雨が交り続けていた中で駅から歩き続けていた。加えて小林酒造の敷地も少し広い。着ていた上着と被っていたキャップが濡れて、何処かで少し休みたくなった。
↓そういうように思っていれば「営業中」、「テイクアウト」という喫茶店を示唆するような看板が掲出されている建物に出くわした。
↑これは小林酒造の創業家である小林家の人達が住んでいた経過の在る建物で、<小林家>と呼び習わされている。
小林酒造は1878(明治11)年に札幌で起こり、1900(明治33)年に栗山に移って現在に至っている。その栗山に会社が移った頃、創業家ではこの建物を建てた。そこから長く小林家の人達がこの建物に住んでいた。2013年頃迄は普通に使われていた。文化財として何とか保存しようということになって、2014年から現在のような感じになっているそうだ。地元の栗山町としても、その活用と保存ということに関して検討し、活動をしているようだ。
↓喫茶店に入った。中庭を囲うように建物が建てられているようだ。
新築の頃から120年を超える、少し規模が大きな邸宅である。なかなかに貴重なモノだ。喫茶店になっている部分が在るということで、御邪魔してみたのだった。
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