
↑ホームに下りて、列車の後尾側に歩を進め、一息入れながら車輛を眺めた。721系電車だ。
朝、札幌駅から新札幌駅へ移動しようと千歳線の列車が出ているホームに上った。眼前に新千歳空港行の快速列車が待機中だ。未だ乗れると思い、歩を進めて空いている扉を潜って車内に入った。
721系電車では、各車輛にデッキ状の箇所が3箇所在って、クロスシートが並ぶ客室が2つ設けられている。そのデッキ状の箇所に足を踏み入れた。漸く入り込んだという感じだった。空港へ向かう列車なので、大き目な荷物を持った国内外の旅行者で溢れていた。
乗込んだのは進行方向右側の扉であった。新札幌駅で下車する際には進行方向左側の扉が開く。乗客達や彼らの荷物が一杯で進み悪いように見受けられた。右側の扉の傍に立っていた。
そして驚いたのだが、腰より少し低い程度の高さに、小さ目なキャリーケースが床にでも置いているような感じで横になって置かれていた。不思議だと思ったが、かなり大きなキャリーケースの上にそうやって置いているのだ。荷物の主は、互いに英語で話している、御夫妻と3人の児童達という御一行と見受けられたが、彼らの荷物で左側扉へ進む通路は完全に塞がれていた。
721系電車は客室に座って乗車という時は快適だが、乗客が多い時は窮屈だ。そして身動きし悪い程度の混雑度だ。と言って、札幌駅から新札幌駅は10分を少し切るというような乗車だ。それでも通路が荷物で塞がれているのでは下車出来ない。
間も無く列車が新新札幌駅に着く時に「Excuse me. I shall go out...」と声を出した。通り道をふさいでいた荷物の主が、それらを何とか動かしてくれたので何とか通り抜けられた。「Thanks!」と言って下車した。
↓そういうような様子だったので、ホームに佇んで一息入れたくなったのだ。そうやっていれば、列車は先を目指して動き始めた。

↓朝なので新千歳空港へ向かう人達が多かったのだと見受けられた。そういう時間帯、この721系電車は少し不便かもしれない。

721系電車は少し数が減っているというように聞くが、それでも未だ存外に出くわす機会は多い気がする。
この記事へのコメント