小樽駅を発つ…(2023.03.05)

札幌に在って、些か時間が設けられて、思い付いて小樽に立寄ってみた。何度もやっていることだが、時には好いと思う。

小樽・札幌間については、列車で移動する場合は、札幌以遠を目指す列車では快速列車も普通列車も札幌駅でやや長く停車するのが通例だ。快速列車は40分程度で、普通列車は1時間弱という感じだと思う。手軽な移動だ。小樽駅まではICカード乗車券も利用可能だ。自身はICOCAを利用している。

↓ICOCAで改札を通り、札幌方面へ向かう普通列車が待機中であるらしいホームを目指した。
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↑エスカレータで上り下りするようになっている。

↓「おたる」という平仮名の駅名標だ。北海道内で古くから見受けられる様式で、ビールの広告も定番だ。
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↓何時頃からだろうか?小樽駅のホームにはランプが据えられている。
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↓手前が733系電車で、奥が731系電車という「3+3」の6輌編成の列車が静かに乗客を待っていた。
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「時には好い…」と思う小樽の想い出を胸に、列車に乗込んで札幌駅へ向かった…

海馬(トド)…:小樽市総合博物館 運河館(2023.03.05)

↓所謂「骨格標本」という代物である。何か不思議な形状をしている。動物らしい。或いは、古生物の化石を参照して造った、概ね実寸大の模型でも観ているような気もした。
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↑全体にズングリしていて、4本の脚は余り長くない。脚の先、接地する足は扁平で大き目だ。

↓トドの骨格標本なのだそうだ。体長が3m20㎝程で、トドとしては最大級という程度に大き目な個体であるようだ。
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↑小樽の街の西側、札幌駅から列車で移動する場合に「小樽市内に入った…」という感じになる辺りに銭函駅が在る。その銭函辺りの海岸に漂着したモノを使って作った骨格標本であるという説明が掲出されていた。

小樽市総合博物館は、鉄道車輛等も在るような本館に対して、より街中に相当する場所に、旧い倉庫の建物を利用して<運河館>と呼んでいる分館を設けている。その分館で、この骨格標本を観たのだ。

ズングリしていて、海中を泳いで魚を獲り、海から頭を出す、岩場に寝そべるという動きの所謂“海獣”の骨格というようなモノに関しては、考えてみたこともなかった。それを観たことが興味深かった。加えて、こんなに大きな海の生物が居る、辺りの自然は実に豊かな訳だ。標本になったトドの巨体であるから、凄い量の魚を捕食する筈で、それだけの魚が海に居なければ彼らは生きられないのだから。

<田中酒造店>…:小樽(2023.03.05)

小樽の街を歩いた。小樽駅から運河沿いに小樽市総合博物館へ至り、展示を愉しんだ後に、小樽駅へ通じる道筋を目指した。

好天に恵まれて心地好い状況では在ったが、些かの気温上昇と陽射しで積雪が融け、足元が酷く濡れていた。加えて、冬季間は歩道の除雪状態の関係で歩行者が歩き悪い感じの場所も散見した。

↓些か歩き悪いとブツブツ言うような感と、好天で心地好いという感とが複雑に入り混じった中、何やら趣深い建物が眼に留まった。
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↓<田中酒造店>という会社の本店だ。「寶川」または「宝川」という銘の酒を製造販売している。
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<田中酒造店>は、1899(明治32)年に現在の本店が在る場所の辺り―この記事の写真を撮った辺り―で起こったのだという。創業120年を超えたところだ。物資の統制等が行われた戦時中に醸造を止めていた時期も在ったものの、1950年代に入ってそれが復活している。1956(昭和31)年には、現在の会社の体裁を整えている。平成に入って、本店を街への来訪者等も迎える販売店として整備し、更に醸造の様子を見学することも叶う蔵を別な場所に整備したということだ。

↓こういう小さな瓶で「宝川」が売られていたので、思わず求めた。
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↑「そのまま(包装は無用)で持って帰ります…」と上着のポケットに容れて外に持ち出し、一寸呑んでしまった…何回かに分けて、何時の間にか小瓶が空いた…

港を擁する街で、北海道内の石炭を積み出す場となり、様々な物資を受容れる場となり、各種の商取引の拠点となった経過も在る小樽である。そういう街では酒の需要も在る訳で、この<田中酒造店>のような業者も起こったのであろう。

街の歴史に想いが巡るのだが、それはそれとして、スッキリしていながらも少し芳醇な感じがした「宝川」が、自身の好みに合って美味かった。「健康上の課題」が無いでもないので、清酒のような醸造酒は少し控えてはいるのだが…

小樽運河…(2023.03.05)

↓少し久し振りだと思いながら眺めた、「小樽運河」とでも言えば思い出す辺りの光景だ。
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↑午前中の少しずつ陽が高くなり始めている頃だった。光の感じが好い。が…陽射しで半ば凍った積雪路面の表層が融けているらしく、酷く滑り易く歩き悪い感じであった。

画の右側の運河に沿った歩道ではなく、背中側に振り返って進み、博物館が在る辺りを目指して歩いたのだった…それはそれとして、この画の景色は少し気に入っている。

小樽駅…(2023.03.05)

不意に思い付いて小樽に足を運んだ。多分…2021年8月に立寄った後は御無沙汰というように思う。小樽の博物館で、海を通じた活動を繰り広げたアイヌに関連する企画展が催されていて、偶々その企画展の最終日と聞き及んだことから「小樽へ?」と思い立ったのだった。

↓小樽駅に到着し、改札を潜って振り返った時の感じが気に入っている。
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↑小高い辺りに軌道が敷設され、駅舎等の施設は少し低い場所になる。多数のランプが飾られた窓の向こう、高い辺りで列車が発着している。

↓好天に恵まれていた中で戸外に出た。
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↓小樽駅の建物外観は1934年のモノだ。内部は改装が施されている。
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↓少し離れて様子を眺めた。
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↑中央に駅で、左がバスターミナルが在り、右寄りにタクシー乗り場が設けられている。この場所は、小樽の街の交通結節点という様相である。

今般、この小樽駅を起点に少し歩き廻った。時には好いのだが、積雪が少し融け、滑り易い感じの箇所も見受けられ、歩き悪い様子ではあった。

<ぶん公>…:小樽の“消防犬”(2023.03.05)

↓こんな像を見掛けた。
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↑冬の寒さを凌ぐマフラーや帽子を着けている。何方かが贈ったということなのだと思う。

以前にも眺めて、その物語を知ったのだった。消防隊員に火災現場の辺りで拾われた<ぶん>は、消防隊の本部で飼われていて、消防隊員達に可愛がられていた犬だった。隊員達に可愛がられて育った<ぶん>は「消防隊の末席を温めている」というようなつもりだったのかもしれない。小樽の“消防犬”として、少し知られていたそうだ。

↓辺りは雪が堆く、些か動き悪い感じではあったが、<ぶん>は歩き悪そうに行き交う人達を静かに見詰めていた。
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<旧北海製罐倉庫株式会社>(第3倉庫)…(2023.03.05)

↓非常に大きな存在感を示す建物だ…
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博物館へ向かおうと小樽の街を歩いた。運河沿いの路を行けば善い筈だと、運河に沿って進もうとしていた。

↓この<旧北海製罐倉庫株式会社>の「第3倉庫」と呼ばれた建物は、大正時代後期から昭和の初めに整備が進んだ建物の1つであるという。
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↑大正時代後期から昭和の初めは、カムチャッカ辺りまでを含む広い海域での漁業、所謂「北洋漁業」が盛んになっていった時代で、獲った水産物を缶詰に加工する際に使う缶を大量に保管して供給する必要が在った。小樽はそういう事業の拠点であった訳だ。

↓冬季は、運河の直ぐ脇で雪が堆くなっている、また積雪で足元が悪いという箇所が多く、些か歩き悪いのは止むを得ない。というより、好天に恵まれ、積雪が緩んで滑り易い様子になっていたという感でもあった。
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↓光線が鮮やかで、陰影が明確になって、建物は存在感を増していたように思う。
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こういう独特な建物を眺めながらの散策も好い。が、今般は足元が酷く悪く、少し慎重な足取りで進まざるを得なかった。

<しづか>=7100形蒸気機関車:小樽市総合博物館(2023.03.04)

2019年5月2日に観た記録が在るのだが、小樽の博物館に展示されている古い蒸気機関車を不意に眺めたくなった。あの博物館では屋外に鉄道車輛が展示されている場所が在るのだが、冬季は車輛等を覆って風雪から護るようにしている関係で辺りに近付けない。が、明治時代に北海道に鉄道が走り始めた頃、米国企業の工場に発注した蒸気機関車が導入されたのだが、後に「7100形」という呼称が与えられた一連の機関車の1輛が館内の展示室出入口辺りに鎮座している。

↓展示室入口から入ると、こういう具合に機関車が鎮座している訳だ。
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↓1880年代の車輛で、後の日本の蒸気機関車と比べて少し小ぶりだが、それでも近くで観ると迫力は在る。
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↓小樽に在るこの機関車は「6号機」で、先頭に「6」と大きく書かれている。
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↓製造に携わった米国のポーター社のプレート等が在る。
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1880年製造の1号機が<義經>(義経)、2号機が<辯慶>(弁慶)と、1882年製造の3号機が<比羅夫>、4号機が<光圀>と、1884年製造の5号機が<信廣>と各々愛称を与えられた。1885年製造の6号機は<しづか>と命名された。間隔が少し開き、1889年に2輛製造されているが、これらには愛称は冠せられていなかった。同型が計8輛在ったのだ。

↓テンダーに<しづか>と確り愛称も入っている。
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↓説明の表示も掲出されていた。
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↑仕様データは英語とロシア語も入っていた…

↓運転台だ…
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↓所謂「西部劇」の時代の設計で、独特なデザインの蒸気機関車で面白い。
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炭鉱を開発し、石炭を運び出す輸送手段である鉄道の敷設が進められた関係で、北海道の鉄道敷設は国内の他地域と比べて比較的早い。小樽市総合博物館が在る手宮は、北海道で最初の鉄道が敷設された地域という経過も在る。内陸の幌内炭鉱の石炭を小樽へ運び、船積みして需要先へ送り出すということが企図されたのだ。

↓石炭輸送に加えて、客車を牽引した例も在ったようだが、明治時代の乗客の夢や希望も運んでいた筈の米国生まれで在る機関車を眺め、何となく色々と想い巡らせていた。
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坂道…(2021.08.21)

南小樽駅に到り、街に出て歩き廻ってみた。水天宮の辺りで上り、新しめな建築が古い邸宅を囲むようになっている辺りで些か下り、何やら不規則に上った、下ったが交差している街を歩いた。こういう「複雑な地形の中に拓いた街」というのは、訪ねる都度に少し新鮮な感じもする。

↓小樽では時々この種の標識を見掛ける…
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↑急勾配への注意を喚起するような標識だ…

急な坂道が入組んでいるような地形の街では、この種の標識は珍しくないのだと思う。が、何方かと言えば平坦な海岸部に拡がっている街で日頃暮らしている関係で、この種の標識が酷く珍しいモノであるかのように感じる。

↓坂道では、坂の下に在る建物の屋根等が、やや意外な角度で除く場合が在って一寸面白い…
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こんな「坂道が入組んだ街」を訪ねて、上りや下りで「視た感じ」が次々に変わる場所を歩き廻るのもなかなかに愉しいと想い出していた…

<旧 板谷邸>…(2021.08.21)

「商都」として大変に栄えた経過が在る小樽には、様々な法人や個人が手掛けた趣向を凝らした建物が登場した経過が在り、そうしたものの一部が現在にも伝えられている。「一部」とは言っても一定の数になり、それらの中には文化財として大切にされているモノも少なくない。

小樽の街は「坂道が入組む」というような、些か不思議な様相の中で用地利用が進められて来た経過も在る。新旧様々な建物が、複雑な地形の中で見え隠れし、歩き廻るのが少し面白い。比較的近い他地域では、何となく函館が少し似ているかもしれない。国内のやや遠い場所では長崎がこういう雰囲気かもしれない。国外まで視野に入れると、米国のサンフランシスコやロシアのウラジオストクにも通じるような気がする。

↓そういうことも想いながら<水天宮>の辺りから「入組んだ坂道」に入り込めば、「比較的近年に手掛けられた建物?」という感のモノが眼前に姿を見せた。
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↓少し古い時代の趣向を凝らした建物も好いが、比較的近年の「現代の感覚でのスタイリッシュな建物」というモノも個人的には嫌いではない。そう思いながら、入組んだ坂道の隙間で建物を見上げた。
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↑そして「少し妙だ?」と訝しんだ…小樽では、少し古い時期の趣向を凝らした建物を文化財として大切に伝えようということで、その旨の“指定”を行い、指定を受けた建造物である旨を説く文章を記したプレートを掲げる場合が多々見受けられる。画のやや左側、電柱の陰にその文化財指定を示すプレートらしきモノが視えたのだ。「現代の感覚でのスタイリッシュな建物」という眼前の建物について、「余程の高名な建築家が?」とでも思った。

↓どうやら直ぐ傍に、成功した事業化が手掛けた邸宅の建物が在って、それが文化財に指定されているということを記したプレートが掲出されていたということが判った…
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↓こういうことになっていた…
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↑比較的新しい建物に囲まれ、食事や休養をする施設の一部として、古い時代の成功した事業化が手掛けた邸宅であった建物が利用されているようなのだ…

↓和式な邸宅と洋館とを連結したような、些か不思議な感じ…大正時代から昭和初期の独特な雰囲気が伝わるような気がする…
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↓“現代”の「使い易いように…」と整備された建物に囲まれるように“文化財”の和洋折衷な邸宅が在るという様子…これ自体が非常に興味深く、「更に時間が経過した未来」には「如何なっている?如何いうように伝えられている?」というようなことを想った…
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この辺りを、何となく通り過ぎただけであったことも在ったかもしれない。が、ゆったりと歩いてみて、こういう不思議な様子に気付いた。「歴史を誇る街」というような場所は殊更だが、街は「歩き廻る…」というのが好いと強く思った…

<水天宮>:小樽(2021.08.21)

朝の旭川駅から<青春18きっぷ>を手に列車に乗り、札幌市内に到って札幌貨物ターミナル駅を眺めた後、好天な中で少し時間が在ったので「小樽の散策?」と思い付き、南小樽駅に向かって移動し、そこから歩き廻ることにした。

↓<水天宮>の鳥居に到った…
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「以前にも寄ったが…何時だった?」と振り返れば、それは「2019年12月21日」だった。

↓ゆっくりと高台へ進む…
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↓<水天宮>の境内だ…
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↓この神社との再会を言祝ぐ…
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↓港を見下ろす高台に在る神社だ…
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↓長い石段で、反対側の街へ下りられる…
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↓「多少…怖い?」という場合も在るような急峻な石段を慎重に下りることになる…
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時にはこういう場所に立寄るのも好いものだ…

<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物…(2021.08.21)

↓眼前を通り掛かれば、思わず足を停めて眺めてみたくなる…
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前年にも通り掛かって写真を撮っていたことを思い出していたが、前年とは異なる様子だ…今般は、夏の雰囲気が未だ色濃い日中の様子である。

小樽という街は「眼前を通り掛かれば、思わず足を停めて眺めてみたく…」という建物が色々と在るのが好い…

<小樽商工會議所>=旧 小樽商工会議所(2021.08.21)

以前に見掛けた時と様子が少し変わっていることに気付いて足を停めた…
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↓少し貫禄も在る建物は1933(昭和8)年に建てられたという、嘗ては小樽商工会議所であった建物だ。
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以前に見掛けた時は辺りが白くやや背が高い板塀に囲われていて「整備工事中」という様相だった。建物は改装してホテルとして利用される計画なのだそうだが、昨今の“事情”の故か、開業予定時期を若干延期となっていた。その工事も段落した様子で、反対側の通からも建物正面が視える感じになっていた。

聞くと、当初この建物を改装したホテルを運用しようとしたグループとは別のグループの手に事業が移り、その新たなグループによって冬に開業するというような計画になったようだ。隣に新設された建物と連結したホテルになるらしい…

古い建物の外観も活かしながら、色々なモノが造られるという様子を視るのも興味深い。

小樽運河…(2021.08.21)

陽が高くなるに連れて「少し…暑い…」というようにも感じられるようになった日であった…

↓よく知られている景色であると思うが、足を停めて眺めた…
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↓「酷く暑い…」という次元は免れていると思ったが、それでも「夏…」という眩しい感じだった…
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↓揺らぐ水面と、嘗ては運河沿いの倉庫であった数々の建物をぼんやりと眺めていた…
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↓テーブルが置かれているが、倉庫であった建物の多くは飲食店になっている。この時は敢えて寄らなかったが…
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小樽運河の辺り…好天の日に散策するには好適だ…

<旧北海製罐倉庫株式会社>(第3倉庫)…(2021.08.21)

↓酷く存在感が在る建物だと思いながら眺めた…
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↓個人的な感覚では…特撮ヒーローやSFアニメや、何かそういう類のモノに登場する場所のような気がしてしまう…
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↑聞けば…往年の名作『仮面ライダー』で“北海道ロケ”という挿話が在って、“一文字隼人”こと“仮面ライダー2号”が北海道に現れた“ショッカー”の企てを挫くということだが、その中で「ショッカーのアジト」というモノの外観にこの建物の画が使われたらしい…

そんなことも聞いたが…これは缶詰に使う缶を製造販売する会社の施設であった建物だ。画の建物は<第3倉庫>と呼ばれるそうだが、大正時代後期から昭和の初めに整備されたという4棟が「小樽市指定歴史的建造物」に指定されているのだという。

大正時代後期から昭和の初めというのは、カムチャッカ辺りまでを含む広い海域での漁業、所謂「北洋漁業」が盛んになっていった時代で、獲った水産物を缶詰に加工する際に使う缶を大量に保管して供給する必要が在った。小樽はそういう事業の拠点になっていた訳だ…

↓倉庫のモノを運河上の船に滑らせて入れるというような、少し独特な装置が建物に据え付けられている様子等も伺えて面白い外見だ…
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昨年立寄っている経過も在るが…光の条件が異なる他、写真撮影に用いた機材も異なるモノだった…同じ場所でも、写真を撮ってみる度に出来上がりも異なるので、愉しみは尽きないと思う…

<牛かつ御膳(並)>…(2021.08.21)

<青春18きっぷ>を利用し、朝早くに旭川駅を発って札幌市内に至った後、嵩張る荷物を札幌駅のロッカーに預けて小樽に足を延ばしてしまった…

<青春18きっぷ>を手に早朝から列車で動いていると「そう言えば…特段に何かを食べたというのでもない…」と酷い空腹感を覚える時間帯が訪れてしまう場合も在る。実際、特段に朝食を摂るのでもなく駅へ向かって列車に乗って動くという場合、飲物を口にするばかりで昼近くまで「考えてみれば何も食べていない…」ということも多々在る…これは列車で動き回る日に限ったことでもないかもしれないが…

↓「昼食を供する店が開店するような頃?」と頭に思い浮かんだタイミングで出くわした…
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↓店の前に掲出された看板…何か好さそうだ…
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豚肉を使うトンカツ、鶏肉を使うチキンカツというモノに対して、牛肉を使うビーフカツというモノも確かに在ると思うのだが…更にそのビーフカツを頂いた記憶も在るのだが、敢えて「牛かつ」と称しているというのが、自身にとっては少しだけ“新奇”であるようにも思った。

↓食券を求めて席に陣取ると、何やら“マニュアル”と称する説明も掲出されていた…
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↓待つこと暫しで<牛かつ御膳(並)>というモノが登場した…
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↓メインの「牛カツ」だ…所謂レア、ミディアムレアの焼き加減のステーキで供するような牛肉に、衣を着けてカツにするのだが、揚げ加減で肉がミディアムレアになっているという代物である。
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最初は…ミディアムレアの焼き加減で山葵と大根おろしとポン酢を混ぜた調味料を点けて…少しそれを愉しんだ後は少しだけ加熱してオリジナルのソースで…という具合に少しだけ味付けも替えながら、この「牛かつ」を堪能した。

↓立寄り易い感じの立地、雰囲気で、何よりもメインディッシュの「牛かつ」が酷く美味かった!
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こういう調子で、各地に「お気に入り!」と話題にしたい料理を供してくれる場を見付けるのは愉しいことだ…

紫陽花…(2021.08.21)

南小樽駅から小樽駅へ…本当に「何となく…」という具合に歩いた。「夏の残滓」というような感の些か暑く感じるような好天の日だった…

↓街角に佇んで見入ってしまった…紫陽花だ…
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↑建物の前の日陰でありながらも、少し強く感じられた陽射しに花が透けているかのような、或る種の錯覚を覚えた…

↓花の時季は最終盤、或いは「殆ど終わった…」という感ではあったのだが…
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こんな様子に何げなく出くわすという一時が嬉しい…大切にしたい時間という感だ…

駅舎…:小樽駅(2020.07.21)

「小樽に滞在しながら、必要に応じて札幌にも出向いて所用を足す」ということにしていたが…朝から列車で札幌に出ることにした。

↓やや雲が多い感ながら、暗いという程でもない空模様の下、何となく脇から駅舎を眺めてしまっていた…
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小樽駅の駅舎…存外に美しい建物であると、視る都度に思う…

721系電車とキハ201系ディーゼルカー…:小樽駅(2020.07.21)

小樽駅で改札口を潜り、列車が待機しているホームに出てみた…

↓こういう様子を視掛けた…
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↑左が721系電車で、右がキハ201系ディーゼルカーである。

721系電車はキハ201系ディーゼルカーよりも10分早く出発するが、到着はキハ201系ディーゼルカーが4分早い…

721系電車は各駅停車で、札幌から先の岩見沢を目指す…キハ201系ディーゼルカーは札幌行の快速で停車駅は少ない。

実は前日に快速に乗車という経過が在った…

↓そこで「違う車輌で…」と思い付いて、721系電車による各駅停車に乗車した…
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こういう「都市圏の交通ネットワークの一部」というような雰囲気が色濃く漂う路線の列車に乗車してみるのも、時には面白い…

<旧 三井銀行小樽支店>:雨交じりな夕べに…(2020.07.21)

夕食を愉しんだ後に、多少交じっていた雨を厭わず、宿へ引揚げる前に短い散策をした…

↓少し貫禄が在る建物に眼を留めた…雨交じりな中、辺りの照明の光や、濡れた路面が光を跳ね返す感じが、何となく好かった…
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現在は<小樽芸術村>という、数棟の建物から成る美術館の一部として使われているという。1927(昭和2)年に竣工したという<旧 三井銀行小樽支店>だ。鉄骨鉄筋コンクリート造で、外壁に花崗岩を使っているという、なかなかに立派な建物だ…

竣工して以来、「三井銀行小樽支店」、「帝国銀行小樽支店」、「三井銀行小樽支店」、「太陽神戸三井銀行小樽支店」、「さくら銀行小樽支店」、「三井住友銀行小樽支店」と銀行の組織改編や改名を経ながら、2002年に至るまで一貫して銀行店舗として利用され続けていたのだそうだ。(三井住友銀行は小樽支店を札幌支店に統合するので、この建物の支店を閉じたとのこと。小樽市内には同行が設置したATMが在るそうだが…)

その後建物は<小樽芸術村>として利用されることになり、2017(平成29)年に開業したそうだ…

実を言うと…こうやって辺りを通って建物外観は視ているのだが、中は視た記憶が無い…何れ寄ってみたいものだ…

<旧 北海道銀行本店>…(2020.07.19)

<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物の直ぐ傍、坂になっている通の向かい側に貫禄が在る建物が建っている…

↓こういう建物だ…辺りを歩いていると、何となく足を停めて眺めてみたくなる…
19-07-2020 Otaru (20)

現在は一部が飲食店になっているビルとして知られているが、これは1912(明治45)年に登場した<北海道銀行>という銀行の本店であった建物であるという。

この建物を本店としていた<北海道銀行>とは、1891(明治24)年に札幌で起こった銀行と、1894(明治27)年に余市で起こった銀行とが合併し、小樽に本店を設置したものであるという。1903(明治36)年から<北海道銀行>と称したのだという。1944(昭和19)年に至り、戦時金融統制を受けて北海道拓殖銀行に吸収合併ということになった。そしてこの<北海道銀行>は姿を消したということだ。

実は現在も同じ名称の銀行が現在も在るのだが…そちらは1950(昭和25)年に起こった銀行である。この頃に各地で地方銀行が色々と起こっているようで「戦後地銀」と呼ばれているようだ…現在の北海道銀行とは、その戦後地銀の1つということになり、上述のモノとは無関係だ。(実はその辺を経過を余り知らなかった…)

この<旧 北海道銀行本店>の建物であるが、官庁が庁舎として利用した経過を経て、現在のオーナーであるバス会社が本社として利用した経過が在る。現在は最も古い部分を飲食店に利用しているようだ…

実を言うと…こうやって辺りを通って建物外観は視ているのだが、中は視た記憶が無い…小樽の少し知られた場所に関しては、そういうような“課題”が意外に多い…

<旧 磯野支店倉庫>…(2020.07.19)

小樽に滞在することにして出掛けたが、滞在先の宿に入る前に、ゆったりと街を歩き廻っていた…

↓こういう様子を眼に留めた…
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↑煉瓦造の立派な建物だ…

↓少し引いて建物を眺めるとこういう具合だった…
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↑通り掛かったのは“ランチ”と“ディナー”の谷間のような時間帯で営業はしていなかったが、建物は飲食店として利用されているような感ではあった…

これは佐渡に本店を構え、小樽を支店としていた<磯野>の倉庫で、佐渡から運び込んだ味噌等を保管していたそうだ。1906(明治39)年の建築で、防火に配意して屋根も確りと瓦葺きになっている。

この建物の持主であった人物は、小林多喜二の小説に登場した地主のモデルとなったとも言われているそうだ。

何やら「その辺に転がる“歴史”」を拾い集めるかのような具合で散策出来るのが小樽という街かもしれない…

H100形…:小樽駅(2020.07.19)

札幌駅側から小樽駅へ列車で向かい、小樽駅に着く手前の辺りで「御乗換えの列車を御案内致します」と車掌による車内放送が流れる場合が在る。余市駅の方向、函館本線の一部である所謂“山線”の列車が小樽以遠に向かって出るタイミングの近く―場合によっては存外に待ち時間が長いような気がするが…―に小樽駅に着く場合の放送だ。

朝に旭川駅を出て、滝川駅で乗換え、札幌駅に至り、札幌駅で乗換えた列車で小樽駅に着く手前で、その「御乗換えの列車を御案内致します」の放送を耳にした。乗っている列車を下りて、小樽駅の改札口へ向かえば、その案内の在った列車が停車している様子が視えると思った…

↓そして改札口へ向かう通路を目指して進み、こういう様子を視た。そして足を停めた…
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↑乗客を待ち受けて停車している車輌…見慣れないモノだった…車輌基地のような場所に「あれ?新型車輌??」と置かれていたのを、通り過ぎる列車の窓から視たような記憶は在ったが…こうやって、普通に運用されているのは初めて視る気がした。

左側の窓、窓の下の右側辺りに<H100>という文字が視える。これはH100形という新しいディーゼルカーだ!

↓倶知安駅へ向かう列車として運用されている。2輌で運行である…
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H100形は「電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)」と称する、「ディーゼルエンジンで発電機を駆動し、その発生電力で電動機を回し推進する方式」で動くのだそうだ。燃料を燃やして発電して、モーターが回って動く?何やら新しい…JR東日本で開発した型を参照し、「北海道仕様」で製造するようにしたのが、このH100形ということだ。

2018年に量産先行車が登場し、以降2019年、2020年に製造され続け、2020年3月のダイヤ改正を契機に函館本線の一部である所謂“山線”の列車に投入され始めたのだという。未だ登場して日が浅い…「初めて視た?!」と思う訳だ…

↓窓等から覗く車内の様子を一瞥した限り、内装の感じはキハ150と似ているようではある。乗り心地は?何時か乗車したいものだ…
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JR北海道では、方々の老朽化した車輌をこの新しいH100形に順次入替える計画であるようだ。何処かで何時か乗車する機会も在るであろうと思いながら、小樽駅の改札口へ歩を進めたのだった。

ジャマイカ…?エチオピア…??:小樽駅のカフェにて…(2020.07.22)

「小樽駅前で落ち合う」という段取りで動いたが…そういうことになると「多少早めに現場に足を踏み入れ、辺りで珈琲でも…」というようなことを考えるのが、自身の“行動パターン”かもしれない…

↓小樽駅の建物の中にカフェが在る。中に陣取ってみればこういうモノが在った…
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↑アフリカ系な女性のフィギュアだ…

↓横には外国の紙幣や硬貨を小さなフレームに収めたモノが…
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↑全く見覚えが無い紙幣…「何語の文字?!」というモノが見受けられるが、じっと見れば「National Bank of Ethiopia」と英字が在った…エチオピア?

↓カフェ店内で陣取った隅の辺りに、フィギュアと紙幣・効果のフレームはこういう具合に飾られていた…
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↓フィギュアをよく見ると、台座部分に「JAMAICA」と在った…ジャマイカ?
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ジャマイカもエチオピアも、珈琲豆の産地だ!そこでカフェの飾りに採用されたのであろう…

ジャマイカは、アフリカ系の住民が多いらしい。このフィギュアは、そういう人々を象ったものなのであろう…

エチオピア…これはアフリカの国だが、紙幣や硬貨の通貨単位は「ビル」と言うそうだ。「エチオピアビル」と言って「ETB」と略するらしい。最近の為替レートでは、1エチオピアビルが3円余りであるらしい…

↓御願いしていたモノが出て来た…
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↓御願いしていたのは、この<ベーコンチーズサンド>と…
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↓<小樽運河通ブレンド>という、少しだけ濃い感じの珈琲だ…これが美味い!
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↓落ち着いた感じの店内で寛いだ…
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私の場合…宿に滞在する際、「朝食なし」というプランを利用する場合も多い。場合によっては、朝食が供される以前の「極早朝」に出立してしまう…今般の小樽でも「宿は朝食なし」という状況だった。そこで、活動開始の前にカフェで珈琲を啜ってサンドイッチを頂くというのが酷く好い訳だ…

出先の駅で、こういうような落ち着いた感じのカフェに出くわすのは、何となく嬉しいものだ。

夕景…:小樽運河(2020.07.20)

軽く夕食を摂り、宿へ引揚げる前にほんの少し辺りを歩いた。

早朝の様子は視ていたが、「夕刻?」と思い、小樽運河の辺りに至った。

↓「定番!」という感じがする光景だ…
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早朝の様子は<X100F>を提げていたが、夕刻は「より広角なレンズ」ということになる<XF16㎜F2.8>を装着した<X-Pro2>を提げていた…

↓運河沿いの倉庫群の様子が運河の水面に映り込む…
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↓灯りが少しだけ目立つような感じになっている…
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↓夕刻は利用されている建物に灯りが入っている場合が殆どなので、早朝の様子よりも「明るい」というような気もする…
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↓なかなかに好い趣だと思った…
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小樽は、言わば「札幌の通勤圏」である。そんなことも在って、来訪する場合にも「札幌に滞在して小樽を訪れる」が圧倒的に多いと見受けられる。「小樽に滞在し、札幌でも所用を足す」ということにするのは?多分“少数派”だ…しかし宿が確保出来る状況では「小樽滞在」も「散策が愉しい街」なので、なかなかに好いように思う。

<旧北海製罐倉庫株式会社>(第3倉庫)…(2020.07.20)

↓不思議な外観の建物が運河の水面に映り込んでいる…
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↓建物の全景はこういう様子だ…
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↓辺りを通り掛かって、これを視ると「あれは?何??」と思ってしまう。
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これは缶詰に使う缶を製造販売する会社の施設であった建物だ。画の建物は<第3倉庫>と呼ばれるそうだが、大正時代後期から昭和の初めに整備されたという4棟が「小樽市指定歴史的建造物」に指定されているのだという。

大正時代後期から昭和の初めというのは、カムチャッカ辺りまでを含む広い海域での漁業、所謂「北洋漁業」が盛んになっていった時代で、獲った水産物を缶詰に加工する際に使う缶を大量に保管して供給する必要が在った。小樽はそういう事業の拠点になっていた訳だ…

↓それにしても…往時に必要であった様々な機能を詰め込んだ大きな建物で、不思議な外観だ…
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雨交じりな夕べに…:<旧 越中屋ホテル>(2020.07.21)

↓典雅な建物の入口辺りで咲き誇っていた紫陽花…雨に湿っている…一際艶やかだ…
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↑19世紀に日本の文物を欧州に紹介したシーボルトは、愛した女性の「お滝さん」に因んで、この花を<オタクサ>と名付けて伝えたそうだが…「日本で出会うことが叶う最も麗しいモノの一つ」というようなことを考えたのかもしれないと想像しないでもない…

この場所の紫陽花には気付いていた。日中の紫陽花に対して夜、加えて雨交じりである。趣が少し異なる…そしてそれが好い!!

夕食を愉しんでから、少しばかりの雨にも拘らず、多少の回り道を厭わず辺りの風情を眺めながら宿へ引揚げた…

↓「こんな様子」に気付いて、この紫陽花の辺りで写真を撮った…
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既に気に入った光景として記憶に留めていた辺りではあったが…

↓「雨交じりな夕べ」というモノが醸し出す風情は格別だ…
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既に「画になる!」と記憶に留めたという場所ながら、雨交じりになると趣が変わる…
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「所用で…」ということで南下し、「札幌や小樽で動き回る」という理由で小樽滞在としたが…非常に好かった!!

↓「また何度でも寄ろう…」と思わせてくれる何かが在った…
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「日本で出会うことが叶う最も麗しいモノの一つ」というようなことを考えたかもしれないシーボルトが愛した女性に因む名を冠して紹介したという紫陽花が咲く時季に、好い出会いが在ったような気がしている…

雨交じりの夕べに…:<日本銀行旧小樽支店金融資料館>の建物…(2020.07.21)

中を見学した経過も在れば、通り掛かって外観を眺めた経過も多々在る<日本銀行旧小樽支店金融資料館>である…

夕食を愉しんだ<おたる屋台村 レンガ横丁>は、この<日本銀行旧小樽支店金融資料館>に近い…宿へ引揚げるには「ほんの少し回り道」になるが、雨も「強く気にする程でも…」という様子なので、敢えて辺りを通ってみることにした…

↓静かな通だった…雨が交る中、見受けられる通行人は傘を使っている…自身では傘を使わずに何となく歩いたが…
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↓雨に湿った路面に、<日本銀行旧小樽支店金融資料館>を照らす辺りの灯りが撥ね返っている…
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「防滴」を謳うカメラとレンズを抱えていると、こういう様子の画を然程躊躇するのでもなく撮ることが叶うのだが…こういう様子は記憶に残る…