戯れに「別宅」と呼ぶ場合も在るような、非常に馴染んでいる旭川の宿で、大き目なサイズの部屋着を拝借し、それを着用で寛ぎ、「後は何時でも御随意に御休み頂いて構いません」という状態に在る。こういうのは好い。
「時間が出来た」という状況下で旭川を往復する列車の券を入手し、滞在している宿を確保した。で、何をしようというのか?何をしようというのでもない。能率や効果というような考え方に背を向けてしまうような「いい加減さ」で、「少しばかり勝手を知った(つもりになっている)他所」で、「住んでいる場合に予定が定かでもない休日を過ごす」という気分で過ごすことにしたのだ。
過日、所用で出掛けた際、列車の運休で代行バスが運行され、それを利用した。そういうことが在って、何か酷く「列車に乗りたい」という想いが強まった。「時間が出来た」という中、その想いを遂げようと列車に乗ることにしたのだ。
朝の稚内駅で、何時もの時間に何時もの車輛が現れ、「行ってきます!」と改札口で切符を提示し、乗場に歩を進めて列車に乗込んで旭川へ向かうというような「当たり前」が、何やら凄く有難いと思った。
そして旭川に着き、北鎮記念館を見学し、スタルヒン投手の銅像を眺め、北海道護国神社を参拝した。「護国神社」という停留所迄、旭川駅でバスに乗って移動したのだったが、復路はフラフラと旭川駅、更に傍の宿迄歩いた。
平和通買物公園の7条に<シンカイ>という喫茶店が在る。そこに立寄った。「護国神社からここ迄、歩いた」とでも言えば“ネタ”のようになったが、実によく歩いた。珈琲とアイリッシュウィスキーをゆったりと頂き、更に歩いた訳だ。
宿でゆったりして、暗くなってから<山頭火>に足を運んで夕食にラーメンを頂いてしまった。
色々なことは追ってブログに綴ろうと思う。こういうような「休日」を敢えて出先で過ごすのも時には好い。
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