
↑古くからの店舗を閉めて暫く経ち、建物の解体が行われた。その解体で登場した空地は駐車スペースに使われているような感も在った。偶々、そういう利用も見受けられず、空地が古いアーケードから覗く感じだ。
↓<КАНЭКО>(かねこ)とロシア語のアルファベットで、ここに在った御店の名が記されている。

↑30年程も前だ。ロシア船員が街で目立っていた。そんな頃、彼らが立寄って買物をするということが在っても好いかもしれないと看板を設けてみたのだという。看板を設けて、ロシア船員が多く見受けられるようになったというのでもない。そのうちに御店の入れ替わりや閉店も目立つようになり、アーケードにロシア語のアルファベットが何となく残っているというようになった。結局、古くからの建物や構造物の様子が変わっても、古い看板が取り残されたようになっている例が在ると思う。そういう感じだ。
この場所が空地になって、未だ然程の時日は経っていないように思う。空地の奥には、ビルが取り壊されて駐車場となった箇所が見える。更に奥には市内線の路線バスも走っている道路が在り、建設工事が進んでいる市庁舎の現場―壁を覆うようなモノ―が見えている。ストンと一区画が駐車場的な様相である。
この辺りも如何いうような感じになって行くのであろうか。
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