<高砂酒造>…:旭川(2023.11.05)

↓明治時代からの建築というモノは、現在の街中では酷く目立つと思う。
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↓様々な理由は在ったのだと思うが、旭川は酒造業が栄えた経過が在り、現在でも酒造会社が立地している。この<高砂酒造>もそうした会社の一つだ。
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↓旭川駅前の宮下通を進んだ辺りで、比較的訪ね易い場所に在る酒造会社だ。
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↓酒造業者の間では伝統的な、そして御馴染の“杉玉”も在る。
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↓こういう古い時代の部屋の感じも伝えられている場所だ。
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↓明治期から昭和初期の商家の部屋という風情がよく伝わっていると思う。
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↓暫し眺め入っていた。
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↓こういう旧いロゴマークは趣深いとも思う。
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↓清酒醸造に関連する情報ということで、精米に関する展示が在って、何か興味深かった。
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↓売店で甘酒が売られていた。求めてみたが、これが美味かった。
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↓酒粕を溶いて作る甘酒という感じで、何か久し振りに頂いた。
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↓旭川に在っては「立寄り易く、同時に興味深い」という場所だと思う。
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「罪から清められた人は幸い」…(2023.11.05)

旭川の街を、朝から午後までにかなり長く歩き廻った。もっと寄ってみたい場所も在ったが、何から酷く歩き廻って、終いに「足の動きが好くない?」という具合、所謂「足取りが重い」という状況にも陥り、遅い昼食と一寸した買物という時間を経て宿へ引揚げ、早朝迄休んだ。

↓そういう日の午後にこんなモノに出くわした。
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↑「余り顧みられていない?」という風な、鉄道の脇の空地を囲う、草が酷く伸びた感じの場所を囲う古びたフェンスに掲出された看板だ。

人の“罪”なるモノは簡単に「清められる」という性質なのだろうか?誰しもが各々に“罪”とでも名付けるべきモノを負って人生を歩むのであれば、それが簡単に清算されるモノとも思い悪い。が、そういうモノが清められるのであれば、それは「幸い」とでも呼ぶ他に無いであろう。

「見過ごしそうな…否、多くの場合に見過ごしているであろう看板」だが、何か考えさせられた。

眞久寺…:旭川(2023.11.03)

旭川に着いて<ちろる>で一息入れてから更に歩いた。

↓「寺だ…」と思えば、何やら英語の看板が掲出されている。
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↑「Shingon-Buddhism Chisan-sect」というのは?「真言宗智山派」のことだ。こういう英訳になるのであろうが、「「Shingon-Buddhism」が英語話者の間で如何程に「判る」のかが不明だ。更に「Chisan-sect」の「智山派」である。そういう余計な事も思ったが、旭川の真言宗智山派の寺というのは興味深い。

「真言宗智山派」だが、これは空海が開いた真言宗の一派で、興教大師覚鑁(かくばん)(1095-1144)による「新義真言宗」に根を持つ一派だ。高野山の内部での対立が深まり、後に「新義真言宗」というように呼ばれた考え方の人達は根来寺に拠るようになった。時代が下り、根来寺は地域の一大勢力となるのだが、豊臣秀吉政権によって制圧されて荒廃した。そういう中で「新義真言宗」の活動を続けた人達は在った。徳川家康の時代になって、京都の智積院が起り、そこを本山とする活動をする人達が「真言宗智山派」というようになって行く。

その智山派は、明治期に開拓が進められる北海道での活動を企図した。1892(明治25)年に旭川村で寺が起り、1907(明治40)年に「成田山眞久寺」と号するようになった。それがこの、旭川の街に在る眞久寺が登場した経過ということになる。

↓何か「真言宗の寺」という雰囲気が濃い本堂だ。
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↓無事に旭川に着いたが、日頃の安寧に感謝しながら参拝をした。
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↓独特な趣が在る建物だ。
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↓脇の六角堂も美しかった。
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↓寺務所に立寄って御朱印も頂いた。
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↓北海道内の霊場巡りの御朱印が在る。
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↓そして大黒天で3種の御朱印が基本だ。
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↓そして限定の切り絵の不動明王が在って、現在こちらで頂ける計4種の御朱印を集めてしまった。
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眞久寺の礎が築かれたという1892(明治25)年頃と言えば、旭川辺りの開拓が本格化するような時代であったのだと思う。開拓されて行く各地では、その開拓の比較的早い時期に社寺も起こされている。そういう経過を想い起させる眞久寺だ。同時に、「成田山」の不動明王信仰の流れを色濃く汲むのが「真言宗智山派」の寺で、眞久寺もそういう流れの寺なのだと思う。

何となく辺りを歩き廻って、少し興味深い場所に出逢うことが叶った。こういう出逢いには感謝したい。

<ちろる>…:旭川(2023.11.03)

列車で旭川駅に着いた後、嵩張るモノをロッカーに預けて少し街を歩いた。

↓何となく眼に留まった様子だ。
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↑少し古い建物に入っている御店と見受けられた。

↓聞き覚えが在る<ちろる>という名。老舗の喫茶店だ。
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↑一寸立寄ってみた。初めてだった。

↓こういう中は雰囲気だ。
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↓席に着いて少し寛ぐこととした。
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↓何方かが寄贈したのだと思われる<ちろる>のマッチ箱のコレクションが飾られていたのを眼に留めた。
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<ちろる>という喫茶店は1939(昭和14)年に起こったそうだ。現在の建物での経過も長い。2011年頃にこの建物の内装を改め、店名を受継いで現在の御店になっているということであった。最近読了した小説『氷点』は1964(昭和39)年に発表されていて、作中の主要な舞台が現在の旭川市内であるが、そんな時代には既に営業していて知られていた御店だった筈だ。小説『氷点』にも、作中人物が立寄る喫茶店としてさり気なく<ちろる>と出て来る。多分、作者も立寄っていたのだと思った。

↓ブレンドの珈琲は“深煎り”、“中煎り”、“浅煎り”から択ぶ。“浅煎り”を所望した。苦み以外の珈琲の味が前面に出るような感じで、こういう感じも意外に好きなのだ。
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↓未だ午前中で、所謂「モーニングセット」を御願いした。こういう具合にトーストとゆで卵が供された。
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↓ジャムが択べるようになっていた。ブルーベリーを所望した。
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↓パンにブルーベリージャムを載せた。小さな瓶の中身で適量だった。
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↓未だストーブは点いていなかった。
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↓動かなくなってしまっているというが、旧い時計が飾られていた。この御店に流れた「時間」を象徴しているような気もした。
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↓少し感じが好い場所と出逢えた感じだ。
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Merry Christmas…(2023.11.04)

↓旭川駅にも直結の商業施設の、宮下通側の入口である。
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↓11月の「4日」なのだが…何やらクリスマスソングも流れていた。個人的にはやや驚いた。
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今季、この種のモノを見た最初の例かもしれない…「綺麗で賑やか」というのも悪くないかもしれないが…

エゾリス…:<外国樹種見本林>:神楽:旭川(2023.11.05)

<外国樹種見本林>を訪ねる」というようにも「<三浦綾子記念文学館>を訪ねる」というようにも言い得る状況だと思う。

三浦綾子の作家デビュー作品で、大好評を博して現在も読み継がれている(因みに自身も最近読了した…)小説『氷点』の物語の舞台のモデルに
なっているのが<外国樹種見本林>である。その「所縁の場所」の際たるものである場所に<三浦綾子記念文学館>は在る訳だ。

自身はとりあえず、<外国樹種見本林>を旭川駅東口の宿から歩いて訪ね、<三浦綾子記念文学館>を興味深く見学する時間を挟んで林を散策した。好天に恵まれて快適であった。そういう中である…

↓静かな林で「何か動いた!」と些か驚いた。
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↓「速い!」と注目した。
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↓木の根元や木々の間の落葉の地面を駆けるばかりではなく、素早く木にも上り、そして撥ねる。
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↓何やらなかなかの運動量に驚く。林の住民たるエゾリスである。
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↓複数の個体が各々に動き回っている。何か「木々の間で蠢く忍者」を連想した。木の間隔が然程広くない箇所では、木から木へ飛び移るような動きまで披露していた。
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↓忙しなく動き回るエゾリスだが、時には短い時間ながら立ち止まる。
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↓晩秋の陽射しが眩しい箇所でも撥ねるように駆け回っていた。
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↓「エゾリスも生息する<外国樹種見本林>」と聞いていなかったのではないが、こんなにアッサリと出くわすとは予期していなかった。
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同じ種類、または亜種ということになるのだと思うが、サハリンのユジノサハリンスクでリスを見掛けた記憶は在る。と言って、北海道内で見た記憶は殆ど無い。こんなにアッサリと出くわしたのは驚きであるが、或いは冬季を前に積極的に活動する時季であったのかも知れない。またこの「林の忍者」のようなエゾリスにも御目に掛ってみたい。或いは「神楽地区のマスコット」というような存在感も放っているのかもしれない…

<三浦綾子記念文学館>:<外国樹種見本林>:神楽:旭川(2023.11.05)

<外国樹種見本林>の入口辺りにこんな建物が在る。
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↓直ぐ隣にはこういう建物も在る。
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<外国樹種見本林>の入口辺りからは、こういう具合に2棟並ぶ感じにも見える。出入口を経由して、2棟の中に各々に入ることが出来る。
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↓この建物が作家の作品や人生等を紹介する<三浦綾子記念文学館>である。
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↑1998(平成10)年に開館した民営の記念館ということである。

↓<三浦綾子記念文学館>のあらましと、三浦綾子と彼女を支え続けた夫の三浦光世の概要等を綴ったリーフレットが在る。加えて三浦綾子の小説『氷点』の物語の舞台のモデルになっている場所等を詳しく紹介したリーフレットも在る。
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中の展示品では、三浦綾子が愛用した万年筆や取材旅行で使ったという小さなカメラ―「昔、こういうの在った!!」と自身では似たようなモノを触ったことは無いが、思わず見入った…―が何か記憶に残る。

また旭川に在って小説家デビューをした三浦綾子は旭川に住み続け、若い頃に病気を患った経過も在る彼女を夫の三浦光世が献身的に支えた。何時しか、2人で「綾子が後述する案を光世が原稿用紙に綴り、話し合って校正する」というような創作方式が定着したようだ。その“現場”である旭川市豊岡の御自宅に在ったという部屋を再現した展示は強く惹かれて見入った。脇に偶々読了して日が浅い小説『氷点』に纏わる解説も掲示されていて面白かった。

そして企画展は、ほぼ同年代の作家である遠藤周作に纏わる展示が在って興味深かった。

何か、凄く好い感じの場所に出逢ったような気がしている。早くも訪問の余韻に浸っているというような感じだ。

<外国樹種見本林>:神楽:旭川(2023.11.05)

↓こういう場所が在る。
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北海道の開拓が進む中、気候に適した樹木を植えて、森林資源を護り育むという問題意識も高まった。そういう中、外国由来の樹木も含めて植樹を志向する動きが在って。1898(明治31)年にヨーロッパアカマツ、ヨーロッパカラマツ、ストローブマツの苗木を初めて植栽して始まったというのが、この旭川市神楽に在る<外国樹種見本林>である。長い歴史を有していて、外国樹種を中心に本州からの移入種、北海道郷土種を含めて約50種の植栽がされている。1970(昭和45)年には国有林の制度である自然休養林に指定され、旭川での人々の憩いの場として親しまれているという。

というのが<外国樹種見本林>の説明なのだが、もう少し違う言い方をする方が通りが良いかもしれない。三浦綾子の小説『氷点』の物語の舞台のモデルになっている場所だ。旧いベストセラー小説ということになる三浦綾子の小説『氷点』だが、実は自身では偶々最近になって読了した。そういう中で「あの小説の舞台のモデルになっている<見本林>は、旭川駅から然程遠いのでもなく、旭川で時間が在れば訪ね易い筈。他方で、訪ねた経過が無かった…」と思い立ち、足を運んでみたのだ。

この<見本林>の辺りには、小説『氷点』にも因み、作家の作品や人生等を紹介する<三浦綾子記念文学館>が設けられている。その開館に概ね合わせて朝に足を運び、<三浦綾子記念文学館>を見学したが、その前後に<見本林>を少し散策した。

↓何やら木々の幹に蔦が絡まっているというような場所が在った。
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↓好天に恵まれ、光の感じが好かった。
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↓辺りは落葉が寧ろ目立つ様子だった。
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小説『氷点』にも登場している堤防の辺りだ。
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↓堤防の辺りは歩道が整っていた。
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小説『氷点』に出て来る挿話を少し想い起しながら、林の中の路を歩き廻ることが出来る。
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↓現在の時季なので、こういう足元が目立った。
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↓散見する「黄葉」の木が何やら凄く目立った。
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↓正に「人々が憩う場」という感じだと思った。
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↓見学した<三浦綾子記念文学館>も興味深かったので、何となく事前に思っていた以上に長くこの場に在った。
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晩秋にこの場所と出逢ったということになる。何れ、時季を変えて立寄ってみたいとも思いながら引揚げた。

「鮭ぶしらーめん」…:<一蔵>(2023.11.04)

朝5時台から午後7時台迄外で動いていた1日ということになった。美瑛へ出て、旭川に引揚げたが、旭川駅に到着した足で街を歩いた。夕食を摂ろうとした。

↓何気なく立寄った御店で、メニュー表の表紙に何やら興味深そうなモノが紹介されていた。
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↑鰹節のノウハウが豊富な鹿児島県枕崎市の業者に、北海道の鮭を送って「鮭節」を造って頂き、それを使った出汁のスープというラーメンが在るという。枕崎市は稚内市と友好交流が在る。一度訪ねた想い出も在る。その枕崎と北海道との協働というモノが使われている訳だ。

↓北海道ではラーメンと言えば、スープが3種類在るのが何となく普通だ。この旭川の御店の「鮭節」の出汁のラーメンも、醤油、塩、味噌の3種類が用意されている。
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↑塩を所望した。

↓現れた!透き通った、出汁が利いたスープだ。
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↓色々な出汁が在るが、魚の旨味が溢れるようなスープで、麺もそのスープが巧く絡む。
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↓サイドに鶏肉を使った「やみつきギョーザ」を御願いした。
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↑辣油に塩を加えたモノ、醤油、オリーブオイルと3種の調味料を適宜点けて頂く。「こういうのも在るか…」という美味い餃子だった。

↓旭川の街中で、少しは知られた御店だ。偶々、自身は初めて立寄った。
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店内は地元の家族連れや若者が目立つ感じだった。こういう「地元で親しまれている」を愉しむのが出先では嬉しいものだ。

宵に…:<サキソフォン吹きと猫>…(2023.11.04)

朝5時台に旭川から美瑛へ向かい、1日を過ごし、旭川へ戻ったのは午後7時台だった。旭川駅を出た足で、何か夕食を摂ろうと街を歩いた。

↓「土曜日の宵の一寸した賑わい」という風情も感じられる様子だった。
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↓朝の曇天が日中から夕刻に好転し、時季としてはやや温かった空気が少し冷たくなった宵だった。何時もの“セッション”だ。
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↓毎度ながら「音が聞こえそう」という気がする。
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この<サキソフォン吹きと猫>は何時出くわしても好い感じだと思う。カメラを提げていると、一寸撮ってしまう。

午前5時20分頃…(2023.11.04)

↓「“深夜”の風情」だと思いながら、提げていたカメラを使った。
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↑滞在中の宿に近い<セブンイレブン>だ。早朝である…

未だ暗い早朝、こういう「24時間営業」の御店から漏れる灯りは目立つ。そして惹かれる…

雨交りな宵に…:<サキソフォン吹きと猫>…(2023.11.03)

夕食を愉しもうと街へ出た。多少の雨は交ったが、歩き悪いという訳でもなかった。

↓雨交りでも“セッション”は催されている…
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↓何か“音”が聞こえるような気がしないでもない…
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↓旭川の都心では、通る都度に何となく眺める像だ。
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こういう「馴染んだ様子」は好いが、雨交りな中では面白い風情になると思う。

旭川駅到着…(2023.11.03)

↓「他所の街の駅」ではあるが、旭川駅のこういう様子は少し見慣れている。
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↑稚内駅で朝6時36分に出る特急列車に乗車し、車内での居眠りも交じった感の中、キハ261系ディーゼルカーは10時19分に旭川駅に着く。「ここまで運んでくれて有難う」と車輛を何気なく眺める。

↓隣のホームは少し見慣れないような気がした。
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↑旭川以遠、札幌迄の列車に乗換えが出来るように、直ぐ隣に789系電車が待機している。通常は<ライラック>の仕様だが、<カムイ>の仕様が停車し、先頭に<ライラック>という列車愛称を掲出していた。

構内に放送が流れていた。「運用の都合で通常とは異なる車輛を使用しています。1号車のグリーン席が在りません。ご利用を予定されていた御客様は乗務員へ御申出願います」ということだった。

<ライラック>の仕様は6輛編成で「一部がグリーン席」という車輛を連結している。<カムイ>の仕様は5輛編成で、「一部がグリーン席」という車輛は連結していない。<カムイ>の場合、4輛が自由席で、1輛が指定席だ。今般は<ライラック>としての運用なので、少し様子が変わるのであろう。

↓やや見慣れない感じの眺めになっている。
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時にはこういう様子も面白いと思いながら改札へ向かい、嵩張るモノをロッカーに預けて動き回り始めたのだった。

雨交りな夕べ…:平和通買物公園:旭川(2023.11.03)

「夕食」の後だった。午前中に喫茶店でトーストを頂いた程度で、他は飲物を摂った程度だったので、酷く空腹であったので、何か満足感が高かった。戸外へ出れば若干の雨が交じっていた。が、「気になる」という程でもなかった。

↓平和通買物公園を歩いた。
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↓濡れた路面と灯りが、独特な風情を醸し出している。
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こんな様子を眺めるのが好い…

ホッキョクグマ…:旭川・旭山動物園(2023.11.03)

↓水中が観られるという設えで、水に入ったホッキョクグマを観ることが出来た。
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↓こういうような感じで、頭を水上に出す場面も在る。
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↓こういう様子になる訳だ。
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↓少し面白い感じだった。
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↓旭山動物園の、このホッキョクグマの展示はよく知られていると思う。今般は「水中に在るホッキョクグマ」が観られて好かった。
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↓こういう具合に、地上に在る場面の方が多いようには思う。
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↓なかなかに見応えが在ると思った。
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↓ホッキョクグマは「熊」としては最大級である。
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今般、思い立って旭山動物園に足を運んでみて善かった。

ワシミミズク…:旭川・旭山動物園(2023.11.03)

↓何やら「酷く可愛い…」と見入ってしまった。
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↑「可愛い」は適切でもないかもしれない。ワシミミズクは猛禽類だ。

↓何か「眼が大きく、鼻が高い」という、欧州系な人の顔を想起するような容貌だと思った。
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↓奥にももう1羽居た。
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アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部に広く棲息するワシミミズクであるが、日本国内では北海道で少数が見受けられるという鳥であるという。こういう鳥は、専ら旭山動物園で眺めるばかりだが…こういうのも面白い。

オウサマペンギン…:旭川・旭山動物園(2023.11.03)

季節の区切りに、旭山動物園はメンテナンスや、次のシーズンに向けた準備ということで少しの間の休園となる。「翌日から休園」というように聞いていて、「現在のシーズンの最後の日に旭川に着いて、時間が在るというのは、動物園に“御招きを頂いている”ということかもしれない」と勝手に思い、旭川駅前からバスに乗車して旭山動物園を訪ねてみた。

↓オウサマペンギンは、何度観ても何となく好い。
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↓佇む様子が何となく好きだ。
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↓一寸、凛々しいような気もする。
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↓「恐らく最大のペンギン」ということで「オウサマ」(キング)と名付けられたが、南極大陸で更に大きな種類が見付かり、そちらは「コウテイ」(エンペラー)となったという経過も在るらしい。
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↓ぼんやりと眺めていて、意外に愉しい。混み過ぎていない感じで、のんびりと観られた。
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↓水中での活動を観られるような設えの箇所が在り、そこが凄く人気だ。
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↓大空を滑空する鳥のように、ペンギンは海中を“飛び廻る”のかもしれない。
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↓「時には我々に会いに来てくれたまえ…」とでも言われたような気分でこのオウサマペンギンを眺めた。
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落葉…:旭川(2023.11.03)

嵩張るモノは駅のロッカーに預けて身軽になり、旭川の街を少し歩いた。

↓5条通の辺りで眼に留めた。
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↓色付いた街路樹というモノよりも、こういうような路上の落葉というようなモノが寧ろ目立つ感だった。
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↓こんな様子も時季ならではというものであろう。
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こういう「深まり行く秋」という風情の街も好い感じかもしれない。

旭川駅を発つ…(2023.10.03)

勝手に「朝の特急列車」または「昼に着く特急列車」と呼び習わしている<宗谷>は、札幌を発ってから、旭川を出る9時の少し前になって旭川駅に姿を現す。余り早く駅に行っても時間を持て余すが、と言って駆け込むように乗るというのも、広い旭川駅では難しい。程々な時間に駅に入って、ホームで何分か待つような具合が好い。また、車中で飲むモノ等を駅構内の御店や近隣で求め置く必要も在ると思う。列車には車内販売は入っておらず、飲料の自販機が据えられているのでもないのだ。

↓改札口で上の掲示を見上げる。「9:00 WAKKANAI 6」と英語版で表示されているが、稚内へ向かう列車は9時に6番線だ。
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↑宿を出た後、通り道のコンビニで車中で飲むモノを求めて駅に入った訳だ。

↓このエスカレータを上る。
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↓ホームに入ると、特急列車に関しては「X号車 乗車口X番」という案内が掲出される。それを参照し、辺りに陣取って列車を待つ。
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↑稚内到着が昼という特急<宗谷>は相対的に人気が高い。乗車時には指定席を取っておく方が善いと思われる。何時も、指定席の「X号車」を確かめ、掲出された案内の乗車位置周辺に佇んで列車を待つようにしている。

↓到着する列車への注意を喚起する案内放送が流れ、列車が姿を見せた。
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↑右側に、上川行の1輌運行の列車が待機中だ。

↓停車に向けて減速している。
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↓このキハ261系ディーゼルカーが現れると、「これに乗ってしまえば、とりあえず稚内へ連れて行ってくれる」という安堵感が湧く。
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↓今般は3号車の席となった。
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↓棚にモノを置いて席に着く。
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↓旭川駅への道すがらの御店で求めていた飲物を引っ張り出す。所用と「序で…」と強弁で稚内から離れて数日過ごし、無事に復路である。充実した、同時に寛いだ時間に、無事に過ごしたことに感謝し、「盃を傾けたい」という気分にもなる。
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旭川駅でこの<宗谷>に乗込めば、後は眠っていても稚内には着ける…安堵感が湧く訳だ。

早朝に…:8階の眺望:旭川(2023.10.03)

旭川の馴染んだ宿の居室で寛ぐ夜だった。何度か暗い窓辺に閃光が奔った。それに驚いていれば、雷鳴も聞こえたことが在った。どうも雷雨が断続していたようだ。

そういう深夜帯を過ごし、早朝に改めて窓から戸外を伺った。

↓路面が濡れたような感じだ。未だ街灯は消灯していない。
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出先の宿で早朝に眼を開けた場合、少し散策に出るというのも悪くはないのだが、何か「不意に雨が交る」という状態も在るかもしれないという気がした。加えて、所用に絡めて出ていた期間で意外に歩き廻ったこと等で、「少しゆったりと…」という気分も強かった。

↓そのままゆっくりとしていれば、何となく強い陽射しが射し込んだ。他方で雲は少し多い。
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滞在した居室の窓からの眺めに親しむというようなことをするのが意外に好きだ…部屋は異なるが、往路の移動と旭川滞在に際して利用した部屋と同じ階、同じ方向の窓だった。時にはそういうことも在る。

朝に…:8階の眺望:旭川(2023.10.01)

金曜日、土曜日の夜を過ごした宿から、日曜日の朝に発つという段取りだった。

↓出発前に窓から外を眺めた。
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↑少し陽が高くなり、何か光が溢れて眩しい感じになった。

日頃、「小さな建物の1階」というような場所に在るので、出先の宿で「8階」というような場所に入ると、何となく戸外を見るのが興味深い場合も在る。

旭川駅到着…(2023.10.02)

↓到着した列車から下りると、多少身体を伸ばして、乗っていた車輌を少し眺めるというようなことをしたくなる。
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↑札幌駅で乗車した<ライラック>は順調に旭川駅に到着した。

↓眼を転じると、直ぐ隣りのホームにH100形の1輌の列車が、通路と階段かエスカレータで向かう向こうのホームに789系電車が停車中だ。
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↑789系は<ライラック>の仕様で、北海道内各地をイメージしたイラストの部分に「宗谷岬」が覗いている。「SOYA」の編成だ。

↓この型の車輌も、札幌・旭川間の移動では御馴染だ。「何時も感謝」という感じだ。
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↓東改札口を潜って駅の外へ出ることとした。
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↑不意に思ったのは「この向きで写真を撮っていない?」というようなことで、何となく撮ってしまった訳だ。

「札幌から稚内へ」という場面では、この<ライラック>か<カムイ>で「とりあえず旭川に出て一息」ということを好むようになっているが、こうして旭川駅に着くと、何やら安堵する。

雨上がりに…:旭川 平和通買物公園(2023.09.29)

「早朝」の範疇に入る時間帯の稚内駅から列車で発ち、未だ午前中の間に旭川駅に着いた。そして所用を足した。

所用を足していた最中、何やら雨が交った。俄かに強めな雨という感になった。「後刻、傘でも求める?」という程度に思ったのだったが…用が済んで、一寸外に出ようという頃に至って、雨は上がっていた。

↓買物公園の辺りが歩き易いので歩いたが、「雨上がりの風情」が色濃かった。濡れた路面に、若干濡れた落ち葉が少々拡がっていた。
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↓今季は木々の紅葉または黄葉が晩い感だが、それでも「ほんの少々」は落葉が在った。
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こういう風情に出くわすのも悪くはない。

旭川駅到着…(2023.09.30)

美瑛駅から列車で出発した。「今般も愉しく過ごした」と様子を思い出しながら、H100形による列車にぼんやり乗っていれば、旭川駅に近付いた。

↓進行方向、前方が見える辺りが空いていたので、佇んで様子を眺めた。
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↑左側の1番線に列車が待機している。2番線に進入するようだ。

↓旭川駅の大きな屋根の下へ、1輌で運行の列車が間もなく進入する。
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↓屋根の下に入った。
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↓停車した。
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↓下車して車輌を眺めた。
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↑旭川駅ではH100形を見掛る機会が非常に多くなった。こういう様子が、何か「凄く旭川駅らしい雰囲気」ということになって来ているかもしれない。

旭川・美瑛間のような、近郊区間を列車で動き廻り、辿り着いた辺りで過ごすのも存外に愉しい。

早朝から…:8階の眺望:旭川(2023.09.30)

金曜日に所用を足し、土曜日はゆっくりと過ごそうと、旭川駅に近い馴染んだ宿に連泊する段取りとしていた。

金曜日には順調に所用を足し、夕食も愉しんだ。そして休んだが、「何処に在っても変わらない…」ということで早目に眼が開いた。

↓滞在した8階の部屋から戸外を少し眺めた。未だ街灯が消灯になっていない。
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↓少し経つと明るさが増していて、街灯も消灯していた。
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旭川駅へ向かうべき時刻が近付いていると思いながら戸外を見たが、天候は好転しそうだと思った。
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「8階」というような次元になると、こうやって何気なく窓から様子を見るというだけのことが面白い場合も在る。こういう具合に始まった土曜日は、なかなかに充実した一日になった…

永山2条19丁目停留所…(2023.09.29)

永山神社を訪ねてみた。

往路は旭川駅から列車に乗り、永山駅に至り、そこから歩いた。

永山神社がなかなかに好かったのだが、旭川駅辺りへ引揚げようと永山駅の側へ歩を進め始めた。思い出していたのは、「旭川駅へ向かう列車迄の待ち時間が長くなってしまいそうだ…」ということだった。

↓そう思っていればバス停を発見した。
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↓旭川駅辺りへ行く側の車線に在る停留所と見受けられた。
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↓バスも潤沢な運行本数ではないが、「1条7丁目」という行先なら、旭川駅の近くへ至る。そして列車よりも待ち時間が短く済みそうだ。
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↓少し待っているとバスが現れた。
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↓これに乗車してみた。
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少し長めに走り、小刻みに運賃が変わるので、乗車時に整理券は確り取らなければならない。ICカード乗車券は、各地で広く使えるモノには対応していないようだった。このバス路線は「永山2条X丁目」という場所を随分と長く走る。「X丁目」は「19丁目→17丁目」と「丁目」に付される数字が小さくなって行く方向だった。やがてJRの旭川四条駅が見えるような辺りに至り、旭川都心部の見覚えも在る辺りに至った。そして「1条7丁目」に至ったが、旭川駅の手前の一条通と平和通買物公園が交差するような辺りの周辺に停留所が設えられていた。

永山2条19丁目停留所から1条7丁目停留所までは35分少々を要した。運賃は420円だった。旭川駅・永山駅間のれっさは12分を要し、運賃は300円であった。両者を単純比較はし悪いとは思う。列車を待つ間に、旭川駅周辺に辿り着いたので、これはこれで善かった。

今般は、個人的には余り動き廻ったことが無い辺りを移動して興味深かった。同時に旭川市内で“永山”と冠せられる住所の場所が広いことに多少驚いた。

街のバス路線だが、非常に運行本数が限られるというような場合には来訪者向けでもないかもしれないが、程々の本数の運行であれば、少し工夫して紹介すると来訪者でも使い易い場合も在るのかもしれない。過去には旧旭川偕行社を訪ねた折り、神居古潭を訪ねた折りにバスを使ったことが思い起こされる。他に旭山動物園もバス利用で訪ねている。

時には「少し変わったことをする」というのも面白いものだ。

公衆電話ボックス…:旭川 平和通買物公園(2023.09.29)

雨上がりの街を歩き、昼食を愉しみ、更に少し歩いた。

↓何気なく公衆電話ボックスに眼を留めた。
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↑雨上がりに強めな光線が降り注ぎ、街に陰影が創り出され、影の中に公衆電話ボックスが佇んで居るような感じで、少し面白いと思った。

↓こうして眺めると、辺りは存外に画になる街並みだと思った。
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<ゴロチキカレー>…(2023.09.29)

列車で移動中に「車内誌」というモノを見ていた。飛行機で見受けられる機内誌は「きないし」と平仮名でワープロに入力すると漢字が出る他方、「しゃないし」で「車内誌」は出て来ない。マイナーな存在なのか?それでも列車が動いている地域の様々な話題が載った愉しい雑誌だと思う。

実は見ていた「車内誌」に「旭川で昼食を愉しむ御店」という話題が在った。夕食時にも営業しているようだが、「車内誌」を見て「昼食に好適?」と思ったのだ。

↓こういうカレーライスを頂いた。
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↓こんな具合にメニューの筆頭で紹介されている、ゴロゴロとしたチキンが入ったカレーだ。
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↓こういう具合に供される。サラダを添えた「ランチセット」ということにして、「ルーの大盛」で「激辛」を御願いした。
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↑深い味わいの、様々なスパイスを潤沢に使ったルーで、「ゴロゴロとしたチキン」がカレーに凄く合う。

↓「ランチセット」はドリンクも付く。アイスコーヒーを御願いした。
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↓旭川駅前から<買物公園>の辺りを北上し、7条―旭川では寧ろ“数字+条”だと思う。京都の「七条」(しちじょう)と違って、「7条」(ななじょう)だ…―の辺りに在るビルに入っている御店だ。
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実は、少年の頃からの「無類のカレーライス好き」でもあるので、嬉しい御店を知ることが叶ったと喜んでいる。

永山駅にて…(2023.09.29)

旭川駅で乗車した列車が永山駅に着いた。
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↓跨線橋を通って改札口へ向かう。
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↓名寄を目指す列車は出発した。
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↓掲出の時刻表を見た。概ね1時間に1本の列車運行のように見えるが、運行が見受けられない時間帯も在る。
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↑因みに改札口に駅員さんの姿は在った。南永山駅東旭川駅、或いは旭川四条駅のような無人駅ではなかった。

↓駅前に出て駅舎を望む。
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↑タクシーが1台待機中で、郵便ポストと自販機が据えられている。何か「昔ながらの小さな駅」という風情だ。

こんな駅を列車で訪ねるのも好い…

午後の旭川駅にて…(2023.09.29)

旭川に着いて、直ぐに所用を足していれば、その間にやや強い雨が降っていた。「流石に傘を何処かで求めて…」という程度に思ったが、程無く雨が上がり、天候は好転した。強めな雨に当たらずに過ごすということが叶った。非常に善かった。そういう中で昼食を愉しみ、そして旭川駅に到った。

↓川の側から建物を眺めた。
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↓硝子に天が映り込むような感じが面白い。
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↓切符を手に改札口を潜り、ホームに上った。
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↓「最近の旭川駅」という雰囲気の眺めだ。H100形が並んで停車中だ。
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↑右の5番線が上川行、左の6番線が名寄行だ。何れも1輛で運行の普通列車である。

↓名寄行に乗車して永山駅を目指す。
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それ程多くない本数の列車運行ではあるのだが、それでも出先で列車に乗って一寸動くのは面白い。