小樽で夜を明かし、早朝に散策を愉しんだのだった。
↓堺町通で、見掛ける足を停めて眼を向ける場合が多い建物だ。
↑和風の商家という造りだと思うが、小間物、雑貨を商う商店であったという。1907(明治40)年の建物であるとのことだ。
↓早朝の、御店などが営業する以前の時間帯に、こんな旧い建物の辺りを行き交った人々やモノを想いながら、漫然と歩き廻るというような散策も悪くはない。
↑そう思う反面、カフェとして利用されているという中に入ってみたいという好奇心も沸く。
この場所は、毎度同じようなことを想いながら通り過ぎている気がするのだが、それでも「美しいのでカメラを向けてみたい建物」は素晴らしい。そして、こういう静かな時間帯に動き廻るような場合、X100Fを提げて歩き、気が向くままに使うというような様子が酷く心地好い。このカメラがこういう街並みを撮るのに適しているとも言えると思うが、「街並みが写真を撮るために在るのか?」という気さえしてしまう。
今般、小樽を訪ねてから少し長く時日を経たが、この建物の画を取上げていなかったことに気付いて記事を起こした。
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