随分と広大な地域が含まれる「上川地方」というモノは旭川を核に拡がる。その「上川地方」では様々な種類の米が栽培されている。米飯として消費する米ばかりではなく、もち米や酒米も栽培しているようだ。
「上川地方」や、北海道内の他の地域では、概ね5月中に水田に水を入れて田植えを始める。水が入ったばかりのような水田は美しいと思う。
↓そういう様子を見掛けた。暫し佇んで様子を眺めた。
↑水を入れたばかりのような水田の水面に天が映り込む。
この様子を見て小説の『続 泥流地帯』を思い出した。小学校の教員として勤める弟に対し、「あんちゃん」こと兄は水田の復興に懸命だった。やがて「復興後、初めての収穫」が得られるようになって行く。水田を見掛けたのは、この『続 泥流地帯』のモデルになった「三重団体」と呼び習わされた農地という場所なのだ。
非常に美しいと思ったが、小説を読んでいた関係で心動かされたという面も在った。
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