夕べに…:<旭川やきとりism>(2024.06.10)

夕刻の旭川は俄かに天候が変わって雨迄降ったが、直ぐになかなかに暗くなり切らない中で湿った空気に覆われたというような様子になって行った。急変する天候を警戒して折り畳み傘は持参して夕刻の街へ出た。

想うと、今般は日中の活発な動きを受けて夕刻は宿の居室で早目な時間帯から寛ぐという感じで、夕刻に街に出るような動きはせずに過ごしていた。苦笑いが漏れる程度に健全な過ごし方だった。そういうことも手伝って、「少し勝手知った(つもりになっている)他所」である旭川で、夕刻の街を歩き廻りたかった。

↓馴染んだ御店の看板、それも営業中を示す灯りが点いた状態に出くわすと嬉しい。
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↓建物の地下1階に入っている御店だ。少し勝手知った(つもりになっている)階段をゆっくりと下りる。
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↓「何時もの」という感じな席に着き、<赤霧島>の御湯割りを頂く。
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↑色々と工夫した料理を頂きながら、ポピュラーな本格焼酎をゆったりと啜る感じが凄く好い。

↓山芋と枝豆が御通しとして供された。
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↓本当に豆腐を店内厨房で揚げるという「厚揚げ」だ。カリカリに上がった表面と、フカフカで熱が通った豆腐ということになる。
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↑「手作り厚揚げ」が格別に難しいというのでもないが、豆腐を揚げようということになると、下味を付けた何かを上げた油を使い悪いということも在るので、こういう具合に供している例は少し少ないのかもしれない。何か「微妙な贅沢」という感じだ。

↓鶏精肉の焼鳥である。
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↑良質な鶏肉をこういう具合に焼き上げたモノは美味しい。

↓鶏出汁と昆布出汁とを合わせたスープが供された。こういうモノも好い。
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↓そして「月見つくね」である。タレで味付けしたつくねに卵黄である。
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実は他に「漬けササミ」という串焼も頂いたが、非常に好かったので夢中で頂き、何やら写真は撮らなかった。そんな場合も在る。

↓そしてコレだ。「手羽大根」だ。準備に手が掛かる他方に、好評で直ぐに売り切れるのだという。少し暫く振りに在るので、御願いした。
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↑箸で掴むと身が簡単に取れてしまう程度に柔らかくなるように煮込まれている。少し御無沙汰していた。「おでんの出汁」を連想するような、スッキリと透き通るような出汁で手羽先と大根である。これは頂いて嬉しかった。

↓トマトも頂いた。旭川や周辺の町ではトマトの栽培も少し盛んで、佳いモノが出回るのだという。
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↑トマトの甘味が引き立つような、程々に酸味が利いたドレッシングが掛かっている。タマネギ、ミョウバン、紫蘇というような薬味が入っていて、少し甘いトマトと凄く合う。

↓そして特注したという小さな最中に入ったアイスクリームがデザートということになる。
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何となく、宿から街へ出た時に想定した以上にゆっくりと過ごした。そういう感じが凄く好い。

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