奈良井宿高札場…(2024.12.28)

↓宿場町とでも言えば、こういうモノが登場する。
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↑モノは再現されたモノであるようだ。

↓少し長い期間に順次出ていた通達のようなモノが高札場に掲示されている。
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↑上のモノは1710年頃で、下のモノは1680年頃という言号が入っている。が、「成瀬隼人正」や「竹腰山城守」という名は共通している。

「隼人正」や「山城守」は朝廷の官職を起源とする呼び方だ。立場が在る武士は、対外的にこの「隼人正」や「山城守」というような呼称を名乗った。そして親の代から子の代、更に先迄こういうのが受継がれていたという場合も在るようだ。「成瀬隼人正」や「竹腰山城守」という名はそういうのに該当するのであろう。1680年頃の人の子か孫、或いは養子が1710年頃に受継いだ同じ名を名乗っていたのであろう。

この種のモノを眺めると、一寸面白いことに気付く場合も在る。

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