Web写真展 『浦塩斯徳2018』 / 2024/12/02 ~ 2024/12/23

「京都写真美術館」というギャラリーWeb写真展については、単純に写真をウェブ上で展示数場を設けるという意味では、存外に利用し易いことを知り、これまでに何度か利用している。

偶々だが、2018年にウラジオストクを訪ねた際の写真というモノを眼に留めた。ロシアやソ連の歴史を学んだという経過が在る個人として、様々な想いで立寄り、気に入ってしまって、訪れやすい状況に在ったことから繰り返し訪ねたウラジオストクの多々ある画を、少し纏めて公開してみたいというようなことを思い付いた。

ウラジオストク港に関して、嘗ては福井県の敦賀港と定期航路が運行されていて、「シベリア鉄道を経る経路」というようなことで、日本と欧州とを結ぶ要であったという経過に触れたということも在った。「浦塩斯徳」という標記は、そういう「敦賀港から海を渡って、着いた辺りから列車に乗って遠い欧州を目指す」ということが盛んに行われたような頃に用いられたようだ。

そういう中、偶々訪ねる機会が在ったウラジオストクの2018年の様子というのが酷く懐かしかった。

そんなことで、今般はWeb写真展の開催を思い付いた。思い付きを素早く現実のモノにしてみようとした。諸般の事情で往来し悪いということにもなっている地域である。少し以前の画ではあるが、存外に面白いモノであるかもしれないと思い付いたのだ。

↓これがその写真展である!
>>Web写真展 『浦塩斯徳2018』

20枚の写真:20ヶ月間続く「3桁件/月」の記事という情況から…(2024.10.23)

この記事は少し文字数が嵩んでしまうように思う。読者諸賢に御覧頂きたい内容であると同時に「自身に向けた備忘録」という要素も色濃い記事になると思う。

パソコンでこのブログを見る場合、左側の少し下側に「アーカイブ」というモノが表示される。「20XX年XX月(XX)」と月毎の記事件数が示される。毎月の数が表示されてそれが延々と並んでいる。

2023年4月にこの部分に注目してしまったという経過が在った。「3桁件/月」の記事という情況が目立つようになったということに気付いたのだ。そんなことが在ったが、何気なくその「アーカイブ」という欄を見て気付いた。「2023年3月」から「2024年10月」(=今月)に至る迄の「20ヶ月間」に亘って、その「3桁件/月」の記事という情況が続いていたのだ。

「3桁件/月」の記事ということは、1ヶ月間を30日間と考えた場合、「1日平均3件」で「90件/月」となり、それに少し上乗せされると「100件以上/月」に到達するということになる。こういうのは、別段に目標を設定して取組んでいるというのでもない。或る程度、頻繁に写真を撮って記事化する「定番」というようなモノが定着し、それよりも少し登場頻度が低い「準定番」というようなモノも出来上がると、「1日平均3件プラスアルファ」程度の写真や記事は然程意識せずとも出るかもしれない。何処かへ出掛けた場合に綴る「日誌」に類する内容というような写真が無い記事も交じってはいるが、全体の中では然程の分量でもない。結局、2016年4月の初めての記事で綴ったとおりに「モノクロ写真を展示してみる」ということを続けている。

或る程度、頻繁に写真を撮って記事化する「定番」というようなモノが幾つか在る。

「朝に…」という題を冠する場合が殆どだが、稚内駅前に在る日付と時刻、気温と風速を表示するモノを入れた画が入った記事で、主に朝の時間帯に辺りを通った際に何となく写真を撮り、それを使って綴る記事だ。稚内に関しては、他地域の気象関係の話題とは「無関係?」というような様相を呈している場合が多く見受けられる。他所で酷暑というような時季には程々である場合が殆どである。他所で普通な暑さという感じでも、この辺では「酷い!」と言っているというのも在る。冬季の寒さに関しても、他所の厳しい低温よりも少し緩い程度である場合も多い。他方で、強風の故に雪が降るというよりも「吹き荒れる」という様相、天から地へ雪が落ちるのではなく、右から左や左から右へと粉雪が風に舞ってしまうという様子も多い。稚内は本州方面とは遠く隔たっているが、北海道内の他地域との間にしても、距離としては例えば「東海地域と関西地域」、「関東と東北南部」というような次元の離れ方をしている。そういう状況の故に見受けられる独特さに関して、記録しながら伝えるというのは面白いと考えている。

「夕べに…」という題を冠する記事も多い。これは日頃の寛いだ感じを記録したモノだ。御近所で夕食を摂るような場面に何気なく写真を撮り、それを使った記事を綴る。御近所に留まらず、出先での様子も似たような要領で綴ることが出来る。

「稚内港北防波堤ドーム…」という題を冠した記事も多い。が、写真撮影が天候次第になるので、上述の「本当の定番」よりもやや頻度は落ちる。これは主に早朝に御近所を散策するという場面での、稚内港北防波堤ドームの屋蓋が見える海岸での風景という画を使っている。稚内の非常に気に入っている風景を、様々な季節に撮影するということになる。

他に「洗濯を終えた…」というような感じのモノが見受けられる。これはコインランドリーで洗った衣類を何となく写真に撮るというモノだ。こういうのはジーンズのような、使って洗うことを繰り返す中で、眼に見えて「使用感」が増すジーンズのようなモノを撮るのが面白いので続けている。が、それに留まらず、Tシャツの画等も撮る。こういうことをしていると「アレの頃に気に入っていたモノ」というような記録が出来て、個人的に面白い。

こういうような感じが「定番」、或いは「準定番」というように呼び得るのだと思う。これらに、その時々に見た様々なモノの画が加わって記事が多々綴られるというようなことになっている。

そういうことで「100件以上/月」というブログ記事が登場している。それが「20ヶ月間」、「1年半以上」も連続しているのだ。

「2023年3月」にその「3桁件/月」または「100件以上/月」という状態になった。

↓終盤は春めくが、序盤は冬の雰囲気が残るのが3月だ。
04-03-2023 X-Pro2 (21)
↑札幌へ出た際に見た路面電車だ。(2023.03.04)

「2023年4月」は関西方面へ出る機会が在った。

↓桜を観る機会が在ったのは嬉しかった。
03-04-2023 X-Pro2 (93)
↑この年は桜が早かった。そういう中、琵琶湖の北側の長浜は桜が好い状態だったのが強く記憶に残る。湖を渡る冷たい風で、花が冷蔵庫に入っているかのように長持ちするらしい。(2023.04.03)

「2023年5月」は所用で出掛ける場面が在った。

↓小樽へ足を延ばしたのだった。
14-05-2023 X-Pro2 (46)
↑小樽運河傍で見た八重桜が記憶に残る。(2023.05.14)

「2023年6月」には礼文島を訪ねた。

↓香深港を起点に礼文島を歩き廻ってみた。時には好いものだ。
to land on Rebun on 25-06-2023 X-Pro2 (54)
↑長いトンネルを抜けて島の西側に足を運び、地蔵岩を眺めた。(2023.06.25)

「2023年7月」は何やら暑かった記憶が在る。所用で他地域へ出ていた。

↓札幌で初めて立寄ることが叶った場所だった。
23-07-2023 X-Pro2 (106)
↑モエレ沼公園の<ガラスのピラミッド>である。(2023.07.23)

「2023年8月」も少し暑かったように思う。

↓少し変わった様子だ。
24-08-2023 X100F (12)
↑コンビニの冷蔵庫でガラスが結露していたのを見て驚いた。(2023.08.24)

「2023年9月」は月末に他地域へ出たが、穏やかに概ね稚内に在った感だ。

↓「その辺を歩き廻る」という中で出くわす光景も好いと思う。
06-09-2023 X100F (11)
↑稚内港の繋留濠である第一副港の辺りだ。(2023.09.06)

「2023年10月」は月の冒頭部に他地域へ出る機会が在った。

↓小樽へ足を延ばした。
01-10-2023 X-Pro2 (167)
↑夏季の間の飾りが未だ残っていたのが記憶に残る。(2023.10.01)

「2023年11月」については、月の初めに他地域へ出た他、急速に寒さが増して行った記憶が在る。

↓美瑛を訪ねる機会が在った。
04-11-2023 X-Pro2 (76)
↑青い池のライトアップである。(2023.11.04)

「2023年12月」は時間を設けて各地を随意に歩き廻るようなこともしていた。

↓「初めて」というような場所を色々と訪ねる機会を設けられたことが好かった。画は敦賀だ。
27-12-2023 X100F (78)
↑『銀河鉄道999』のイメージの像が色々と在った。この「ガラスのクレア」が記憶に残る。(2023.12.27)

「2024年1月」には冒頭に出先から戻ったが、以降は冬の様子が色濃くなる稚内で過ごしていた。

↓「冬らしい」という様子が見受けられるのが1月だと思う。
23-01-2024 X100F (4)
↑降っているのか、風に舞う雪が吹き付けるのか判然としないような様子だ。(2024.01.23)

「2024年2月」も他地域へ出る機会が在った。

↓他地域との往来は列車を利用する場合が多い。
17-02-2024 evening X100F (9)
↑夜に旭川駅へ着いた時の様子だ。(2024.02.17)

「2024年3月」は特段に出る場面は無かった。

↓稚内の3月頃は「冬の残滓」と「早春の先駆け」とが交差するような様子だと思う。
14-03-2024 X100F (2)
↑路面が凍て付くような場合も見受けられる3月である。(2024.03.14)

「2024年4月」は他地域へ出る場面が在った。

↓この時は小樽に足を延ばして1泊した。
13-04-2024 X-Pro2 vol02 (65)
↑旧小樽商工会議所の建物を利用した宿に滞在したことが強く記憶に残る。(2024.04.13)

「2024年5月」は「敢えて少し遅れた連休」と号して時間を設けて一寸出掛けた。

↓日頃は余り立寄らないような辺りを含めて動き回るのが凄く愉しかったことを覚えている。
13-05-2024 X-Pro2 (10)
↑栗山町へ足を延ばした。酒造会社の様子が興味深かった。(2024.05.13)

「2024年6月」は他地域への出たが、稚内でも少し記憶に強く残る様子が見受けられた。

↓こういう様子が見受けられ、少し驚く。
04-06-2024 X100F (4)
↑稚内市立図書館の傍だ。(2024.06.04)

「2024年7月」は稚内で過ごしていた。

↓カメラを提げて街を歩き、何となく写真を撮るというのも悪くない。
18-07-2024 X100F (16)
↑時々眺めてしまう旧い建物である。

「2024年8月」も他地域へ出た。

↓この時は美瑛へ足を延ばした。
03-08-2024 X-Pro2 (51)
↑<四季彩の丘>である。(2024.08.03)

「2024年9月」は久々の新機材の入手が記憶に残る。

新機材の画角を活かした画だと思う。
06-09-2024 early morning X-Pro2 (4)
↑稚内港北防波堤ドームだ。(2024.09.06)

「2024年10月」も他地域へ出ている。

↓小樽にも足を延ばした。
06-10-2024 X-Pro2 (68)
↑灯油ランプを点すという作業の場面を見学したのだった。(2024.10.06)

「2023年3月」から「2024年10月」(=今月)に至る迄の「20ヶ月間」に亘って、「3桁件/月」の記事という情況が続いている。ということで、何となく「各月1枚」の画を択んで20ヶ月間を振り返ってみた。「各月1枚」を択ぶというのも、「何となく…」で素早く択んでしまわなければ、なかなか決められなくなってしまう。そこで手早く纏めたのだった。それでも「好んで撮る感じの傾向のようなモノ」が何となく解るような具合に纏まった気はする。

ハッキリ言って、「20ヶ月間に亘って“3桁件/月”の記事という情況が続いている」として、「だから??」という程度のことではあると思う。が、それはそれとして「これまでの歩み」として、少しばかり記憶の隅に留めておきたいと感じたのだ。感じたままに綴るということが、このブログのような「随意に綴る」という性質のモノが存在する理由であるというようにも思う。

特段に、例えば「3桁件/月」の記事という数値目標的なことは定めないが、このブログは気が向くままに続けると思う。と言うより、写真を撮るのが愉しく、集まった画を少しだけ整理して展示という、このブログを綴るという営為が単純に面白いので、続けてみたいのだ。

新機材:XF16-80mmF4…(2024.09.07)

「写真を撮る道具」=機材を入手した経過に関して列記してみる。

2017年9月に<X100F>を入手した。

2018年9月には<X-Pro2>本体、併せてXF10-24mmF4とXF50mmF2を入手した。

2018年12月にはXF35mmF2を入手した。

2019年12月にはXF16mmF2.8を入手した。

2022年10月にはTTArtisan 25mm F2を入手した。

「単焦点レンズでの写真…」と<X100F>を入手し、1年程を経てから今度は「少し違う画角?」と<X-Pro2>本体と2本のレンズを入手している。以降、3本のレンズを追加した。カメラ本体は「後継機」や、「後継機の後継機」も登場している中で「使い続ける!」という様子で、計5本のレンズは入手したモノを各々に使い続けている。多数の機材を保有しているということなのか、少数に留まっているのか、自身では少し判断し難い。

2017年から2019年迄で順次機材を追加し、以降は2022年に思い付いて追加で、他には「写真を撮る道具」=機材は入手していなかった。「これが好さそう?」は色々と耳目に触れたのだが、結局「間に合っています…」で現有のモノを使い続けている。

↓それでも新しいズームレンズが長くきになっていて、終に入手に至ってしまった。XF16-80mmF4である。<X-Pro2>に装着して使い始めている。
07-09-2024 X100F (3)
↑札幌に出た場面で、<X100F>を使ってモノの画を撮った。ズームの焦点距離の目安として「16mm」、「23mm」、「35mm」、「50mm」、「80mm」という目盛が在るのが判る。

「23mm」は多用している<X100F>に備えられたレンズの焦点距離だ。「16mm」、「35mm」、「50mm」は単焦点レンズを使用している。「16mm」と「23mm」とは「10‐24mm」の広角ズームにも含まれる焦点距離だ。要はXF16-80mmF4については、「望遠域以外は既知の焦点距離」である。ということは、「自身がこれまでに撮って来たような写真」は「この1本」でかなりの割合で撮ることも出来そうである。

本体は通販で求めて届いていて、札幌に出てレンズを保護するフィルターと、カメラから外して持ち歩く場合のポーチを求めた。序でに<X-Pro2>の本体ストラップに年季が入り過ぎて使い心地が悪くなったので、新しいモノも求めた。

↓新しいストラップを着けた様子が判る画も撮っておいた。
07-09-2024 X100F (2)

既にこの新たなズームレンズは試用、または慣熟運用を始めている。

(>>こちらで新しいレンズで撮った画が入る記事を御覧頂ける。)

新たなズームレンズで撮った画を幾分挙げておく。

↓必ずしも多用していない望遠域で稚内港北防波堤ドームを撮った。
05-09-2024 early morning X-Pro2 (1)

↓早朝に<X100F>を提げて歩き廻る時と似たような画も撮れる。
05-09-2024 early morning X-Pro2 (23)

↓望遠寄りの焦点域も色々と活用出来そうだ。
06-09-2024 X-Pro2 (30)

↓これも望遠域の活用だ。
06-09-2024 X-Pro2 (13)

↓こういうようなモノは色々な焦点域で連写するのが面白い。
07-09-2024 X-Pro2 (34)

↓F4であれば、多少暗い感じでも意外に撮り易いかもしれない。広角ズームで経験していることでもあるが。
06-09-2024 night X-Pro2 (6)

↓<X100F>より嵩張るが、テーブルでも使える。
07-09-2024 eveninf X-Pro2 (30)

↓広角域でズームを使うということも出来る。
07-09-2024 eveninf X-Pro2 (36)

これまでに持っている各種レンズでやっていた事柄の多くが「この1本…」というようにもなった。何か凄い。縁ずの描写性というようなことでもなく、画角の故に「写真が変わる」というようなことも起こるかもしれない。何れにしても「こちら」で新たなレンズによる画を御覧頂ける。

少し久し振りに「新機材」という一件だった。

《新品》 FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR [ Lens | 交換レンズ ]【KK9N0D18P】


Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

京都写真美術館「Web写真展」は、過去にも利用した経過が在る。写真を販売するのでもなく、展示のみであれば、ハードルは低い。

今般、「Web写真展」に「空き」が在るので「より利用し易い?」と思い付いて問い合わせると、拙作Web写真展を素早く開催することが叶った。大感謝である!

↓8月10日から始まったWeb写真展である。御愉しみ頂ければ幸甚だ。カラー写真である。
Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

「地元(稚内)に不在らしい?」ということにでもなれば「美瑛に居る?」という冗談が出た。実際、毎年のように美瑛を訪れてしまっていると思う。年に複数回に及ぶという場合も在る。

美瑛でも他の何処でも「景色が好い場所」には「よく知られている感じ」というような画が在るように思う。が、その画と同じような感じという様子には意外に出会えない。そして各人が各々に訪ねた際、「各々が観た様子」に出会う。その「各々が観た様子」が尊いのだと思う。これは何度も美瑛に立寄った中で考えるようになったことでもある。

その「各々が観た様子」に関してだが、同じ場所を観たにしても、季節、天候、時間帯というような状況が異なれば見え方が異なる。そして木々、花、畑の作物というような植物関係のモノが絡まると、同じ場所の見え方も異なる。

そんなことも頭の隅に置きながら、「各々が観た様子」を求めて、終いに何時訪ねて何度目であるのかが頭の中で曖昧になってしまっている程度に美瑛を訪れ、愛用のカメラを提げて動き回っている。極最近ということになる、2024年8月初めの機会に至る迄に随分と「自身」の「各々が観た様子」という画が集まったように思う。

こうした画が集まる中、美瑛やその周辺の文物等に纏わる話題にも触れるようになって来たと思う。そうした話題に纏わる情報も一定程度集積されて来たような気もしている。

美瑛ではモノクロ写真も多々撮っているが、カラーも在る。このカラーの画から気に入ったモノを択んだ。

↓それがこれである。
Web写真展 『美瑛の風景』 / 2024/08/10 ~ 2024/08/31

季節毎、時間帯毎、天候の違いで様々な表情を見せる美瑛である。爽やかで鮮やかな夏季、厳しい寒さの冬季、そういう移ろう季節の狭間と見所は溢れる。酷暑の時季にこそ、各地の皆様にこういう風景を贈りたい。

何時の間にか10000件超え…(2024.07.04)

「モノクロ写真を展示してみる…」と題したこのブログで最初の記事を投稿して、記事が登場したのは「2016年4月23日」であった。

「モノクロ写真を主体に纏めている場を設けていなかった…」と思い至り、このブログを設けてみた。そして「旭橋―夜明け前(2016.04.21)」と題した実質的に初めてのコンテンツも同日に投稿したのだった。

その頃から8年余りが経過した。実質的に初めてのコンテンツが登場して以来、概ね「97ヶ月間」というような期間が経過していることになる。日数にすると「3000日間」というような程度だ。

この期間、このブログへの記事投稿は殆ど毎日のように続き、1日の中で何件も投稿した例も少なくない。それが重なりに重なり、終に記事は「10000件」を超えてしまった。

ブログの記事件数というのは、或る程度の頻度で登校することを続けている間に「何時の間にか積み上っている」というような性質なのだと思う。記事件数の多寡というのは、然程重要であるとも思えない。このブログの場合には、記事に使う「気に入った写真」や「面白い写真」や「美しい写真」が増えることが、加えて写真を撮った場面の情況や、見聞することになった文物に纏わる事柄という記憶の補助になる情報が残ることというような事柄が寧ろ重要である。

記事件数の多寡は重要視はしていない。が、それでも「8年余りで1万件の記事」ということになれば、「1日も休まずに投稿するとして、平均すると毎日のように3件から4件の間の数になる記事」であるので、多少は驚く。

件数が重ねられて1万件にもなっているので、新旧様々なモノを仔細に観て振り返るということもし悪いが、何となく眺めて振り返った。

記事には幾つかの類型が在るような気がする。

類型1):気に入った写真に淡白で短いコメントを添えるようなモノ。

類型2):写真を撮った時の出来事等を振り返る内容の文章を添えるようなモノ。

類型3):写真に撮った文物に纏わる事柄を纏めた内容の文章を添えるようなモノ。

類型4):上記の範疇を外れる、行動の記録のメモという感じ、この記事のようなブログそのものに関連する事柄を論じるようなモノ。

最初から「類型」としたような事柄を設定している訳でもなく、見受けられる記事をその性格、雰囲気で上記のように分類してみたというだけのことである。

当初は「類型1」とした、「気に入った写真に淡白で短いコメント」という調子だったが、次第に「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」、「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」という色彩が濃くなって行ったと思う。

各記事に関しては、別段に必ずこの「類型」に分類しなければならないという必要は無い。ハッキリ言えば、そういうのは無用だ。1万件にも及ぶ記事を綴り続けてしまったということで、初めてこういう分類を試みようとしたに過ぎない。

各記事は記事に使用した写真を撮影した場所を基準に「カテゴリ」で分類している。「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」、「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」という記事だが、何方かと言えば「他地域へ出た場面で撮った写真が入った記事」で目立つ。それは他地域での行動を記録するという気分が高まる、または触れた文物についての記憶の補助となる情報の整理という意図が起こる故なのだと思う。

「類型2」とした「撮った時の出来事等を振り返る」に関しては、例えば出先の駅で鉄道車輛を眺めているような場面の画が入った記事等でハッキリそういう傾向が強くなっている。列車での移動の前後に取った行動への言及ということが出易くなる。

「類型3」とした「撮った文物に纏わる事柄を纏めた」に関しては、例えば出先の歴史的建造物を眺めているような場面の画が入った記事等でそうした傾向が強くなっている。建造物の来歴や、所縁の市場の人物への言及ということが出易くなる。

数多く在るブログ記事のようなモノを何となく振り返ると「類型」とでも分類したくなる「傾向のようなモノ」は見出せるかもしれない。が、実際には上述した「類型1」、「類型2」、「類型3」というような傾向が1つの記事の中に混在しているというような例も多いのだと思う。

そして「カテゴリ」だが、原則的に国内の都府県別にして、北海道だけは「北海道/〇〇」と北海道内の地域名を付している。他に国外だが、現在時点ではロシアのみである。(ロシア渡航は随分重ねた。現在時点で2019年が最後だ。他の国外諸地域はかなり長く渡航していない…)

「北海道/稚内」はかなり記事件数が多い。地元であって、殆ど毎日のように写真を撮り、同じ場所であろうとも「日が変われば見え方も変わる」と頻繁に写真を使った記事を起こすからである。

「ロシア/サハリン州」「北海道/稚内」に次いで記事件数が多い。これは2017年4月から2019年3月の期間で、頻繁に訪ねて滞在していて「半ば地元」のような様相だった時期が在るからだ。

「北海道/札幌」「北海道/旭川」は上記に次いで多い。殆ど定期的に所用で訪れる他、北海道内での移動、または北海道外との往来という中で札幌で写真を撮る旭川で写真を撮るという機会は存外に多いと言えるかもしれない。

上述以外は「訪ねた回数=写真点数=記事件数」という感じだ。例えば、関西の各府県は「気に入っている訪問先」ということになり、他の各地に比べて記事件数が多い。

関西の各府県の中、「京都府」については、2022年に少々縁が出来て、1年間程度の中で複数回訪れていて、その機会に写真と記事とが増えた経過が在る。そして「大阪府」「奈良県」も写真と記事が多目だ。

この「カテゴリ」は、未踏であった場所を訪ねる機会を得る、またはこのブログに使い得る写真を持っていなかったという場所で写真を撮ったというような場合、その写真を使う記事を収めるべく新たに設けるようにしている。

この「新設」に関して、都府県の名を冠したモノとしては「福井県」が、北海道内に関しては「北海道/栗山」がそれぞれ最も新しいと思う。

正直、「だから?」というような事柄を延々と書き綴っているかのような気分になる。が、何か続いているこのブログを巡っては、記事件数でも目安にして時々振り返っておくようにしたい。

これからも御近所であれ、何処か「見慣れぬ路の向こうの見知らぬ街」であれ、長い長い道程を往き、カメラを提げて気儘に歩き続けたいというような気分だ。

↓長い長い道程を往くイメージ…敦賀で見掛けた『銀河鉄道999』のモニュメントの画を掲げておきたい。
27-12-2023 X100F (74)

今後もこのMONOCHROME−モノクローム寫眞は続けると思う。

新しい「カテゴリ」…(2024.05.19)

このブログは、方々で撮った写真と関連の文章を主としている。各記事は、概ね「写真撮影地」ということで「カテゴリ」に分類している。

「カテゴリ」について、国内の分は「都道府県」を基準にした。「〇〇県」というような感じになっている。が、地元であると同時に、大変に広大な北海道に関しては「北海道/〇〇」として、北海道内の地域を特定している。

地元なので凄く写真や記事が多い「北海道/稚内」、所用で訪れる場合が多く、写真や記事が多い「北海道/札幌」、所用に関連した移動の途次というような状況も含めて立寄る機会が多い「北海道/旭川」という突出した存在も見受けられる。他に関しては、何度か訪ねている、または立寄っている時の画を使った記事だ。とりあえず「北海道/〇〇」と記事を起すが、然程件数が増えるでもないと見受けられる各地に関しては「北海道/その他」というようにしている。

この5月、「1週間遅れて“連休”…」と称して、少し時間を設けて出掛けた。その出先で撮った写真を使った記事に関しては、「北海道/その他」というようにしても構わなかったのかもしれないが、敢えてカテゴリを新設した。「北海道/和寒」「北海道/上富良野」「北海道/栗山」という各カテゴリを新設したのだ。

今般、何か「文学紀行」というような感じにもなるような感じで、「北海道/その他」という中に「紛れ込んだ感じ」にしてしまいたくはなかったので、敢えて新しいカテゴリを設けてみた。他のコンテンツを合わせて、御愉しみ頂ければ幸甚である。

「北海道/稚内」=4000…(2024.02.14)

このブログは方々で撮影したモノクロ写真を展示するというような趣旨で始めた。撮影した場所やモノに関すること、撮影した時の様子や行動等を記事に綴っている。この記事に関しては、概ね「写真の撮影地」という基準で“カテゴリ”に分類するようにしている。

「写真の撮影地」という基準で設けるカテゴリだが、概ね「都道府県別」ということにしている。訪ねたことが在る、言葉を換えるとこのブログに掲載すべき写真を撮った経過が在る場所をカテゴリの呼称として挙げている。訪ねた、通り過ぎた経過が在っても、このブログに掲載すべき写真を撮っていない場所、または「未踏の地」のカテゴリは無い。そうしたカテゴリが無い状態であった箇所に関して、写真を撮る機会が生じて、新規にカテゴリを設けて記事を綴って公開するというのも存外に愉しいものだ。

日本国内を離れて撮った写真を使っている分には「ロシア/サハリン州」「ロシア/沿海地方」というのも在るが、これは目下のところ少し例外的だ。“例外的”ということでは「北海道」が在る。広大な北海道の中では、北海道内に住んでいても縁が薄い場所は自ずと在る。他方、幾つかの場所には或る程度の頻度で立寄り、好きなことなので写真も撮り、写真点数や記事も増える。そこで「北海道/〇〇」という体裁で、「北海道内の色々な場所」を挙げている。一部に「分類がやや煩わしい…」として「北海道/その他」いうカテゴリを設定し、そこに纏めてしまっている例も在る。

出先で写真を撮ることを愉しみ、それらを展示したい他方、地元でも日頃から写真を撮っている。そうした写真に関しては「北海道/稚内」というカテゴリに纏めている。

「北海道/稚内」というカテゴリには「稚内で撮った写真を使っている」という基準だけで記事を集めている。辺りを散策した際に観た景色、時に景色が佳い場所に出てみた際に観た様子という辺りから、頻繁に見る稚内駅前の温度計、何気なく撮る近所等の景色、昼食や夕食のテーブルでの料理、愛用している品物や衣類、求めて気に入った土産品の類等々、稚内で撮った画は何でも在る。そういうことを重ねていれば、夥しい件数が何時の間にか積み上る。何時の間にかそれは「4000件」となった。現在時点で、このブログの記事全般の概ね4割3分ということになっている。

「4000件」も積み上ると「最初の記事?」という程度のことを思う。

「北海道/稚内」としての最初の記事は2016年4月23日に出していた。

↓2014年10月11日撮影の画を使っていた。
Wakkanai on OCT 11, 2014 (3)

2016年頃、このブログを始めた年という頃の写真を何となく眺めると少し愉しい。

2016年7月6日の祭の催事という画である。
Port of Wakkanai on JUL 06, 2016 (44)

2017年2月20日撮影の画だが、現在では走っていない、確か外国に輸出したという車輌が稚内駅に現れた様子である。
Wakkanai in evening on FEB 20, 2017 (7)
↑こういうように「或る種の史料」という様相さえ呈する場合も在る訳で、「個人の道楽の写真」というのも一定の価値は在るかもしれない。

このブログを始める何年か前から、P7700というカメラを愛用していた。X100F、X-Pro2を多用する前は専らP7700だった。X100Fを入手した後も暫くはP7700を併用した。P7700を使っていた時期は、カメラに着いているズームレンズの機能を駆使して「望遠側で被写体に寄ってみる」ということも少し頻繁に行っていたかもしれない。

因みにX100Fを入手したのは2017年9月で、X-Pro2を入手したのはその翌年の2018年9月だった。その頃になると、カメラを何となく持って出て、撮る写真をモノクロにする割合が大きくなって行った。そして現在に至っている。

「北海道/稚内」というカテゴリの記事が「4000件」となった。これは「目指していた」ということでもない。「何時の間にか積み上った」ということ以上でも以下でもない。今後も記事はドンドン積上げられるのだと思う。

結局、「何となくカメラを提げて出て、気が向く都度に写真を撮る」という程度のことをするのが愉しいのだ。愉しいから繰り返し、やがて撮った画を展示しようと何事かを綴って記事化する。ただそれだけのことだ。何時迄続くのかは知らないが…

(気付くと)9200件超え…(2024.01.20)

地元であっても、出先であっても、愛用のカメラを提げて何となく外を歩き廻る。随意に動く時間の中であろうと、所用の合間であろうと差異は無い。歩き廻って眼に留まった、面白いと思った様子は写真に撮ってしまう。撮った写真を観て、気に入ったモノを取上げて、少し纏めておこうとブログ記事を綴る。

こういうような営為は長く続いてしまっていて、自身にとって「殆ど唯一の道楽」というような様子になっていると思う。そして、近い将来に止めるというような意図は全く無い。何か、「物理的に可能である」という限り続けてみようかという気にさえなっているかもしれない。

或る時、使っていたカメラで簡単にモノクロ写真を撮ることも可能と気付いて、撮ってみると愉しかった。そういう写真が少し集まって、展示する場が欲しくなり、このブログを2016年4月に始めたのだった。そして2017年9月に<X100F>を入手し、2018年9月には<X-Pro2>も加え(以降に幾分の交換レンズは加わった…)、新たな機材に切替えて行った経過が在るのだが、その中でモノクロ写真を撮る割合が次第に増えた。

<X100F>や、<X-Pro2>には新旧様々なフィルムで撮る画の調子を再現するという「フィルムシミュレーション」という機能が備えられている。その機能で「モノクロフィルムのACROS」というモノが在って、気に入って多用するようになって行った。そのうちに、普段からそのモノクロフィルムの調子で写真を撮り、気が向いた時に「フィルムシミュレーション」を切り替えてカラー写真を撮るというような感じになって行った。何時の間にか、例えば「100枚撮った日に、カラーは15枚で残り85枚がモノクロ」という様子も頻発するようになっていた。

そういうようになると、このブログに画とコメントの記事を綴って掲載する機会が多くなり、記事件数も自ずと増えては行く。こういう営為は「面白いから続けている」という以上でも以下でもない。可能な範囲で出来るようにやっていることで、“背伸び”のような無理をしているのではない。そういうのが続く中で、何時の間にか「X千件」というように記事件数が積み上る。

このブログを2016年4月に始めた頃から、7年が過ぎている。その期間で、記事件数は9200件を超えていた。昨2023年12月、「もう直ぐ9千件?」ということに気付いてはいた。が、特段い話題にしてみるという程のこともせず、放っておくと9200件を超えていたのだった。単純な計算ではあるが、このブログを始めた頃から最近迄の期間で「年間に千件以上」ということで記事を綴ったことになる。「年間に千件」としても「毎日3件弱」という感じだ。

こういうような様子に関して、何か目標のようなモノ―例えば「毎日3件の記事を綴ると年間で千件」というようなことを意識するようなこと…―を持ちながら臨んでこうなった訳ではない。気が向くように、気が済むように記事を綴り続けていれば「何時の間にか」ということでこういう水準になってしまったのだ。

このブログを2016年4月に始めた頃には、その時点で溜まっていたモノクロ写真に関する記事を、気が向くままに綴って出し続けていた。やがて、地元の稚内や、その他の出先で撮った画で気に入ったモノを順次取上げるようになって行ったのだ。

写真を出して何事かを綴って記事化する際、「カテゴリ」を設定した。「写真撮影地の都道府県」という「カテゴリ」を設定することにしてみた。北海道に関しては、「過ぎる程に広い」という様子、「或る程度、頻繁に出入りする複数の地域が在る」ことに鑑み、例えば「北海道/札幌」「北海道/旭川」という具合に「北海道/〇〇」と北海道内の地域名を添える形にした。と言って、然程記事件数が増えるでもない地域の名を取上げてカテゴリを設けるのも際限無いので、「北海道/その他」というカテゴリも設定している。結果的に、北海道内で移動する場面の様子の画が集まるようになっていると思う。

そして「カテゴリ」を設定する際の原則ということにした「写真撮影地の都道府県」という事柄を明らかに逸脱する画が少し増え始めた。国外で活動する機会が多少増えた時期が在り、その際に撮った写真をこちらで記事化し始めた。それらの記事を収めたのが「ロシア/サハリン州」「ロシア/沿海地方」である。これらはサハリンの諸地域やウラジオストクを訪ねた際の画を使った記事を収めた「カテゴリ」だ。

これら以外は概ね「カテゴリ」を設定する際の原則に沿った「写真撮影地の都道府県」ということで設定している。北海道の他に国内には1都2府43県在る。未だそれら全ての「カテゴリ」が設けられているのでもない。「そう言えば訪ねていない…通過した経過も無い…」という場所や、「随分以前に訪ねているが、このブログに掲載する写真が無い」という場所、「列車で通り過ぎた…筈…」または「飛行機で上空を通過した…筈…」という次元の場所も意外に多く在るかもしれない。そういう場所に関しては、訪ねて写真を撮って、綴りたい事柄が生じた段階で「カテゴリ」を新設し、新設した「カテゴリ」に記事を投稿している。

最近、新たに「埼玉県」「富山県」「石川県」「福井県」の各「カテゴリ」が加わった。「石川県」については、移動の途次の金沢駅で撮った画に関する5件の記事を収めたに留まるが、他は「この地域に出会って善かった」と振り返るような内容を含んでいると思う。

「写真撮影地の都道府県」ということで設定している「カテゴリ」の内容も様々であると思う。

具体的には駅や空港等の画ということになる「移動の様子」、移動中に何処かで少し動き廻ったというような「移動の途次の見聞」ということに留まり、記事件数が少な目な例が在る。「宮城県」「岐阜県」「徳島県」がそういう例に相当すると思う。

記事件数が少な目な例として、「数件が何回か繰り返されて現時点の件数に至る」という例も見受けられる。これらには「移動の途次の見聞」というように断定もし悪いような内容が交る。「千葉県」「神奈川県」「三重県」がそういう例に相当すると思う。

更に、やや旧い限られた数の画を掲載する際に設けられた「カテゴリ」で、当該地域を再訪するような機会を設けられず、画や記事が増えていないという例も在る。「北海道/根室」「熊本県」「宮崎県」がそういう例に相当すると思う。

こういう記事件数が少ない「カテゴリ」という例の他方に、記事件数の多さが際立つ「カテゴリ」が見受けられる。

「北海道/稚内」は、地元でさり気なく撮る写真を含むので、記事件数としては圧倒的に多い。これは他地域へ転出するということでもなければ、このまま記事件数が増えるのであろう。

「転出」ということでもないが、一時的にユジノサハリンスクで活動する日が多かった時期が在る。「ロシア/サハリン州」はその時期の画による記事が大半だ。

「北海道/稚内」「ロシア/サハリン州」は、現在時点で「4桁の記事件数」で両者が全記事の56%程度を占めている。

最初に話題にした少し記事件数が少ない「カテゴリ」、記事件数の多さが際立つ「カテゴリ」との間に、各々の積み重ねで現在に至っている様々な「カテゴリ」が在る訳だ。

結局は「多目な回数の訪問」で、「訪問時に随分と写真を撮った」という場所に纏わる「カテゴリ」に記事件数は多くなる。「北海道/〇〇」の中にそれに該当する例が幾分在る。他に「奈良県」「大阪府」「京都府」も該当するであろう。

本当に「何時の間にか」で随分と記事件数が積み上ったブログだが、振り返って以前の記事を見ると、現在では視る機会が少ないモノ、間もなく観られなくなるモノが写っているという「半ば史料?」も見受けられるようになっていて興味深い。が、何と言っても各々の画に在る様子に出くわした場面が生き生きと蘇って愉しい。このブログを綴る、最大にして唯一の理由らしい理由かもしれない。

「出掛けた先」の画…(2023.07.12)

敢えて時間を設けて他地域に出掛ける場合も在れば、何かの所用で他地域に出掛けるということになり「事の序でに…」と少し彷徨う時間を設けるという場合も在るが、何れにしても「出掛ける時は忘れずに」と愛用のカメラは持参する。更に、愛用のカメラに関しては、地元でその辺を動き回る場面でも持参している場合が多い。

出掛けた先でも地元でも、好きなように写真を撮って、長く利用しているウェブギャラリーに収め、収めた写真を使ってブログの記事を起こしている。「泡沫の道楽」というような営為かもしれないのだが、極個人的な次元では「足跡を記録する」という意味は大きい。更に、様々なモノが「旧から新へ」というように移ろう関係上、「そう言えばこうだった…」というような「様子の記録」として、或る時に一定の価値が生じる場合も無いとは言えないような気もする。

長く利用しているウェブギャラリーの中では、「アルバム」という機能を多用する。例えば「XXXX年X月の写真」というように地元で撮った画を纏め、「XXXX年X月X-Y日」と他地域へ出るという動きが在った期間の画を纏めるというようなことが出来る。「アルバム」の中に「纏まり」と考えた画を集めて置くことが叶うのである。

こういう「記録」を見れば、「1月」から「12月」と月毎に地元で撮った画を集めたモノの他、随時生じた機会に「出掛けた先」で写真を撮る機会が「存外に在る」ということに思い至った。

例えば「2022年」である。

3月4日から3月8日の期間で北海道内で出掛けた。

5月7日から5月14日の期間では本州方面に出掛けた。

6月11日から6月14日の期間で北海道内で出掛けた。

7月28日から8月8日の期間では本州方面へ出掛けた。

9月9日から9月13日の期間で北海道内で出掛けた。

12月は予定外に出掛けた場面も生じ、出掛けている日が酷く多かった。12月3日から12月6日の期間12月7日から12月14日の期間12月22日から12月31日の期間と計3回になり、北海道内の他に本州方面を訪ねた場面も在る。

概ね「隔月」で動いていた感じだ。純粋に「出掛けた先」の他、移動時に地元で撮っている画に、上述の各リンクの「アルバム」の中には交っている。

そして「2023年」である。

3月3日から3月7日の期間で北海道内で出掛けた。

4月2日から4月8日の期間では本州方面に出掛けた。

5月13日から5月16日の期間で北海道内で出掛けた。

6月25日には礼文島に日帰りで上陸した。

振り返ると、1月と2月は出掛けていないが、3月以降は毎月動いている感じだ。

「北海道内で出掛けた」という場合、旭川を経ながら札幌へ出るという動きで、その動いている期間の中で名寄美瑛小樽というような辺りへ立寄っている。

「本州方面に出掛けた」という場合、2022年から2023年では京都府奈良県大阪府兵庫県というような辺りが目立つ。少しばかり京都に縁が出来て、何度か訪ねた―2022年に3回と2023年に1回―経過が在って、京都で撮った画や近県で撮った画が多くなっているのだ。他に2022年から2023年では、滋賀県神奈川県愛知県で撮っている画にも気に入ったモノが多い。

飽く迄2022年から2023年で観ているが、「出掛ける先」に関しては些かの偏りも見受けられる。「より広く!未踏地域やブログの記事に供する写真が無い場所を訪ねる…」という希望が強く在る他方で、「多少、勝手知った(つもりになっている)他所で、ドンドン写真を撮りたい」というようなこと、言わば「より深く」ということも希望している。

「より広く!」であれ、「より深く!」であれ、何方でも構わない。結局は「敢えて時間を設けて他地域に出掛ける」にしても「完全に気儘に動く」というのでもなく、「半ば用事…」という傾向も帯びてしまうので、写真を撮るという営為に関しては「事の序でに…」と少し彷徨う場面で行うことになる。そうなれば、何方かと言えば「より深く!」に傾いて行く。「より深く!」という程でもなくとも、「観る都度に違って見える、何となく馴染んだ様子」を繰り返し撮るというような傾向も見えるようになる。

考えてみると「何でも…」という感じで、「出掛けた先」では色々と撮る。

↓名寄では屋外展示の<キマロキ>と呼ばれる、蒸気機関車を使った排雪列車の画を撮った…
11-06-2022 XPro2 (30)

↓移動で使った列車の車輌の画というのも頻繁に撮る。画は旭川駅だ…
07-12-2022 X100F (25)

↓こういうような街並みの画も撮る場合が多い。画は京都だ…
02-08-2022 early morning. X-Pro2 (3)

↓この「玉子サンド」のように、頂いたモノを撮る場面も多い。京都で入った喫茶店で撮っている…
02-08-2022 XPro2 (16)

↓雨の夜のような条件でも写真は撮ってしまう。画は横浜だ…
04-08-2022 evening X100F (6)

↓或る程度知られた有名な風景も撮る…出掛けた先でも早朝から歩き廻ってみる場合が在るのだが、そういう場合にもカメラは提げている。画は京都だ…
24-12-2022 early morning X100F (35)

↓こういう屋内の感じも好きだ。画は大阪だ…
26-12-2022 X-Pro2 (89)

↓時季であれば桜の花のようなモノも撮る。画は琵琶湖畔の長浜だ…
03-04-2023 X-Pro2 (128)

という例のように、様々なモノを随意に撮っている訳だ。これらは記事中の「アルバム」関係のリンクから御覧頂ける他、各々の写真に関連して綴った各記事で御覧頂ける。

何れにせよ、自身にとって「写真を撮る」という営為は「泡沫の道楽」という色彩が濃いものだ。気楽に愉しんで、或る時「そう言えば色々と撮った…」と観て振り返るという具合で「程好い」のかもしれない。今般、不意に「出掛けた先の画?」と、何となく思い、振り返っていたのだった。

(何時の間にかの)8000件超え…(2023.06.10)

趣味で写真を撮り、撮った写真を掲出し、それを撮った時の様子や思ったこと、写っているモノに関連する話題を綴るような、「可能な範囲で出来るように、何となく続ける」という営為は、「面白いから続けている」という以上でも以下でもない事柄だと思う。

こういう営為が少し継続すると、何時の間にか存外に多くの数のモノが記録として残る。が、その残る数に関して“目標”のようなモノを設定するのでもない。「そう言えば“X千件”も積み上っていた…」と気付いて驚くばかりである。

世間では「〇〇のX年」と「周年行事」的なことを重んじるような考え方も在るのだと思う。が、自身はそういう考え方には強く与したいとも思わない。「X年」は、「可能な範囲で出来るように続ける」が重なった“結果”でしかない。特段に「周年行事」的に何かを考えるのでもなく、「可能な範囲で出来るように続けて積み上った何か」が在ればそれで事足りる。そういうことを然程行うのでもなく、「周年行事」的なことで大騒ぎするというのも空疎であろう。

一般論のように、自身ではそういう程度の感覚を有していると思うが、2016年4月23日に思い付いて始めたこのブログに関しては、デジタルカメラでモノクロ写真を撮ってみる機会が増え、「カラーの序でにモノクロも時々撮る」が「モノクロ写真をドンドン撮る合間にカラーを撮る場合も在る」という感じになって行って、撮った写真を掲出すると同時に自身の備忘録的な感覚も入り込んで、止め処無く記事投稿が続いて現在に至っている。

そういうことなので、記事が何千件積上げられようとも「だから?」という程度なのかもしれない。が、同時に「そう言えば“X千件”も積み上っていた…」と驚く感じを排除する、否定するのでもない。そして、そんな必要性も無い筈だ。

↓そういう訳で、過去にも「X千件」というような趣旨の記事を綴った経過が在った。
>>7000件=2022.11.03
>>6666件=2022.08.16
>>6000件=2022.02.20
>>5001件=2021.05.10
>>4504件=2020.10.27

今般、偶々、記事が「8020件」に至っていたことに気付いた。7年間余りの積上げである。これを概ね85ヶ月間と考えれば、月平均で94件から95件程度の記事を送り出したという勘定になる。

月に200件の記事という2022年8月の例が、1ヶ月間の記事数として現時点で最大であると思う。そして“3桁”も散見、或いは続いている場合が在って、他方で40件台から60件台が眼に留まる。こういうのを単純に均せば、月平均で94件から95件程度の記事ということにはなるであろう。

「撮った写真を掲出し、それを撮った時の様子や思ったこと、写っているモノに関連する話題を綴る」ということが、このブログの基礎だが、周縁的な話題等を綴った記事もある。その「周縁的な話題等を綴った記事」は全体の2%足らずと見受けられる。

記事は「写真の撮影地域」を基礎に、カテゴリを設けて整理している。「自身の備忘録」的な観点で考えると、「〇〇を訪ねた時の…」が思い出し易く、なかなかに好いと思う。他方、ブログを閲覧する際にも、所縁が在るか、訪ねてみたいかというような、関心が高い場所の画を見出す場合に便利なのではないかと思う。

多々設けたカテゴリから、記事件数が多目なモノを5つ挙げる。更に、各カテゴリの画の例を挙げておく。

「北海道/稚内」の記事は、地元なので圧倒的に多く、全体の39%程度を占める。地元では「何度も観ていて、観る都度に異なる様子に視える」という気に入った様子や、手近の様々なモノの画を頻繁に撮り、それを使って記事を綴っている。

↓地元ではこういう「何気ないと同時に美しい様子」に出遭う機会も少なくない。
28-05-2023 X100F (5)

↓気に入っている様子は季節を問わずに撮る…
28-01-2023 X100F (32)

「ロシア/サハリン州」の記事は、頻繁に訪れて一定期間滞在していて「半ば地元」というような具合であった時期が在ったことから、全体の16.5%程度を占めている。或いはこの「サハリン時代」というような時期に、「何度も観ていて、観る都度に異なる様子に視える」という気に入った様子や、手近の様々なモノの画を頻繁に撮るという方式を確立したという一面が在ったかもしれない。

↓「殆ど必ず…」という程度にカメラは持って戸外に出て、様々な出くわした様子の画を撮っていた。
27-03-2019 morning (9)

↓気に入った建物が視える辺りには何度も足を運んで写真を撮った。
30-12-2018 morning (18)

「北海道/札幌」の記事は、全体の6.6%程を占める。所用が生じて一定頻度で訪ねる“準地元”とでも呼ぶべき地域だ。更に「育った街」でもある。

↓街の中の凄く気に入っている被写体…
04-03-2023 X100F (15)

↓地下に迄、何やら面白いモノが多く在る。
07-04-2023 X-Pro2 (3)

「京都府」の記事は、全体の4.9%程を占める。各々の伝統を積み重ねた多様な地域が連なっている関西方面は気に入っている訪問先で、このブログに掲出した写真を撮っている期間だけでも何度も京都には寄っていた。が、2022年5月以降は少し御縁が生じ、複数回に亘って立寄っている関係上、少し写真が増えた経過が在る。

↓街角に「一寸面白い…」が存外に多いと思う。
23-12-2022 X100F vol02 (1)

↓そして画になる風景が方々に見受けられる。
30-07-2022 XPro2 (66)

「北海道/旭川」の記事は、全体の4.8%弱を占める。旭川自体を訪ねる場合も在るが、他地域とを往来する往路や復路に立寄るという場合が存外に在って、その分写真を撮る機会も多くなっているのだ。

↓この橋がかなり気に入っている…
04-03-2023 early morning X-Pro2 (17)

↓駅で写真を撮る場面も多い。
13-05-2023 X100F (35)

こうして少しだけ観るだけでも、多彩で数多い画がこのブログには収まっている。記事が多目な5つのカテゴリを挙げてみたが、他にも未だ色々と在る。各カテゴリから、観る方の「御気に入り」が出て来るのであれば嬉しい。

主に国内の都道府県名をカテゴリに関しているが、「無い…」という県が未だ存外に在る。これは、立寄ったか通過した経過が在っても、こちらのブログ向けの写真が無い場合か、全く未踏という場合だ。可能であれば、その「(カテゴリが)無い県」を訪ねてみたいと思う。が、気に入った各地を繰り返し訪ねるような傾向も強く、意外に巧く運ばない。

そういう他方に、何時も「新しい機材が欲しい物欲」は在る。しかし「レンズを買うなら、その分で何処かに出掛けて、現有のレンズを使う方が…」と物欲を抑え込む場合が多い。

こういうような具合だが、今後もこのブログ(=写真を撮ること、それらを撮った時の様子や思ったこと、写っているモノに関連する話題を綴るということ)は続けると思う。

Web写真展 <65RUS:SAKHALIN…> (自2023.05.20 至2023.06.10)

京都写真美術館は、「Web写真展」というインターネット上のギャラリースペースを設け、広く開放している。

「Web写真展」を介して作品の販売も可能であるが、文字どおりに「Web写真展」ということで場を利用することも可能である。

京都写真美術館というのは、訪ねてみたことも在るのだが、京都の地下鉄の東山駅から平安神宮へ向かう道筋に在るギャラリーだ。嘗ては料理店であったという建物を利用し、写真作品の展示販売を行う場所、各種写真展を順次開催する場所等が設えられている。写真作品を発表する活動を後援するような活動を続けていることになる。

訪ねてみて、開催中であった写真展を愉しく拝見した経過の後、京都写真美術館による「Web写真展」の存在を知り、作品を幾分拝見して愉しかったのだが、誰でも申し込んで写真を展示することも可能であると判った。更に、「Web写真展」を介して作品の販売を行うのでもなく、文字どおりに「Web写真展」ということで場を利用するのであれば、気軽に挑戦出来そうであると気付いた。

そういうことで実際に挑戦した経過は既に綴ってみた経過も在る。 『北の海辺から…:稚内港の風景』と銘打って、「Web写真展」を催したのだ。

自身で「写真を撮る」ということを一定程度積極的に行うようになったのは、「フィルムを使って撮り、事後に現像やプリントをする」というのが当然であった時代だ。専らフィルムを使った写真を撮る時期が続いていたが、或る時期からデジタルカメラが普及し始め、従前からのフィルムを使用するカメラとデジタルカメラを併用する感じとなった時期も少し在った。

そこから「フィルムがやや入手し悪い?」という雰囲気にもなり始め、デジタルカメラであれば「敢えてプリント」をせずにパソコン画面で眺める等する分には経費が無用ということで、フィルムを使わなくなって、専らデジタルカメラで写真を撮るようになって行った。そのデジタルカメラで写真を撮っていた中、2017年からはフィルムメーカーの流れを汲むデジタルカメラを愛用するようになり、求めたカメラが「持っているだけでも嬉しい」というような渋い、美しいモノなので酷く積極的に写真を撮るようになっているかもしれない。

『北の海辺から…:稚内港の風景』として京都写真美術館「Web写真展」で公開したモノに留まらず、「こういうのは如何でしょうか?」と展示可能な写真は非常に多く在ると思っている。「何時か、何か機会を設けて…」というようなことを思うことも無いではない状況だった。主にモノクロ写真のブログ等、拙作写真は色々と公開はしている。が、それらはそれらとして、 『北の海辺から…:稚内港の風景』と異なるテーマの京都写真美術館「Web写真展」を催してみたいというように漠然と考えるようになっていた。

漠然と考えていた中、思い至った新たな京都写真美術館「Web写真展」としたのは<65RUS:SAKHALIN…>だ。

<65RUS:SAKHALIN…>の「65RUS」というのは、ロシアのサハリンで公道を走る車輌に着けられたナンバープレートに在る「地域コード」である。そこからこの<65RUS:SAKHALIN…>という題を思い付いた。

モノクロ写真のブログサハリンの写真を使った記事は多々掲載している。そういう中から<65RUS:SAKHALIN…>に掲載する画を択んでみた。2018年から2019年初めにサハリンに滞在した際の画から幾分択んだ。

サハリンはロシアの中でもマイナーな地域かもしれない。1億人からの人口を擁する国で50万人に届かない人口の地域なのだ。それでも資源輸出が行われている等、やや大きな存在感は在るのかもしれない。

そういうサハリンだが、樺太時代の街の上にソ連時代の街という様相が入り込み、比較的新しいロシア時代の様相が更に被さるというようなことで、なかなかに独特な雰囲気が在る。そして冬季には雪や氷が在り、積雪期での暮らし振りを窺わせる様々なモノも見受けられる。そんな観点で、<65RUS:SAKHALIN…>の画を択んだのだ。

稚内からの物理的な距離は北海道内の他都市より近いサハリンである。が、現在は訪ね悪いと同時に、訪ねようとすれば「非常に遠い」ということになってしまう。何か妙に懐かしくなり、振り返っていた。そして<65RUS:SAKHALIN…>という今般の企画だ。

御愉しみ頂けると幸甚である。

「3桁件/月」の記事という情況が続いている…(2023.04.27)

このブログをパソコンで観ると、左側の少し下側に「アーカイブ」というモノが表示される。「20XX年XX月(XX)」と月毎の記事件数が示される。

「20XX年XX月(XX)」という月毎の記事件数は「2桁件/月」が殆どだ。が、例えば「他地域へ出て多くの写真を撮った」というようなことでも在った月は、写真を添えた記事を綴ってみたいという意欲も高まり、「3桁件/月」というようになる場合が見受けられる。

「2023年4月」(=今月)は、既に150件を超える記事を綴ってこのブログに掲載した。これも、4月初めに他地域へ出た経過の結果だと思う。

↓これは滋賀県の長浜で観た桜だ。こういう素晴らしい様子を含め、色々なモノを観て、非常に多くの写真を撮った関係上、記事化して御紹介したいという意欲が強まった訳だ。
03-04-2023 X-Pro2 (97)

↓出先では大阪に陣取り、通うかのように京都に連日出て、滋賀県内へ足を延ばし、兵庫県内にも立寄ったのだった。
02-04-2023 X-Pro2 (154)
↑素晴らしい景色から一寸した看板のようなモノに至る迄、出先でも「何でも…」という感じで気が向くままに写真は撮る…

こうして「2023年4月」(=今月)の様子を観ながら「アーカイブ」というモノに眼を向けた。そして些か驚いた。「2023年2月」は77件と記事件数は「2桁件/月」だ。が、それが「例外的?」に見えてしまう。「2022年8月」から「2023年4月」(=今月)に至る迄、「3桁件/月」の記事という情況が続いているのだ。

とりあえず、こんなにも長く「3桁件/月」の記事という情況が続いているのは、何か不思議である。2022年4月以降は、「他地域へ出て多くの写真を撮った」というようなことに留まらず、地元の稚内に在る場面で、歩き廻って写真を撮る機会が増えたかもしれない。それに伴って記事化の勢いが増した可能性は在る。

「2022年8月」は、他地域へ出掛けて広範囲に動き廻った。

↓滋賀県の草津で観たアートだが、何かこのアートのイメージのように、随分と動き廻ったような気がする「2022年8月」だ。
03-08-2022 XPro2 (25)

↓横浜に立寄る場面が在った。
05-08-2022 X100F (71)

↓鎌倉に立寄る場面も在った。
05-08-2022 X100F (1)

「2022年9月」は所用で出掛ける場面も在ったが、地元でも積極的に写真は撮っていた。

美瑛に立寄る場面も在った「2022年9月」であった。
10-09-2022 X-Pro2 (44)

「2022年10月」は、近隣で積極的に写真を撮っていた感である。

↓こういうような、何気ない辺りの様子が好い感じだ。
06-10-2022 X100F (4)

「2022年11月」も、近隣で撮った写真が多い。

X100Fを提げて辺りを歩き廻る感じが凄く好い。
16-11-2022 X100F (7)

「2022年12月」は「実に色々と…」というようなことで記憶に残る。一寸、負傷した経過の後に所用で出掛けたが、戻った直後に急用で再度出掛けた。再度の所用から戻った後、少し以前の計画に基いて出掛けた。何か「出てばかり…」という月だった。

↓北海道内では雪も積もり始める中で動き廻ったのだった。
30-12-2022 X100F (20)

↓地元でも吹雪が見受けられるようになる時季だ。
16-12-2022 morning X100F (2)

↓加えて本州方面にまで出ていたのが「2022年12月」だった。
24-12-2022 X100F (76)

「2023年1月」は、特段に出掛けていないのだが、「2022年12月」に撮った写真で積極的に記事を綴っていた。

↓例えば大阪の画のようなモノを使った記事を綴った。
26-12-2022 X-Pro2 (105)

そして「2023年2月」を挟んで「2023年3月」だ。

「2023年3月」は所用で出掛けた場面も在ったが、概ね地元に在った。
05-03-2023 X-Pro2 (43)

長く「3桁件/月」の記事という情況が続くのが不思議で、少し大雑把に振り返ってみた。「2022年8月」から「2023年4月」(=今月)の期間だけで、記事件数は1272件になっている。

記事件数に関して、「数値目標」のようなことを思い描くのでも何でもない。と言うより、こんなことに「数値目標」という筋合いでも何でもない。ドンドン記事を綴ってみようという中で、少し数が多くなったに過ぎないのだ。

今後も、こういうような調子で続けられると好いかもしれない。そして時にはこの記事のような具合に、少し来し方のようなモノを回顧もしてみたい感だ。

“Web写真展 『北の海辺から…:稚内港の風景』”に関する事…(2023.01.14)

些かの「故…」も在ったのだが、昨2022年には京都を訪ねる機会を複数回設けた。計3回訪ねた。

その中で<京都写真美術館>という場所を訪れる機会が在った。

京都を訪ねる中で立寄った<京都写真美術館>という場所は、写真作品の展示や販売を手掛ける会社が運営する幾つかのギャラリーの1つである。場所は、京都市内の地下鉄東山駅の近く、平安神宮の方向へ少し歩を進めた辺りである。訪ねてみた時には、大変に興味深く開催中だった写真展を拝見したという想い出が在る。

好い想い出も出来た、好きな写真に関連する施設なので少し調べてみると<京都写真美術館>のウェブサイトが在った。ウェブサイトを見て、写真作品の展示や販売という趣旨に向けて様々な活動を展開しているということも判った。

そうした中で着目したのがWeb写真展であった。

Web写真展は、ギャラリーに写真作品を展示する機会と連動させる例、写真作品の販売に利用する例も在るのだが、単純に作品を「ウェブ上のギャラリー」というように展示するというような例も在る。

これを観ていた中、単純に作品を「ウェブ上のギャラリー」というように展示するということであれば、「存外にハードルは低い?」というように思い始めた。そして暫く色々と考えていたのだったが、「拙作の展示を申し出てみようか?」という程度のことを思い付いた。

そして“Web写真展 『北の海辺から…:稚内港の風景』”が実現した。自身の中では「2022年の少し好かった出来事」の1つとなっている。

拙作をウェブ上で公開してみるというようなことは、振り返れば、何時の間にか長くやっているかもしれない。が、<京都写真美術館>のような、本格的に国内外で活動しているような場所の関係で公開というのは、自身にとって初めてというような感じだ。

とりあえず「期間」として「2022年12月23日から2023年1月13日」ということになった。その期間は無事に終わったが、アーカイブというようなことで長く閲覧は可能となっているようだ。その件をここに記録しようとしている。

↓そのアーカイブへの“道順”である。

>><京都写真美術館>>>Web写真展>>Back Number>>Vol.138 北の海辺から…:稚内港の風景

Vol.138 北の海辺から…:稚内港の風景」というページに至ると、Web写真展で公開した各写真のサムネイルが在って、各々御覧頂けるというようになっている。

Vol.138 北の海辺から…:稚内港の風景』の内容は「主に早朝の時間帯に撮り続けた稚内港の様子」と説明しているが、これは「極々短い散策」と称して何気なくカメラを提げて早朝の、概ね日出前から日出の頃の戸外に出てみるような中で撮った画だ。画そのものは2023年用カレンダー2022年用カレンダーを制作した際に用意していたモノである。最近は「殆ど専らモノクロ写真…」という傾向なのだが、カラー写真も撮っていて、時々愉しみながらHDR画というように仕上げている。ハッキリ言えば「同じ場所」というような範囲での画が多いのだが、時季によって「こんなにも?」という程度に色や雰囲気が異なる。

こういうような機会も時には設けてみたい感だ…

7000件超え…(2022.11.03)

「モノクロ写真を展示してみる…」として、2016年4月23日にこのブログを始めた。

当時は「雨天で、戸外に用事を足しに出ることが億劫な休日であることを“幸い(?)”と捉え、早速着手」と称し、基本的に「国内の都道府県毎」の「写真撮影地域」を基礎とするカテゴリ―居住地である稚内を含む「北海道」に関しては、「北海道/稚内」とか「北海道/旭川」という具合に地域名を補うカテゴリを設定した。―を設定し、写真を使った記事を順次掲載するようにした。

爾来、訪ねた都道府県が増えるとそのカテゴリを加え、ロシアのサハリン州や沿海地方のカテゴリも加えた。他、地域をまたいでしまっている話題を収める、またはカメラを提げて各地を動き廻った経過の文章というカテゴリも出来た。また新たなカメラやレンズを求めた場合にその話題を取上げたという記事も交った。

始めた頃から6年半余りを経たが、終に記事は7000件を超えてしまった。全てが写真を含む記事でもないのだが、「7000件」に自身でも少し驚いた。(この記事が7007件目らしい…)

こんなにも長くこのブログが続き、記事件数も積み重なっていることに、やっている張本人としても些か驚く。やっている中で、何やら「やり方」のようなモノが定着し、それが少し拡がり、拡がったモノが更に拡がるというようなことが繰り返して積み上げられたのだと思う。

当初は「カラー写真を撮る合間にモノクロ写真」という感だったが、それが何時の間にか「モノクロ写真を撮る合間にカラー写真」というように逆転してしまっていた。そうして、とりあえず保管されるモノクロ写真が増えると、このモノクロ写真のブログで取上げる写真も自ずと増えてしまう。それが、このブログの記事が増え続け、長く続いている一因かもしれない。

振り返ってみると、サハリンに少し長く滞在し、同時に頻繁に往来するという機会が在った時、何度も通る見慣れた景色の日々の移ろい、少しばかり普段と違う場所を通った時に見掛て好いと思った様子、手近なモノや、時々または頻繁に寄る御店の卓上等々、従前以上に積極的に写真を撮り、それらの写真を使った記事を起こす機会が増えた。

結果的にその「サハリンでの流儀」に引っ張られるように、出くわすモノが何もかも面白いというような来訪先に留まらず、地元の稚内であっても、朝に、夕べに、その他の日々眺めるような様子を積極的に写真に収め、そこからブログ記事を起こすようになって行ったのだ。稚内に関して、最近は「カメラを提げて何となく歩く」というような機会が増え、それに伴って写真も増えて、このブログの記事も少し多目になっているかもしれない。

暫くサハリンの記事が最も数が多い状況が続き、地元の稚内と同数ということになり、やがて地元の稚内の記事が圧倒的に多くなって行った。稚内では日々写真を撮ってブログ記事を綴っているが、サハリンは2019年頃以降は御無沙汰なので、そういう感じになるのも自然なことだ。

他には北海道内各所での写真を使った記事が多いが、それ以外では奈良県大阪府加えて京都府が数としては多目だ。

然程長くない移動で、異なる伝統を重ねたような地域が次々に現れるという感じの関西方面を訪ねてみるというのが近年は気に入っている。そんな訳で上記のような地域を訪れて写真を撮る機会が少なくない。

大阪府に関しては、交通の要衝でもあるので、近隣や少し離れた場所を往来する場合に通り抜ける機会も多く、そんな場面での写真も多く含んでいる。

奈良県は、身近な友人等との話しの中ではやや人気が低い感も否定出来ない訪問先ながら、自身は凄く気に入っている訪問先だ。

京都府については、今年に入ってから一寸ばかり立寄る機会、御縁が生じていて、5月8月に各々数日間滞在した中で随分と写真を撮っていたのだった。それ故にこのブログの記事も、今年に入って凄く増えた。

パソコンでブログを観る場合に右側に出るカテゴリだが、カテゴリが設けられていない県も目立つ。全然訪ねた経過が無い県も在るが、「そう言えば…相当以前に?」ということで終始してしまっている県も在る。或いは、このブログで取上げ得る写真を撮った経過が無いという県も幾分在る。それらを総合して、未だ未踏の地域も目立つ。何時かそれらを訪ねたいという思いも強い。他方、何度も訪ねている場所でも、当該地域の中に未踏の場所が多く在って訪ねたい他、気に入っている場所は何度でも立寄りたいというものである。

「モノクロ写真を展示してみる…」として6年半を経て、少しは性質を変えているかもしれないが、それでも営々と続いている写真撮影趣味とこのブログである。未だ続けたい…

新機材:TTArtisan 25mm F2…(2022.10.24)

2017年9月にX100Fを入手した経過が在った。

やがて「少し違う画角の画?」と思い始め、2018年9月にレンズ交換式のX-Pro2を入手した。当初は広角ズームのXF10-24㎜F4と、中望遠のXF50㎜F2を入手していた。そこからX-Pro2で使用するレンズとして2018年12月にXF35㎜F2を、2019年12月にXF16㎜F2.8を各々購入している。

この2019年12月のXF16㎜F2.8の後、特段に新たなレンズやカメラ本体を入手してみたという経過は無かった。

↓という様子であったが、この程久々に新たなレンズを入手してしまった。
24-10-2022 new one for X-Pro2 (1)

↓「25㎜F2」というレンズで、フジフィルムのモノではないレンズだ。
24-10-2022 new one for X-Pro2 (2)

↓マウントはフジフィルムの「X」なので、そのまま愛用のX-Pro2に装着可能だ。
24-10-2022 new one for X-Pro2 (4)

↓こういうような感じになる…
24-10-2022 new one for X-Pro2 (6)

↓衝動的に入手してしまったような感ではあるが、何やら多用するようになりそうに思う。
24-10-2022 new one for X-Pro2 (7)

銘匠光学 TTArtisan 25mm f/2 C 富士フイルムXマウント APS-C対応 単焦点レンズ Fujifilm X fuji 準広角




このレンズの画角はX100Fに固定の23㎜35㎜との間で、前者により近い感だ。「程好い感じ?」というように思う。そしてX-Pro2に装着した感じの見映えが好い。所謂「パンケーキ型」のレンズで、非常に軽快な感じになる。

暫くはこの新しく入手したレンズの試用という意図も込め、些か多用しそうな気配だ。

6666件!!!(2022.08.16)

漠然と「好きな数字?」とでも問われるなら、多分「6」ということにすると思う。偶々、誕生日が6月6日だ。(序に6時頃に産れているらしいが…)

そういうことなので、京都の通に在る標柱の件を綴った記事が「6666件目」と気付いた時には、些か驚き、そして数奇な数字の「6」が4桁も並んだと嬉しかった。全く「だから??」というような話しかもしれないが。

このブログは「モノクロ写真が愉しい!」という想いが強まる中で継続して来た感である。地元、または地元同然に滞在という場所で撮る写真の他、他所に出て撮った、或いは“北海道の流儀”な言い方である「撮らさった」という写真を使った記事を掲載し続けている。

「撮らさった」という“北海道の流儀”な言い方についてだ。「〇〇らさる」、過去形の「〇〇らさった」というような言い方は「自らの意思との関連性が曖昧ながら、結果的には自身の行動や行為の帰結でありながら、感じ方の次元で如何いう訳か何らかの事象が生じたような気がしている」という意味合いだ。例えば、結果的に自身が間違えてスイッチを押しているにも関わらず「あっ!押ささった…」と表現するのだ。自身の場合、出先で夥しい写真を撮ってしまうことに関して、結果的に自身の行為の結果なのだが、何か「明確な意思との関係が薄弱なまま、何時の間にか撮っている…」という感覚の場合も交じっているように感じる場合が在るので、この「撮らさった」という“北海道の流儀”な言い方をしてしまう場合も在るのだ。

「6000件」に至ったのは今年の2月後半であった。ということは「半年にやや足りない期間で666件」というようなことになってしまう。これも5月半ば、7月末から8月上旬と纏まった時間を設けて他地域へ出る機会が在ったこと、加えて最近は朝の時間帯等にカメラを提げて何となく辺りを歩き廻る機会が従前より増えたかもしれないということの結果なのだと思う。

他地域へ出るような場合、何も「多忙な営業マン」のように「1時間とか1時間半というような区切りを設けて、次々と関係先を訪ねて用談をして…」という程のことをするのでも何でもない。自身が好き勝手に過ごす時間という中では、単純にフラフラとしているが、フラフラしながら際限無く写真を撮ってしまっている。正に上述の「撮らさった」で、後から写真を視て「これは…」と想い起し、記事に綴っておくことになる。色々と思い出して振り返る、加えて再訪時の参考ということにもなり得るので、そういうように記事を綴っておくのが結局は好きなのだと思う。

このブログでは、パソコンで視る場合には右側に「カテゴリ」が表示されるのだが、概ね「記事に在る写真を撮った場所」でその「カテゴリ」を分けている。この記事の前の時点で6666件という記事の中には、動き回った経過を日誌的に綴ったような内容も含んでいるが、多くは最低1枚、それ以上は特段の制約は設けずに写真を添えている。何時の間にか夥しい枚数になったと思う。

結局、2016年4月にこのブログを始めた少し以前に撮った写真から、極最近のモノまでが記事に掲載されていることになる。写真そのものを視ると、機材の変化、モノを視る観方の変化というようなモノが仄めかされるのだが、関心を寄せる対象ということになると、余り大きな変化は無いかもしれない。他方、身辺の事情―と言い立てる程に何かが在るのでもないが…―のような何かを反映した撮影地の選択というようなことも感じられないではない。

現在、何となく思うのは「可能な限り、このブログ、または好きな写真を撮ることは続けてみよう…」というようなことだ。純粋に「唯一の道楽」のようなモノなのだから…

6000件!!(2022.02.20)

「ロシア代表グッズ」のパーカーの画を入れた記事を公開した。この記事によりブログの記事件数が「6000」となった。

2021年5月に5000件であった。そこから「10箇月間程度で千件を加えた」ということになる。

「記事千件を加えた」ということになる期間を振り返ると2021年8月2021年11月2021年12月2022年1月が各々に「1箇月間に“三桁”」と殊更に記事が多い。これは当該月にカメラを提げて何処かに出掛けるような機会が在って、撮った写真が多かった月、または前月の写真を使った記事をドンドン起こした月ということになる。こういう傾向は、より以前の時期でも多く見受けられる。そんなことを何年も続けていることになる訳だ…

2016年4月23日にこのブログを始めた。当時は<Nikon COOLPIX P7700>を常用していて、撮ってみたモノクロの画が気に入り、画が少し溜ったことを受けて始めてみたということだった。やがて2017年9月に<X100F>を入手し、モノクロフィルム風を強く意識した画が撮影可能となると、モノクロの画を撮る機会は大きく拡大した。<X100F>は凄く気に入っていて現在も多用しているが、「少し違う画角も…」と2018年9月には<X-Pro2>も入手し、益々積極的にモノクロ画を撮るようになった。最近は、カメラを提げて何処かで写真を撮る場合に、モノクロの比率がかなり高くなっていて、「10回シャッターを押した中の6回か7回」がモノクロという場合も見受けられるようになった。

最近思うことが在る。カラーの画は「記録」という要素が強く、モノクロの画は「記憶」という要素が強いのではないかということだ。

モノクロの場合は「色」が抜け落ちてしまっているので、撮影した時の「感覚」の一部、「憶えている光と形」を留めるという、より一層「心象的」なモノなのではないかと思うのだ。繰り返し方々で撮っている中、モノクロの画が持つこういうような要素に嵌ってしまっているような気がする。

2016年4月23日以来、約6年間もこのブログを続けているのだが、恐らく更に続けることになると思う。撮影した時の「感覚」の一部、「憶えている光と形」を留めるというような営為に嵌ってしまっているからだ。

何となく「便宜的…」という感じで「掲載する画の撮影地で記事をカテゴリに分類」ということを始めて、現在もそれを継続中だ。これはなかなかに好いのではないかと思っている。

マダマダ「行ってみたいが、行っていない…」とか、「立寄った経過は在るが、このブログで取上げる適当な写真が見当たらない」というのも日本国内で存外に目立つ。が、それはそれだ。近年は「完全に、または実質的に未踏かもしれない場所」を訪ねてみたいと思うか、それ以上に「ほんの少し馴染んだ場所を“掘り下げ”る」ということをしたい気分が前面に出てしまうかもしれない。

「撮影地で分類のカテゴリ」を視れば…

地元の「北海道/稚内」、縁深いことも手伝い、所用も生じるので一定以上の頻度で往来する「北海道/札幌」は抜きん出て多い。地元に在る時間と然程変わらないような時間を過ごした経過が在る「ロシア/サハリン州」も記事件数は多い。

これらは「(自身の中で)やや特殊…」と言わざるを得ない。上記以外の方々が、「カメラを提げて訪ねる、立寄るで、画を撮ってみた各所」という感が色濃い各地ということになると思う。

記事件数としては「奈良県」「大阪府」「京都府」が殊更に多い。これは「西日本方面への移動の“通り道”で寄る頻度が高い」とか、「一度訪ねると、少し滞在して巡ってみるような場所が多いので写真点数が増え易い」というような事由の故であると思う。記事件数が相対的に少ない方々に関しても、記事にした各写真に関しては各々に強い思い入れが在る…

「5000件」から「6000件」へ記事を積み上げた期間に撮った画では…

↓高野山が酷く強く記憶に残る。
20-11-2021 X-Pro2 vol01 (36)
↑<奥之院>の路の画をここに掲出しておこう。このブログの進む路も、未だ途切れない筈だ…

このところは「或る時、不意に力尽きた場合、“あそこを視ておきたかった…”というような“無念”が少しでも少なくなるように…」という「妙な問題意識?」も自身の中に台頭していることに気付く場合が在る。その問題意識は「妙?」かもしれないが、それはそれとして、少しなりとも興味を覚える各地について、訪ねて、観るということは可能な範囲で出来るように続けたい。続ければ、自ずとカメラは提げて出る訳で、このブログに掲載するような画も撮る筈だ…

5001件…丸5年余り…(2021.05.10)

「モノクロ写真を展示してみる…」という記事でこのブログを始めたのは2016年4月23日だった。

その2016年4月23日から丸5年余りを経たが、記事件数が5千件を超えたのだ。多少驚いたので、ここに記事を綴っている。

「モノクロ写真を主体に纏めている場を…設けていなかった…」とブログを開設し、撮って直ぐという場合も、「少し前のこの写真…好いな…」というモノを引っ張り出す場合も交えてモノクロ写真を掲出する記事を綴って来た。本当に<MONOCHROME-モノクローム寫眞>とした題名に違わず、「方々で撮影し、溜まったモノクロ写真をランダムに展示中」に徹した感だ。

この種の時日の経過を振り返る内容や機材関係の事やブログ自体に関する事柄等を綴った記事を収める「アバウト」や、時間を設けて何処かへ出た場面での行動記録的内容を綴った「память」(“パーミャチ”は“記憶”を意味する露語…)のカテゴリに入れた記事には、写真を必ずしも掲出していない記事も交じっている。が、「撮影地別」という原則で設けた各カテゴリ(「北海道/○○」とした各地の他に国内の訪ねて写真を撮った都府県、加えてロシアの2地域)に収めた記事には、記事毎の枚数にバラつきは在るものの、何れも写真を掲載しているので「全体で5001件の記事」ともなると「なかなかの写真枚数」となると思う。

5年間余りの記事件数が5千件を超えたということは?「平均で年間に約千件」ということになる。

少し前から時間を設けて何処かへ出た場面での行動記録的内容を「память」(パーミャチ)に綴るようにしているのだが、出掛ければ積極的にカメラを提げて動き回る関係で、訪ねた場所、建物や文物、利用した乗物等々の写真をドンドン撮り、それらに関する記事を積極的に綴る。そういうことに加えて、或いはそれ以上に地元や地元同然に在った場所で、日頃視掛ける景色が時季や時間帯を変えると見え方が異なるというような次元の画や、手近なモノや料理等々も撮って、それらに関する記事を積極的に綴る。

パソコンでこのブログを見る場合には、右側にカテゴリを掲げている。それを見れば…

「地元」=「北海道/稚内」は1400件の記事で最多で、「地元同然に在った経過が在る」=「ロシア/サハリン州」は1331件と次点である。因みにこの両者の数の逆転は極最近のことではあった…更に思うが、この位の数の写真が在れば、何十点か写真を選んで「○○という場所はこういう感じ…」と一頻り御話しをすることさえ出来てしまうかもしれない。

これらの「抜き出ている」に次ぐのは、自身にとって「地元に準じる」=「北海道/札幌」であり、加えて「地元と他所との往来の途中に寄る機会が多い」=「北海道/旭川」となる。

上述の各カテゴリの記事を併せると「圧倒的シェア」ということになる。これ以外は「訪れる機会が少し多め」とか「訪れた機会に写真を撮る枚数が多くなる」という経過の場所に関して、記事件数の多さが眼に留まる。それらを挙げると、ウラジオストクに寄った経過で非常に多く写真を撮った「ロシア/沿海地方」の他、この数年では立寄り機会が多めな「大阪府」「奈良県」「京都府」「兵庫県」が各々“3桁数”に上る記事を綴っている。

これだけの数の写真と記事とがブログに掲載されたのは…「結果に過ぎない」というように思っている。結局、「カメラを提げて、地元であれ出先であれ、随意に写真を撮り、気に入った画を選んで様子や思った事等を纏めてみる」というのが面白いというだけのことだ。

撮った画の多くはウェブギャラリーに保管し、そこからこのブログに使うようにしている。何れにしても、未だ当分はこのブログ…否、「思い付いて写真を撮る営為」は続けそうだ…

「ロシア/サハリン州」(1331)=「北海道/稚内」(1331)…(2021.04.08)

ブログというモノに関しては、「○○の関係」、「△△の関係」というように、随時追加する記事を内容等の特色毎に適宜纏められるというのが非常に好いと思っている。このブログの場合、「内容等の特色毎の纏まり」を「カテゴリ」と称している。利用しているブログのサービスでそういうように称しているので、そのまま自身でも「カテゴリ」と呼び習わしている。

この「カテゴリ」について、方々で撮るモノクロ写真が中心であるこのブログでは「撮影地別」ということにしている。こうしておくと「○○を訪ねた時の…」とか「△△は少し前に確か訪ねていて…写真が…」と振り返る際に便利だ。また他所の方に御覧頂く場面でも、御覧頂く方に所縁の地域や、関心が在る地域の画等を見付けて頂き易くなるのではないかと思っている。或いは、各地でこのブログを御覧頂く方におかれては「北海道の小さな街から方々に出掛けているらしい撮影者、筆者が何を視て、何を如何いうように写真を撮って、何を考えたか?」と、御覧頂く方に所縁の地域や、関心が在る地域のカテゴリを開いてみて頂ければ嬉しい。更に、そういう具合に御覧頂いた古めな記事に関して、コメントを頂くということも原則的に歓迎―国外からはコメントが送信し悪いようではあるのだが…―である。各カテゴリの記事は、沢山の記事が収まっている場合、スクロールして下側に至ると「1、2、3…>」という具合に数字や“>”(矢印)が在るので、そこをクリックすると他の関係記事も載ったページが表示されるようになっている。

「カテゴリ」を設けることに関連し、他のやり方を不意に思い付いたとしても?既に現在時点の記事全体で4900件を超えていて、再整理困難なので、多分この「撮影地別に“カテゴリ”」という方式は変え悪いと思っている。そして、結構気に入っているので、変える必然性も感じない。

「撮影地別に“カテゴリ”」という方式の場合、「訪ねて写真を撮った経過が多い場所」である度合いが高ければ高い程に「カテゴリ」に入る記事件数は多くなると思う。自身では、「出掛けたから写真を撮る」のか「写真を撮るから出掛ける」のか解らないような行動を取ってしまうが、他方で日頃暮らしている地元や、地元同然に滞在時間が長めになる場所でも頻繁に写真を撮る。そしてそれらをドンドンこのブログで取り上げている。

「ロシア/サハリン州」というカテゴリについて、当初は「何度も訪ねていて、このブログ向けのモノクロ写真も存外に在るので、一寸取上げてみよう…」として設けたのだが、2017年4月後半から2019年3月の期間については「地元同然に滞在時間が長めになる場所」ということになっていた。その期間の後は、2019年10月に訪ねる機会が在ったに留まってはいるのだが。その2017年、2018年辺りに「ロシア/サハリン州」というカテゴリに入れた写真入り記事はドンドン増えた。

「ロシア/サハリン州」というカテゴリに在る内容を見れば、「好いな…」と思った景色を撮る、一度「好いな」と気に入った場所に関して「時季が違う」とか「時間帯が違う」とか「天候が違う」とか「何となく気が向いた…」と撮る、音楽演奏を聴いたとかスポーツ観戦をしたとか催事を見たと差支えが無い範囲で写真に撮る、手にしたモノが面白いと写真に撮る、頂いた飲物や料理が好かったと写真に撮るという具合に、フィルム現像やそのプリント等の手間や経費が原則的に無用なデジタルカメラであることもあって、「何時でも、何でも写真に…」ということをしていて、そういう写真が入った記事が溜まっている。

この「ロシア/サハリン州」というカテゴリの記事は「1331件」にもなっていて、各カテゴリの中では群を抜いて件数が多いということになっていた。

そういう状態になっていたが、何時の間にか「日頃暮らしている地元」での写真が入った記事が積み上げられた。「北海道/稚内」というカテゴリの記事が少しずつ増え、やがて「ロシア/サハリン州」というカテゴリの記事数に追い付いた。「北海道/稚内」というカテゴリの記事も「1331件」と同数になったのだ。

「北海道/稚内」というカテゴリの記事に関しては、或る種“定点観測”のように「気に入っている近隣の様子」を撮っている他、気に入ったモノや料理や、出掛ける場面で乗車する列車というような画も多い。

ふと「北海道/稚内」というカテゴリの記事件数が「1331」で、「ロシア/サハリン州」というカテゴリの記事件数と同じになっていることに気付いた…というだけのことなのだが、その旨を敢えて綴ってみた。

今のところ…近々に何処かへ出掛けるという予定も無いので、このブログでは多分「北海道/稚内」というカテゴリの記事件数が少しずつ積上げられるということになるであろう。「日頃暮らしている地元」でもある訳で、今後は「とりあえず記事件数が多い…」ということになって行くであろうことは疑いない。

それはそれとして「撮影地別に“カテゴリ”」という方式で、自身で撮った写真と、思ったこと等を綴った記事を積み上げてみると、「訪ねてみて、何となく“好い”と思った写真が集まり、訪ねた各地が何れも愛おしいと感じる」というようになっていることに思い至る。どのカテゴリにしても、時々「そう言えば○○…」と開いて、訪ねた時の色々なことを思い出す訳である。そんな訳で、現在の各カテゴリに在る地名の何れについても「是非ともまた!!!」と思っている。その他方、「カテゴリが無い地域名=全く訪ねていない、通り過ぎただけ、何かで立ち寄った折りに写真を撮った経過が無い」ということなので、そういう地域も訪ねてみたいというように思う。

何れにしても、殊に<X100F><X-Pro2>を駆使してモノクロ写真を撮るのは愉しいので、このブログも続くのであろうと思う…

4年半で4504件…(2020.10.27)

このブログは2016年4月に始めた。「モノクロ写真を展示してみる…」と題した最初の記事を投稿してみたのは「2016年4月23日」であったので、何時の間にか4年半を経た。

時を経る中で「開始から半年…」「開始から概ね1年半…」「2年余り…」「3年余り…」「丸4年…3953件…」と無事に続けていることを言祝ぎ、歩みを少し振り返る記事も綴っている。この記事もそういう系譜になる。

「不意に思ったのは、モノクロ写真を主体に纏めている場を…設けていなかった…」として、「思い立ったが吉日」としてこのブログを始めていた訳だが、飽きずに、途切れ―投稿に余り大きな間隔が開かない…―ずに続いて来たものだと、自身でも些か驚いている。これはモノクロ写真も愉しもうということになって、2017年、2018年に相次いで<X100F><X-Pro2>という、「持っているだけで嬉しい…」、「ドンドン使ってみたい…」、「写真撮影が愉しい…」という道具(=カメラ)を手にしたからということも在るかもしれない。

当初、4年半前には、少し数が在る方々で撮ったモノクロ写真の中から、気に入ったモノを淡々と紹介するような調子だった。しかし、どちらかと言えば「冗長な程度に饒舌?」という性分でもあるので、撮影時の状況や、訪ねた場所に関すること、或いは愚にも付かない戯言に類することまで、綴る言葉が増えた。やがて、時間を設けて他地域を訪ねたような場合には行動記録や雑感等を綴るというシリーズまで始めてしまった。

些か「作風(?)の変化」というようなことも起こっているが、「飽きずに続く趣味」というようなことで「写真を撮ってみる」ということが在るのは、大変に好いことなのかもしれない。色々なことに興味関心が在るという自身かもしれないが、結局「道楽…」は写真に収斂するのかもしれない。

2017年11月であったが、一寸した“アクシデント”で負傷してしまった。「それでも!」と写真は撮ったのだったが、それもまた想い出になっている…

そこから1年程経ち、負傷も癒えて特段に問題も無く時日は過ぎていたが、負傷した時の経過を思い起こすと「もっとややこしい状況であっても不自然ではなかった?」ということも思い浮かぶようになった。そうなってくると、「ここに在ること!これを何かに感謝すべきかもしれない…」というようなことも考えるようになった。

そんな切っ掛けで、御朱印帳を用意して、方々の神社を訪ねてみて参拝し、訪ねた証に御朱印を集めてみるということもしてみるようになった。(現在も使用中の御朱印帳が在るが、頁が方々の御朱印で埋まったら、過去記事のような形で紹介しようと思っている…)

考えてみれば…中学校や高校は3年間で、大学は4年間だが、3年間や4年間で人は成長するなり堕落するなりと変わるものだと思う。その3年間や4年間よりも少し長い期間、4年半に亘ってこのブログを綴り続けているのだが、綴り手たる自身も何か変わっていて不自然でもないであろう…

「丸4年…3953件…」という記事を出した後の半年程度を振り返ると、このブログには、原則的に写真撮影地の都道府県別に設けている“カテゴリ”として「徳島県」「香川県」「愛媛県」「高知県」と四国の4つの県が加わったというのが「少し目立つかもしれない」という事柄だ…未だ「行っていない…」という県も在れば、足を踏み入れた経過が在っても、このブログに記事化するモノクロ写真が無いという場所が色々と在る。何れ、そういう場所を訪ねたいと思う他方、多少馴染んでいる場所の中の未だ知らない辺りを訪ねたいという思いも強い。

↓この数ヶ月の写真で最も気に入っているモノの1つとして、稚内の南東に在る、猿払村の村道の画が在るので、それを敢えてここに掲載したい。
21-09-2020 vol02 (17)

長く続くように見える直線区間という道路の画だが…このブログもゆっくりと長い道程を歩み続けたい感だ…

<FIND/47>の件…(2020.09.25)

少し前であったが、<FIND/47>というウェブサイトに出会った。(「少し前」と綴り始めたが、「最近」としても差し支えない程度の時期だと思う…)

<FIND/47>は「ようこそ、まだ見ぬ日本の美しさへ」を謳う。「あなたが知っている日本は、この国のほんの一部でしかありません。日本には47の都道府県があり、そこには四季を映し出す豊かな自然と、長い歴史を誇る建造物、各地で育まれた個性的な文化が広がっています。まだ見ぬ日本の美しさを届けるため、FIND/47は生まれました」としており、47都道府県の写真―“情景写真”と称している…―を募っているのだ。

「あなたが知っている日本は、この国のほんの一部でしかありません」と謳うが、これは本当に「そのとおり!」と思う。日本国内に「未踏の地」は多く在る。北海道内でさえ「未踏の地」は多い。一定程度親しんだような地域の中でさえ「知らない…」は存外に多い。そんなモノに出くわしてみるような“旅”―何日間か時間を設けて出掛けるようなことから、日帰りで一寸動き回ることや、思い付いてほんの何分間か寄道することまで、何でも含む…―が好きだが、自身で出掛けないまでも、何方かが撮った画でそういう場所を知るというのも非常に愉しいと思う。

<FIND/47>は、経済産業省が訪日外国人旅客の増加に資することを念頭に、日本国内各地の写真素材を公開するということを目論んで開設したものであるそうだ。2016年から試行され、2017年から現行の形になったようだ。

写真は<クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC-by-4.0)>のライセンスとして掲載され、ウェブサイトに限らず雑誌など多様な媒体において営利目的なども含めてどのような目的であっても再利用することが可能となっているということだ。写真は随意に投稿出来るようになっているが、何でも掲載されるということでもない。一定の水準を満たしていると判断された写真がサイトに掲載される。

「何でも掲載されるということでもなく、一定の水準を…」というのが「一寸した挑戦?」のようで面白いと思ったので、自身でも投稿してみて何件か掲載された。現在時点で13点になっている…

サイトを視ながら、何度か試行しながら何件か掲載となったが、「HDR化のような解かり易い画像加工が入っているのでもない、普通なカラー写真」が望まれるようなので、そういうモノのストックから投稿を試みて掲載された。

必ずしも「自作を自身の基準で選んで…」ということで記事化する拙作ブログとは一致しない基準で選ばれた拙作写真が広く公開されている訳だ。多少、興味深いかもしれない。写真の「観方」というようなモノに、些かの幅の拡がりも生じるかもしれないというようにも思える。

<FIND/47>掲載の拙作を御覧頂いて、画に在る場所を訪ねようと思い立つ方が現れるとか、場所を紹介しようとする人達が画を使う可能性が在るというのは一寸面白い。単純に道楽で写真を撮って、自身の記憶を確かなモノにする一助にブログで公開するようなこともしているが、同時に誰かがそれを視て写っている場所やモノに関心を寄せる契機となるのであれば非常に幸いであるとも思っている。そして<FIND/47>であれば、拙作ブログ辺りよりも閲覧者は遥かに多い筈であるから、掲載作を眼に留めて下さる方も多いことであろう。

そんな訳で…思い付いた時に投稿は続けようと思っている…

丸4年…3953件…(2020.04.22)

このブログの全く初めての記事が現れたのは「2016年4月23日」のことであった。「えっ?丸4年?」と不意に気付いた…

「2016年4月23日」の記事を視れば「不意に思ったのは、モノクロ写真を主体に纏めている場を…設けていなかった…」として、「思い立ったが吉日」としてこのブログを始めている。

それ以来、現時点までに3953件の記事を綴ってここに出した。4年間は48箇月間であるが、1箇月平均で82件余り、1週間平均で20件程度を出し続けたことになる。特段に「決め事」のようなことはせず、全く随意に「写真を選んで記事を綴って出す」ということを続けて来た。気に入った写真が多い時期、言葉を換えれば、何処かを訪ねて写真を撮る機会が多かったような時期、その少し後には自ずと記事件数が多い。やや例外的なのは、2016年5月から2016年6月頃、少し前に多く写真を撮っていたことに加え、「始めたばかりのブログに少々の勢いを…」と過去写真を取り出してドンドン御紹介していたというのが在って、各月の記事件数が少し多目である。

当初は<Nikon COOLPIX P7700>を使って撮った画を取上げていた…

↓稚内港北防波堤ドームを望む画で、2014年10月の撮影だ。カメラのズームを随分と使い、色々と考えながら撮っていた…
Wakkanai on OCT 11, 2014 (3)
↑こういう感じの画が酷く気に入り、「モノクロ写真を主体に纏めている場を…設けていなかった…」ということを思い付いた訳だ…

↓これは2014年12月に訪ねた鹿児島で臨んだ、12月としては珍しいらしい雪を被った桜島の画だ…
Kagoshima on DEC 18, 2014 (36)
↑こういうような「訪ねた先の思い出の記録」という意図も在って、「撮影地で区分けするカテゴリ」を設定し、そのまま現在に至っている。

こうしてモノクロ写真を使った記事を綴るようになると、写真を撮る場面で「併せてモノクロも…」という機会が増えた。そういう傾向と並行して、写真を撮ることが愉しいと思うようになって行った頃の「単焦点レンズを装着したカメラを駆使して…」という感覚が酷く懐かしくなり、何とかしたいと思うようになった。

↓2017年9月にユジノサハリンスクで撮った画だ。この頃に入手に至ってしまった<X100F>を使用している。
11-09-2017 (12)
↑雲が流れる夕空の光や雰囲気、影となっているレーニン像の「らしい!」という感の黒さ…非常に好いと思った…

とりあえず始まったモノクロ写真のブログは、モノクロ写真を「得意としている?」かのような<X100F>と出くわしたことで、何やら「更なる勢い」を得たような感だった。

<X100F>は、「23㎜=35㎜相当画角」という単焦点レンズが固定されているカメラだ。それを“制約”というようにも考え得るが、寧ろ「これで可能な範囲で画を創ることを愉しむ」と捉えていた。それでも「もう少々違った画角?」というようなことを考え始めた…

↓2018年9月にユジノサハリンスクで撮った画だ。入手して日が浅かった<X-Pro2>に広角ズームを装着して撮った画だ…
12-09-2018 in evening (21)
↑華やかな“ラテアート”の飲物と、飲物を頂いていたカフェの雰囲気が広い範囲で綺麗に収まり、場の雰囲気を確り記録している感だ…

結果的に、当初は<Nikon COOLPIX P7700>で始め、2017年9月以降に<X100F>を、2018年9月以降に<X-Pro2>を入手し、現在に至るまで後者2台を使っているというようなことになる。少し前に論じたのだったが、恐らく当分は<X100F><X-Pro2>とを使い続けると思う…

このブログのカテゴリに関しては、「国内の都道府県毎」を基本として「掲載写真を撮った都府県」のモノを各々に設け、新たな写真を新たな場所で撮って記事に載せる場合に新しい都府県を順次加えている。「北海道」だけは「北海道/稚内」とか「北海道/旭川」という具合に地域名を補うようにした。後から「ロシアの連邦構成体」(※「○○州」、「○○地方」というようなモノ)を2つ―「サハリン州」と「沿海地方」―加えている。

このカテゴリは、パソコンでこのブログを見る場合には右側に表示されている…

カテゴリ毎に記事件数には差が在る。殊更に件数が多いのは、「地元」または「地元同然に滞在する時間が長かった」という事由による。それ以外に件数が多い感じのカテゴリに関しては、「ブログで取り上げている写真を撮った近年で、頻繁に訪ねる、立寄っている場所で、その都度に多く写真を撮っている」ということであるか、「限られた訪問機会の中で相当な写真を撮っている」ということになる訳だ。

3月末から4月冒頭に出掛ける機会が在った関係で、地元を含む北海道内各地を除く都府県では「大阪府」「奈良県」「京都府」「兵庫県」が各々“三桁”(=100件以上)になっているのが少し目立つ。これは正しく「近年、或る程度頻繁に訪ねる、立寄っている場所で、その都度に多く写真を撮っている」ということに他ならない…

一寸だけ各府県で撮った画を例示してみる…

↓2018年5月に撮った大阪の地下鉄駅の様子だが、「大阪府」というのは色々と画になる場所やモノが豊富だ…
OBP Station in early morning on 20-05-2018 (7)

↓2019年6月に撮った<奈良ホテル>だが、「奈良県」は様々な時代の記憶を呼び覚ますような場所やモノが方々に在ると思う…
05-06-2019 Nara vol01 (60)

↓2020年3月に撮った<東華菜館>だが、「京都府」は「各々の時代に“新しかった”モノ」が幾重にも折り重なり、無限の魅力を放っていると思う…
29-03-2020 Kyoto (13)

↓2018年2月に神戸で視掛けたグラフィティーを撮ったのだが、「兵庫県」は様々な経過の地域が非常に多く集まっていて、新旧様々な時代に由来する文物が実に多彩であり、同時にこういうグラフィティーのような「現代的な面白いモノ」も眼に停まり易いというのが好い…
Kobe on 24-02-2018 (33)

結局、「大阪府」「奈良県」「京都府」「兵庫県」というような地域については、何れの府県も「少し動くと、各々の異なる伝統を積み重ねた地域にドンドン出くわす」という特徴が在り、加えて「特徴的な古いモノ」や「個性的な新しいモノ」が溢れていて、更に「様々な鉄道が盛んに活動していて、駅や車輌が面白い」ということで、「時間を設けて出掛けるとすれば…」と頻繁に考えてしまうのである。

私のように「出先で“1日乗車券”のようなモノを入手して随意に動き廻る」ということをするのであれば、「大阪府」「奈良県」「京都府」「兵庫県」というような「府県の境界」や「市町村の境界」というのは然程気にならない…そんなモノは易々と、何時の間にか通り過ぎてしまうからだ…逆に言えば、「行政区域の境界は半ば度外視で、各々の異なる伝統を積み重ねた地域が連なっている」のが「あの方面」の魅力であると思う。

こういうカテゴリという事柄に加え、パソコンでこのブログを見る場合には右側に表示されているが、“タグ”とか“ラベル”と呼ばれる「キーワード」も各記事に付している。

これは当初の<Nikon COOLPIX P7700>で撮ったモノばかりであった状況が変わり、<X100F>が加わり、<X-Pro2>も加わったので「使用機材を判り易く」というのも在るが、「撮影地域と無関係な画に在るモノ」を示すような意図で設定している。

例えば「神社」「銅像」「橋梁」「路面電車」というような場所やモノを示す一般名詞も使うが、例えば「通天閣」というような殊更に気に入っている場所を特定する固有名詞や、主に鉄道車輌や駅等の場合には「JR西日本」という例のように鉄道会社の名を挙げてある例も在る。明確な基準が在るでもなく恣意的かもしれないが、「撮りたいと思うモノ」の傾向が自身でも或る程度判るという訳だ。

更に最近に至っては…パソコンでこのブログを見る場合には右側に表示されている<ブログ内検索>の窓は自身でも利用する。例えば「ここの写真が好いから掲載した記事を用意…以前にも訪ねていたが、何時だったか?」というような時にキーワードを入れて検索するのである。これは読者諸賢にも御利用頂けるものだ。各々に「お気に入り」を見出して頂ければ、大変に幸いである…

それにしても、「4年間で3953件」というのは「なかなかの勢い…」であるように思う。ここまでの「勢い」が持続するのか否かは判らないが、写真を撮るのは愉しいので、多分このブログも未だ続けることであろう…

<X100F>&<X-Pro2>…未だ使い続ける…(2020.03.10)

例えば…デジタルカメラ機材の入手に「少しだけ思い切った金額」を投じるとする…「少しだけ思い切った金額」?自身の感覚では、例えば20万円というような次元か?

20万円で入手した機材を丸4年間も使うとすれば、1年間に5万円を要することになる。「1年間に5万円」というのは1ヶ月間に4167円を要することになる。1ヶ月間が30日間とすれば、1日で347円程度だ。

デジタルカメラ機材を使って写真撮影を楽しむ場合?私自身は撮った画を、基本的にはウェブギャラリーに保管し、稀にフォトブックを制作、或いはプリントしてみるという程度である。そして気に入った画をブログに整理してみるという感だ。フィルムを使って写真を撮った頃にように、フィルムそのものを求め、現像し、プリントするというような「やや大きい場合も?」という経費は発生するのでもない…

347円程度?カフェで珈琲を1杯頂くと400円やそれ以上という場合も在る。自身の感覚では「然程高価でもない…」という範囲の金額だ。その程度の金銭的な負担で「写真を撮ること」のような、大きな広がりを有する、そして簡単に飽きることのない趣味を楽しむことが出来る。実に好いことだと思う。

不意に妙なことを話題にしたかもしれない。これは、最近は「新たなデジタルカメラ機材の入手」という「誘惑」が非常に大きくなっているからに他ならない…

デジタルカメラ機材として、現在は<X100F><X-Pro2>とを専ら使っている。

これらのカメラ…同じ時期に世の中に送り出された同型カメラの中で「最も寒い部類な地域」で使われているということになるのかもしれない。<X100F>は2017年9月に、<X-Pro2>は2018年9月に各々入手していた。何れも酷く暑い場所へは行っていないのだが、冬季にロシアのサハリンに在った経過が在るので「氷点下10℃以下」という状況下でも使用している。そして地元の稚内では「吹雪?」という状況下でも使用している。<X100F>に関しては「防滴」や「耐寒」と謳われてはいないが、冬の寒さ―ユジノサハリンスクでの経験だが、晴天の日の方が低温になり易いものである…―の中で普通に使えた。<X-Pro2>に関しては「防滴」や「耐寒」が謳われているが、冬の寒さや「吹雪?」でも特段に問題は無かった。

こういう「何時でも使いたい時に使える」という「信頼度が高い道具」である<X100F><X-Pro2>とは、「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素晴らしい存在でもある。

そこに「新たなデジタルカメラ機材の入手」という「誘惑」?これは<X100F>に対する<X100V>、<X-Pro2>に対する<X-Pro3>というように、各々のデジタルカメラの「直接的後継機種」が相次いで登場したという事実である。

「信頼度が高い道具」で「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素敵なモノ…その「直接的後継機種」であるという<X100V>や<X-Pro3>に、強く興味は覚える…だから「デジタルカメラ機材の入手に少しだけ思い切った金額を投じるとして…何年間か使うなら、1日あたりで考えれば数百円…」というようなことも考えてしまうのだ…このデジタルカメラを入手するために資金を投じた場合に関して、「考えてみれば1日に数百円じゃないか…」というような言辞を弄すると、何処となく「数字は嘘を吐かないが、嘘吐きは数字を弄ぶ」というようなことも思わないでもないが…

自身が愛用する<X100F>は「4年目」、<X-Pro2>は「3年目」で「マダマダ元気!!」である。そして現実に「持ち歩く場面での利便」ということを思うと、「もう1台…」ということにもなり悪く、「入れ替える」というには<X100F><X-Pro2>への「愛着」が強く、「手放す」ということに「過ぎる程度に大きな抵抗感」を禁じ得ない。

<X100F>を入手して日が浅かった2017年9月、サハリンのアレクサンドロフスク・サハリンスキーで撮った画がこれだ…
around the Lighthouse, Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 (8)
↑崖のような山、古い灯台、海、空、雲…何れもこの時の光の中で見せていた質感が確りと記録され、そして画に纏め上げて見せてくれている。こういう画を撮ることが叶う<X100F>に魅せられた…

↓2018年2月、大阪で夜の照明に浮かび上がる<大阪市中央公会堂>を<X100F>で撮った…
Osaka on 23-02-2018 (39)
↑照明に浮かび上がる典雅な建物の感じを<X100F>は確り伝えてくれている…

↓2019年6月、大阪で通天閣の傍の宿に滞在し、夜遅めに引揚げた場面で、<X100F>を使って撮った…
07-06-2019 Osaka (50)
↑少し静かになった夜の空気感の描写が素晴らしいと思うのだが…この「固定」なレンズの画角が非常に好ましいとも思った。

↓そして極最近、2020年3月の小樽…<X100F>による画だ…
01-03-2020 Otaru in early morning (6)

少しだけ<X100F>を使った画を振り返った…入手して日が浅かった頃から現在に至るまで、何時でも「好い画を創り出す道具」として活躍し続けていることに、容易に思い至ってしまう…敢えて手放すようなことをする必然性は…「無い!」と判断した…

<X-Pro2>に関しては、<X100F>が非常に気に入ってしまった中で「少し違う画角?」と思い付いて入手したという経過であった。それ故…「少し違う画角?」を実現する交換レンズについて、「<X100F>と同じ画角=23mm=35㎜相当画角」は敢えて求めていない。厳密に言えば、所持している広角ズームレンズ(10-24mm)では「23mm=35mm相当画角」もズームの範囲に入ってはいるが…基本的には「50㎜=75㎜相当画角」、「35㎜=52mm相当画角」、「16㎜=24mm相当画角」の3本の単焦点レンズを使うようにしている感である。

↓広角ズームは、大阪の<あべのハルカス>のような巨大な高層ビルも労せずに1枚の画にスッポリと収めてしまうような広い画角から、概ね<X100F>のような画角までなので、なかなかに使い易い。
26-02-2019 Osaka (42)
↑一頃、色々な地域に出掛けると、「やや大きく重いようなレンズ」と思いながら、殆ど常時これを<X-Pro2>に装着した状態で持ち歩いて使っていた。

↓広角ズームは、こういうように「拡がり!」が感じられる画を創ることも出来る。これは奈良の旧駅舎を利用した観光案内所の周辺の様子である…
02-04-2019 Nara (13)

↓35㎜については、意外に綺麗に「切り取る」というイメージを持っている。これは奈良の氷室神社で桜が咲いている様子だ…
01-04-2019 Nara (10)

↓35㎜はレンズの方も「防滴」、「耐寒」を謳っているので、札幌の降雪の中でも活躍出来た…
28-12-2019 Sapporo (68)

↓50㎜はこういう遠景を撮る場面では大いに活躍する…画は日本海に浮かぶ利尻富士だ…
24-02-2020 vol02 (23)

↓動物園の動物というようなモノも50㎜の出番である…
03-01-2020 at Asahiyama Zoo, Asahikawa (96)

↓相対的に新しい16㎜…これは最近、非常に出番が多くなっている…
07-03-2020 morning vol02 (7)
↑流氷が稚内港に入り込んだ様子を眺めた際に、この16㎜を装着した<X-Pro2>も使った…

↓路面電車が現れるというような、街角の様子を撮る場面でも、16㎜は使い易い…
30-12-2019 Sapporo (97)

こうやって振り返ると…結局「現有のデジタルカメラ機材」を使えば、自身が撮るような写真は「粗方用事が足りる」ということが改めてよく判る…

<X100V>や<X-Pro3>に、強く興味は覚えるのだが…「積極的に入手を目指す事情や理由」に思い当たらない…<X100F><X-Pro2>とは「信頼度が高い道具」で「写真を撮る愉しさを改めて認識させてくれた」という素敵なモノである。「未だ使い続ける…」ということにしておきたい!愛用のデジタルカメラ機材をドンドン使って、好きな写真をドンドン撮りたいものだ…

小説『象の墓場』を読んで…(2020.01.26)

写真用のフィルムというモノ…「最後に求めたのは何時だったか?」と不意に思った…

↓そんなことを思ったのは、こういう小説を読んだからだ。「やや強い余韻」とでもいうようなモノが読後に残る小説だと思う…偶々覗いた書店で何となく眼に留めて入手した一冊であったが、紐解き始めると頁を繰る手が停まり悪くなってしまった。

象の墓場 (光文社文庫)



↑“実話”に着想を得ている物語で、非常に興味深い内容であると思う。明らかにかの<コダック>をモデルにした大企業の物語ということになる…

「歴史」とでも言えば、「遠い昔」というように思ってしまうと思うのだが、そういうモノに限らずに「自身の人生の時間」の中で、後から振り返って「あれば歴史上の大きな動きということになるかもしれない…」という動きは起こっているモノだ。

本作『象の墓場』は、世界的なフィルムメーカーに勤める最上という会社員を主要視点人物とし、1990年代から2000年代に入るまでの経過が描かれている。

1990年代から2000年代に入る頃というのは、“写真”というモノの在り方、存在感が人々の中でドンドン変わって行き、フィルムの会社のような企業のビジネスが大きく変わらざるを得なかった、或いは「古くからの写真フィルム関係のビジネスが倒壊」とでも言うようなプロセスが進んだ時期である。

自身でも1990年代に入ったような辺りに「趣味?写真…」という程度に写真を撮るようになっていたと思う。カメラを手にし、フィルムを入手し、それを使ってドンドン現像プリントをして、気に入った写真をアルバムに保存するというような感じになった。やがてカメラを多少グレードアップした、交換レンズを色々と入手ということも在ったが、何処かへ出掛けようという時等は「何十本」という程度にフィルムを買い込んで「X線をカット。鉛入り。食品を入れることを厳禁!!」という袋に容れて持ち運び、相当な経費を投じて現像プリントをしていた。フィルムに関しては「何となくの好み」で<コダック>や<AGFA>を選ぶことが多かったかもしれない…

2000年代に入り「話のタネに…」とデジタルカメラを入手した。コンパクトカメラのような形のモノで、確か<コダック>の製品だった。やがて「フィルムを求めて現像プリント」では経費が嵩んで、何となく「写真を愉しみ悪い?」と感じるようになり、何時の間にかフィルムを入れるカメラは全然使わなくなった。そして「デジタルカメラのデータを持ち込んでプリント」というのも、安価に普通に出来るようになった中、「プリントが欲しい場合はそのサービスを利用」ということになって行った。そうしていた間に、何時の間にか<〇〇カメラ>というような、カメラ関係のモノや家電等々を売る大きな量販店に寄って、「大量のフィルムが並んでいたコーナー」を視掛けなくなっていた…そういう中でデジタルカメラは何年か毎に入手して使い、近年では<フジフィルム>の<Xシリーズ>が気に入ってしまって愛用している訳だ。

本作『象の墓場』の作中、「フィルムからデジタルへの橋渡し」というようなことで、最上達は色々なことを試みた…が…「成功」というようなモノから見放され、社会がドンドン変わって行く。作品の冒頭と、作品の末尾とで最上は新聞社の写真部員であるカメラマンと話すのだが、この対話が作中で描かれた1990年代から2000年代に入る頃の「変化」を如実に表すものかもしれない。そしてこの間に最上達の「苦闘の日々」が描かれる。

ハッキリ言えば…作中の世界的大企業のようなフィルムメーカーが辿らざるを得なかった運命、様々な模索が巧く運ばない他方でドンドン進んだ時代の変化というようなモノを、「自身の人生の時間」の中での経験として承知している。それでも本作は眼が離せなかったと言うのは、「技術と人間と」とでもいうような、非常に大きなスケール、普遍的なことに想いを巡らせざるを得ないからだ。また「巨大過ぎて、成功し過ぎていた」が故に転落して立ち直り難くなった、作中の会社のモデルとなった<コダック>の他方、最近に至っても化学関連製品や独特なデジタルカメラで存在感を示す<フジフィルム>―小説の中にも明らかに<フジフィルム>をモデルにしていると見受けられる“商売敵”が登場していたが…―が在り、両者の明暗の差にも想いが巡る。

敢えてここで「読書の感想」を取上げたのは、「自身と写真との係わりの年月」を何となく想い起させる内容で、「既知の時代変化」ということに留まらないような、「やや強い余韻」とでもいうようなモノが読後に残る小説であったからだ。

因みに「写真用フィルムというモノを最後に求めたのは何時だったか?」という問いだが、最早その「何時?」を思い出す事さえままならない…

軽微な変更…:「各地の気象情報」の表示(2020.01.07)

パソコンでこのブログを視る場合、「3列」でコンテンツを表示している。

右側列の上方に「各地の気象情報」を表示して来た。

この「各地の気象情報」は、ロシアのウェブサイトに在った「各種サイトでの“インフォーマー”の表示」という機能で用意したモノである。

これまでは“ロシア語標記”の版になっていたが…それを“英語表記”に改めた。と言って、ロシア語アルファベットで書かれた地名が英語アルファベットに改まったというだけのことだ。しいて言えば、この機会に「表示する地点」を少し加えた。

Nevelsk(ネべリスク)、Korsakov(コルサコフ)、Yuzhno-Sakhalinsk(ユジノサハリンスク)はサハリンの各都市で、稚内との友好都市交流も在る各市だ。

Vladivostok(ウラジオストク)はロシアの沿海地方の、あのウラジオストクである。

以下は日本国内で、稚内、旭川、函館と北海道内の「北、中、南」という感じに並べた。更に、何となく大阪と鹿児島を加えておいた。

この「軽微な変更…」という趣旨を綴っている中、「各地の気象情報」の表示を一寸視る…

サハリンや沿海地方は北海道内より低温だ…稚内は氷点下1℃で、旭川が氷点下4℃、函館が氷点下5℃と北海道の南側に寒気が入っているらしい…本州の西寄りの大阪はプラス6℃で、九州の南の鹿児島はプラス13℃だ…

気温に加えて、各地名の在る列の右端には風の情報が在る。稚内は氷点下1℃で風速8m…ユジノサハリンスクは氷点下11度ながら無風の「Calm」…この場合、両地域での「戸外に出た場面での寒さの感じ方」に、実は気温差程に大きな差は無いという場合が見受けられる…

こういうようなことが単純に面白いので、これを表示しているのだが…何処かの気象状況を一寸知りたい場合、このブログを開いて、右上の“インフォーマー”に出る各地名をクリックすると詳しい情報が判る…以前はロシア語版にリンクしていたが、現在は英語版にリンクするようになった…

こういうような「軽微な変更…」を加えた次第、メモしておく…

新機材<XF16㎜F2.8>に関して…(2019.12.16)

↓愛用中の<X-Pro2>は「見た目」が非常に好いが…こうして写真に収めてみるということを時々やってしまう…
14-12-2019 my 'X-Pro2' (2)
(2019.12.14撮影)

↓本体とレンズとの接合部に「16」と在るのが判る画も…今般は「初めて使ったレンズを記録と記憶に…」ということで、こうやって<X-Pro2>を撮ってしまったのだ…
14-12-2019 my 'X-Pro2' (1)
(2019.12.14撮影)

既に<X-Pro2>は「離し難い愛用品」となっている。

これまで…本体とXF10-24㎜F4(広角ズーム)とXF50㎜F2(中望遠)を最初に入手し、XF35㎜F2を加えて現在に至っている。そしてこれらを<X100F>と併用している。<X100F>は先行して入手した。<X100F>を使うことが愉しく、「少し違う画角も…」と<X-Pro2>を入手して使うようになって行ったという側面も在る…

勿論、現状で好いとは思っているが…自身は「広角寄り」な画を撮ることを好むかもしれない。そういうことで、殊に「自身にとって目新しい場合も在る風景に出くわす」という状況が多い、他地域へ出るような場面では「広角ズーム」を使い続けるという事例が目立つという自覚が生まれ始めていた。

愛用している「広角ズーム」はなかなかに好いモノだと思っているのだが…「標準」を<X-Pro2>に装着した場面での「軽快さ」や、<X100F>を使う場合の「軽快なるが故の心地好さ」という点では「少し…」という感じもする。

そういう中、偶々「或る記事」が眼に触れた…

<Xシリーズ>のカメラやレンズを手掛けるメーカーの<富士フィルム>が手掛けている「或る記事」は、製品を世界各国の写真家が実際に使って、その撮影に関することや機材を使った感想等を綴っている一連のモノの一つであるのだが…「或る記事」の主役になっているオーストラリアの写真家は、<X-Pro2>の後継機になる<X-Pro3>に<XF16㎜F2.8>を装着して、カメラはそれだけらしい状態でシベリアを訪ねて写真を撮るというようなことを「或る記事」の中でやっていた…

“防滴”や“耐寒”を謳うコンパクトなレンズの<コンパクトプライム>と称するシリーズ…自身で使っている<XF35㎜F2>と<XF50㎜F2>もそのシリーズだが、<XF16㎜F2.8>もそのシリーズで「24㎜相当」という画角の広角単焦点レンズだ。

「或る記事」のマイケル・コインというオーストラリアの写真家のように大袈裟な撮影旅行こそ簡単にする訳でもないが…「広角単焦点レンズ1本」ということであれば、「身軽に動いて、訪ねた場所で出逢う様々なモノを撮る」というようなことをするには好適であるというような思いが高まった…

現行の「<X-Pro2>と3本のレンズ+<X100F>」で不満は無いが、それでも色々なレンズの情報には随時触れていた。が、そういう中で「或る記事」は、自身の中で「決定打」のようになった…

そういうことで今般は<XF16㎜F2.8>を自身の“御用達”というように利用している札幌駅近くの量販店を訪ねて入手し、それを試用する時間を少々設けてみた訳である…既に使用して撮った画をこのブログでも掲載し始めているが…

↓「広角」というのは、読者諸賢に在って御案内のように、こういう画が得意なモノだ…
14-12-2019 Sapporo (17)
(2019.12.14撮影)

↓「広角」というのは、こういう自身が心地好いと思うような画も得意だ…
15-12-2019 Sapporo (9)
(2019.12.15撮影)

↓建物の真ん前で、正面の概ね全体を1枚の画に収めるというようなことも「広角」の得意分野だ…
15-12-2019 Sapporo (6)
(2019.12.15撮影)

↓眼前のモノの全体像、場の高さも奥行きも、やや誇張しながら1枚の画に…これも「広角」の得意分野だ…
15-12-2019 Asahikawa (7)
(2019.12.15撮影)

↓宿の居室というような「普通の室内」でも、「広角」は使える…
15-12-2019 Asahikawa (33)
(2019.12.15撮影)

↓レンズは「F2.8」で、然程明るいでもない場所でも十分使い易いと思う。従前から、ズームの「F4」でも似たような状況で多用していたが、これは更に使い易い…
14-12-2019 Sapporo (28)
(2019.12.14撮影)

↓加えて、この時のように多少雪が交じっていても、“防滴”や“耐寒”を謳っているので使用し易い…
15-12-2019 Asahikawa (26)
(2019.12.15撮影)

というようなことで…何か非常に満足している…

↓こういう感じで、<コンパクトプライム>と称するシリーズが3本になった…
14-12-2019 my 'X-Pro2' (5)
(2019.12.14)

これからは、写真を撮ることが益々愉しくなって行くようにも思う…

「備忘録」…(2019.11.27)

このブログは2016年4月に「モノクロ写真を主体に纏めている場」として、「撮影地毎にカテゴリを設定してモノクロ写真を掲出した記事を公開」ということに、加えて「撮って直ぐという場合も、少し前の“好いな…”というモノも混在」とことで現在まで続けている。そうやって綴って来た記事の総本数が、何時の間にか3000本を大きく超えていた…

当初は<P7700>でモノクロの画を撮って愉しんだが、そのうちに<X100F>や<X-Pro2>を入手し、“フィルムシミュレーション”の御蔭でモノクロの画を撮ることが益々愉しくなり、このブログの記事もそれに伴って増えたという事情も生じていると思う。

ブログのカテゴリに関しては、「国内の都道府県毎」を基本として「掲載写真を撮った都府県」のモノを各々に設け、「北海道」だけは北海道/稚内」とか「北海道/旭川」という具合に地域名を補うようにした。後から「ロシアの連邦構成体」(※「○○州」、「○○地方」というようなモノ)を2つ―「サハリン州」と「沿海地方」―加えた…

各カテゴリを見渡して、殊に記事本数が多いモノ…「3桁以上」という基準で挙げてみると…

「サハリン州」=1329、「沿海地方」=213、「稚内」=716、「旭川」=119、「札幌」=212、「大阪府」=141

これらに次いで多いモノは…

「兵庫県」=93、「奈良県」=84、「京都府」=79、「その他の北海道内」=74、「美瑛」=52、「鹿児島県」=45

というような感じだ。

「サハリン州」(=1329)と「稚内」(=716)とだけで2000本を超える。かなりの突出だが、これは「地元」または「地元同然に滞在する時間が長かった」という事由によるものだ。そして「札幌」は、自身にとっては「地元に準じるような地域」ということになり、立寄って滞在という機会も多めで、その滞在時間もやや長めになることが在る…

「その他の北海道内」(=74)に関しては「様々な場所」で撮った写真を何となく集めているので、少し本数が多めになっているということなのだが、他のここに挙げたカテゴリに関しては「ブログで取り上げている写真を撮った近年で、頻繁に訪ねる、立寄っている場所で、その都度に多く写真を撮っている」ということであるか、「訪ねた中で相当な写真を撮っている」ということになる訳だ。

「沿海地方」は、専ら「ウラジオストクを訪ねた経過」の中で撮っている画を使った記事だ…

↓大きな橋梁も撮れば…
05-11-2018 Vladivostok vol02 (44)

↓カフェの飲物も撮る…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (2)

「旭川」は、何かと用事で出掛ける他、札幌やそれ以外の地域へ出掛ける途中に寄って、「勝手知った(つもりになっている)他所」と称して随分と写真を撮る…

↓とりあえず旭川駅で写真を撮るというのが多い…
11-11-2019 Asahikawa vol02 (8)

↓そして旭橋もお気に入りだ…
09-11-2019 Asahikawa in morning (4)

「大阪府」だが、これは「関西以西へ…」という旅をする際に立寄る、通り過ぎる、滞在すると、その時々に様々な形で「大阪に在る…」ということになって写真を撮っているのだ…

↓通天閣が視える風景が殊に気に入っているのだが…かなり色々なモノを様々に撮っている…
07-06-2019 Osaka (50)

「兵庫県」は神戸に在った経過が多い…近年は「神戸空港と新千歳空港とを結ぶ便を利用」という場合も幾分在るからだ…

↓神戸の様々な様子を撮っているが…
Kobe on 23-02-2018 (4)

↓淡路島に至るまで、県内各所にも立寄っている…
Goshiki on Awaji Island on 23-02-2018 (9)

「奈良県」は、最近「好感度上昇」という感じだ…県内の方々を動き回っている…

↓このJR奈良駅辺りの眺めが酷く気に入り、加えて適当に静かで居心地が好く、方々を巡る交通も便利なので奈良が気に入ったということなのだが…
02-04-2019 Nara (13)

↓この<又兵衛桜>のような美しい自然や…
02-04-2019 Uda, Nara pref (2)

↓由緒ある<大神神社>のような古いモノが多い地域である…訪ねる価値は高いと考えている。
24-02-2019 Omiwa-Jinjya Shrine (3)

「京都府」に関しては、何かの折に京都に立寄っている例が存外に在るということだ…

↓この桜の時季の東寺というように、「折々に画になるモノ」が溢れている場所だと思う…
03-04-2019 Kyoto (98)

「鹿児島県」については、近年に旅をした経過を通じて「屈指の気に入っている訪問先」として挙げてみたい感の場所だ…

↓鹿児島は桜島を望む街で景色が好い…
27-11-2018 Kagoshima vol02 (19)

↓鹿児島の街は路面電車で巡るというのが好い…
27-11-2018 Kgaoshima vol03 (35)

↓この霧島神宮のように、県内には色々と興味深い場所も多く在る…
27-11-2018 Kashima-Jingu vol02 (9)

「美瑛」に関しては、「写真を撮って愉しむ目的」という意味では、訪ねた回数は限定的であるものの、「最も積極的に活動している」という感の場所だ…

↓つい最近も、この<青い池>を訪ねてみたばかりだった…
09-11-2019 at Biei vol02 (37)

「備忘録」ということで、このブログでの記事本数(=掲載写真の数)が多いカテゴリを挙げて振り返ってみた。様々な写真の在る記事は、左側の「カテゴリ」の気になる場所の地名をクリックすれば出て来るようになっているのだが…

これからも「何処かを訪ねたから写真を撮る」なのか「写真を撮りたいので何処かを訪ねる」なのか判然としないが、色々な画を取り上げて、このブログを綴り続けたいというように思う…

<X100F>=2年余り…<X-Pro2>=1年余り…(2019.09.17)

やや…長い話しになってしまう…

過日、友人と歓談していてカメラに話題が及んだ…

カメラというようなモノを求めようとすれば、文字どおりに「ピンからキリまで」であって、求めようとする時に「思い付いた!これを買う!!」と即決出来るモノも在れば、「これは…無理!」というモノも、「一寸…躊躇う…どうしようか?」というモノも在る。<X100F>や<X-Pro2>はこの「一寸…躊躇う…どうしようか?」という範疇のモノであるように見受けられる。が…デジタルカメラの場合、フィルム、現像、プリントというような経費や手間と殆ど無縁に、「愉しんでドンドン写真を撮る」というように使用可能である。故に「気に入ったカメラを入手して、大事に何年間か使い続ける分には、“金が掛かりすぎる買物”という程でもないのではないか?」という話題になった訳である。

自身は「フィルムを使うカメラ」の時代に写真を撮ることを愉しみ始めている。フィルム、現像、プリントというような経費や手間…然程気に掛けずに済む範囲を逸脱してしまう場合が無かった訳ではない。が、デジタルカメラを多用するようになってから、そのフィルム、現像、プリントというような経費や手間から免れてしまい、「愉しんでドンドン撮る」ということが最優先になって行ったのだ。

そうやってデジタルカメラを使って写真を愉しんでいた中、「写真を愉しむようになった初期の頃、機械式一眼レフに単焦点のレンズを装着して使っていた…あの頃のような感触?」と、「単焦点レンズ搭載のカメラ」または「レンズ交換式に単焦点レンズを装着して使う」ということを思い付いたのだった。

そういう中で<X100F>を入手した。何か「“持っている”というだけで嬉しい!」というような、独特な存在感が在り、思っていたように「単焦点レンズで写真を撮る」のが愉しく、殆ど常時持ち歩いて多用するようになった。

そうしている間に「多少違う画角の画?レンズ交換式?」という想いが頭をもたげた…<X100F>が非常に好かったので、「或いは同じメーカーのレンズ交換式のカメラを入手?」と何時の間にか考えていた。そして…「“持っている”というだけで嬉しい!」というような事由で、他候補を押し退けて、<X-Pro2>を入手してしまった訳だ。

現在、その「“持っている”というだけで嬉しい!」というようなカメラを2台使っている。実に幸せなことなのであろう…最初に<X100F>を入手したのは2017年9月であり、続いて<X-Pro2>を入手したのは2018年9月であった。各々「2年余り」、「1年余り」と一定程度の時日を経た…

愛用中の2台のカメラに関しては<フィルムシミレーション>という、「各種フィルムのような雰囲気の画」を記録することが出来る機能が備えられている。この機能を使って、モノクロフィルムの<ACROS>の雰囲気に画を仕上げてくれるというのが在り、写真を撮る場面では多用している。各カメラで撮った、そのモノクロ画でカメラについて一寸振り返りたい…

<X100F>を入手して日が浅かった頃…サハリンのやや北方、南北に長い島の半ば辺りの日本海岸に在る古い街、アレクサンドロフスク・サハリンスキーを訪ねる機会を設けた際、既に確りと<X100F>を持参した。

↓こういう画を撮った…(2017.09.23撮影)
around the Lighthouse, Alexandrovsk-Sakhalinsky 23-09-2017 (8)

古い灯台が在るジョンキェル岬を、半ば崖のようになった山の上から望んだ場面…こういう場面で「<X100F>の画角!」で画を創ろうとした訳だ…

使い始めて日が浅い時点で、既に「単焦点レンズ」の画角を「制約」ということでもなく、「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創るということにした訳だ。

↓こんな画も撮った…(2017.09.24撮影)
Alexandrovsk-Sakhalinsky 24-09-2017 (31)

「遠景」ということでもない「街の様子」というようなモノに関して、<X100F>のレンズは「得意分野」と見受けられる…

この場面では、広場の脇の建物に夥しい数の鳩が居て、その鳩が飛ぶ様を切り取ったのだが、こういう画を創るという営みが「単焦点レンズ」の愉しさそのもののように思う。

↓こんな画を撮った…(2017.12.12撮影)
12-12-2017 evening (10)
↑ユジノサハリンスクだ…樺太時代の1937年に竣工した、独特な「帝冠様式」の建物が積もった雪と辺りの灯りに浮かび上がるような感じである…

<X100F>のレンズは開放値で「F2」と明るい。そこで、常用しているバッグに入れて持ち歩けば、こういう薄暗い状態でも然程問題無く写真を撮ることが叶う。

↓こんな画を撮った…(2019.03.30撮影)
30-03-2019 UUS (5)
↑ユジノサハリンスク空港内のカフェで、搭乗までの待ち時間にゆったりと頂いた珈琲である…

<X100F>のレンズは、こういう「手近のカップ」のようなモノに焦点を合わせると、辺りが綺麗なボケとなる。この種の使い方…存外に多用している。或いは上記のような画は、このカメラで「撮りたい典型的な画」という感なのかもしれない…

↓こんな画を撮った…(2019.06.07撮影)
07-06-2019 Osaka (11)
↑関西方面に出た際、滞在した宿に近かった今宮戎神社を訪ねた時に撮っている。

画で判るように、この時は雨だった…<X100F>は「防滴」というようなことは謳われていないが、専用レザーケースに入れて濡れないように持ち歩き、「一寸出して、一寸撮る…」という按配であれば、然程気を遣わずに写真を撮ることも出来た…

こうして「ざっくりと振り返る」だけでも、<X100F>は「手近なテーブルの上から遠景まで、多少暗くても、多少雨でも、何時でも何処でも使える」という感だ。そして各々の画も悪くないと思っている…

こういう「素晴らしい!」と言い得る<X100F>が在る他方で、「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>も入手し、併用するようになって行った…

「多少違う画角の画?レンズ交換式?」と<X-Pro2>を求めた際、最初に2本、続いて1本と計3本の交換レンズを入手して愛用している。

<XF50mmF2>…これは「中望遠」という趣である。

↓焦点距離の関係で、屋内では多少使い悪い場合も無くはない画角だが…「キッチリと切り取る」というような画を創ることが出来る…(2018.10.04撮影)
04-10-2018 vol02
↑ユジノサハリンスクで、持ち帰りの珈琲を売る店で見掛けた看板の画だ…

↓少しだけ離れたモノを、適当に拡大出来るような感じ…同時に背後が適当にボケて、なかなかに好い…(2018.10.15撮影)
15-10-2018 ALIH (76)
↑ユジノサハリンスクのアイスホッケーの試合会場で、ベンチ脇に用意された、選手たちが使うスティックが面白いと思って撮ったのだった…

↓<XF50mmF2>は開放値で「F2」と明るい…多少暗い感じでも使い易い…(2018.10.12撮影)
'777band' on 12-10-2018 (147)
↑ユジノサハリンスクの飲食店…週末等にバンド演奏が入るのだが、そのバンド演奏の場面で撮った。特段に撮影は禁止ということでもない…

↓開放値で「F2」と明るい<XF50mmF2>なので、ISOをやや高めに固定すれば、ダイナミックな動きが「止まって画に写る」という程度のシャッター速度が確保出来る…(2018.11.10撮影)
10-11-2018 VOSTOK-65 (53)
↑ユジノサハリンスクのバスケットボールチームヴォストーク65>の試合会場で撮った画だ…#3のミッチェル―ロシアのリーグには国外出身選手も活躍している…ミッチェルは米国出身の選手…―が大きく跳躍してダンクシュートを決めた場面だ…

<XF35mmF2>…これは「標準」という感だ…<X100F>の「23mm」と比べると、存外に画角は狭い感もする…

↓このレンズは、存外に「テーブルの上」というような状況の撮影が得意かもしれない…背景も適度にボケる…(2019.09.04撮影)
04-09-2019 (49)
↑何となく求めてしまった煙草の<ゴールデンバット>を稚内のカフェで撮った画だ…何やら妙に“雰囲気”が在るかもしれない画だ…

↓こういうような風景の撮影にも対応可能な<XF35mmF2>だ…(2019.09.13撮影)
13-09-2019 evening (6)
↑稚内港北防波堤ドーム…月が輝き始める頃だが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので、こういう薄暗い場所でも使い易い…

↓こんな「広い屋内」も<XF35mmF2>では撮り易いかもしれない…(2019.09.01撮影)
01-09-2019 Sapporo in morning (6)
↑早朝の札幌駅の中である…未だ多少暗いが、開放値で「F2」と明るい<XF35mmF2>なので撮り易い…

↓こういう路面電車のようなモノも「1枚の画」に纏まり易いのが<XF35mmF2>の画角であると思う…(2019.08.31撮影)
31-08-2019 Sapporo (85)
↑歩道橋の上から軌道を行き交う路面電車が視える…札幌の「気に入っている場所」での画だ…

↓このレンズは「防滴」が謳われているので、雪が降っている中でも余り躊躇わずに使える…(2019.03.27撮影)
27-03-2019 morning (9)
↑雪が少なかったシーズンの終わりそうな時季に至り、何となく多目に雪が降ったユジノサハリンスクの街中である…吹雪いている中の街と、近くの車輌の感じが綺麗に記録された…

<XF10-24mmF4>は「広角ズーム」である。“ワイド端”側は「かなり広い画角」で、“テレ端”側は<X100F>に近い画角だ…

↓海面から、様々な雲が広がる空の高い辺りまで、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまうような範囲が画になってしまう…“ワイド端”の画だ…(2018.09.29撮影)
29-09-2018 Vladivostok vol05 (6)
↑ウラジオストクを訪ねた際、港で大きな橋梁と空とを望んだ時の画だ…

↓“横位置”の画でも、「視て認識出来る広めな視野」を超えてしまいそうな範囲を画に収めることが叶う。「ズーム」なので、邪魔な感じなモノ―この画の場合、脇に他所の人の手や頭が中途半端に入る場合が在ったので、それが入らないようにした…―が画に入らないように調整することが出来る。(2019.09.01撮影)
01-09-2019 Hakodate (96)
↑「好天の休日」で、酷く賑わっていた函館山での画…とにかく酷く混み合う中、カメラを手持ちで撮っているのだが、「F4」でも十分に明るく、「手ブレ補正」の機能も在るので、まずまずな仕上がりの画を撮ることが出来たと思う…

↓巨大な超高層ビルも、スッキリと全体像を画に入れてしまえる…この種の広角のよく在る使い方ではあるが…(2019.02.26撮影)
26-02-2019 Osaka (42)
↑関西に立ち寄った時に訪ねた<あべのハルカス>の辺りで、あの巨大なビルを見上げた時に撮っている…これも日没後の夜間ながら、「手ブレ補正」の機能が活きているように思える画だ…

↓然程広くない屋内でも、何となく「概ね全体」を画に収めることが叶うのが、この「広角ズーム」の面白さでもある…(2019.01.07撮影)
07-01-2019 morning (13)
↑ユジノサハリンスク市内の、ドーム型の小さな建物のカフェ内部である…

これら3本の中、最初に入手したのは<XF50mmF2>と<XF10-24mmF4>である。<XF50mmF2>は迷わずに入手したが、<XF10-24mmF4>については当初に思い描いた広角の単焦点レンズの在庫が偶々訪ねた店に無かった中で「これは使い易そう…」と入手した。そして少し後に、<XF50mmF2>よりも「出番が多くなりそう?」と<XF35mmF2>を入手している…

結局…<X100F>と“テレ端”の画角が被ってしまうものの<XF10-24mmF4>を使用する機会がやや多いかもしれない…<X100F>の画角、或いはより以上の広角を心地好いと思っているのかもしれない。或いは、殊に余り訪ねない他地域を訪れたような場面で顕著な傾向を帯びるが、「視たモノを記録して記憶に留めよう…」という意識が働くのか、他地域では「<XF10-24mmF4>を装着した状態の<X-Pro2>」をずうっと提げている場合も在る…

とは言え、他の2本に比べて<XF10-24mmF4>はやや大きく重いので、普段は<XF35mmF2>を装着している頻度も高いと思う…

<X100F>は入手から「2年余り」、<X-Pro2>は「1年余り」と一定程度の時日を経た…各カメラで、また各レンズで撮った写真を挙げて色々と振り返った…結局…道具としての各カメラやレンズに関しては、各々に「“持っている”というだけで嬉しい!」というような感じ方もしていて、写真を撮ることが益々愉しい。

これから先?新たな交換レンズを入手して使うという余地は在るが…在るレンズの画角等について、「制約」ということでもなく「道具が有している可能性」と捉えて、「可能な範囲で出来るように」と画を創ると考えている訳で、「好いなぁ…」と新たなモノに手を伸ばさずとも「在るモノを使い倒そう!!」と考えたい。そうは言っても…「余りに魅力的!」がドンドン発売されて行きそうではある…

何れにしても、当面は<X100F>と<X-Pro2>とを愛用し続けると思う。それは間違い無い。思い付きで挙げてしまった過去の画の数々を視ても、「自身が何となく撮るような画に関しては、現有機材で殆ど全て対応可能…」とも見受けられるのだから…そして撮った画は、こちらのブログにドンドン掲載して行く…

<25RUS - Vladivostok 2018>:PhotoZINE 完成!!(2019.07.26)

時々、拙作写真を使って“写真集”的なモノを創ってみる…その種の「フォトブック」というようなモノについては、色々なサービスが在って、写真さえ在れば然程難しい訳でもない…

ふと思った…その“写真集”的なモノを創ってみるということについて、「暫く御無沙汰?」という感じで、何か酷く「創りたい…」という気分にもなっていた…

↓で…創ってしまった…
26-07-2019 my album (1)
↑A4版で、グラフ雑誌か何かのような設えになった…

「ウラジオストク?行ってみたい…」と少し長く思っていて…2018年4月に思い付いて訪ねてみて、何となく好かったので何回も訪ねた…訪ねる都度に「気に入った!!」に出くわした感でもあったので、時々ウラジオストクを思い出している…

↓ウラジオストクで撮った画を使用した記事は下記に纏まっているのだが…非常に気に入っている画も多い。
>>ロシア/沿海地方の記事一覧


↓上記のような、ブログ記事にも使った画を適当に選び、「一冊」に仕上げた訳だ…

26-07-2019 my album (2)

↓こうやって「誌面に掲載の写真」という雰囲気で眺めると…また一味違う…
26-07-2019 my album (5)

↓今般は「モノクロ写真のみ」で創ってみた。意外に興味深い感じだ…
26-07-2019 my album (3)

今般は「PhotoZINE」(フォトジン)と称する、雑誌的な仕上がりになるサービスを利用してみた訳だ…何れまた、この種のモノを創ることであろう…

フォトブック<フジフイルムプリント&ギフト>

新たに…

このブログに新しいカテゴリを設けることとした…

ランダムに、方々で撮ったモノクロ写真を掲出する記事が中心のこのブログでは、原則として「(国内の場合は)写真撮影地の都道府県」ということでカテゴリを設けている。故に「これまでに当該都道府県で撮った写真が無かったが、新たに加えたい」という場面で“○○県”という具合にカテゴリを新設していた。

今般は…そういうモノと性質を異にする…

最近は「写真を撮る」と思い立った場合にモノクロが占める割合が高くなった…何処かで写真を撮って、“備忘録”的な性質も帯びるが、何に興味を覚えて、どんな状態で写真を撮ったのか、或いは訪ねた場所や撮影したモノに関することを各記事に綴っている。そういうことは、このブログの以前から手掛けているのだが、最近は「先ずはモノクロから…」という場合も増えている。

そういう状況を踏まえ…このブログの中に新カテゴリを設定し、そこに「カメラを抱えて出掛けてみた記憶」と「その出掛けた辺りで考えていたこと」等々を綴ってみようと思う。

考えてみると…私は「出掛ける」という場面で、他の方に伝えると「!?」という反応が在る場合も排除し得ないような、「(客観的に)不思議」な動きをする場合も在ると思われる。そういうことに関して、記憶が鮮明な中で綴っておくというのは、自身にとって無駄ではない。このブログの読者諸賢にとっても面白い場合も在るかもしれない…

実は…「月が改まる日」でもある土曜日から…一寸だけ出掛ける…それを契機にこんなことを思い付いた訳だ…

このブログでは、例えば「4月の旅で撮った画の後に2月の旅のモノが登場し、その後は7月の画が登場」と“時系列”を尊重しているのでもない記事作成をしている。それは多分続く…他方、この新カテゴリの内容で「動いた時系列」を後から或る程度追跡出来る訳だ…

新カテゴリは<память>(パーミャチ)と名付ける…「記憶」という程の意味だ…