↓趣が在る建物だ。1908(明治41)年に竣工と伝わる。
1月に映画を観た。日露戦争の少し後の頃という設定になっている物語で、小樽の街が出て来る。作中、銀行が襲撃されるという騒ぎが描かれる。その映画の画面に登場する銀行というのが、この建物そっくりに再現したセットであったのだという。観た時、「あそこでこんなに派手な映画撮影をしたのか?!」と驚いた。
観た映画というのは『ゴールデンカムイ』である。漫画作品を原案とする映画で、漫画にもこの建物のイメージの画で、襲撃される銀行が表現されているようだ。作者は「日露戦争の少し後位の時代の北海道」ということで、小樽に足を運んで古い建物や、博物館に収蔵されているモノのスケッチをして、作中でそれを活用していたそうだ。
そんな話しも思い出しながら、早朝の静かな堺町通を歩き廻った。
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