↓何気なく歩を停めて見上げた。既に眼に馴染んだ眺めに安堵感のようなモノを覚える。

所用で出た際に列車が運休で代行バスを利用した経過が在ったことから、列車に何となく乗りたかった。それだけのことで、出来てしまった時間を利用して列車で旭川に入った。北鎮記念館の資料展示を見学し、地元に所縁が深いスタルヒン投手の像を観て、北海道護国神社に参拝し、<喫茶シンカイ>という御店で珈琲とウイスキーを頂いて寛ぎ、そして宿に入り、やがて夕食である。「多少勝手知った(つもりになっている)他所」というように呼んでいる旭川で、「予定らしい予定のない休日を過ごす住民」という雰囲気で過ごしていたかもしれない。
思い付きでこういうようなことをするのも悪くないかもしれない。そんなことを想いながら、見上げた側へゆっくりと歩を進めた。
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