見上げた…:大通駅(2023.05.15)

地下鉄が通っているような大きな街では、地下鉄駅、地下鉄駅の通路、大きな鉄道駅の地下、大きなビルを地下で結ぶ通路、テナント等を容れた商業施設的な場所等、何と呼ぶのが精確なのかよく判らない雑多な「地下の空間」が拡がっている。

最近立寄っている幾つかの大きな街に関して、その雑多な「地下の空間」が拡がっているという様子を思い浮かべる。札幌も、そんな雑多な「地下の空間」が拡がっているという様子が見受けられる街の一つであると思う。

新さっぽろ駅周辺で所用を足した後、札幌駅から旭川駅へ移動を始める前に昼食を愉しむ意図で、地下鉄を利用して大通駅へ移動した。

↓大通駅の辺りは雑多な「地下の空間」が拡がっているという様子が見受けられる。昼食を摂りに立寄りたいエリアに近そうな辺りで地上に出ようとして、少し面白い様子を眼に留めた。
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↑地上の光が、照明による人工の灯りに交っているような気がしたのだが、光が入るような形になっていた。そして地上への階段も設置されていた。

↓地上に上ってみると、硝子張りを大胆に採り入れた形で出入口を造っていた。
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何時頃からか、大通駅辺りでは地下と地上とを結ぶ出入口の辺りで、硝子張りを採り入れるような凝った造形をするようになった。少し面白いと思う。

札幌の姉妹・友好都市…(2023.05.15)

↓地下鉄大通駅でこういうモノを眼に留めて暫し眺めた。
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↑札幌市が姉妹都市、友好都市として交流している国外の都市の場所を示し、札幌の時刻(=日本時間)との差が判るようになっている。

米国のポートランド市、ドイツのミュンヘン市、中国の瀋陽市、ロシアのノボシビルスク市、韓国の大田市(テジョン)と交流が在るそうだ。瀋陽市については「友好都市」と呼称し、他は「姉妹都市」と呼称している。

掲出されている世界地図と時計を見ると面白い。

大田市は少し西だが、日韓両国で時差は無いらしい。

瀋陽市の中国は日本時間マイナス1時間だ。

東西に広大な版図を有するロシアは国内で様々な時間帯が採用されているが、ノボシビルスク市の辺りは日本時間マイナス3時間だ。余計な話しながら、北海道から真直ぐ北上したようなサハリン州では日本時間プラス2時間の時間帯が採用されている。

ミュンヘン市は欧州諸国で採用されている日本時間マイナス8時間だ。

ポートランド市は日本時間マイナス16時間である。そして日付変更線が在って「前日」だ。この画の時の札幌市は「4月15日午後1時27分」だが、ポートランド市は「4月14日午後8時27分」だ。

何処かの国で1日の活動を始めるような頃、何処かの国で1日の活動を終えるというようなことが折り重なっているのが地球上の諸地域であるという訳だ。こういうようなモノは意外に好きだ。

<ギリシアのスパゲティ>…(2023.05.15)

所用を足した後、新さっぽろ駅で地下鉄に乗って大通駅に到った。ゆっくりと札幌駅へ向かい、列車で旭川へ移動するという予定なのだが、札幌駅へ出る前に昼食を愉しむことにした。

↓名付けて<ギリシアのスパゲティ>というモノを頂いた。
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↑白いクリーミーなスープにアサリやベーコン等が入っている。それとスパゲティの麺の組合せだ。

↓これが熱くて美味い!なかなかに好い感じだ…
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↓メインのスパゲティの前に、サラダとスープも付く。
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↓飲物は食後に珈琲を頂いた。
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↓大通辺りで、最近気に入っている御店である。ここで昼食を愉しむ機会を設けられたのは幸いだ。
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札幌駅出発…(2023.05.13)

札幌駅周辺で昼食(兼朝食)をゆったりと摂って、小樽駅を目指すこととした。

↓札幌駅では方々へ向かう列車の発車案内が多く掲出されるが、小樽へ向かう列車を見付けた。
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↑少しだけ待てば、新千歳空港駅から札幌駅を経て小樽駅へ向かう<快速エアポート>が現れるようだ。

↓少しだけ待って居れば列車が現れた。
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↓札幌駅の東側から入って来るような感じになる。
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↓最近は出くわす割合が高まった733系電車だ。
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↓これに乗込んで小樽を目指す。
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新千歳空港駅から札幌駅を経て小樽駅へ向かう<快速エアポート>だが、何か「新千歳空港・札幌」と「札幌・小樽」との2本の列車のような雰囲気も在るかもしれない。新千歳空港の方向からの乗客の多くは札幌で下車する。そして札幌から小樽方向へ動く乗客が多く乗車する。そういうことが多いかもしれない。

↓列車の最後尾側に乗り込んだ。ロングシートの車内は、然程混んではいなかった。荷棚に荷物を載せた。
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札幌・小樽間は各駅停車の列車が多数派であると思うが、快速は停車駅が少な目で、小樽市内に入る場合は速いのが好い。

JRタワーを望む…(2023.05.13)

新しい建物が竣工して供用されると、その直後から暫くは「新しい眺め…」という想いも強く、眼に馴染む迄に些かの時間も要する。

↓札幌駅の南側、西寄りな方の出入口に近い辺りでの眺めだ。
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↑百貨店になっている場所から見上げると、高層階がホテルになっているJRタワーが視える。

このJRタワー等の在る現在の札幌駅のビルは2003年に開業している。20年経つ。早いものだ…既に眼に馴染んで久しい光景ではある。

このJRタワーが見上げられるような場所からもっと西側、百貨店の出入口とは別に札幌駅の出入口は在ったが、現在は工事中でそれらが無くなった。

現在時点で、南側では西寄りと東寄りとを相互に動く場合に依然と余り変わらないのだが、北側では通行し悪い場所が生じていて、西寄りと東寄りとを相互に動き悪い場合も在る。

JRタワーの登場から20年を経て、新幹線開業に向けた整備ということで、札幌駅はまた大きく様子を変えそうである。

サバかつ定食…(2023.05.13)

札幌駅に到った。小樽駅迄移動をする予定ではあったが、12時半頃という昼食時間帯であったことから、「朝食兼用」で昼食を摂ることとした。

札幌駅周辺に関しては、昼食を摂ろうとすれば様々な場所、色々な料理を択ぶことが叶う。札幌駅の北口、西寄りな側から戸外に出て「如何しようか?」と思ったが、一度立寄った経過も在る、海鮮系統を主体にした居酒屋のランチ営業というのが直ぐ傍に在ったことを思い出した。

↓ランチタイムはやや安価であるらしい飲物を御願いして、料理の登場を待つことにした。
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↓こういう定食を御願いした。
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↓「サバかつ」と称する。鯖に衣を点けて揚げるカツである。
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↓肉を使うトンカツやチキンカツとも違う、独特な好さが在る。キャベツも沢山点いて、何やら「カツを頂いた」という高い満足感が得られた。
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↓こういうような大漁旗が掲げられている御店だ。方々に系列の御店が在るようだが、札幌駅に程近い御店は記憶に留めたい感だ。
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<ライラック>:789系電車…:札幌駅(2023.05.15)

無事に所用を足し、昼食を愉しみ、札幌駅に到った。旭川へ向かう列車に乗る。

↓789系電車…<ライラック>だ。
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↑旭川方向へ走る場合、列車の先頭側は指定席やグリーン席だ。後尾寄りが自由席となる。ホームへ上る通路に近い列車の半ば辺りは、何となく混み合っている場合も多い。そこでやや通路から離れている列車の最後尾側を目指す場合が個人的には多い。(それでも何となく混む場合も在る…)

↓789系電車は美しいと何時も思う。
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↓この<ライラック>の仕様では、先頭車に北海道内各地をイメージしたイラストが入っている。この車輛は「KAMIKAWA」で上川地方の画だ。この画は上川地方ということになる、旭川の南郊となる美瑛町のイメージだと思う。丘陵の畑という、少し知られた風景だ。
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↑北海道内各地をイメージしたイラストを観るのも愉しいが、時々思う。非電化なので789系電車が乗り入れられない地域の画である場合も見受けられるのだ。そんなことを気に懸ける人も少ないのかもしれないが…それでも、択んでいるのは札幌や旭川、札幌・旭川間の各地、加えて旭川駅で乗換えて向かうような各地というようである。

↓最後尾の車輛の最後尾列の席に陣取った。
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↓無事に出発出来ることに乾杯という感だ。
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列車は静かに札幌駅を後にして旭川駅を目指した。

チューリップ…:札幌 大通公園(2023.05.15)

所用を足した後、札幌都心へ移動した。昼食を愉しみ、札幌駅の側へ歩いた。大通公園を横切って北上することになる。

↓大通公園で歩を停めた。チューリップだ…
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↓大通公園では随所に花壇が設えられているが、花壇の鮮やかな花が愉しいというような時季が巡って来た。
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↓4月に関西で桜を観て、5月に稚内でエゾヤマザクラを、更に小樽で八重桜を愛でたが、「花壇のチューリップ」は個人的には「今季初」だ。好かった…
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新さっぽろ駅…(2023.05.15)

地上の高架駅は「新札幌駅」であるが、地下の駅は「新さっぽろ駅」だ。漢字とひらがなの区別が在る。

札幌で初めての地下鉄が登場し、札幌駅の地下に駅が設けられた時に「さっぽろ駅」とひらがなを採用した。後年に新札幌駅の地下に駅が設けられた際にも「新さっぽろ駅」とひらがなを採用した。

この地下鉄の新さっぽろ駅については、開業した頃から親しんでいる。何度利用したか判らない程だ。今般、所用を足した後、地下鉄で札幌都心に向かうことにした。

↓ホームに下りて眼に留めた。以前から在ったか、否か、記憶が曖昧だが、停車駅の案内だ。
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↓ホーム柵も確り設えられている。西へ向かって進む列車が現れた。これに乗車した。
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札幌駅にて…(2023.04.06)

大阪を発って姫路に至り、神戸に移動し、空路で新千歳空港へ飛び、列車で札幌駅へ移動した。

↓こうやって夜の札幌駅に停車する車輌を眺めると、長い移動の段落と、長かった一日が終わろうとしていることを実感する。
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↑右の733系電車に乗って新千歳空港から到着した。左の721系電車は出発に向けて待機中だった列車だ。

朝も夜も、決まった時刻表に従って動いている列車というのは、非常に有難い存在であると思う。ぼんやりと車輌を眺め、改札を潜ってこの日の宿に足を運んだのだった。

キハ261系ディーゼルカー:札幌駅(2023.04.02)

北海道内の特急列車の多くが「札幌との間を結ぶ」というようなことになっているので、札幌駅に在ると「各地との間を行き交う車輌」が眺められる。そして北海道内は非電化区間が多い関係で、札幌駅でも「各地との間を行き交う特急列車用ディーゼルカー」が観られる。

↓札幌駅でこういう様子を見掛た。或いは「最近の札幌駅で見掛ける機会が多くなっている様子」ということになるであろうか。
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↑到着して回送となる列車と、これから出発しようと待機している列車だが、何れも特急列車用のキハ261系ディーゼルカーだ。

実は少し前まで、特急列車用ディーゼルカーとしてはキハ281系やキハ283系、加えてキハ183系も在った。キハ281系やキハ183系が順次退いたので、現在では「専らキハ261系ディーゼルカー」という様相になっている。札幌・旭川・網走の限られた列車で、短い編成にしたキハ283系ディーゼルカーが運用されているということだが、それは何か「例外」のような感じだ。

キハ261系ディーゼルカーは宗谷線で初登場した。その車輌は現在も活躍中のようであるが、この画の車輌とは少し仕様が異なり、外見の色も違う。最近はこの画のような外見になっている例が圧倒的に多い。

何時の間にか「運用車輛の変遷」を眺めているというようなことになっている訳だ…

「花尻ジンギスカンミックス+ジンギスカン」:<元祖滝川花尻ジンギスカン>…:札幌・<狸COMICHI>(たぬきこみち)(2023.04.07)

大阪でサウナに寄ろうと思い立ったが、思い立った施設の営業時間終了間際だったので諦めた経過が在った。それが引っ掛かり、札幌へ移動後、旭川へ向かう前に札幌都心部のサウナでゆったりした。

そうしていた間に「昼食でも摂ろうか…」という時間帯に差し掛かっていた。雨交りでやや動き悪い感じではあった中、思い付いて立寄ったのは狸小路という商店街の辺りだ。

↓ここに到った…
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↑狸小路2丁目に在り、食事を愉しむ等することが出来るテナントが集まっている場所だ。

↓平日のランチタイムの少し早目な時間帯に相当し、未だ混み合っていない感じだった。
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↓滝川で起こったという「味付ジンギスカン」である。滝川の店の伝統を引継いで、ここで店を開いたということなのだが、以前に立寄ってなかなかに好かった
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↓こういう独特な形の鍋を使うのが「古くからの正しい流儀」というモノかもしれない。
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↓通常「ジンギスカン」と「厚切り」とが在る。その両者を合わせた「ミックス」が在るので、それを御願いし、「ジンギスカン」を追加した。そうすると、とりあえず「ジンギスカン」が2つ、大きな皿に載って現れた。
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↓こちらは「厚切り」である。
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↓タマネギやモヤシというような野菜を添えるのも「古くからの正しい流儀」というモノかもしれない。
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↓こうやって揃ったモノをゆっくりと焼きながら愉しむ。
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↓こんな具合に、鍋の周囲の溝のような箇所に野菜を入れ、中央側の凸部に肉を載せる。これがジンギスカンを焼く「古くからの正しい流儀」というモノと聞く。(肉や野菜が食べられるように焼ければ、如何いう流儀でも何等の差支えは無いのだが…)
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↓肉が焼けたら摘み、鍋に未だ焼いていない肉を加える。
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↓こうやって小皿に取って、ゆっくりとジンギスカンを頂く訳だ…
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↓ドンドンと焼きながら、この味付ジンギスカンを愉しんだ。
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↓肉も野菜もタップリと、残してしまわずに確りと頂いた…
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この<狸COMICHI>の<元祖滝川花尻ジンギスカン>は「お気に入り」の場所になった。尤も、肉料理が苦手な方と御一緒はし悪いが。

↓この場所の雰囲気も悪くない。札幌都心の伝統在る商店街ということで、祭の神輿を大切にしているようだ。そういうモノが飾られたコーナーも在る。
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また機会が在れば寄ってみたいと、記憶の隅に確りと留まっている御店である…

「13番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

↓大通公園が視えるような位置に出る出入口である。
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札幌駅前通地下歩行空間の出入口については、札幌駅側(北側)に若い番号が割り当てられ、大通側(南側)に進むに連れて番号が大きくなるのだ。

この「13番出口」の先は地下鉄大通駅で、更に進むと地下鉄すすきの駅へ延びる地下街が在る。

札幌は、こういう「街の画」というような感じの写真を撮る場所には事欠かない街であると想う。

「10番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

↓地上の自然光が地下側へ漏れて降り注ぎ、そこに地下の照明の人工光が融けているというような、何とも名状し悪い光の加減だと思った。
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↑こういうような画は、広角レンズで撮るべきなのだろう。

実はX-Pro2XF16㎜F2.8を装着し、「軽快に広角の画を撮る」という感じで歩き廻ったのは、偶々ながら少し御無沙汰だった。XF16㎜F2.8を入手した頃には大変に気に入っていたのだったが、最近はズームのXF10-24㎜F4をより多用していたかもしれない。前者の単焦点の画角が、後者のズームの画角に含まれて被るということも在る。が、単焦点レンズの軽快な感じは凄く好い…

何となくの動きで、所有している機材の好さを改めて認識するような感じにもなった。

「8番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

↓地上への出口から漏れる光が地下に半ば入っているような雰囲気が面白い。
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↑広角レンズは、こういうような「ぼんやりと拡がっているその場の雰囲気」を捉えて写すという感じなのだと思う。

カメラを提げて「半ば漫然…」という調子で歩き廻る場合、今般使った広角レンズを装着したカメラを択ぶのも、なかなかに好いと思う。

「6番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

以前にも写真に撮った場所なのだが、今般はより画角が広いレンズを使用している。
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↑公衆電話までの奥行きがやや深く見えるが、加えて階段通路が少し広く写るのが面白いと思った。

「何となく気に入っている…」という程度の景観を多少愉しみ、「半ば漫然…」という調子で歩き廻り、思い付いて写真を撮るような感じの時間が生じる。そういう時間が愛おしい。

「4番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

↓支柱が在るのか、支柱でもない柱状の何かなのか、その周囲を板のようなモノを組合わせて囲い、隙間から光が漏れている。
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↑照明と造形とを組合わせ、何か不思議な存在感を醸し出すモノを用意して据えた空間だと思った。

地底のメインストリートという感の地下歩行空間で見掛けた訳だが、こういうモノに出くわすのは少し面白い。

<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)=「その場所を見守る尊い神様」:札幌駅前通地下歩行空間(2023.04.07)

例えば年末の12月に写真を撮っているモノであっても、4月に改めて写真を撮ってしまうというような場合は在る。「育った街」であり、離れてからかなり年月は経ているものの、現在でも縁在って度々訪れる札幌では、カメラを向けて面白い対象は意外に色々と在るものだ。或いは「カメラを提げて歩き廻る」というようなことを盛んにするようになった近年に至って、そういうことに気付いたという側面も在るのかもしれない。

「多分、初めて?」という感じでカメラを向けた時以来、何度観ても「地下に下立った“神”?」というような不思議な感を抱くモノだ。
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↓シマフクロウを模った彫刻だ。このシマフクロウが<IWOR-UN-PASE-KAMUY>(イウォルン パセ カムイ)と呼ばれる、アイヌの村の守護神なのだ。
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↓札幌駅前通地下歩行空間の札幌駅側から入り込んで、地下鉄南北線のさっぽろ駅へ通じるような辺りを通り過ぎればこの存在感の在る彫刻が据えられている。
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旭川へ移動するまでの間、札幌駅のロッカーに荷物を預けて、身軽に少し動き廻った。雨交りのような感じだったことから地下歩行空間を歩いた。その際にこの気に入っている彫刻に改めて眼を向けたのだった。こういう「一寸惹かれる…」というアートが、街の中、多くの人達が行き交う場に据えられているのは好いと思う…

「10番出口」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.03.04)

札幌都心部では、殊に冬季には移動の際に「地下を歩く」という選択肢が有力であるような気がする。雪や氷で道路状態が悪いことや風雪から免れて動くことが叶うからである。

些か雪が交る中、大通の南側から札幌駅辺りへ北上しようとしていた。「地下歩行空間」を歩いて北上することとした。

↓この10番出口を出ると中央警察署が近いらしい。札幌駅に着いて大通側に南下した際、中央警察署の横を通ったので、この出口が何となく眼に留まったのだ。
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「地下歩行空間」は南北に延びる西4丁目の地下が歩道になっていて、沢山の出入口が設けられている。方々の大きな街に地下の通路は見受けられると思うが、札幌はなかなかに大胆に地価の通路が設えられていると思う。

「READY TO PLAY」…:札幌駅前通地下歩行空間(2023.03.04)

札幌で「地下歩行空間」と言えば、「札幌都心部の、何時でも通行量が少なくない場所」という感で、「何かの宣伝」ということになると、催事を催すことや大きな広告を掲出する場として名前が挙がる場所になっていると思われる。

↓こういう大きな看板を眼に留めた。何か渋い写真だと、少し見入ってしまった…
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↑3月末のシーズン開幕から使用されることになっている、北海道日本ハムファイターズの新球場の写真だ。準備が整っているので「乞う御期待!」という訳だ。

2002年のサッカーW杯の頃に札幌ドームが登場し、「プロ野球チームが本拠地球場として利用するようになると好いが…」ということになり、ファイターズが手を挙げて「北海道日本ハムファイターズ」ということになった。以来、ファイターズはそれなりに善戦を続け、「地元の!!」と多くの人達が期待するチームとなって現在に至っている。そして、何やら色々な経過が在ったようだが、新しい球場を建設し、そこを本拠地とすることとなった。「地下歩行空間」でその広告を掲出した訳だ。

この場所は、プロ野球のファイターズも含め、スポーツ関係の広告を見掛る機会が多い場所のようにも思う。

濡れた歩道…(2023.03.04)

夕刻、未だ暗くなる手前の時間帯に札幌駅の北側を歩き廻った。

↓何気なく提げていたカメラを使ってみたくなった光景だ。
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↑日中は些か雪が降り積もったと思う。が、中途半端に気温が上がって雪が融け、辺りが濡れていた。色々と映り込んでいる歩道が面白いと思った。「空」の字が鏡に映った状態で天地逆転しているのが見えるが、何やら駐輪場と見受けられた。札幌でも冬季の間は自転車が使い悪いのだが、雪が融けると自転車は増える。札幌駅辺りでも駐輪場は確りと設けられているのであろう。

融けている中でまた雪も降り、その雪も融け、そういうようなことが繰り返されて季節が動く訳だ。

<214>&<247>…:電車事業所前停留所周辺:札幌の路面電車(2023.03.04)

↓西線6条停留所で<214>に乗車出来た。電車事業所前停留所へ南下し、下車して去って行く<214>を見送った。
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↓雪模様の中、<214>は慎重にカーブへ進入した。
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↑反対側の軌道にも車輌が進入している。

↓現れた車輌は<247>だった。
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こういう複数の車輌が行違う場面も画になる感じだ。

行違う733系電車…:新札幌駅(2023.03.06)

新札幌で、予定の、加えて予定外の所用を確り足した。札幌駅へ出て、コインロッカーに預けた荷物を引き取って、旭川へ向かう列車に乗るという段取りになった。

↓高架のホームに上ると、いきなり列車の走行音が聞こえた。北広島、恵庭、千歳の方向へ向かう列車だった。
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↓新札幌駅には特急列車も停車する。それ以外、快速列車や普通列車に関しては「大半が733系電車で、時々721系電車が交る?」という様子であるような気もしている。
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↓札幌駅の方向へ向かう列車が現れた。
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↓列車は少しだけ遅れていたようで、その旨の御案内も在った。列車先頭側で待っていたが、次第に減速しながら列車が近付く感じが面白い。
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↓何やら「毎度、御世話になります…」という感じの733系電車だ。
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出先の札幌で、こういうような「市内の列車での往復」というようなことも一寸愉しい気がする。

<214>…:西線6条停留周辺:札幌の路面電車(2023.03.04)

路面電車の沿線に在った間、雪が断続していたが、時折降り方が強めになる場面も交った。

↓やや強めな降雪の中で路面電車が進む様は、何か酷く劇的にも見える。
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↓西線6条停留所へ滑り込むように減速している様子が視えた。
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この<214>を含む、札幌の「200番台」は殊更に画になるような気がする。

<1104>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2023.03.04)

↓西15丁目停留所を経て南下する車輌が見えた。
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↓現れたのは、連接式ではない形状で低床型とした1100形の1輌である<1104>だ。近年、旧車を入れ替えようと増備中の型だ。
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↓<1104>は歩道橋の下へ向かって進む。
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↓歩道橋を潜って南下を続ける。
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↓南下する軌道を更に進んだ。
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↓そして遠ざかって行く…
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この「歩道橋に佇んで…」というのも時には愉しい。

<A1203>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2023.03.04)

西15丁目停留所から、南北に延びる路面電車の軌道に沿って南下すると西線6条停留所に至るのだが、途中に大きな歩道橋が在る。

↓歩道橋に上って路面電車を眺めてみるのが一寸愉しい。
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↓信号停車をしている車輌は<A1203>だ。
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↓雪が交る中を進んでいる。
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↓歩道橋の下へ進入する。
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↓歩道橋の下を潜り抜けた。
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↓<A1203>は西15丁目停留所の側へ進んだ。
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こういうような様子を眺めるのは、一寸愉しい。

<247>…:西15丁目停留所:札幌の路面電車(2023.03.04)

西8丁目・西15丁目間を路面電車で移動し、西15丁目で雪交りな中を歩き始めた。

↓乗車していた電車が去った後、反対側の軌道に電車が現れた。
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↓なかなかに「画になる」という感じ、札幌で長く走り続けている独特な外観の車輌だ。
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↓1960(昭和35)年に登場した240形の1輌である<247>が、西15丁目停留所に停まろうとしていた。
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札幌では「200番台」の少し旧い車輌が行き交う様子を眺めるのが、一寸愉しいというような気がする。

<8511>…:西8丁目停留所:札幌の路面電車(2023.03.04)

ランチを愉しんだ後、路面電車に乗って辺りを少し巡ってみようと思い付いた。

↓些かの雪も交る中、西寄りな方向へ進む路面電車が停まる停留所の辺りに至った。
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↓雪も交る中で路面電車の登場を待った。
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↓然程長く待つことも無かった。直ぐに路面電車がやって来た。
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↓1987年登場の8510形の1輌である<8511>がやって来た。
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↑こういうような外観の車輌も、何となく各地で見掛ける車輌を思い起こさせてくれる。

時にはこういう感じで、少し路面電車に乗ってみたくなる。