↓列車の中では、こういう具合に荷物を棚に上げてから席に着く。
この棚に上げた荷物を札幌駅のロッカーから回収し、とりあえず改札を潜って乗場に足を運んだ。「間も無く発車します」という放送が流れ、眼前に利用する予定だった自由席の車輌が在ったので、半ば飛び乗るようにして旭川駅へ向かう特急列車に乗込んだ。
特段に飲物を求めたのでもなく、空席を見付けてそこに陣取った。最近、北海道内の特急列車では指定席は車内検札を原則的に行わず―空いていると見受けられる席に乗客がいる場合等に車掌さんが声を掛けるということのようだ―、自由席に関しては乗車券と特急券とを検める。その検札で車掌さんが現れるのを一寸待った。済んでしまうと、居眠りに陥った時間が長かった。
↓何か随分と速く旭川駅に着いたような気分だった。飽く迄も「気分」だ。1時間半弱という何時もの様子に変わりは無かった。
札幌・旭川間の特急列車は、一部に例外も在るのだが、概ね30分毎の運行だ。半ば飛び乗るように乗って、事前に何となく思い描いた列車寄りも30分早く発つ列車に乗ることが叶った。思っていた以上に、旭川に早目に着いたということは確かだ。
↓「ここまで運んでくれて有難う」という感慨のようなモノが沸き起こる中、暫し車輛を眺めてぼんやりとしてしまった。
札幌・旭川間の特急列車のように、1時間半弱の運行時間で列車本数が多いということであれば、「駅で“間に合う!”という感じで気軽に乗込む」ということがし易い自由席は好ましい。
旭川に関しては「勝手知った(つもりになっている)他所」と思う程度に馴染んでいるので、稚内へ引揚げる途次にこうして到着すると、何となく安堵感も拡がる。
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