<Peace>…(2025.01.03)

道中、各地の様々な御店で煙草を求めて持ち歩く。敢えて各地で煙草を求めるのは、訪ねた各地への感謝の意を表して煙草税を納めておきたいというような事も在る。

↓尼崎の宿の部屋で引っ張り出したのは、時々欲しくなって求める伝統的銘柄の箱だ。
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↑何時の頃からか「文字」が多い。「20歳未満の者の喫煙は、報位置で禁じられています」で始まって以下にマダマダ続く。こういうのを最後迄読んで、憶えているという方は巷に在るのだろうか。こういうのは「文字」であって「言葉」ではないと思う。

↓煙草の箱と気に入ったライターとを並べるか重ねるかで、気が向いた時に煙草を点ける。それで善い。<Peace>は「煙草を点けて談笑するような平和な時間」という趣旨の命名だった筈だ。
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↑「文字」が溢れる。判らないとでも言えば白眼視だ。何事かを口にすれば言葉数が多いと訳も無く黙らせられる。「文字」はとりあえず溢れるのだが、「言葉」が伝わらないような気がする。

↓色々と想い巡らせながら、<Peace>を燻らせる時間を設けることが出来た日だった。
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或る時、「動きたくない」、「動けない」とでも思い付いた時、<Peace>と気に入ったライターを手に「とりあえず、一寸だけ一服」ということにしてみたいものだというように、何か強く思った。

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