進行方向の右側、運転士さんの直ぐ後ろの座席の背中が見える席が空いていたので着席した。
↓眼前の座席の背中が気になり、何気なく提げていたカメラを使った。

↑停車する迄、車内を立ち歩かないように呼び掛けるステッカーが3枚も貼り付けられている。他に飲酒運転を止めるように呼び掛けているモノも在った。
「同趣旨のステッカーを何枚も?」と思った。1枚は漠然と「お願い」で、他の2枚はステッカーを掲出する団体の名が在る。「日本バス協会」と「東京バス協会」である。少し首を傾げた。
「日本バス協会」は全国のバス事業者が加入している団体だ。稚内の市内線を運行している会社も会員だ。対して「東京バス協会」である。これは東京のバス事業者が加入する団体で、稚内の市内線を運行している会社は加入していない。それでもステッカーが在る。
「東京バス協会」のステッカーが不思議であったが、恐らくは東京で使用されていた車輛が中古で稚内にやって来て運用されているということなのだと思う。首都圏等からやって来た方が「稚内のバスが近所のバスと同じ外観?」と驚いている場合が在る。外装はそのままで、社名が書かれている箇所のような一部にだけ手を加えているので「同じ外観?」になるのだと思う。
大都市圏で少し使った車輛が地方に流れる例は珍しくないのだと思うが、何気ない車内のステッカーでそういうことが明らかになる訳である。
普通にバスで移動しただけなのだが、朝から少し興味深かった。
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