<ガリンコ号III>:第一副港:稚内港(2024.10.17)

↓繋留濠の最奥部側に、余り見掛けない船が繋留されていた。
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↓紋別港からやって来た<ガリンコ号III>だ。
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↓流氷の海を航行するという、少し変わった船だ。
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↑アラスカの冬季には氷が浮かぶような海域で油田開発をするような場面での移動手段の開発というようなことで、流氷の時季に紋別で研究が行われ、「アルキメディアンスクリュー」と名付けられた、半ば氷を砕きながら推進する装置が考案された。研究活動が段落した後、その「アルキメディアンスクリュー」を装備した実験船が紋別に残った。<ガリンコ号>と命名して流氷の海で運航したところ好評を博した。やがて<ガリンコ号II>という、旅客船として使い易い、「アルキメディアンスクリュー」も装備した船を建造した。そして更に多くの旅客が利用出来るように、この<ガリンコ号III>も登場したのだ。

↓メンテナンスを稚内の会社で行うべく廻航されたと聞く。紋別港の大切な船を稚内港で御預りということになる。
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こういうような、少し変わった船が間近で見られるというのも興味深い。

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