<サッポロファクトリー>…(2021.08.22)

時計台の辺りを通り、テレビ塔を望むように東寄りへ歩を進め、壁が蔦に覆われた建物に出くわしながら歩んだ…

↓そしてこの辺りに至った…
22-08-2021 X100F (17)
↑壁の様子が判らない程度に蔦で覆われている…<サッポロファクトリー>だ…

↓「ファクトリー」と号するが、商業施設化される以前、本当に“ファクトリー”=工場だった。その工場で在った頃に近くを通っていた想い出も在る…
22-08-2021 X100F (15)

↓夏が終わろうというような頃である。蔦の葉が最大限に数や大きさを伸ばしている状態であろうか?
22-08-2021 X100F (22)

↓「旧い工場」の趣が、意外に「伝統的なモノを一部残す街並み」という雰囲気を醸し出している…この辺りの感じが気に入っている…
22-08-2021 X100F (27)

↓適当に背が高いモノは見上げてしまうが…酷く天の明るさが記憶に残った…
22-08-2021 X100F (30)

↓20℃を超え、25℃を伺おうかという状況の晴天…少しばかり歩いて「水分補給…」を意識し、<サッポロファクトリー>館内で冷えた紅茶(無糖)のペットボトルを求めてベンチに陣取って頂いた…見上げると、煙突に大正時代に造られた旨を示すプレートが在って、妙に感心した…
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↓この<サッポロファクトリー>…札幌都心部の北東側なのだが、意外に気に入っている場所だ…
22-08-2021 X100F (32)

この時は…館内の様々なモノが売られている店を素見してから更に移動したのだった…

721系電車…:札幌駅(2021.08.21)

小樽駅で「札幌駅に向かおう…」と思って改札辺りに佇めば<快速エアポート>が待機中と判った。この列車は、小樽・札幌間も「昔の急行列車?」と感じる程に停車駅が少な目で速い。小樽、南小樽、小樽築港と停まった後、手稲までノンストップなのだ…手稲の後は琴似で、次が札幌だ…「直ぐ!」と感じる程度の速さで着く。

↓その「直ぐ!」と感じる程度の速さで札幌駅に着いた列車…「ここまで運んでくれてありがとう!」という感だ…
21-08-2021 X-Pro2 (77)
↑最近は「少し少数派になりつつ?」と感じる場合が在る721系電車だった…クロスシートの車輛で乗心地は好い。

↓札幌駅で少し停車していて、その後は新千歳空港駅を目指して発車する…
21-08-2021 X-Pro2 (76)

平和駅…(2021.08.21)

新千歳空港駅が「空港の地下」になって、札幌駅との間を結ぶ<快速エアポート>の本数が増えて、何時の間にかその快速に乗車して札幌駅・新札幌駅間を移動するという機会が多くなっていた。

そういうことになると、札幌駅や新札幌駅は度々利用して駅の周辺迄動き回って馴染んでいるのだが、札幌・新札幌間の苗穂駅、白石駅、平和駅は馴染みが薄くなってしまわざるを得ない。

旭川駅を発って、岩見沢駅を経て、白石駅に到って下車し、千歳線の各駅停車に乗換えた…

↓列車の先頭側に陣取っていたが、直ぐに駅が見え始めた…
21-08-2021 X100F (42)

↓数え切れないほど通過している…そして各駅停車で停まった場合にも下車した記憶がない平和駅だ…
21-08-2021 X100F (43)

↓「初めて!」という平和駅に下車…「ここまで連れて来てくれてありがとう!」と乗って来た車輛を振り返る…
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↑“札幌圏”ではこの733系電車、少し色が違っていながら外見は似ている731系電車という車輛に出くわす機会が多い昨今だと思う。ロングシートの所謂“通勤型”な電車だ…

↓平和駅はホームの東端部に出入口が設けられている。
21-08-2021 X100F (45)
↑縦書きの「へいわ」という駅名標に一寸注目した。文字の下に在るビール会社の広告である。他所の各駅で見掛けるモノと少し違うモノが使われている…

辺りに「何?」という程のモノが見当たるのでもない感の平和駅である。周辺は住宅街や、少し離れると各種の会社も立地しているようだが…最も目立つのは札幌貨物ターミナル駅だ…北海道の産物がこの札幌貨物ターミナル駅から方々に送り出されていること等に想いを巡らせながら、札幌貨物ターミナル駅を跨ぐ橋を歩いて眺めてみたのだった…

↓白石駅側へ引揚げようと再度ホームに立てば、通過する特急列車を見送ることとなった。
21-08-2021 X100F (77)

この千歳線は忙しい…千歳市内から帯広や釧路へ通じる軌道、苫小牧や室蘭を経て函館へ通じる軌道へと至る経路なので、方々との間を行き交う各特急列車も盛んに通り過ぎる…

↓やがて白石駅側へ向かう列車が現れた…
21-08-2021 X100F (83)

↓「何となく立寄った…」という以上でも以下でもないのだが…少し記憶に残った感だ…
21-08-2021 X100F (78)

こういう「一寸余計?」も挟みながら動くというのが凄く好いと思ってみたりする…

蔦に覆われた建物…(2021.08.22)

↓札幌都心のやや北東寄りということになると思う。見事に蔦に覆われた壁に出くわした…
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↓断続的に街を抜ける風に、蔦が揺れていた…
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↓本当に、さり気なく佇む然程大きくない建物なのだが、蔦が見事だった…
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札幌で朝を迎え、少しゆったりとした休日の朝に歩き廻ったのだったが…こういう「思い掛けない面白い様子」に出くわす場合も在るのが酷く好い…

随分と古い土産…(2021.08.22)

↓「随分と御無沙汰したね…」と何となく眺め、写真に収めてしまったモノだ…
22-08-2021 old one... X-Pro2 (1)

所用に備えて「居候場所」と呼んでいる場所-巷では“実家”とも呼ぶ…-に滞在した中、不意に眼に留めたのだ。これは…1994年に持ち帰った土産であったと記憶している。

↓エリツィン…ゴルバチョフ…ブレジネフ…スターリン…レーニンである。ロシア土産の“マトリョーシカ”だ…
22-08-2021 old one... X-Pro2 (2)
↑多分「5個組」というようなモノはポピュラーなのだと思う。それのアレンジだ…

この「歴代指導者 5個組」という“マトリョーシカ”だが、「面白い!」という反応と「可愛くない…」という反応に分かれるようなモノだと思う。

随分と古いモノだが、久々にゆっくりと手に取って眺めてしまった…

札幌時計台…(2021.08.22)

旭川駅から朝の普通列車で発ち、ゆっくりと札幌方向へ移動した日…想像したよりも早く札幌駅に至ったことから、思い付いて小樽を往復し、また札幌駅に至った…

↓札幌駅の東寄り、南側の出入口から、駅前に東西に延びている通を渡る横断歩道に続く辺りにこんなモノが在ることに気付いた…
21-08-2021 X-Pro2 (80)
↑何時頃から在るのか?自身ではよく判らない…初めて意識した看板だ。

この看板の「←時計台」だが、真直ぐに真直ぐに進めば、確かに時計台が視える場所に至る…

これが酷く記憶に残り、札幌駅の西寄り、北側の辺りに宿を求めて過ごした翌朝…この看板の場所に行って、「←時計台」という道を歩いてみようと思い付いた…

↓少し進んでみると、こういう看板も現れた…
22-08-2021 X100F (1)

↓やがてこういう具合に時計台が視える場所に至る…時計台の正面、ビルの2階の屋外部分に上がることが出来る場所が在り、そこから眺めてみた…
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↓真正面にタクシーで乗り付けている人が居るのであろう…「来訪者が多い時季」ならではの様子かもしれない…
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↑時計台に関して、寧ろ少し離れて様子を視て写真を撮るというようなことを好むので、「真正面のタクシー」は「些か興醒め…」と思う。そういうことを避けるには早朝にでも動くのが好いのだが…今日は、早朝には「何となく居室でゆったり…」ということにしてしまった…札幌の場合、何かで訪ねなければならない機会は幾らでも生じそうなので気にならないが…

↓最近は「とりあえず記念撮影」という感じの人が多い…或いは、この場所は「来訪者が写真」ということが非常に多い場所ではあるのだが…
22-08-2021 X100F (5)

↓一寸間近にも寄った…
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↓辺りを東側へ歩もうとしていて眼に留めた、時計台の建物の側面だ…
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時計台…札幌に在る場面で、時々思い付いて眺める場合も在る。近年はそうするのが「意外に好い…」と思うようになって来た気がする…

札幌貨物ターミナル駅…(2021.08.21)

何度となく「直ぐ傍」を通過し、様子を遠望している場所でも「立ち止まって、可能な範囲でゆっくり眺める」というようなことを「していない…」という例は多く在るように思う。

多くの場合、「ゆっくり眺めていない」といって不都合が在るのでも何でもない訳で、然程気にする必然性も無い。が、「実に永い期間」に亘って「直ぐ傍」を通過し、様子を遠望していながら「立ち止まって、可能な範囲でゆっくり眺める」というようなことを「していない…」という例に思い当たり、このところはそれが気になっていた…

↓少しだけ時間を設け、その「直ぐ傍」を通過し、様子を遠望していながら「立ち止まって、可能な範囲でゆっくり眺める」というようなことを「していない…」を眺めてみた…
21-08-2021 X100F (51)
↑これは「札幌貨物ターミナル駅」である。札幌市内に設えられたJR貨物の貨物駅ということになる。

札幌駅から新千歳空港駅の側へ進む「千歳線」であるが、これは「札幌駅⇔苗穂駅⇔白石駅⇔平和駅⇔新札幌駅…」というようになっている。新千歳空港駅へ向かう<快速エアポート>は、札幌駅を出ると新札幌駅まで停車しない…この「札幌貨物ターミナル駅」は平和駅の傍なのだ。個人的には、札幌市内に在る時に札幌駅・新札幌駅間の移動という場面が多々在り、その際に<快速エアポート>を多用する。そういう時にこの「札幌貨物ターミナル駅」が何時も視える。遠望ということになるのだが、近くでは視ていないのだ…

最近、少し「貨物列車に載っているコンテナ」が気になる切っ掛けも在って、時間を設けて眺めてみようと思い立ったのだ…

↓遠くに新札幌駅周辺の背が高い建物も視える中、多数の軌道が敷設され、夥しい数の貨車とコンテナが蠢いている様子が視えた…
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↓平和駅の辺りにこういう通路が在る。
21-08-2021 X100F (62)

「札幌貨物ターミナル駅」は函館本線と千歳線とが並行している箇所のの南側を通る貨物線に設えられている。「札幌貨物ターミナル駅」の両側に住宅地も在るが、広大な「札幌貨物ターミナル駅」によって人の往来は不便だった。そして平和駅も利用し悪かった。そこで<柏山人道橋>という画の施設が出来て、人が「札幌貨物ターミナル駅」の「上」を通行可能になったのだ。

<柏山人道橋>だが、窓は「曇りガラス」風な感じ、シールでも貼っているかのような感じの箇所が多い。それでも一部は「札幌貨物ターミナル駅」が視える…

↓左側にHD300形というターミナルでの列車の入替作業に携わる機関車が2輛入って来ていた…
21-08-2021 X100F (64)

↓左端側の列車はHD300形に牽引されて動いていた…
21-08-2021 X100F (68)

↓反対側も視てみた…画の右寄り…柱の陰になっているが、北海道内で貨物列車の牽引にもちられるDF200形が在る。
21-08-2021 X100F (75)
↑嘗ては「電気機関車が牽引する貨物列車」も札幌・旭川間等で見受けられたようだが、現在は専らディーゼル機関車のDF200形が北海道内の貨物列車運行区間で活躍している。

因みに、九州で動いている<ななつぼしin九州>の牽引機は、九州にも非電化区間が見受けられることから、北海道内の貨物列車に用いているDF200形と同じディーゼル機関車を改装したモノを用いているそうだ。

「札幌貨物ターミナル駅」は、開設当初は「新札幌駅」と称した。が、旅客駅の名称に用いることとしたので「札幌貨物ターミナル駅」とすることになったのだそうだ…

少し変わった様子を視たが、なかなかに興味深いと思った。

733系電車…:札幌駅&新札幌駅(2021.05.16)

札幌駅到着の後…改札から出て一息入れて、移動の続きへ…

↓何か酷く「昨今の札幌駅」という雰囲気が漂う眺めだと思う。733系電車だ。
16-05-2021 Saporo (3)

高架上に各ホームが設えられている札幌駅である。乗車する列車が待機中、または到着するホームに階段やエスカレータで上がる。「自身の通例」としては、“指定席”の乗車すべき車輛の停止位置を探すのでもなければ、階段やエスカレータから離れた、列車の先頭か後尾の側へ動く。空いていて座席が見付け易い場合が相対的に多いように思っているからだ。

↓今般は列車の後尾側だった。
16-05-2021 Saporo (4)

↓出発に向けて待機を始めたばかりだったようで、他の乗客が視えないので車内の写真を…
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↑733系電車、そしてその前に登場している731系電車―両者は外観が似ているが…―については、こういうようなロングシートの内装だ。733系は出入口の辺りの細かい段差―731系登場時、段差が細かいので乗車し易いとなっていたが…―は無くなり、出入りし易さが酷く向上したと思う。

↓乗車したのは、新千歳空港へ向かう<快速エアポート>であった。動き始めて9分程度で最初の停車、新札幌駅に到着した。
16-05-2021 Saporo (6)

↓酷く馴染んだ感じがする光景だ…
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去って行く列車を見送りながら改札口を目指したのだった…

<ライラック>…:札幌駅(2021.05.16)

恒例の所用の関係で、旭川駅で特急列車に乗車し、札幌駅に着いた。

↓先頭側に乗車していて、下車後に車輛を眺めた。「ここまで運んでくれてありがとう…」という気分で、こういう具合に眺める極々短い時間が意外に好きだ。
16-05-2021 Saporo (1)
↑「回送」となる列車に乗務する乗務員さんと、旭川から乗って来た乗務員さんとの交代が済んだ場面であるようだった。

旭川駅での乗車時とは逆側が視えていた…
16-05-2021 Saporo (2)
時計台のイラストが入っている。

この<ライラック>の789系電車の先頭部には、北海道内各地をイメージしたイラストが入っていて、編成毎に異なる画になっている。「今回は何れ?」と眺めてみるのも存外に愉しい。

チューリップ…:雨交じりの朝、庭の片隅にて…(2021 05.17)

恒例化している所用の関係で、“居候所”(“実家”とも言う…)で夜を明かした。

前夜まで、雨が断続する中でやや風も強かった。その風は落着いたが、辺りを湿らせる雨が交り続けている静かな朝だった。

↓庭の片隅にチューリップが咲いていた…
17-05-2021 Sapporo in a rainy morning.. (2)

丁寧に植えたというのでもなく、少し雑然とはしていた。何時、どういう想いで植えたのだったかが不明確になっているような、「球根の多年草をそのままに…」という状態だった…

↓一部、多少傾いて咲いていたが、雨の雫で湿っている風情が好かった…
17-05-2021 Sapporo in a rainy morning.. (5)

↓既に盛りを過ぎた花も見受けられた…
17-05-2021 Sapporo in a rainy morning.. (1)

↓チューリップが咲いている様子…偶々この場所では長く視ていなかった…何か艶やかで好いと思った。
17-05-2021 Sapporo in a rainy morning.. (4)

時にはこういう程度に辺りの花を愛でる…好いことかも知れない…

<A1202>…:電車事業所前停留所:札幌の路面電車(2020.02.21)

西15丁目停留所から南下する軌道上には、西線6条停留所、西線9条旭山公園通停留所、西線11条停留所、西線14条停留所、西線16条停留所というように「西線」を冠した呼称の停留所が並んでいる。1957年、1958年頃に 「西線」を冠するようにして行ったようだが、これもこの辺りの軌道を「山鼻西線」と呼んでいたからであろう。

西線16条停留所の次は、藻岩山を訪ねる場合に利用出来るロープウェー入口停留所で、その先が路面電車を運行している札幌市交通局の電車事業所の前に在る電車事業所前停留所だ。

↓車庫が在って、乗務員(=運転士)さん達が待機する場所も設けられている電車事業所の前である。乗務員(=運転士)さんの交代が時折見受けられる…
21-02-2021 at Sapporo (63)
↑「交代」と言って、特別でもない。現在、運転台に居る方が停留所で待っていて、そこまで乗務していた方が下りる乗客の後に下り、待っていた方が乗り込むのである…

↓三連接のA1200形である<A1202>…見栄えが好い…
21-02-2021 at Sapporo (64)

↓電車事業所前停留所を出ると、軌道は東西を結ぶようになるので、電車は90度カーブを曲がって進んで行く…
21-02-2021 at Sapporo (65)

ここで<A1202>を見送り、「路面電車沿線散策」の際には定番としているが、直ぐ傍のコンビニで一息入れた…ここの後は更に路面電車に乗り、資生館小学校前停留所へ移動したのだった…

日曜日の午前中の然程長くもない時間だったが、「小さな旅を愉しむ」という感の「路面電車沿線散策」がなかなかに好いと改めて思った…

<A1202>…:西線6条停留所:札幌の路面電車(2020.02.21)

札幌の街中の道路に積雪は少なかったが、歩道の一部は「気温の上下が繰り返された中で積雪が凍ってしまった…」という箇所が見受けられ、歩いた際に少々慎重を期した…

↓「やれやれ…」と至った停留所で、「電車が来ます」という自動音声が聞こえた…少し遠くに走って来る電車が視え始めた…
21-02-2021 at Sapporo (58)

↓近付くに連れて電車の走行音も大きくなるのだが…近付く車輌の場合は、前照灯のランプの色が特徴的で目立つ…札幌の路面電車では「新しい車輌」は判り易い…
21-02-2021 at Sapporo (60)

↓現れたのは<A1202>だ…初めて登場した頃には「かなり斬新…」と驚いたデザインだが、最近では「札幌の路面電車」として少し馴染みになった感である。
21-02-2021 at Sapporo (62)

減速して停留所で停まった<A1202>に乗せて頂くことにした。所用で札幌に出て、好天だったことに誘われ、何となく散策というだけのことだが、何となく「小さな旅を愉しむ」という気分になった…

<8512>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2020.02.21)

歩道橋上で路面電車を眺めてから、少し南側の西線6条停留所へ歩こうと、歩道橋の階段を下り始めた…

↓階段上から、北上中の路面電車が視えた…
21-02-2021 at Sapporo (52)

↓これまで余り写真を撮っていない角度で路面電車を眺めるというのが新鮮であると思いながら、走る車輌を眺めた…
21-02-2021 at Sapporo (54)

↓走っていたのは<8512>だ。1985年登場の「8500形」を増備することになり、1987年に新造されたという「8510形」の1輌だ…
21-02-2021 at Sapporo (56)

或いは?この位の年代、1980年代後半から1990年代初め頃に登場した車輌というのが各地の路面電車では数が多いのかもしれないと思いながら視ていた…

札幌で少しばかり時間を設けて路面電車を眺めてみるということを時々やっているが、それでも不意に「そう言えば余り視ていない角度の新鮮な見え方…」というのがマダマダ在ると思った…

<212>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2021.02.21)

路面電車の軌道は、西15丁目停留所までは東西に延びていて、そこから先の電車事業所前停留所までは南北に延びている。西15丁目停留所で路面電車から下車し、南北に延びる軌道に沿って次の西線6条停留所の方へ進めば、“中間地点”というような場所に歩道橋が在る。その歩道橋の上から路面電車を眺めるというのが意外に愉しい!

新しい車輌が西15丁目停留所側へ進んで行く様子を眺めてから少し経つと、西15丁目停留所側から南下している車輌が視え始めた。
21-02-2021 at Sapporo (33)

↓やって来たのは<212>だ。1958年から走っているという車輌だ…2019年登場の<1103>と擦違ったというのが一寸面白い…
21-02-2021 at Sapporo (35)

↓歩道橋を潜った<212>は南下を続ける…
21-02-2021 at Sapporo (36)
↑南3条以北と南3条以南とで各々に別々に碁盤の目のような道路を設えていて、道路が整った頃に双方を連結したために生じたという「カーブ」が、歩道橋から見下ろした時に、何か「画になる」というように思う。

半世紀以上もの「年の差…」という車輌が軌道を行き交って擦違うというような光景は、各地の路面電車でもなければ、余り見掛けない様子であるように思う。札幌でもそれが視られるというのは、なかなかに愉しいことであるように思う。

<1105>&<211>…:西15丁目停留所:札幌の路面電車(2021.02.21)

西8丁目停留所で<1105>に乗車し…

↓土日曜と祝日等に登場する、割安―電車は200円均一運賃なのだが、1日乗車券が500円で、土日曜と祝日は370円。単純に何処かの区間を往復するだけでも安い…―になっている「市電専用1日乗車券<どサンこパス>」を求め―電車の乗務員(=運転士)さんに申し出て現金で支払う…―て使用することとし、西15丁目停留所で下車した。
21-02-2021 at Sapporo (17)
↑持っていた荷物が嵩張ったので、それを整えながら「ここまで運んでくれて、ありがとう…」と<1105>を見送った…

↓2020年に登場したばかりの<1105>に対し、1958年から走り続ける<211>が反対側の軌道に現れた…
21-02-2021 at Sapporo (18)

↓乗降が済んだようで、<211>は動き始めた…
21-02-2021 at Sapporo (19)

↓この「昔ながら…」な形状が酷く好い!勿論、「乗降のし易さ」という点では<1105>も含めた低床型車輌が好いのだが…単純に「外観」という意味では、こういう旧い車輌は好きだ…
21-02-2021 at Sapporo (22)

↓<211>は西4丁目までの東西の軌道に乗る…
21-02-2021 at Sapporo (23)

↓<211>が走り去る様を何となく見送った…
21-02-2021 at Sapporo (24)

こんな具合に、路面電車が行き交う様を眺めながら、好天の街を散策してみるというのも時には非常に好い…

<1105>…:西8丁目停留所付近…:札幌の路面電車(2021.02.21)

札幌駅到着の後、好天に誘われるように辺りを歩き、駅の西側を南下し、北海道庁の辺りを経て、路面電車の軌道が在る辺りに至った…

↓「あそこは?西8丁目停留所…」と思っていれば、眼前の軌道に電車が姿を…
21-02-2021 at Sapporo (15)
↑「1100形」の特徴的な姿だ…

「1100形」は2018年に登場した。2019年、更に2020年に増備されている…

↓「これは!?」と注目した…2020年に増備されたばかりの<1105>であった…
21-02-2021 at Sapporo (16)
↑<1105>は静かに西8丁目停留所へ進んだ…

そして自身では素早く動き、西8丁目停留所に入り込んで、停車した<1105>に乗車した…多分、「札幌の路面電車の最も新しい車輌」ということになると思う。そういうのも、些細なことながら、少しばかり嬉しい…

7丁目&6丁目…:<狸小路商店街>(2021.02.21)

一寸気に入ったカフェに立寄って悠然と珈琲を頂いた後に少し歩いた…

気になったので一寸調べたが「市道南2・3条中通線」というのが公式な道路名であるというのだが、札幌都心部の南2条と南3条との中間の通は<狸小路商店街>である。商店街として<狸小路商店街>が公式の呼称だが、単に「狸小路」と言う場合が殆どであるように思う。由来には諸説在るようなのだが、明治時代から「狸小路」というのが辺りの通称であったらしい…

カフェから<狸小路商店街>に入り込んだ…
21-02-2021 Sapporo (1)
↑ここは「7丁目」である…

<狸小路商店街>となっている「市道南2・3条中通線」は1丁目から7丁目にアーケードが設けられている。1958(昭和33)年から整備されたそうだが、この7丁目は年季が入っている…

↓東方向へ進んで「6丁目」である…
21-02-2021 Sapporo (2)

1丁目から6丁目については1982(昭和57)年にアーケードを改修して現在の形になったそうだ…

7丁目と6丁目との差異が少し面白いと、通る都度に思う。時にはこういう辺りを少しばかり歩き廻ってみたい…

<カムイ>と721系電車と…:札幌駅(2021.02.22)

無事に所用を足した辺りの新札幌駅で列車に乗り、札幌駅へ移動した。

「北上」に向けて旭川駅へ移動しようとしていたのだが…札幌駅の改札は潜らず、珈琲を頂いて一息入れ、旭川駅へ向かう列車に乗ることにした…

↓左の721系電車が停車中であった辺りに<カムイ>が現れた…
22-02-2021 at Sapporo (22)
↑何れも気に入っている車輛なので、こうして並んでいる様を視るのは少し嬉しい…

↓<カムイ>が停車しているのが「8番ホーム」だが、この辺りは天井からの光線が入り易い感だ…
22-02-2021 at Sapporo (23)

↓写っている<カムイ>は列車後尾側であるが…この列車後尾側の自由席に陣取った…
22-02-2021 at Sapporo (24)

札幌に在って、少し驚いたのは「雪が少ない…」という話しになっていたことだった。北海道の北側では「雪が多い…」という話しになっていたのだから…

クールな外観が好い<カムイ>に乗車し、旭川駅へ快適な移動をしながら寛いだ…

733系電車…:札幌駅(2021.02.22)

新札幌駅で乗り込んだ列車が札幌駅に到着した…
22-02-2021 at Sapporo (20)
↑白石駅で少し長目に停車し、少し後の快速列車に追い越されたが…急いでいた訳でもないので…

↓札幌駅で自身を含む大勢の乗客が下車し、ホームで待っていた大勢の乗客が乗車した。数分間の停車の後、列車は札幌駅から西へ進む…
22-02-2021 at Sapporo (21)

何か凄く「最近の札幌駅」という雰囲気が漂う光景であるような気がした…

733系電車…:新札幌駅(2021.02.22)

↓何となくホームに出れば、直ぐに札幌駅方向へ向かう列車が姿を見せた…
22-02-2021 at Sapporo (16)

↓こういう形状の車輛が眼に馴染んだような気がしている…
22-02-2021 at Sapporo (17)
↑やって来る列車を眺めながら、過去にこの駅で発着していた様々な車輛、或いは近年では少数派になった車輛が頭の中に思い浮かんだ…

↓3輛編成の733系電車だ…ロングシートの内装で、最近のここの路線では目立つようになった型の車輛だ…
22-02-2021 at Sapporo (18)
↑各駅停車だ…新札幌駅を出ると…平和駅、白石駅、苗穂駅に停まって札幌駅である…

↓何となく佇んでいたのは列車の後尾側、3輛目の後ろ辺りだった…
22-02-2021 at Sapporo (19)

静かに歩を進めて列車に乗込んだ…

<211>…:資生館小学校前停留所とその周辺…:札幌の路面電車(2021.02.21)

昨年も出くわしていて、一昨年にも写真に収めているのだが、眺める限り「最も若い番号」の札幌の路面電車車輛である<211>だ…
21-02-2021 at Sapporo (67)
↑この<211>は1958年に登場しているそうだ…既に“還暦”を超えた…

札幌駅に到着して、北海道庁が在る少し西寄りをゆっくり南下し、路面電車に乗って西へ進んで南下し始め、結局「循環(内回り)」のコースで路面電車に乗って半ば一周し、資生館小学校前停留所に至ったのだ…下車後、反対側の「循環(外回り)」の軌道にこの<211>が現れたのだ…

↓歩道側に進んで交差点を振り向くと、<211>が動き始めた…
21-02-2021 at Sapporo (68)

↓そして<211>は南下する軌道に乗った…
21-02-2021 at Sapporo (69)

自身が移動して来た側の方へ<211>は向かって行った訳だ…

↓こんな具合に行き交う路面電車を何となく眺めるのは愉しいと思う…
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<ビターブレンド>(濃い目)…:<STANDARD COFFEE LAB.>(2021.02.21)

↓「一寸気に入ったカフェ」というような場所に「一寸だけ…」と立寄るのは心地好いものだ…特徴的な店構えに加えて、<STANDARD COFFEE LAB.>という店名も頭に入った…(因みに、拙宅ではここで求めたカップを愛用中…)
21-02-2021 at Sapporo (71)

↓珈琲は“S”(普通の量)と“M”(多目な量)とが選べる。“M”で御願いすると、少し大きめなマグカップに注がれた珈琲が出て来た…
21-02-2021 at Sapporo (72)
↑御願いした時、店員さんに「“普通”と“濃い目”がございますが…」と尋ねられ、迷わず「濃いのを!!」と応じた。珈琲?自身にとっては「濃くて熱い…」というのが好い…

少し前には<ビタースイートブレンド>と言っていたかもしれないが、この<ビターブレンド>も好い感じだった…
21-02-2021 at Sapporo (74)

珈琲が美味く、居心地も好く、持っていたノートパソコンでWiFiも利用可であったので、入った時に思った以上にゆったりとした感である…そういう「一寸気に入った場所」が街に増えるのは好いことだ…

<北海道庁旧本庁舎>(赤レンガ)…(2021.02.21)

旭川駅から札幌駅へ移動した。

札幌駅に着いて、何となく戸外に出れば、なかなかに天候が好い感じだった。多少の風の冷たさは気にならず、何となく歩いた…

↓札幌駅の西側から、少しばかり南下した辺りの景色…所謂「赤レンガ」…<北海道庁旧本庁舎>である。
21-02-2021 at Sapporo (9)
↑「酷く素敵だ…」と足を停めて眺めた…

↓建物の正面が東側を向いている。未だ午前中だったが、その時間帯は東側から光線が当たる。何かこの美しい建物の正面から態々照明を当てているかのようだ…
21-02-2021 at Sapporo (10)

↓非常に好い建物だ…
21-02-2021 at Sapporo (14)

以前は然程注目しなかった建物なのだが、近年は辺りを通ると「好い建物…」とカメラを向けてみる機会が増えたような気もする…

<1103>…:西15丁目停留所・西線6条停留所間:札幌の路面電車(2020.02.21)

好天に誘われ、札幌で少々歩き廻ってみた…何となく…路面電車に乗った…

西15丁目停留所まで進んだ軌道は大きくカーブして南北に延びる軌道になる。軌道に沿って南下すれば西線6条停留所に至るのだが、両停留所の中間辺り、やや西線6条停留所に寄った辺りに歩道橋が在る…

↓歩道橋上から路面電車の軌道を見下ろせば、北上中の車輛が信号停車をしていた…
21-02-2021 at Sapporo (26)

↓電車が走り始めた…
21-02-2021 at Sapporo (27)

↓次第に電車が近付く…<1103>だ…
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南北に延びている軌道は、緩やかなカーブを描いている。カーブの弧になっている辺りは南3条通である。このカーブ?南3条以北と、南3条以南とで各々に別々に碁盤の目のような道路を設えていて、道路が整った頃に双方を連結したのでこういうカーブが生じたというように聞いている…

↓<1103>が歩道橋に近付く…
21-02-2021 at Sapporo (29)

↓<1103>が歩道橋を潜ったので振り返ってみた…
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↓<1103>は西15丁目停留所を目指す…
21-02-2021 at Sapporo (31)

路面電車が走る併用軌道が敷設された車道部分に積雪は無いが、歩道には積雪が少し残り、表面が凍っていてやや歩き悪かった…

天候が悪くない時、こういう具合に路面電車を眺めるというようなことをするのは愉しい!

<カムイ>…:札幌駅(2021.02.21)

↓札幌駅に到着し、列車から下りて、乗って着いた車輛を眺めた…
21-02-2021 at Sapporo (3)
↑列車の最後尾側に乗っていた。後尾側から到着した列車を視ると、雪が多目だった箇所で跳ね上げた雪が付着している…

789系電車、5輛編成の仕様は<カムイ>という愛称が冠せられる。1輛が指定席で、4輛は自由席という列車だ…

この<カムイ>…何か「クールな外観」という感で、これに乗車する機会が生じると少しだけ嬉しくなる…

<北斗>…:札幌駅(2020.12.27)

早朝6時台に東京駅に入って東北・北海道新幹線の列車<はやぶさ>に乗車し、順調に北上して新函館北斗駅に至り、直ぐに乗換て札幌を目指して更に北上を続けた…

↓札幌駅に到着してホームで身体を伸ばしながら、乗って来た車輌を眺めた…何気なく腕時計に目を落とせば、午後2時40分頃になっていた…
27-12-2020 (2nd) Hakodate and Sapporo (5)
↑概ね8時間余りを費やして東京・札幌間を移動して、何やらぼんやりとしてしまった…

↓乗車して来たのはキハ261系ディーゼルカーの少し新しい車輌だ…
27-12-2020 (2nd) Hakodate and Sapporo (6)
↑函館から走り続け、札幌に着いてからはとりあえず回送となるようだ…

結局「飛ばなかった旅」ということをしていた。未だ、少し札幌に滞在してから北上という日程が残ってはいたが、何か「長い旅を…」という充足感が溢れていたようだった…

札幌時計台…(2020.12.29)

↓札幌の都心部に出てみようと動いて、この辺りに至った…
29-12-2020 at Sapporo (4)

↓時計台の傍のビルの2階に相当する部分に、少し高くなったデッキ状の場所が在り、そこに上がってこの時計台を眺めてみるというのが気に入っている…
29-12-2020 at Sapporo (7)

「静かな年末の朝」という様子の中、街が起こったような頃から伝えられる建築が、辺りから取り残されているかのように、静かに佇んでいる様子…これはこれで存外に好い感じであると、近年は思うようになった。そして、時々こうして写真に収めてみる…

<A1202>…:資生館小学校前停留所周辺…:札幌の路面電車(2020.12.29)

朝の「やや早い?」という時間から動き回り、「そろそろ気が利いたカフェ等も開店するか?」と、記憶している資生館小学校前停留所へ移動した…

↓下車して振り返ると、反対側を行く電車が現れた。<A1202>だった…
29-12-2020 at Sapporo (75)

↓乗降が行われていて、些かの信号停車も在る…
29-12-2020 at Sapporo (78)

↓すすきの停留所から西へ延びていた軌道は、この辺りから南へ延びるので「90度カーブ」が在る。動き始めた<A1202>はそのカーブの側へ進んだ…
29-12-2020 at Sapporo (79)

↓“3連接”構造の車体が曲がりながらカーブに入る…
29-12-2020 at Sapporo (80)

↓何か「短めな車輌を連結した列車」というようにも視える感じが面白い…
29-12-2020 at Sapporo (81)

↓<A1202>は南側へ延びる軌道に入り込んで行った…
29-12-2020 at Sapporo (82)

この資生館小学校前停留所の辺りも、色々な表情の路面電車が視られて、なかなかに好い場所であるように思う…こんな様子を眺めてから近くのカフェを訪ねたのだった…