ウラジオストク空港の<オーロラ航空>の機体…(2019.03.30)

↓ユジノサハリンスクからウラジオストクに到着…窓から伺った様子だ…
30-03-2019 VVO (1)

この時は…<オーロラ航空>を利用せず、<S7航空>を利用したのだったが…サハリンと方々を結んでいる<オーロラ航空>の機体を視るのが、何となく嬉しかった…

軍艦が視える光景…:ウラジオストク(2018.09.30)

ウラジオストクは港の街であるが、ここを訪ねた折りに船に乗って港や街を眺める機会を設けた…そんな「海から望むウラジオストク」という様子が忘れられない…

↓ウラジオストク港、大きな橋が視える辺り等を巡る船に乗船し…一回りして乗船した辺りに戻って来るような頃合いの眺めだ…
30-09-2019 Vladivostok (20)
↑ロシア海軍の<太平洋艦隊>の司令部が入っているビルが在り、その近くに艦隊の旗艦であるという巡洋艦<ヴァリャーグ>や、何隻かの軍艦が停泊している。そういう海岸の背後にウラジオストクの街が拡がる…

この時は、軍艦が視える海岸部と街の上空に鳥が待っていて、写真にはその鳥達も収まった…

ウラジオストクでこの画を撮った日から存外に時間が経っているが…「不意に出て来た未整理写真」で、こういうような思い出深い光景に「思いがけずに再会」というのも悪くない…

マンホールの蓋:ウラジオストク(2018.09.30)

精力的に写真を撮る他方、撮ったデータの整理が中途半端になってしまったまま、何となく時日が経過する場合も見受けられる…

そういうのは、好ましくない面も在るのかもしれないが、不意に「これ!在った!」と好みの場所で撮った好みの画が出て来るのも、何となく嬉しいという場合も在る…

↓ウラジオストクで視掛けた…
30-09-2019 Vladivostok (3)
↑<黄金橋>と呼んでいるが…あの巨大な橋梁のイラストが浮き彫りになっているような、マンホールの蓋だ…

橋のイラストの下には「安全で良質な道路 2018」というようなことがロシア語で書かれているのだが…実際、この大きな橋が視える交通量も多い感じな辺りの歩道で視掛けたもので、道路を管理している沿海地方政府かウラジオストク市行政府が整備に力を入れている場所なのだろう…

こういうマンホールの蓋のようなモノは、何らかの標準的なモノが在れば事足りる筈だが…ウラジオストクでも、こういう「御当地!」というモノを態々用意するようになっている訳だ…

或いは、こういうような細かい箇所に「地域の勢い」のようなモノが反映されるのかもしれない…

ウラジオストク…少し御無沙汰になって来ている…また訪ねたいものだ…

<アエロフロート>のエアバスA330:ウラジオストク空港(2019.02.23)

ウラジオストク空港から成田空港へ…機内へ案内されて着席…何となく窓を眺める…

↓大きな旅客機が見えた…
23-02-2019 'S7 565' (1)
↑<AEROFLOT>とロシア語ではないアルファベットで<アエロフロート>のロゴマークが機体に在る…未だ新しいように見える…

よく見れば機材はエアバスA330だ…少し大きな感じだ…色々なヴァリエーションも在って、内装も幾つかの型が在るようだが…300席前後の機体であるようだ…

こうやって空港で飛行機を視ると…「何処を往来しているのだろう?」等と考える…この日の場合、考えていた間に乗っていた飛行機が動き出し、成田空港へ向けて離陸したのだったが…

カプチーノ…:ウラジオストク空港(2019.02.23)

ウラジオストク空港で…“乗換口”という側から国際線の搭乗待合室を目指してみた…利用者が少な目で、何となく段取りが悪い感であり、「何故通れない??」、「戻れって!?」と多少バタバタしながら漸く待合室に入った…

↓搭乗の案内まで、珈琲でも頂いてゆっくりしてみることにした…
23-02-2019 at VVO (2)
↑然程混んでいるでもなく、ゆったりとテーブルに着席でカプチーノと、シンプルで意外に美味かったチーズケーキを頂いた…

↓駐機場が何となく視える辺りにテーブルが据えられたカフェだ…
23-02-2019 at VVO (1)
↑カプチーノは、確りと“ハート”のラテアートが入っている…

そう言えば…ユジノサハリンスクで交流が在る友人に、何処かで飲物を頼む段になればとりあえず「カプチーノ」と言い出す人が在った…カプチーノはロシア国内ではなかなかに人気が高いと見受けられる…

アレウツカヤ通の<KFC>…(2018.11.05)

<レトロミュージアム>を見学し、路線バスを乗り継いでセミョーノフスカヤ広場に至った。そこまで行けば、直ぐにアレウツカヤ通で、買物等をしながら宿に引揚げるに程好い感だった。他方…早朝に高台に上って、立寄ったカフェで軽食を摂り、更にミュージアムへ出掛けてと動き回り続けていたので、空腹を禁じ得なかった…

アレウツカヤ通を歩き始め…眼に留まったのは<KFC>…日本国内にもチェーン展開している、かの「ケンタッキーフライドチキン」である…過去のウラジオストク訪問で辺りを通り掛かり、開店準備で内装工事中らしい様子や、既に開店しているらしい様子を視掛けてはいた…が、入ったことは無い…

↓そういう訳で立ち寄ってみて食事を摂った…
05-11-2018 vol01 (121)
↑ファストフードのメニューが供される際にモノが収まっている紙箱に、目に馴染んだ感じでもある<KFC>の創業者をモデルにしたというイラストのマークが「ロシア語の文字」と並んでいるというのが変に新鮮だった…珈琲の砂糖は「KFC САХАР」と、文字ロゴに並んでロシア語で「砂糖(サーハル)」と在る…

店に入るとカウンターが在って、食べ物や飲み物を頼み、精算時に番号札が渡され、カウンター辺りのモニターに番号が出ると準備が出来て、店内のテーブルに持って行って頂くか持ち帰りが出来るようになっている。ウラジオストクやユジノサハリンスクのファストフード系な店や、日本国内の同種の店でも見受けられるような方式だ…

↓開けてみればこういう具合…
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↑“ブルゲル”(バーガー)は黒パンを使ったモノで、フライドチキンが入っている…なかなかに好かった…手前の“ホットドッグ”はチキンソーセージを使った軽い感じ…フライドチキンは、日本国内で頂くよりも香辛料が弱めだった…「普通なホットコーヒー」のつもりで珈琲を御願いしたが…店員さんに「Какой?(カコイ)」(どのコーヒー?)と尋ねられた。ウラジオストクの<KFC>も、アメリカーノ(普通な珈琲)、カプチーノ、ラッテ、エスプレッソを選んで指定するようになっていた…

↓コレが殊更に好かった…少し懐かしくなっている…
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異国の出先で…こういうようなモノを一寸試してみるのも、時には悪くない…

グラスを組み合わせて…(2018.11.05)

ウラジオストクでは駅の近所に宿を取ることが専らで、駅前でもあるアレウツカヤ通は、街の中と宿とを往来する場合に頻繁に通る…

そのアレウツカヤ通で、初めてウラジオストクを訪ねた際に立寄って気に入った店が在り、ウラジオストクを訪れる都度に立寄っている…

↓気になっていた店内のデコレーションを写真に収めてみた…
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↑高い天井に提げられた照明の周囲を、グラスを組み合わせて造った球体状のモノで囲んでしまっている…

このグラスを組み合わせて造った球体…何処かで既製品が売られているというのでもないと思う…何か、「造形作家の作品」のようで、何時も面白いと思って見上げる…奥のミラーボールに、この独特なモノが一寸映り込んでいるのも面白い…

ミラーボールの辺りが、かなり背の高い棚になっていて、色々なボトルが載っている。これに関しては、時々必要が在ると、店員さんがよじ登ってボトルを取り出している様子が視られる…

完全に暮れた直後…:<黄金橋>を望む夕刻…(2018.11.05)

↓橋がよく視える高台から街へ下りる途中…何となく橋の感じがよく視える場所が在る…そこで足を停めた…
05-11-2018 Vladivostok vol02 (52)
↑すっかりと暗くなった中、巨大な柱がぼんやりと視える様な感になり、他方で路面は輝きを増す感である…

「雪の朝」には想像し悪かったような様子を夕刻から夜に視ることとなった…「<黄金橋>を眺める」というだけのために、何となくウラジオストクへ行ってみるというのも…悪くはないように思う…

輝く橋梁…:<黄金橋>を望む夕刻…(2018.11.05)

↓日没後の「明るさ」が残る空に対し、街や港は少しずつ暗い感じへ…そうなると橋や周辺の道路は街頭に浮かび上がる…更に街の灯りも目立ち始める…
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↑暗くなる中でカメラのシャッター速度もやや遅めになって、走行する車輛が「流れる」というような感じで記録される…

暗めな海に、輝く橋梁が浮かぶ…そんな具合に視える光景だ…

日没へ…:<黄金橋>を望む夕刻…(2018.11.05)

↓時計を視ながら…日没の時刻を待ち、その時刻が少し過ぎた…次第に灯りが目立ち始める…
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↑朝は「雪!」だった…昼までに降雪は気にならなくなり、その後に若干積もった雪は融けてしまった…

静かな湾内を時々船が行き交う…橋を行き交う車輛も途切れない…やや寒かったが…何時まで視ていても飽きないような感じだ…

<ЗИЛ-41047>(ジル-41407):<レトロミュージアム>(2018.11.05)

<レトロミュージアム>には、ソ連時代のモノを中心とした民間、軍用等の各種車輛、各国製の往年の車輛、その他が展示されている。

↓展示棟の一つに「高級乗用車展示室」というのが在り…「どんな車輛が?」と眺めて、思わず「おぉ!!」と足を停めた展示がこれである…
05-11-2018 vol01 (111)
↑本来はトラックを造る工場で限定生産されていたという、ソ連の高官の公用車になっていたリムジン…幾つか型が在ったようだが、その一つである…

この種の「ソ連の高官の公用車になっていたリムジン」という“ジル”…1990年代にモスクワで、街の中に普通に走行中、または駐車中であった様子を視ている…車輛は1990年代以降、ロシア時代にも製造されて使用されているようだが…

私が滞在していたような頃―1993年や1994年…―のモスクワは、新旧様々で製造国も色々な車輛が街に溢れていたが、そんな中で“ジル”が何やら目立ち、「何の車輛だろう?」と思えば「ソ連の高官の公用車になっていたリムジン」で、当時のエリツィン大統領を筆頭とする政府高官も使っていた車輛だったというのだ…言われてみれば、この車輛を視掛けて周りを視ると、クレムリンへの道筋だったり、官公署の近くだったりという状況だったのだ…

<レトロミュージアム>に在った<ЗИЛ-41047>(ジル-41407)は、1985年から2000年に架けて製造されていた車輛だという。この車輛を常用していた人物?どんな人だったのか?ウラジオストクに在った車だとすれば?沿海地方のレベルの高官か?中央に相当に顔が利いたような共産党の古参幹部か?軍港のウラジオストクでは、ソ連時代にはかなり幅が利いた筈である海軍の将官か?或いは、コレクションに加えようと<レトロミュージアム>の関係者が力を尽くしてモスクワ辺りから持ち込んだか?色々と想像してしまった…

現在となっては、「1980年代の車輛」と言っても“貴重品”だと思うのだが、「ソ連の高官の公用車になっていたリムジン」ということで限定生産の車輛なので、これは「殊更に“貴重品”」だと思った…

<ダットサン15T>:<レトロミュージアム>(2018.11.05)

<レトロミュージアム>には、ソ連時代のモノを中心とした民間、軍用等の各種車輛、各国製の往年の車輛、その他が展示されている。

↓幾つか在る“展示棟”を廻っていて眼に留めた…何となく惹かれる感じの旧い車輛だった…
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↑旧い車輛の中には、本来は乗用車であるモノの後部を改装してトラックのように使用するモノが見受けられる…「そういうタイプ?」と思わせた…

↓「乗用車であるモノの後部を改装してトラックのように使用」と思った通りだった…が!それ以上に驚いた…
05-11-2018 vol01 (96)
↑この車輛!!<ダットサン>…<日産自動車>の前身…日本の車輛だ!!1936年から1938年製造…私事だが“親父殿”よりも年長ということになる車輛だ…

↓こういう年代の車輛を全く視たことがないのでもない。各種の資料館で色々と視ているが…正直、こんな年代の<ダットサン>は、個人的には初めて視た!!
05-11-2018 vol01 (97)

「ウラジオストクで往年の日本車に」というのも…街には多少旧めな日本車も走っているが…そういう次元よりも更に古い、「産業の歴史を伝えるモノ」という次元の日本車を視る…何か変な感慨が湧き起こった…

スヴェトランスカヤ通:中央広場前(2018.11.05)

↓日中から夕刻は何時も賑やかなバス停の辺り…静かな休日の朝で雪交じり…それでも路線バスは律儀に運行を始めていて、何台か通り過ぎた…
05-11-2018 vol01 (11)
↑雪でやや強めに濡れている路面には、街の灯りが跳ね返り、色々なモノも路面に映り込む感じだ…

↓ベンチや、花壇を囲っているモノの上には確り雪が被っている…
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「(結果的に自身にとって)今季初となった雪の朝」の「らしい…」と思える様子だった…

各年代のソ連戦車…:<レトロミュージアム>(2018.11.05)

<レトロミュージアム>には、ソ連時代のモノを中心とした民間、軍用等の各種車輛、各国製の往年の車輛、その他が展示されている。

↓これは一寸“壮観”だった…
05-11-2018 vol01 (82)
↑第2次大戦期のT-34から、少し前のT-72やT-80まで、歴代のソ連戦車がずらりと並んでいた…

↓T-34は、戦車砲の形状、大きさから初期型であることが判る…
05-11-2018 vol01 (83)
↑車輛の脇に、戦車兵のような服装の等身大人形が置かれていた…大きさを判り易く見せたいのであろう…

↓丸みを帯びた砲塔はT-54だ…
05-11-2018 vol01 (87)
↑1956年の<ハンガリー動乱>で現れたのが、初めての実戦参加と言われている…ベトナム戦争でも使用されていた…色々な国でのライセンス生産も行われた型だ…

↓これがT-72で、現在のロシア軍が使用している戦車の基礎になっているような型だ…
05-11-2018 vol01 (86)
↑所謂「ワルシャワ条約機構」の各国陸軍で主力戦車として使用されていた…かなり広く使われている車輛である…

こういう具合に、特定の分野のモノの“発展史”や経過を「一堂に会した展示」で知ることが出来るというのも、この種の施設の面白さだ…

雪交じりな朝…:レーニン…駅…橋梁…(2018.11.05)

「変な凍結箇所?」を暗い中で慎重に見定めるようにして慎重に歩いた朝だった…昨シーズン、“痛い目”に遭ってしまっているのだから、どうしてもそうなる…

↓慎重な足取りで緑地内を進み、目に馴染んだ光景に雪が交じるような様子を眺めた…
05-11-2018 vol01 (6)
↑雪で濡れている地面に灯りが跳ね返っていて、駅の「ВЛАДИВОСТОК」(ウラジオストク)という電光表示も未だ輝いているが…遠くの橋の巨大な柱が雪に霞んでしまっている感だ…橋の道路脇に並ぶ街灯が少し視えている…

同じ場所でも、時間帯毎に、そして天候条件で視た感じが異なる…こういうのを見付けるのが好きなのだ…

トロリーバス…:<レトロミュージアム>(2018.11.05)

<レトロミュージアム>には、ソ連時代のモノを中心とした民間、軍用等の各種車輛、各国製の往年の車輛、その他が展示されている。展示品は独自に修復、或いはメンテナンスが行われている様子だ…

↓“展示”なのか、修復を待つ旧い車輛ということなのか…少々、判然としなかったのだが…多少「懐かしい…」という印象を抱きながら眺めた…
05-11-2018 vol01 (72)
↑これはトロリーバスだ!車輛の天井、画では左に向かってポールが延びている…このポールを道路の高い場所に張り巡らされた架線に引掛けて電気を引き込み、車内のモーターで車輪を駆動させて走行する…「道路を走るバス」のようでいて、「路面電車のように架線から電気を受けてモーターを回して走行」なのである。道路に軌道は敷設されないが、架線は必要だ…

こういうような型のトロリーバス…1990年代にモスクワで時々利用していた…バスの外観だが、バスのようなエンジン音が聞こえるのでもない…不思議な乗り心地だった…架線が在る場所だけを走るので、普通のバスのように小回りが利くのでもない…

この種のトロリーバス…かつてはウラジオストクでも方々に走っていたらしい…現在は?殆ど無い筈だ…

こうしたミュージアム…走り回る姿が視られなくなったモノの姿を伝える訳で、存外に有意義な施設かもしれない…

アレウツカヤ通とスヴェトランスカヤ通との交差点(2018.11.04)

↓夕食を摂って、宿へ引揚げようとした時に、何気なく足を停めて眺めた様子だ…
04-11-2018 Vladivostok vol02 (69)
↑右側手前の沿海地方政府本庁舎ビル、画ではやや左に中央広場の銅像が一寸視えて、奥に建設中の大聖堂が建ち、更に奥は<黄金橋>だ。行き交う車輛の灯りを視ると、スヴェトランスカヤ通は東寄りへ向けて少し上り坂になっているのが判る…

この場所に関しては…本当の深夜早朝、或いは何らかの規制が行われているということでもなければ、「とりあえず賑やか」という感である…最近は、広角ズームの御蔭で、こういう場所を歩き廻って何となく写真を撮るのが非常に愉しい…

修復を待つ旧い車輛…:<レトロミュージアム>(2018.11.05)

ソ連時代のモノを中心とした古い自動車、更に各国の古いオートバイのコレクションが展示されている「アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>」という場所を5月に訪ねている。「サハリンスカヤ通」という、何となく親しみが湧く住所に在る場所なのだが…ウラジオストクにはこの「アンティークカー&オートバイ館 <アフトモトスタリーナ>」の他にも、往年の車輛等を展示している場所が在るという…今般はそこを訪ねてみた…

直訳すると「沿海地方―20世紀の機器館」というような感じになるのであろうが、<レトロミュージアム>というのを通称にしているようだ。とりあえずその<レトロミュージアム>を使う…「沿海地方―20世紀の機器館」であれ、<レトロミュージアム>であれ、然程の知名度でもないように見受けられる…サドゴーラド…ウラジオストク都心部から空港へ向かう方角へ進んで行った、ウラジオストクの市域の端側になるような場所に在る…往路はタクシーで訪ね、復路は路線バスを乗り継いで都心部へ引揚げて来た…

5月に訪ねた<アフトモトスタリーナ>は「都心部を少し外れた辺りの、一寸した資料館」という趣きの場所だったが…<レトロミュージアム>は「郊外の資材を置く場所や倉庫、または何かの工場」という感じがする場所だった。

何となく「工場の敷地に入る出入口」という風な感じの場所を通り、300ルーブルの入場券を求める場所に進むが…コンテナを改造した物置のような場所が券を売る窓口になっていた…そこで券を求める…

券を売る係の方が敷地内のことを「あちらが…そしてそれが…更にその向こうが…」という調子で一通り話してくれた…屋根が付いた屋外に車輛等を並べて展示してある場所と、展示品を納めた何棟かの建物が組み合わさっているということなのだ…

↓最初に視たのが…ここだった…
05-11-2018 vol01 (67)
↑この<レトロミュージアム>に辿り着いた頃、降雪は落ち着いていたが…何やら雪が少し積もり、寂寥感が漂うような景色だった…

<レトロミュージアム>は、旧い車輛をレストアする有志団体が基礎となって開設しているミュージアムと見受けられた…こうやって、旧い車輛を集めて、外観を綺麗に仕上げたり走行可能なように修理を行うのであろう…

↓少しだけ近付いた…
05-11-2018 vol01 (68)

ここは…一寸、興味深い場所だった…

スヴェトランスカヤ通:<GUM>前(2018.11.05)

↓「上り坂」であることが少し強めに意識出来る箇所に、百貨店の<GUM>が建っている…19世紀末の建物…照明に浮かび上がる感じが好い…
05-11-2018 vol01 (16)
↑スッカリと雪で濡れてしまっている路面…飛沫を上げながら車輛が行き交っていたが、マダマダ静かな時間帯だ…

↓正面から建物を眺めてみた…
05-11-2018 vol01 (19)

多少濡れながら…暗い路をドンドン歩いてしまった朝だった…

雪を被った落葉…(2018.11.05)

起き出して…未だ暗い宿の外に出て、辺りを散策しようと思ったが…雪が交じっていた…そして多少強めで冷たい風…

余程…直ぐに居室へ引揚げて眠ってしまおうかと思ったが…そのまま“思い付き”のとおりに散策へ…

近くの緑地に差し掛かり、足下に「白い奇妙な塊?」を認め、近付いてみた…

↓こういう感じだった…
05-11-2018 vol01 (4)
↑階段の隅に集まっていた落葉に雪が被っていた…

それにしても…流石に広角ズーム装着の<X-Pro2>…F4.0開放でISO1600の状況下、「カシャッ!」ではなく「カーッチャン…」という感じのスローシャッターになったが…集まった落葉の感じと、それを覆う淡い雪の感じが、何となく巧く記録されている…「(結果的に自身にとって)今季初となった雪の朝」の記憶を永く留めてくれそうな画になった…

夜…:ウボレヴィチ通とスヴェトランスカヤ通との交差点(2018.11.04)

↓日中の様子…
>>ウボレヴィチ通とスヴェトランスカヤ通との交差点(2018.11.04)

↓夜の様子…
04-11-2018 Vladivostok vol02 (57)
↑「食事を摂って、宿へ引揚げよう…」と歩いていた時の様子だ…

同じ場所でも、時間帯毎に視た感じが異なる…こういうのを写真に撮りながら過ごすというのが、何となく好い…

アムールトラ…(2018.11.04)

ウラジオストクの市章にトラの画が使われている…現在となっては「保護対象の希少な動物」ということになる訳だが、嘗ては辺りの村落にそれなりの頻度で現れていたのだという…トラは“地域のシンボル”のように親しまれている動物だ…

↓トラの彫像は色々と在るが、この像は「貌が好い!」と思う…
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↓逆から視ると、こういう感じだ…
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↓迫力の在る貌だが…全般的には…一寸可愛らしい…未だ「仔虎」である…
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↑緑地として整備された海岸で視られるモノだ…

こういうようなモノでも眺めながら…漫然と辺りを歩く…意外に好きな時間の過ごし方だ…

雪の中に灯り…:<黄金橋>を望む早朝…(2018.11.05)

↓前日の夕刻も立寄っている高台に辿り着いた…
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↑雪の中に灯りが霞んでいたが…写真に撮ると、灯りが、殊に橋を含む道路面が「輝くライン」のように浮かび上がっている…

辺りを見回すが…カメラを手に佇むというような人影は見当たらなかった…

「雪ニモ負ケズ…」:<黄金橋>を望む早朝…(2018.11.05)

起き出して…薄暗い戸外に出れば雪交じり…若干の積雪…それでも「雪も風流…」と嘯き、慎重な足取りを強いられはしたものの、街を歩き始めた…

↓歩く身体の正面に風を受けると「ややキツい…」という程度に強めな風で、雪が交じる状況…そういう中で<黄金橋>が視える辺りに…
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↑何か…風に舞う雪の粒子が膜状になっている中に灯りが透けているかのような感じだ…

広角ズームを装着した<X-Pro2>はトートバッグに入れて運び、撮る時だけ取り出すという按配で使っていた…

画を視て…「こんな中で、こういう写真?撮った人は?ややオカシイ?」と思ったのだが…撮ったのは私だった…

<生神女昇天寺院>(2018.11.04)

↓なかなかに趣き深い建物だと思う…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (37)

1861年に登場して発展し、1938年に破壊されてしまったという、「ウラジオストクで初めてのロシア正教の教会」だったという<ウスペンスキー聖堂>の流れを汲むとされている教会だ…

↓今回は高い側からこの教会の辺りに至り、階段を通ってスヴェトランスカヤ通へ下りた…
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Регуляр(レグリャル)=レギュラー(2018.11.04)

↓ウラジオストクを歩き始めて…早速に持ち帰りの珈琲を求めて、戸外で啜った…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (2)
↑中央広場に近い、外の階段で2階に上がるようになっている場所に在る店の一杯だ…

ユジノサハリンスクでは余り視ない“ドリップ式”で淹れている珈琲を頂くことが出来るのだが…「普通のブラックな珈琲」という感で、エスプレッソを薄めている<アメリカーノ>が普及している中、このドリップ式を<レグリャル>と呼んで区別していた…以前からそうだったのかもしれないが…今般寄ってみて、オーダーのカウンターでメニュー表を視て気付いた。前からそうなっていたか?記憶が曖昧だが…

↓ウラジオストクでは「お世話になる」という感じな代物だ…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (1)

ウボレヴィチ通とスヴェトランスカヤ通との交差点(2018.11.04)

↓スヴェトランスカヤ通を西寄りから東寄りへ進み、<GUM百貨店>辺りで上り坂の通となるウボレヴィチ通に入って振り返ると…こんな様子が見える…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (4)
↑趣深い<GUM百貨店>の建物、通の正面の建物、更に中央広場の(未だ建設中の)大聖堂のクーポル(丸い屋根)が半ば重なるように見える…

↓少し引くと、中央広場の向こうの海岸から覗く海も見える…
04-11-2018 Vladivostok vol01 (5)

坂道が組み合わさっているウラジオストクの街「らしい」感じの眺めかもしれない…

<黄金橋>:夜へ…(2018.11.04)

海を渡る風がやや強めで冷たく…“寒冷地仕様”を嘯いてはいても、戸外での時間が長くなると、多少キツい感じになった…

↓そういう状況で<黄金橋>を高台で眺めた後、下の方へ向かって歩いて行く途中に視た様子である…
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↑道路の灯りで、夜空に橋が浮かぶかのようで、方々の様々な灯りも目立つ感じになって来ている…

とにかくも「<黄金橋>を視る」ということをすると、「ウラジオストクへ来た!!」と実感出来るような気がする…