「モノクロ写真を展示してみる…」と題したこのブログで最初の記事を投稿して、記事が登場したのは「2016年4月23日」であった。
「モノクロ写真を主体に纏めている場を設けていなかった…」と思い至り、このブログを設けてみた。そして「旭橋―夜明け前(2016.04.21)」と題した実質的に初めてのコンテンツも同日に投稿したのだった。
その頃から8年余りが経過した。実質的に初めてのコンテンツが登場して以来、概ね「97ヶ月間」というような期間が経過していることになる。日数にすると「3000日間」というような程度だ。
この期間、このブログへの記事投稿は殆ど毎日のように続き、1日の中で何件も投稿した例も少なくない。それが重なりに重なり、終に記事は「10000件」を超えてしまった。
ブログの記事件数というのは、或る程度の頻度で登校することを続けている間に「何時の間にか積み上っている」というような性質なのだと思う。記事件数の多寡というのは、然程重要であるとも思えない。このブログの場合には、記事に使う「気に入った写真」や「面白い写真」や「美しい写真」が増えることが、加えて写真を撮った場面の情況や、見聞することになった文物に纏わる事柄という記憶の補助になる情報が残ることというような事柄が寧ろ重要である。
記事件数の多寡は重要視はしていない。が、それでも「8年余りで1万件の記事」ということになれば、「1日も休まずに投稿するとして、平均すると毎日のように3件から4件の間の数になる記事」であるので、多少は驚く。
件数が重ねられて1万件にもなっているので、新旧様々なモノを仔細に観て振り返るということもし悪いが、何となく眺めて振り返った。
記事には幾つかの類型が在るような気がする。
類型1):気に入った写真に淡白で短いコメントを添えるようなモノ。
類型2):写真を撮った時の出来事等を振り返る内容の文章を添えるようなモノ。
類型3):写真に撮った文物に纏わる事柄を纏めた内容の文章を添えるようなモノ。
類型4):上記の範疇を外れる、行動の記録のメモという感じ、この記事のようなブログそのものに関連する事柄を論じるようなモノ。
最初から「類型」としたような事柄を設定している訳でもなく、見受けられる記事をその性格、雰囲気で上記のように分類してみたというだけのことである。
当初は「類型1」とした、「気に入った写真に淡白で短いコメント」という調子だったが、次第に「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」、「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」という色彩が濃くなって行ったと思う。
各記事に関しては、別段に必ずこの「類型」に分類しなければならないという必要は無い。ハッキリ言えば、そういうのは無用だ。1万件にも及ぶ記事を綴り続けてしまったということで、初めてこういう分類を試みようとしたに過ぎない。
各記事は記事に使用した写真を撮影した場所を基準に「カテゴリ」で分類している。「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」、「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」という記事だが、何方かと言えば「他地域へ出た場面で撮った写真が入った記事」で目立つ。それは他地域での行動を記録するという気分が高まる、または触れた文物についての記憶の補助となる情報の整理という意図が起こる故なのだと思う。
「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」に関しては、例えば出先の駅で鉄道車輛を眺めているような場面の画が入った記事等でハッキリそういう傾向が強くなっている。列車での移動の前後に取った行動への言及ということが出易くなる。
「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」に関しては、例えば出先の歴史的建造物を眺めているような場面の画が入った記事等でそうした傾向が強くなっている。建造物の来歴や、所縁の市場の人物への言及ということが出易くなる。
数多く在るブログ記事のようなモノを何となく振り返ると「類型」とでも分類したくなる「傾向のようなモノ」は見出せるかもしれない。が、実際には上述した「類型1」、「類型2」、「類型3」というような傾向が1つの記事の中に混在しているというような例も多いのだと思う。
そして「カテゴリ」だが、原則的に国内の都府県別にして、北海道だけは「北海道/〇〇」と北海道内の地域名を付している。他に国外だが、現在時点ではロシアのみである。(ロシア渡航は随分重ねた。現在時点で2019年が最後だ。他の国外諸地域はかなり長く渡航していない…)
「北海道/稚内」はかなり記事件数が多い。地元であって、殆ど毎日のように写真を撮り、同じ場所であろうとも「日が変われば見え方も変わる」と頻繁に写真を使った記事を起こすからである。
「ロシア/サハリン州」は「北海道/稚内」に次いで記事件数が多い。これは2017年4月から2019年3月の期間で、頻繁に訪ねて滞在していて「半ば地元」のような様相だった時期が在るからだ。
「北海道/札幌」と「北海道/旭川」は上記に次いで多い。殆ど定期的に所用で訪れる他、北海道内での移動、または北海道外との往来という中で札幌で写真を撮る、旭川で写真を撮るという機会は存外に多いと言えるかもしれない。
上述以外は「訪ねた回数=写真点数=記事件数」という感じだ。例えば、関西の各府県は「気に入っている訪問先」ということになり、他の各地に比べて記事件数が多い。
関西の各府県の中、「京都府」については、2022年に少々縁が出来て、1年間程度の中で複数回訪れていて、その機会に写真と記事とが増えた経過が在る。そして「大阪府」や「奈良県」も写真と記事が多目だ。
この「カテゴリ」は、未踏であった場所を訪ねる機会を得る、またはこのブログに使い得る写真を持っていなかったという場所で写真を撮ったというような場合、その写真を使う記事を収めるべく新たに設けるようにしている。
この「新設」に関して、都府県の名を冠したモノとしては「福井県」が、北海道内に関しては「北海道/栗山」がそれぞれ最も新しいと思う。
正直、「だから?」というような事柄を延々と書き綴っているかのような気分になる。が、何か続いているこのブログを巡っては、記事件数でも目安にして時々振り返っておくようにしたい。
これからも御近所であれ、何処か「見慣れぬ路の向こうの見知らぬ街」であれ、長い長い道程を往き、カメラを提げて気儘に歩き続けたいというような気分だ。
↓長い長い道程を往くイメージ…敦賀で見掛けた『銀河鉄道999』のモニュメントの画を掲げておきたい。
今後もこのMONOCHROME−モノクローム寫眞は続けると思う。
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