<7ELEVEN>…:天神橋筋六丁目駅周辺(2023.12.30)

天神橋筋六丁目駅周辺には、2023年4月に滞在した経過が在ったが、2023年12月にも滞在する機会が生じた。

そういうようになると「少しばかり眼に馴染んだ感の眺め」というのが記憶に残るようになる。

↓これはその「少しばかり眼に馴染んだ感の眺め」であると思う。12月には早目に訪れてしまう、少し陽が傾いた時間帯の独特な光線が好い感じだと思った。
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↑2023年4月に辺りに滞在した際、長い移動の末、夜にこの画の辺りに至った。爾来、動き廻る際の目印のようにしていたコンビニチェーンの看板である。

こういう様子を観ながら、提げたカメラで気が向けば撮るというようなことをして歩き廻るのが愉しい。

KOBAN…:天神橋筋4丁目(2023.12.30)

大阪天満宮を訪ねた後、天神橋筋六丁目駅の方へ進もうと歩いた。

↓何やら話し掛けている幼稚園に通うような年恰好に見える子どもに、膝を折って姿勢を低くし、目線を子どもに合わせるようにして「どうしたのや?」と話しを聴く警察官という様子の画が描かれた看板を眼に留めた。
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↑天神橋筋4丁目、商店街の辺りで見掛けた。大阪府警の交番である。

大阪の街中で、交番にはこの「子どもの話しを聴こうとする警察官」という画の看板が目印のように使われていた。看板を観て、「子どもから御年寄り迄、街の人達の訴えを聴くので気軽に御声掛けを」というような感じなのだと思った。

↓国内の警察は、都道府県が運営する機関なので、ここで見掛けた看板のようなモノは都道府県が異なると様子が変わる。この看板も大阪府警の独自のモノだと見受けられる。
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↓建物の壁に「駐輪禁止」である。大阪は自転車が多い。そして何処にでも自転車が置かれるのであろう。
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大切な仕事に熱心に取組む関係者に感謝すべきであろうというようなことも思いながら脇をゆっくりと通り過ぎた。

大阪市北区某所…(2023.12.30)

天神橋筋六丁目駅で大阪天満宮を訪ねようと思い立った。天神橋筋商店街に入って「6丁目、5丁目、4丁目…」と1丁目の辺りへ直進すれば大阪天満宮の直ぐ傍に至る。それを知らずに、途中で脇の方の路へ出てしまい、何やらぐるりと大きく廻って随分と歩いてしまった。

↓何やら高層マンションや、何かの専門学校と見受けられる建物等が冬の蒼天の下に佇む様を見上げた。「何処?!」という感じで、とりあえず通行量が多そうな辺りを探して進むことにしたのだった。
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↑大阪駅を擁する街の北側で、様々な地下鉄路線が入り交じっている辺りの雰囲気は、何となくこういうような感じだと思う。

「何となくこういうような感じ…」を眺めながら、「然程急ぐでもない…」と散策する感じを出先ではよくやってしまう。「散策」と号してはいるものの、「不慣れな場所で迷っている」に過ぎないかもしれないのだが。

<OSAKA STATION CITY>…:大阪駅を望む(2023.12.30)

大阪駅を望み易いような場所を求めて辺りを歩いた。

↓こんな看板に出くわした。
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↑色々なテナントが入っているので、大阪駅を総称して「ステーションシティー」と称しているのだろうとは思う。が、1日の利用者数が58万人にも及ぶという、関西では群を抜いて大きな駅は、最早「大阪駅“市”」とでも呼びたいような人の出入りだと思う。日本国内の数多くの“市”を見渡せば、大阪駅の1日の利用者数に遠く及ばないような場所の方が多数派ではないかという気がする。

↓夥しい数の人やモノが流れ、多くの列車が間断無く発着し、バスやタクシーや、その他の車輌も多々行き交っている大阪駅だ。何か“街”という巨大な生物の“血流”が滲む場所というような気もした。
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時にはぼんやりとこういう様子を眺めてみるのも悪くはない。

通路…:阪神電車梅田駅&大阪駅周辺(2023.12.30)

大阪駅周辺程度に大きな建物が集まっていると、例えば“〇〇百貨店”というような建物が「何処から何処迄??」とよく判らない。そして硝子張りな部分に色々なモノが映り込み、何やら惑わされる。そして夥しい数の人々が行き交っている。

↓「不思議な様子?」と足を停めて見入った。
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↓地下と結ばれた階段を人々が行き交っているのか、地上階の建物の出入口辺りを動いているのか、何か判然としないのだ。「だから?」というような話しではあるが。
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写真に撮ったこういう様子を眺めて、また何時かカメラを提げてこういう辺りを歩き廻ってみようかと考えていることに気付く。

映り込み…:大阪駅周辺(2023.12.30)

少し暗くなるような頃、天神橋筋六丁目駅周辺から歩き、大阪駅の辺り迄出てみた。

↓高層建築、大型の建築が目立つような辺りだと思う。何となく足を停め、見上げて暫し佇んでしまった。
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↑全体に硝子張りな壁だが、“凸”が組み合わさった、単純な平面でもない形状だ。そこに近隣の建物が映り込むのだが、何か不思議な様子に見えた。

こんな「大きな街ならでは?」な様子も少し面白いと思う。

大阪天満宮…(2023.12.30)

大阪では「天満」、「天満橋」、「天神橋筋」というように、大阪天満宮に関連が在るらしい地名の場所が多く見受けられる。大阪天満宮の素材感が大きいということが伺える。他方、考えてみると大阪天満宮に立寄ってみた経過が無かった。

天神橋筋六丁目駅周辺に滞在しようと大阪に入った際、大阪天満宮を訪ねることを思い付いた。天神橋筋六丁目駅のロッカーにモノを預けて身軽になり、好天に恵まれた街を歩き始めた。

「正解」としては、天神橋筋商店街を6丁目から1丁目迄、順にゆっくり進めば大阪天満宮の傍に至った。が、何となくJR天満駅の辺りに出る等して、少し変な方向に進んでしまった。

↓何か中途半端に廻り込んで、漸く「直ぐ近くらしい…」という辺りに至った。
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↓天神橋筋商店街を延々と進めば善かったのだと気付かされた。
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↓回り道でも何でも、目指してみた大阪天満宮に辿り着いたのは善かった。表大門を望んだ。
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↓門の辺りに周辺案内図のようなモノが在って、郵便ポストが据えられていた。
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↓境内案内図が、何かイラスト的で感じが好いと思った。
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↓初詣で夥しい数の人々がやって来るということで、それへの備えが整う中、歳末の好天という中で少し賑わうような様子だった。
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↑「御賽銭を遠くから投げないで下さい」と掲示が出ている。

↓社殿が金網で護られるというような様子になっていた。
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↓無事に大阪に着いて、大阪天満宮を訪ねられたことに感謝の意を表し、辺りを一回りした。
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神社そのものは、難波宮の北西を守護するとして650年に起こっている。<大将軍社>と呼ばれた。

901(延喜元)年、大宰府へ行くことになってしまった菅原道真が、この<大将軍社>に立寄って旅の安全を祈願したと伝わる。

やがて菅原道真に関連した天神信仰が拡がって行く。949(天暦3)年には、菅原道真が立寄ったと伝わる<大将軍社>の前に7本の松が生えて霊光を放っているという奇譚が囁かれ、都にも伝わる。それを聞いた村上天皇の勅命で<天満宮>が建立された。従前の<大将軍社>は摂社ということになり、この場所は<天満宮>を中心とする社になって行く。

永くこの<天満宮>は受継がれる。火災等で建物が損なわれることも在ったが、再建が繰り返されている。1724(享保9)年の火災で損なわれて再建された建物は、1837(天保8)年の大塩平八郎の乱に伴う火災で損なわれた。そして1843(天保14)年に建物が再建されているのだが、この建物は第2次大戦時の戦禍を免れて現在に受継がれているのだという。

↓右の頁が大阪天満宮の御朱印だ。確り頂いた。
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↓表大門を潜って出ようとすれば、真上にこういうような干支で方角を示すようなモノが飾られていることに気付いた。
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↑干支が美しいのだが、「酉」は鶏というよりも鳳凰のような姿で少し面白い。

↓そしてこういう<御神酒笑姿>(おみきえびす)という像も在る。
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↓境内に蛭子遷殿を擁することに因むモノで人気が在るようだ。
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↑2007年から<天満天神えびす祭>という催しも行われているようだ。戦後長く途絶えていた催事を復興したということであるという。

今般、大阪天満宮を訪ねてみて、大阪がより身近に感じられるようになった気もする。神社は一度訪ねて御終いではない。何度でも参拝に立寄る場所でもある。またゆっくりと訪ねてみたいものだ。

大阪駅にて…(2024.01.02)

↓大阪駅に立寄った。
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↓新今宮駅から大阪環状線の列車で大阪駅に着いたのだった。
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↓各方面への様々な種類の列車が発着する大阪駅である。列車の案内も判り易く掲出されている。
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↑大阪以北、京都等へ向かう線を「京都線」、大阪以西、神戸等へ向かう線を「神戸線」と呼び習わしている。停車駅が多い順番に「普通」、「快速」、「新快速」である。今般は播州赤穂駅へ向かう列車に乗る。

↓関西空港への列車の乗車位置を案内する掲示が何となく眼に留まった。大阪駅から乗車する国内外の乗客が多いのであろう。
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↓列車がやって来た。
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↓12輌編成だが、姫路駅で4輌切り離すということなので、姫路以遠に進む側の乗車口から乗り込んだ。
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↓身軽に動き廻っている。
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↓1時間半余りの乗車という予定だ。ゆっくりと車中で過ごす。
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この日は、夕方に神戸空港に入って新千歳空港に発つ前の時間を利用して、坂越(兵庫県赤穂市)を訪ねてみることにして<青春18きっぷ>を使った。こういうような感じが気に入っている。

<1日乗車券 エンジョイエコカード>…(2023.12.31)

↓路線網が充実している大阪の地下鉄だが、一日の中で何回でも随意に乗降できる券が販売されている。
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↑各駅の自販機で求めると好い。「土日祝日」に関しては「620円」と破格なのが大阪の<1日乗車券 エンジョイエコカード>である。

今般は、この券を手に大阪を巡って散策していた。「随意に過ごす時間」には、そういうことをすることを好む。

堺筋本町駅にて…(2023.12.31)

↓御堂筋から中央大通を東側へ歩き、堺筋に至った。そして地下鉄の堺筋本町駅である。
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↓「西から東」へ歩を進めたので、「北」は左側になる。
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↓堺筋本町駅では堺筋線と中央線、地下鉄2路線が発着している。両路線の始発と終発とが示されている。
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↓堺筋線の乗場に入ると列車がやって来た。この路線では、相互乗入の阪急の車輌を見掛けることが多い。
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↓天神橋筋六丁目駅を通って、阪急の軌道に入り、京都方面に向かう列車だった。
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色々と相互乗入もしながら方々を結ぶ大阪の地下鉄も少し面白いと思う。また大阪を訪ねて地下鉄にも親しんでみたいものだ。

<船場センタービル>…(2023.12.31)

大阪では南北に延びる道を「筋」、東西に延びる道を「通」と呼び習わす。こういう区別が、存外に合理的で好いというように思う場合も多い。

その「筋」の代表的なモノである御堂筋で、南側の難波辺りを起点に北上し、本町に至った。

↓高速道路の高架の下に建物が在って、<船場センタービル>と称している。
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↓大晦日なので、<船場センタービル>のテナントも閉まっている。が、それはそれとして、空間と光の醸し出す雰囲気は好い。
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この辺りでは、地下鉄御堂筋線の本町駅が近いので、そこから地下鉄を利用して滞在中の宿に引揚げることが出来ると思った。が、一寸思った。御堂筋から東側の堺筋に進み、地下鉄の堺筋線を利用すると、特段に乗換えも無く、目指したい天神橋筋六丁目駅に至ることが叶うのである。

↓この辺りで東西を結ぶ道である中央大通に入って、東寄りを目指すこととした。
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↓中央大通と並行するような高速道路の高架下には、相当に長い範囲で建物が建っている。何となく見ると「延々と続いている?」というようにも見える。
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↓<船場センタービル>の「9」というような表示が在った。
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↓少し進むと<船場センタービル>の「8」というような表示で「心斎橋筋」とも示されている。
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<船場センタービル>は1970(昭和45)年にオープンしたという。辺りの東西を結ぶ道を拡幅して中央大通を整備しようとした際、移転をせねばならない様々な沿道の用地利用者の補償のため、従前利用していた面積が利用可能になることを目指し、高速道路の高架の下に10棟のビルを建てたというモノなのだ。「1号館」から「10号館」まで在り、写真は「9号館」や「8号館」ということになる。

↓進み続ける。「7」は「7号館」だ。「丼池筋」(どぶいけすじ)という表示も在る。
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↓「6」は「6号館」だ。「三休橋筋」(さんきゅうばしすじ)という表示も在る。
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↓「5」は「5号館」で「中橋筋」(なかばしすじ)となっている。
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↓「4」は「4号館」で「藤中橋筋」(ふじなかばしすじ)となっているが、古くは難波橋筋(なにわばしすじ)と呼ばれた。街の変遷の中で難波橋が架け替えられて辺りに無くなり、新しい藤中橋が架かったことから藤中橋筋という呼び方が登場したのだという。
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↓漸く地下鉄堺筋線の堺筋本町駅の出入口が見えた。
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↓堺筋の辺りも、先程見ている御堂筋辺りと同じような設えが見受けられる。
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結局、御堂筋から堺筋へ向けて中央大通を歩き、中央大通と交わる何本もの「筋」を見たということになった。他方、後から考えると御堂筋辺りの本町駅と堺筋本町駅とは地下鉄の中央線で結ばれて1駅間だった。それに乗車しても好かった訳だが、その時は「一寸だけ歩けば…」というようにしか考えなかったのだ。

<船場センタービル>について、御堂筋の辺りで中を通って地下鉄御堂筋線の駅に出入した、または館内の御店で食事を摂ったということは在った。が、高速道路の高架下に拡がる様子をゆっくり眺めるという機会は、設けられそうで設け悪いかもしれない。そういう意味で、何となく歩いて面白かった。出先では、こういうような「何となく面白い」を少しずつ重ねる程度の過ごし方をするのが好いのかもしれない。

大正橋停留所…:大阪(2023.12.31)

大正駅の界隈を訪ねてみた。以前に立寄っているような御店を訪ねて昼食を摂るようなことを思い付いたのだったが、大晦日なので変則的な営業で開いていない感じだった。そこで駅の辺りで何となく一息入れていた。

↓バス停が在った。
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↓幾つもの運行系統のバスが発着する大正駅傍には、運行系統別に停留所が設けられている。
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大正区の鉄道駅については、JR大阪環状線の駅と、地下鉄の長堀鶴見緑地線の駅が在るばかりだ。従って古くから「区内はバスを利用」という様子で、「区内と少し先の交通結節点とをバスで結ぶ」ということでもある。そういう流れでバスの運行系統も多彩で、運行便数も多目だ。

↓鉄道高架を潜ってバスが近付く。
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↓やって来たバスに乗って、なんば駅の辺りに出てみることにした。
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この大阪市内のバスだが、特に何をするのでもなく後側から乗車し、下車時に均一運賃の210円を支払う。現金もICカード乗車券も使用可能だ。ICカード乗車券は乗車時と下車時の2回のタッチではなく、下車時に1階タッチだ。均一料金なので、寧ろ電子マネーで210円が単純に引き去られるというような様子だ。

大正橋停留所からなんば駅を目指すバスだが、<京セラドーム大阪>を望むような辺りから桜川駅辺りに至り、JR難波駅に通じる湊町を抜けて南海なんば駅を望むような辺りに到る経路を進んだ。

地下鉄で動き廻って、着いた駅から歩き廻るというようなことをするのが好きだが、時には街の路線バスも悪くはない。

<ホテルロイヤルクラシック大阪>…(2023.12.31)

↓南海なんば駅に近い辺りで御堂筋に足を踏み入れると、酷く目立つ建物を眼に留めた。
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↑大掛かりな和風の設えの上にビルが載っているような感じだ。

この辺りには1958年から2009年まで<新歌舞伎座>という劇場が在って知られていた。劇場が閉館して移転した後、用地と旧い建物がそのままになっていたが、2015年にそれが解体され、そして結婚式場とホテルなどの複合施設<ホテルロイヤルクラシック大阪>が建てられた。2019年に開業したそうだ。

↓建物の一部は、劇場の和風の意匠が継承されているとのことだ。
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こういうような、古く在ったモノの意匠を取り込んで新たなモノを建てるというようなやり方は面白いと思った。今般は横断し悪い場所を歩いていて、反対側から「酷く目立つ建物?」とこの建物を観ていたのだった。

ミックスモダン焼…:<ぼてぢゅう>(2023.12.31)

↓難波で眼に留めた看板だ。昼食の時間帯なので立寄ってみた。
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「“ぼてっ”としたお好み焼きを“ぢゅうっ”と焼く」ということで<ぼてぢゅう>という店名になったという。1953(昭和28)年に創業したそうだ。

↓こんな具合に箸等が登場する。待つこと暫しという感じだ。
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↓左から2番目が標準の“オリジナル”だ。左端が“甘口”で右側は“辛口”、“ピリ辛口”となって、計4種のソースから好みのモノを使う。
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↑大阪辺りではソースについて、様々な種類のモノが出回って、各々に好みのソースを使うというような感じになっているようだ。

↓御願いしていた「ミックスモダン焼」が登場だ。
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↑「モダン焼」と言う場合、「お好み焼き」に焼きそば麺が入る。相対的に「新しい」のが、焼きそば麺の入った「モダン焼」だ。老舗の<ぼてぢゅう>は、「発祥の店の一つ?」という説も在るらしい。

↓“ピリ辛口”のソースとマヨネーズを点けて「モダン焼」を頂いた。
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↓ヘラで適当に切り分けた「モダン焼」を小皿に取って頂く。
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「大阪で食べる…」とでも言えば、大阪以外の地域に在ると串カツやお好み焼きを思い浮かべるかもしれない。特段に意図したのでもないが、今般は双方共に頂いた。時にはこういうのも好い。

<大東洋>…(2023.12.31)

早朝、宿の朝食前の午前5時台に散策に出た。天神橋筋六丁目辺りから、概ね地下鉄谷町線の上に相当するような箇所をゆっくり歩けば、中崎町駅の出入口を経て、梅田地区というような辺りに15分要するか如何かという感じで辿り着いてしまう。

↓その「梅田の辺り…」に至ると、こういう看板が目に入る。
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↓サウナ、浴場にカプセルホテルが在って、建物内にはレストランも在る場所だ。
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↓サウナ、浴場については、カプセルホテル滞在以外に日帰りでの利用も可能だ。早朝時間帯限定で、日中から夜の通常料金より少し安くなっている。勿論、深夜料金の加算も無い。そういう訳で一寸利用してみたのだ。
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出先で、ゆっくりとサウナを利用するのも心地好い。ここは各々に温度帯が違うサウナが3つ設えられている。非常に好かった。

利用して、少し明るくなった頃に戸外に出れば、看板の灯りは「消灯時間」になっていた。こういうような施設は、記憶に留めたい。

<曽根崎お初天神通り>…(2023.12.30)

夕刻に梅田辺り、大阪駅に近い地区を何となく歩き廻ってみた。

↓こういう様子に眼を奪われた。
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↓商店街のアーケードに、文楽の人形が在る。これは『曽根崎心中』のヒロインである「お初」であるようだ。
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『曽根崎心中』との関係で「お初天神」の通称で知られる「露天神社」(つゆのてんじんじゃ)が近くに在る辺りに、第2次大戦後に飲食店等が集まるようになった。そこが商店街となって行く。1964(昭和39)年には「曽根崎センター街」ということでアーケードが完成している。1986(昭和61)年に至り、アーケードを改修する契機に「曽根崎お初天神通り商店街」と名称を変更してげ現在に至っているのだそうだ。

↓何か慌ただしく通り過ぎたが、ゆっくりと散策してみたいような、独特な雰囲気が放たれていたようにも思った。
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「ベルリンの壁」…:統国寺:大阪・天王寺(2024.01.01)

↓こういうモノが在る。
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↓多少汚れて、落書等も見受けられるコンクリートの壁だ。
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↓こういうような具合に置かれている。
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↓置かれているモノが、かの「ベルリンの壁」である旨が示されている。
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「大阪に“ベルリンの壁”が在る。持って来て置いて在る」というように聞き及んだので探してみたのだった。政治の状況等で、同法が分断され、“壁”まで建てた歴史を伝えようということなのかもしれない。

↓天王寺駅辺りの谷町筋を歩み、脇に入った辺りの寺に「ベルリンの壁」が在る。
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辺りでは「韓国の御寺」で通っている様子だ。1969(昭和44)年に在日本朝鮮仏教徒協会の傘下ということになった寺である。朝鮮・韓国の仏教儀礼と伝統儀式を挙行しつつ、朝鮮・韓国・日本の差異を超えて仏教儀式・布教を幅広く行うという活動を続けているようだ。実際、朝鮮半島に由来の人達がこの寺に墓所を設けて御参りをするようなことをしている様子が伺える場所である。

↓長い伝統を有する寺で、貴重な文物も大切に受継がれている。
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↓なかなかに味わい深い建物が在る。
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↓境内に据えられた仏像も面白い。
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↓境内にはこうしたモニュメントも在った。
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↑朝鮮半島に由来で、身近な人達との縁が薄い死者を弔うというような活動をしている様子だが、そういう関係でこうしたモニュメントも登場したのだと察した。

↓建物の改修工事の竣工記念ということだが、独特なデザインの大きな瓦がモニュメントになって飾られていた。
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↓色々と在るが「分断」という歴史に想いを巡らせる「ベルリンの壁」がさり気なく在るというのは貴重だ。駐車スペースというように利用された辺りの脇に、この「壁」は据えられていた。
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朝に…:新今宮駅の辺りで…(2024.01.02)

朝、JRの列車に乗って移動しようとしていた。新今宮駅が徒歩圏で利用し易いということに気付き、新今宮駅周辺へ歩を進めた。

↓そして振り返った。
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↑明るくなって行く天を背後に、聳え立つ<あべのハルカス>が見える。暫し見入った。

大阪を離れることになった。例によって慌ただしい滞在ではあるが。「До свидания! Мой любимый город!」(ダ スヴィダーニヤ!モイ リュビームィー ゴーラド!)(再会の時迄!愛しき街よ!)というフレーズが頭に浮かんだ。ロシアの人気バンドの歌の歌詞に在るフレーズであるが。

「再会の時迄!愛しき街よ!」(До свидания! Мой любимый город!)ということで、何度も再会している大阪である。何時かまた…

通天閣の在る光景…(2024.01.01)

滞在した宿は、通天閣とあべのハルカスとの間位で、寧ろ通天閣に近い場所だった。最寄の地下鉄駅にはそんなイメージの壁画も据えられている。

そういう場所の宿に落ち着くと、「とりあえず通天閣を眺める」というようなことを思う。辺りはほんの少し勝手知っている(つもりになっている)ので、一寸様子を観に出た。

↓少しずつ暗くなって行く時間帯に辺りに至った。
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↓照明が少しずつ目立つような感じになっている。
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↓暗くなるに連れて加賀谷亜紀を増して行く感じだ。
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↓通天閣を眺めるのが面白く、見上げると見える辺りを一回り歩いていた。
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↓商店街からの眺めも好い。
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↓この角度の眺望も悪くない。別な角度のような、辺りの店舗の過度な迄の装飾が在るでもなく、無骨なようで美しい通天閣のデザインが際立つような気がする。
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何時の間にか、多少御無沙汰すると「そう言えば…観たい…」と感じる場合も生じるようになっている通天閣だ。今般は眺める機会を設けられて善かった。

天神橋筋六丁目駅周辺…(2024.01.01)

三連泊の予約が出来なかったので、大阪の中で宿を移動しようということにしていた、その当日に至り、移動を始めた。

↓何時の間にか見慣れた光景になった。天神橋筋六丁目駅の出入口が在る辺りだ。
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↑冬季は木の葉が落ちてしまっている。木の葉が多く繁っている時期とは見え方が少し違うかもしれない。

↓入口から駅へ下りる前に少し振り返った。天神橋筋六丁目駅に着いて、宿の受付時間にやや間が在ったので、看板も見えている、このビルに入っているネットカフェに寄って一息入れたのだった。
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或いは再訪を期したい場所だ。

<あべのハルカス>を見上げた…(2024.01.01)

「何処に出る」を然程気にせずに「とりあえず…」と地下鉄の天王寺駅の出口から地上に上った。

↓こんな様子を仰ぎ見た。
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↓歩を進める都度に見え方が少し変わる。高層建築を近くで見上げる場合は大概はそういうものでもあるとは思うが、それはそれとして面白い。
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↓歩いた道路が谷町筋と交差する辺りに大きな歩道橋が交差点の辺りで環状の歩道を形成しているような場所が在る。その場所が<あべのハルカス>を仰ぎ見るには好適だと個人的には思っている。
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↓「硝子の巨塔」という感だが、何か天に刺さるような感じでありながら、同時に天に包み込まれているかのようにも見える。天の様が壁面に映り込んでいるからだと思う。
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↓2010年の着工で、百貨店部分が2013年に開業し、2014年に竣工して全面開業したという<あべのハルカス>である。300mの高さなのだという。
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↓この<あべのハルカス>は「独立峰」のような存在感だ。超高層建築が林立しているというのでもない。圧倒的に群を抜く高さの<あべのハルカス>が目立つ。
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時にはこういうモノを眺めるのも好い。

出口…:地下鉄 天王寺駅…(2024.01.01)

地下鉄を利用し、動物園前駅から天王寺駅へ移動した。

天王寺駅のような大きな交通結節点で地下鉄の駅に到って改札口を出ると、色々なモノが連結していて広い空間が形成され、出入口の案内が多数在る。

そんな様子を見ると、時々思う。「如何でも構わない…外に出してくれ…」とである。殊に、何度か利用した程度で、ややなじみが薄い感じも遺るような駅では、そういう気分になる場合が多いのかもしれない。

↓手近に出口が在った。どの辺りか判らないが、とりあえず出てみようと思った。
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↑見上げると、外の光が入り込んで、何となく好い風情だった。

<あべちか>…(2024.01.01)

天王寺駅と言えば、地下鉄やJRや近鉄、更に阪堺電車も発着している大きな交通結節点だ。

↓近くの谷町筋にこういう出入口が設えられ、各鉄道駅等へ通じるのだが、途中に<あべちか>という地下街が在る。
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↑昼食を摂るのに好適な時間帯なので、「何処かで食事?」という程度のことも思ったのだった。

↓或る意味で驚かされる光景に出くわした。
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↑1月1日は全店休業だった…地下鉄駅への通路として通り掛かる人達が散見し、清掃作業に勤しんでいる方が在ったというだけだった。

食事は他所に動いて摂ったが、この少し驚いた眺めも頻繁に観られる様子でもないので、少し興味深い。

「I♡OSAKA」…(2024.01.01)

↓買ってしまった…
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↓「I♡OSAKA」は「I LOVE OSAKA」である。キーホルダーだ。
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↓こういう具合に、リュックサックに着けてみた。なかなかに按配が好い。同時に似たようなモノが並ぶ場合に、自身のモノを特定する目印にもなる。
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こんな極細やかなモノが酷く嬉しい場合が在る。

大きな画…:動物園前駅(2024.01.01)

「とりあえず宿の最寄駅でロッカーに荷物を預けて、それから動き回ろう」という程度のことを思い、天神橋筋六丁目駅から地下鉄の堺筋線へ移動した。地下鉄の1日乗車券は、土日祝日には「620円」だ。これは気に入ったので、前日に続いて利用した。

↓動物園前駅の改札口を潜ると、何やら見えた。
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↓美しい画だ!暫し見入ってしまった。
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↑左の通天閣、右のあべのハルカス、両者の間の天王寺公園と、動物園前駅は何れにも近い。そんな街のイメージの美しいイラストだと思う。

↓特段に辺りに説明も無く、解説的な情報もとりあえず見付からないのだが、凄く画が気に入った。
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通天閣に近いということで、動物園前駅は何度も利用した思い出が在る駅だ。辿り着くと「この駅へ還って来た」という程度の感じ方をする場合も在る。或いは魅力溢れる地域ということになるのかもしれない。

「ようおこし」…:谷町六丁目駅(2023.12.31)

主に地下鉄を使って街を巡っていた。

↓大阪の地下鉄で見掛けるピクトグラムだ。
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↑一般的な御手洗のピクトグラムに手を入れ、御辞儀か会釈という感じにして「ようおこし」と来訪者を迎えているという形にしている。

御世話になった皆様に向けて御辞儀か会釈ということを思った年末の夕べに、こんな画が似合いそうな気がした。色々な事に感謝しながら、少しでも心豊かに暮らしてみたいと思う昨今だ。

駐輪禁止…:JR天満駅(2023.12.30)

天神橋筋商店街を歩き、脇のJR天満駅辺りに入り込んだ。

↓駅の辺りでこういうモノを見掛けた。
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↑鉄板のような何かで、半ばバリケードのように「駐輪禁止」の掲示のようなモノを設えて辺りに置いて並べているのだ。

人の出入りが多いような辺りで、駐輪を御遠慮願いたいということなのだと思う。こういう感じは、個人的には初めて見掛けた。実際、辺りに駐輪は見受けられなかった。少し興味深い…

大正駅…:長堀鶴見緑地線:大阪メトロ(2023.12.31)

1日乗車券を手に、地下鉄を利用して移動しながら散策をしていた。

↓長堀鶴見緑地線の起点・終点になっている大正駅が近付いた。
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↓偶々、酷く空いていた。
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↓少し独特な、小ぶりな感じがする車輛だと思う。標準軌ながら従来の車輛より断面積が小さいという。
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↑長堀鶴見緑地線は1990年に開業し、1996年、1997年に延伸されている。当初から「鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄」という車輛が導入された。日本国内で最初の例ということになったようだ。

↓大正駅に着いた。
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↓今般は折り返し運転にはならず、回送となるようだった。「大正止」とホーム上の行先表示に示されている。
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↓この長堀鶴見緑地線の駅というのも、デザインが好い駅が多いような気がする。
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出先の街で、地下鉄を使って動き回るのは好きだ。

マンホールの蓋…:大阪(2022.12.30)

天神橋筋六丁目駅に着いて、早速に辺りを歩き始めた。

↓足元で眼に留まるモノが在った。
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↑この大阪城天守閣の画を使ったマンホールの蓋が在ると、「大阪に足を踏み入れた…」という実感が強まる。

意外に気に入っているモノでもある。

大阪駅にて…(2023.12.30)

↓なかなかに人出が多い…大阪駅である。
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↓こういう様子の中を進んでみた。
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↓高い箇所から様子を観た。何か「街の駅」というのを通り越して「街そのもの」という様相を呈してしまっていると思った。
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↓高い箇所では、大きな看板が「普通に大きい!」と見えて驚く。普段は下から見上げていて、何となく大きさが判り悪いものだ。
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↓色々なモノが集まっている場所で、この種の案内表示が意外に大切だ。
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↓列車が行き交う軌道が少し見える箇所が在る。
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↓長大なエスカレータが幾つも組み合わさっている不思議な構造の場所である。
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↓跨線橋のようになっている箇所も在って、眺めが少し面白い。
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「灯りが浮かび上がる」という感の大阪駅を眺めたいというだけのことで、一寸散策に出た夕べであった。