早朝の稚内駅を発つ…(2024.12.06)

「6時36分」は「早朝」の範疇ということになるのであろう。個人的には「普通に“朝”」なのだが、一般的な理解に即して「早朝の稚内駅を発つ」というように考えてみる。

この列車に乗り遅れたくはないと、やや早目に起き出して支度を整え、気忙しく駅へ向かう。稚内駅から旭川駅へ南下しようとする場合、この列車を逃すと「次」が酷く後の時間帯になる。列車運行本数が非常に少ない地域なので、そういうことになってしまう。何も考えずに駅へ向かって、現れた列車に何となく乗込む大都市圏の様子が羨ましいと思う場合も在る。

入線の様子を眺めていた列車が乗客を迎え始めたのでホームに出た。
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↑「より」ではない!「へ」なのだ!!旭川駅は259kmも向こうである。

↓キハ261系ディーゼルカーが待機している。
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↑北海道内各地で活躍するこの型の最初期型だ。この型は宗谷線で初めて登場した型ということになる。そういうことなので、稚内では「我が街の特急列車」という存在感、親近感が在る車輛だ。と言って、都市間の移動では、都市間バス、自家用車、更に飛行機ということを考える人達が多数派で、他所へ出掛けることになって、張り切って駅へ券を買いに行くというのは少数派だ。自身は胸を張って、その少数派であると強く主張するのだが。

↓乗務員が乗り込んで前照灯も点いた。
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↓確保した指定席の据えられている車輛に入り込んだ。
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↓身軽に動ける範囲の荷物で移動する。
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↓暫し御世話になる座席だ。
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↓出掛けない日でも朝食に摘まむようなおにぎりを駅ビルのコンビニで求めた。
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↓茶のボトルでも開けようとしていれば「発車します。閉まる扉に御注意ください」で列車が動き始めた。
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何度となくこの列車で他地域に出ている。が、何度乗っても、何か心弾む。所用に出るのだが、出る場面では、大変に気に入っている列車の旅を愉しみたい。

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