↓「夕べの小樽」というのも好い感じだった。
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