A.I.ソルジェニーツィン像(2018.09.30)

↓遊覧船に乗船する前…一寸眺めていた…
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↑銅像なのだが…逆光で完全に陰になってしまって、何か「生身の人間」に視えなくもない…

像のモデルは…アレクサンドル・イサーエヴィチ・ソルジェニーツィン(Александр Исаевич Солженицын)(1918-2008)である…

国外追放から帰国した際、最初の一歩を記した場所がウラジオストクであったということを記念し、伝えている像ということだそうだ…

船上から望む<ルースキー橋>(2018.09.30)

ウラジオストクで遊覧船に乗った日は、大変な好天に恵まれ、なかなかに愉しかった。多少の時間を経ても、輝く海や空と、辺りの様子を時々思い出す…

↓多分、1860年とされているウラジオストクの建都以来、街の様々なことに最も大きな影響を与えたと見受けられる「大橋梁の建設」だが…その橋梁の一つ、<ルースキー橋>が視えている。
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船が動き回る中、<ルースキー橋>は色々な角度で視えていたのだが…この「正面!」が「橋梁らしい形」に視えるので、何となく気に入っている…

殆ど真下から見上げる<黄金橋>(2018.09.29)

ウラジオストクに到着し、宿にモノを置いて、昼食を愉しんだ後に早速街を歩き廻った…

↓巨大な橋梁の真下のような場所に至った…
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↑こうして視ると…とにかく大きい!!

今般、広角ズームを用意したのだが…こういう「大きい!」を撮るには好適である…ウラジオストクでは、このレンズをかなり多用した…

然程、面倒なことを考えるのでもなく…非常に気に入っている愛用の道具を提げて、「多少勝手知った(つもりになっている)他所」という程度の街を彷徨し、随意に写真でも撮って過ごす…好い時間だ…巨大な橋梁の写真を眺めていると、そういう好い時間を思い出す…

中央広場:革命戦士の像(2018.09.29)

↓アレウツカヤ通との交差点からスヴェトランスカヤ通に入り、オケアンスキー通と交差する辺り、広場の真中のスヴェトランスカヤ通側に、かなり高い台座に据えられた像が視える
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↑かなり目立つので、辺りを動き回る際に格好の目印になる…この時は青空を背景にした感じが、何となく好かった…

全高は30mにも及ぶということで、1961年4月29日に除幕したそうだ…往時は目の前の通を「レーニン通」と呼んでいたようだが、現在は古くからの名称であるスヴェトランスカヤ通となっている…

この像は「Борцам за власть Советов на Дальнем Востоке」(ボルツァム ザ ヴラスチ ソヴェタフ ナ ダーリナム ヴォストーケ)と言い、赤軍陣営、ソビエト側が極東で政権を掌握したということを記念したものだ。1917年の革命から、内戦を経て1922年頃の「ソ連成立」までの時期の戦いを勝ち抜いたことを伝えている訳である…

像は、革命期の赤軍兵士の典型的な服装である…赤軍兵士が着用した特徴的な帽子を確り被っている姿だ…

スヴェトランスカヤ通とオケアンスキー通との交差点:夜(2018.09.30)

「多少勝手知った(つもりになっている)他所」とでも呼ぶべき街で、特段にあてもなく彷徨するというのは…何となく好い…

↓中央広場に、建設中の<キリスト変容主教座聖堂>が視え、遠くに<黄金橋>…「ウラジオストクの街中!」という感じがする光景だ…
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↑行き交う車輛が写真では「光の流れ」のように写ってしまう…静かと言えば静かな、日曜日の夜の感じである…

広角ズームを装着したカメラを提げ、「何となく写真…」というのも悪くないと思うが…今般のウラジオストク訪問で、新しい機材には少し馴染んだような気もする…

キリスト変容主教座聖堂:ウラジオストク(2018.09.29)

↓ウラジオストクの中央広場である…
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↑大きな教会と見受けられるモノが建設されていることは承知していたが…「らしい!」外観が姿を見せている。

大きな聖堂の足下に小さな小屋のような、教会の事務所のようなモノが在って、「プレオブラジェンスキー」なる呼称が掲げられていた。

「プレオブラジェンスキー」?これは「プレオブラジェーニェツ」(преображенец)という言葉から来ているようだが、「キリスト変容」という、「預言者と語らいながら、イエス・キリストが光り輝く姿を弟子たちに見せた」とされる故事を指し示すのだという。日本の正教会では、この故事を記念する祭事を「主神我が救世主イイススハリストスの聖なる顕栄祭」と呼んでいるそうだ…

ウラジオストクの<キリスト変容主教座聖堂>の謂れに関しての仔細は承知しないが…このように大きなモノが「街のど真ん中」に建設されているという辺りに「街の勢い」を感じる…

↓教会の手前に、翌日の催し―<トラの日>という祭りが催された…―で使う白い大きな、画を描くボードが据えられていた…
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↑前にこの辺りを通り掛かった6月には、建物の上に載せる屋根(クーポル)が“地上”に置かれていたが…これが上に載ると、酷く「らしい」感じになる…遠くから見ると「あの建物?出来上がった?!」と思えてしまう…

↓因みに以前の様子…“屋根”が地面に置かれているのが判る画が入っている…
>>建設中の大聖堂…(2018.06.10)

レーニン像の背中…駅…橋梁…:早朝(2018.09.30)

↓ウラジオストクの非常に気に入っている場所である…
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↑この場所を随時眺めるというような…そういうイメージで、2回目以降の訪問では、この近くに宿を取るようにしている…

好天の朝だった…何か凄く気持ちが好い感じだった…

東寄りから望む…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.30)

高台にその姿が視えていて、「近付いて眺めたい…」と何となく思っていたものの、なかなか行けなかったカトリックの教会を訪ねてみようと歩いた…

「どういう具合に上って行く?」と、余り調べずに、建物が視えるような辺りで高台側を目指して坂道を上がってみるということを試みたが…何やら道が複雑に巡らされていて、巧く目指す辺りに辿り着かない…やがて、建物の間の「車輛が100%入らない、近隣の人達が些か利用するという感の小路」を見出して上ってみると、目指すカトリックの教会の「目の前」に至った…

↓そのカトリックの教会の手前で、多少迷いながら小路を上がって来た側を振り返った…
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↑この時は素晴らしい好天で、景色は何処でどうやって眺めても素晴らしい感じだったが…暫し佇んで見入ってしまうような感じだった…

場所としては…既に「街の名所」のようになっている、ケーブルカーで上がった辺りの高台よりも東側に相当する…スヴェトランスカヤ通を西から東に進んで、<黄金橋>の下を潜り―非常に橋が高い関係で、「潜る」という意識は薄いのだが…―抜けて進み、丘陵状の地形の場所を上がっている。

小さなキオスクのようなモノが在って、辺りの小さなスペースに数脚の小さなテーブルと椅子も在った。一寸した料理―「中国式餃子」と称していた―と、飲物等を供する店であったようだ。この画の場所は、その店の辺りだ。歩いて喉が渇いたので、その店でミネラルウォータを求めて、一寸飲んで一息入れた…

↓とにかく「素晴らしい!」に尽きた眺めだった…
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生神女カトリック教会(2018.09.30)

高台に覗く美しい姿が気になり…多少迷いながら辿り着くことが叶ったのがカトリックの教会である…

↓2本の尖塔が聳え立つ、カトリックの国々で見受けられるモノと変わらないような立派な建物だ…
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↑丁寧に煉瓦を積上げた、見事な建築に魅せられた…

↓多少迷いながら…こういうような小路を見付けて、教会まで歩いて近づいた訳だ…
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ウラジオストクにはポーランド系の人達―カトリック教徒である―が多く住んでいて、カトリックの教会も営まれたという。1921年にこの<生神女カトリック教会>が完成した。1935年頃まで活動していたそうだ…そして1994年に活動再開で、建物の修復等が完成したのは2010年頃という…

それにしても…古い建物の中には、1930年代に破壊されてしまったという事例も在るらしいのだが…この建物に関しては「伝えられて善かった…」という感じがした…

↓今般、開いている時間帯に立寄ったのでもないので、中を見学することは叶わなかった…
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↑それでも、暫しこの美しい建物を青空の下で眺めていた…

こういうモノを視ると、「様々な文物が容れられていた港町」というウラジオストクの経過が強く感じられる…

↓引揚げた時には…車輛も通行可能な、普通な道路を見付けてゆっくり歩いた…
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ロマノフ家の歴代皇帝:<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>(2018.09.30)

ウラジオストクの<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>…「企画展の展示品」のような「御遠慮願います」という指定が在るモノ等を除けば、館内で写真を撮っても問題は無い…

↓眼に留めて撮ってしまったモノの一つである…
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↑2013年にロマノフ帝室が「400年」ということで制作された歴代皇帝のメダルのセットのようだ…

上段の左から…ミハイル、アレクセイ、フョードル3世、イワン5世、ピョートル1世、エカテリーナ1世…

2段目の左から…ピョートル2世、アンナ、エリザヴェータ、ピョートル3世、エカテリーナ2世、パーヴェル…

3段目の左から…アレクサンドル1世、ニコライ1世、アレクサンドル2世、アレクサンドル3世、ニコライ2世…

17人の皇帝達のメダルだ…詳しく言えば、女帝のアンナとエリザヴェータとの間に、幼帝イワン6世が在り、ロマノフ家の皇帝は18人なのだが、イワン6世は極々短期の在位に留まったことから、このコレクションからは外れているのであろう…更に、色々とゴタゴタが在った後に登場した女帝エリザヴェータは、イワン6世を「歴史から忘却させる」ことに意を砕いたという経過も在ったらしい…

「最後の皇帝」であったニコライ2世の時代である1913年に「帝室300年」という祝賀行事が催されていたようだが…「400年」は?この種の記念品がとりあえず登場し、博物館に収まっている訳だ…

※ 画をクリックしてウェブギャラリーのページを出し、更に画をクリックすると拡大版の画が御覧頂ける…

階段…:<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>(2018.09.30)

ウラジオストクの<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>は、古くからの建物を利用していることから、「建物自体が“展示品”?」という趣きも感じられる。

↓こういう年季が入った階段…何か独特なムードが漂う…
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↓「強過ぎる光線を避ける」ということなのだと思うが、写真ではかなり明るく見える、階段の踊り場に在る窓は“幕”のようなモノが設置されていた…
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そういう状態ではあっても、「光と影の対比」が階段の空間に出来て、一寸面白い…

<Kafema>の珈琲(持ち帰り)(2018.09.30)

↓ウラジオストクの中央広場の傍…何度も寄ったカフェで、空いていた朝の時間帯に一寸写真を撮らせて頂いた、大変に気に入った持ち帰りの珈琲…
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↑何か「通る都度」に近いような感じで立ち寄って、この珈琲を求めていた…

「普通の珈琲」に関して、「エスプレッソを薄める」という感じの<アメリカーノ>と呼び習わされるモノがユジノサハリンスクやウラジオストクでは「普通」な感じなのだが…このウラジオストクの店は、<アメリカーノ>と呼び習わされてはいるものの、何やら「ドリップ方式で淹れている」という様子が伺える…

日本国内でも「街を歩いて、何か飲みたくなったらカップの持ち帰り珈琲を…」ということをよくやるのだが…ユジノサハリンスクでも似たような感じで、ウラジオストクに行っても似たような感じである…

↓さり気なく「骨董品??」というようなモノが飾られた、スヴェトランスカヤ通から建物外側に設えられた階段を上がった場所に在る店だった…30-09-2018 vol02 (12)
↑「窓辺に朝の陽光」という雰囲気…何となく好きだ…

<Kafema>というのは、珈琲豆を卸すようなことをやっている会社らしいが、カフェのチェーン展開もしているらしい…この写真を撮った店の他にも同じ看板の店を視掛けて、同じカップを使用している持ち帰りの珈琲を求めた…

出先で、こういうような「お気に入り」が見付かるのは愉しく嬉しい感じだ…

ウラジオストク駅(2018.09.30)

ウラジオストク駅の駅舎脇には、海側の客船ターミナルへ通じる歩道橋のようなモノが設えられているのだが…鉄道の上を跨いでいて、プラットホームへも下りられるようになっているので跨線橋の機能も有しているようだ…

↓その歩道橋のような、跨線橋のような場所を日没の辺りに歩いた…
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↑何処へ向かうのか?何処かから到着したのか?ロシア鉄道(РЖД)の赤いマークが大きく描かれた客車を連ねた列車が軌道上に在る…

灯りが入り始めた感じの駅舎や鉄道関係の施設や、夕暮れの空の感じがなかなかに好いように思った…

「何時か…この駅を発着する列車を!」と思いながら少し眺めていた…

<ウハー>=魚のスープ(2018.09.30)

ロシア料理のスープ…ロシア語では「スープを頂く」という場合に「飲む」とは言わずに「食べる」と言う…美味い、ボリューム感の在るモノが多い…

↓こういうスープ…「魚のスープ」であるが…英語と写真が入ったメニューに「魚のスープ」と在って、メニューの該当箇所を示しながら店員さんに御願いする訳だが…敢えて「ウハー!」と言うと、店員さんが微笑んだ…
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↑ロシアでは「魚のスープ」は、何やら古い言葉に由来が在るらしいが<ウハー>と呼ばれる…

この店では…脇に「バターとイクラをタップリ載せたパン」が添えられる…<ウハー>自体が「ロシアで頂くロシア風の料理」としては概して美味いのだが、添えてあるモノも非常に好い…

美味い<ウハー>は、魚介の出汁のスープ自体が美味いが、具材の魚や野菜がなかなかのヴォリュームで、「なるほど“食べる”だ…」と感じる…

<Золотая Бочка>(ザラタヤ ボチカ)(2018.09.30)

「更に1日や2日」という滞在なら…翌日は「緩急の“緩”」とばかりにゆったりとするようにしたことであろう…早朝に散策し、カトリックの教会を探し、昼食を愉しんでから遊覧船に乗り、一息入れて夕刻にも辺りを歩いた…精力的に過ごすこととなった日の夜だった…

↓食事に入った老舗レストランで頂いた…
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↑確りとロゴマークが入ったグラス…余り視掛けない気がしたので、確りと写真に収めてみた…

ユジノサハリンスクでも、ウラジオストクでも…飲食店でビールを頼むと、ロゴマーク等の入っていないグラスで出て来ることが多いような気がする。さもなければ、「頼んだ銘柄と無関係なロゴマークが入ったグラス」が出て来る場合も存外に多い…

このウラジオストクの老舗…立寄った時には「ロシア国外からを含む来訪者の割合が高い?」という感じだった。ロシアの銘柄のビールということで、「国外の皆さんに親しんで頂こう…」とこの<Золотая Бочка>(ザラタヤ ボチカ)のグラスを敢えて用意したのかもしれない…

食事の際にこういうビールを1本…“酒”という意識は薄くなる…「食事中の飲物」という気分で頂いてしまう…

夜の花壇とスヴェトランスカヤ通:中央広場(2018.09.29)

スヴェトランスカヤ通がオケアンスキー通と交差している辺り…中央広場の一部の前にバス停が在って、辺りに少し大きな花壇が設えられている…

↓夜の様子だ…午後8時近くになっていた…
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↑未だ、バスや他の車輛の往来も、人々の往来も途切れない…街頭に照らされて花壇が夜の空間に浮かび上がり、遠くに照明が入った<GUM百貨店>の建物も視える…

何やら不思議な風情だ…

<ルースキー橋>:海上に聳え立つ…(2018.09.30)

遊覧船に乗船し、好天に恵まれたウラジオストク港辺りの景色を大いに楽しんだ…

↓船は巨大な橋梁の下を潜ったが…間近に近付くと、橋梁は本当に巨大だ…
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↑柱の上の方に太陽が輝いている…「静かに揺れる海面」が光を跳ね返しているような感じも面白い…

↓展開しているワイヤーがシルエットになっている感じが面白い…
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↑遠くの「色画用紙に丁寧に描き込んだ?」とでもいうように散っている雲も面白い…

こういう巨大なモノを近くで視る場合…広角ズーム装着のカメラは非常に使い勝手が好かった…

解き放たれた光と「光の路」…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.30)

↓橋梁の向こうで朝陽が次第に高くなり、強い光を放っている…「光の路」が海面に浮かび上がる…
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↑強い光を受け、シルエットになっている橋梁や沿岸の構造物、停泊中の艦船の感じも好い…それらの上空には、解き放たれた光が舞っているかのようである…

ウラジオストクに滞在…朝早くに、この場所を散策し易いような場所に陣取るのが好い!

解き放たれる直前の光…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.30)

↓橋梁の向こう…東寄りの空…短い時間で「空気感」がドンドン変わる…そういう様を眺める好天の早朝が、非常に好い…
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↑低空に漂う雲の縁が強い輝きを帯び…輝きの光が微妙に散って空気を染めている感…半ば解き放たれ、半ば未だ解き放たれない光が醸し出すモノ…そんなモノが画の中に!

トートバッグに2台のカメラを入れて、何となくそれを提げて散策に出ていた…今後は、出先ではそういうことをする機会が多くなりそうだ…こんな光景に出くわせば…撮りたい!!

ペリメニ…:ウラジオストク(2018.09.29)

特段に「名物」ということでも何でもないと思うのだが…「都心部の訪ね易い場所」ということも在って、ウラジオストクではペリメニの店に立寄って昼食や夕食を摂ってみるという例が多い…

↓多少驚いた「日本語のメニュー表」に<大盛りセット>と在ったペリメニを頼んでみた…
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↑サワークリームを点けて、ビールを一杯だけ頂きながら、ゆったりと愉しんだ次第だ…

私自身のような“大食漢”に類する者には大満足なのだが…或いはこれは、本来「数人で適当に突いて愉しみながら頂く」という想定なのかもしれない…と、平らげてしまった後に思った…

「日本語のメニュー表」:ウラジオストク(2018.09.29)

ウラジオストクを訪ねると、「都心部の訪ね易い場所」ということも在って、ペリメニの店に立寄って昼食や夕食を摂ってみるという例が多い…

そのペリメニの店…地元の方と見受けられる家族連れやグループも多い他方、私自身のような「国外から」も含めた来訪者も多い…

↓「何を頼もうか?」と、お店の方にメニュー表を持って来て頂くと…こういうモノが現れた!?
29-09-2018 Vladivostok vol06 (2)
↑以前から「英語」が在ったのは承知していたが…「日本語」が登場である…或いは「韓国語」や「中国語」も在るかもしれない…

「外国語で何かを書く」ような場合、私自身も含めて、簡単な誤記を見逃す場合や、当該言語の話者が「あれ??」と思うような表現が交じる場合も在る…そしてそういうのが記憶に残る場合も在るが…ここの「日本語のメニュー表」にはそういう感じの「??」というのは無かった…

こういう飲食店でのメニュー表に関しては…個人的には「現地での呼び方」に関心が在るので、そういう情報も載っていると好いとは思うが、そういうことをやり出すと「文字が溢れて訳が判らん…」という迷惑な代物になってしまう。他所では「大胆に写真を入れたモノを冊子化」という形で「国外からの来訪者」に対応しようとしている例も見受けられたのだが…ここでは「殆ど文字のみ」であった。

それにしても…「国外からの来訪者が立寄る」ということを「強く意識」していることが伺える…

「光跡」と<黄金橋>…(2018.09.29)

「夜景を…」という話しで、6月に知り合った地元の方とドライブ…

<ルースキー橋>が少し近くに視えた辺りから<黄金橋>の側へ…街の中心側から<黄金橋>を渡り切った辺りにオペラ劇場が設けられているのだが、その辺りに立寄ってみた…

↓歩道橋のような場所から…「<黄金橋>の出入口の道路」が正面に視える!!
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↑ウラジオストクは、当然ながらロシアの交通ルールが適用で右側通行…画で視ると左側の車線が「街の郊外、ルースキー島の側へ向かう」という車列だ…テールランプが視える筈の右側は交通量が少な目である…

ウラジオストクは、1860年に総督の訓令が在って港や街を建設するとした故事を以て「建都」ということにしているのだが…或いはこの<黄金橋>が完成して供用されたという近年の出来事は、「建都以来の重大事」かもしれない。永く考え悪かったような人やモノの流れが出来ている訳だ…限られた人しか出入しなかったらしいルースキー島などは、「そこだけで一つの街」というような数の関係者が動く総合大学が立地している。そういうことが出来るのも、<黄金橋>で街との往来が楽になったからに他ならないのだ…

そんなことに想いを巡らせながら…ドンドンと三脚に載せたカメラのシャッターを切っていた…

[参考]
>>「地元のツアー」に参加してみて「今年の(ここまでで)最も良かったかもしれない日!!」というようにさえ思った件…

船上から<黄金橋>を望む…(2018.09.30)

好天に恵まれた中、ウラジオストク港を航行する遊覧船に乗船してみた…

船は何やら賑わっていたが、上部の甲板、外がよく視えるデッキに陣取って約1時間の航海を愉しんだ…

↓船が乗場を離れると、大きな橋梁の姿がよく視える…
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↑船の周囲を鳥が舞う…

鳥に関しては…主に団体客のようだが、鳥に向かってパンを小さく千切ってばら撒いている様子で、それを狙って船を周辺に鳥が舞っていたということだったようだ…

画の左側が、街の古くからの中心街寄りである。右側はルースキー島へ通じる橋にも連なって行く地区だ…雲が適当に散った蒼天の下、波静かな海を船で…なかなかに愉しい時間だった!

広角ズーム装着の<X-Pro2>を手に甲板に立ち、眼にした光景を積極的に撮って過ごしていた…

↓船はルースキー島側へ出てから乗場へ戻るのだが…遠ざかる船を鳥達が何時までも追掛けて来る感じだった…
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連なる雲の下…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.29)

ウラジオストク空港から鉄道駅に近い都心の宿までタクシーで移動した…どうしたものか、何時ものバスがなかなか現れなかったのだった…

蒼天に白い雲をやや多目に散らしたような感じの空模様の下、小一時間走ったが…途中で多少の雨が交じった…にわか雨?通り雨?何と呼べば好いのかよく判らないが…

目的の宿に到着し、部屋に通して頂いて、嵩張るモノを置いて戸外に出た…昼食を摂って、そのまま街を歩こうと、必要なモノ―写真を撮る道具位なものだが…―をトートバッグに入れて出た…既に雨は降っていない…晴れて陽射しが感じられた…

「大浴場の洗い場のような…」と自身では形容するのだが…多少の湯気が感じられる「大浴場の洗い場」という感じで、雨の後の湿潤な空気が陽射しで温められ、「生温いような、肌に“触れる”かのような空気」が少し感じられた…多分、20℃に届かないような気温だったと思うが…気温以上に温かい感じもした…

↓アレウツカヤ通やスヴェトランスカヤ通へ進む前に、客船ターミナルの辺りに立寄って巨大な橋梁をゆったり眺めてみた…
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↑蒼天に白い雲を丁寧に貼り付けたかのような…そういう空の下、橋梁や沿岸の構造物や停泊中の艦船が静かに佇んでいる…

↓高い空まで、雲が複雑に折り重なっている…
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こうやって<黄金橋>を眺めると、「ウラジオストクに着いた…」と実感する…

<ルースキー橋>:夜空に浮かぶ…(2018.09.29)

6月にウラジオストクを訪ねた折り、ボートで海を巡るツアーに参加して愉しかったという経過が在った…非常に愉しかった!

その際に地元の方と知り合い、その後も多少のやり取りが在って、「またウラジオストクを訪ねる機会が在れば是非会いましょう!」ということになっていた…今般、それの実現を図ったのだ!

当初は「日没の頃の風景でも…」という話しが、急遽の予定変更で「夜景を…」という話しになったが、とりあえず出掛けた…

中央広場周辺、沿海地方政府本庁舎ビル辺りの駐車場で落ち合ってドライブである…

↓<黄金橋>を渡って、<ルースキー橋>へ乗る手前の辺りで高台に入り込んで<ルースキー橋>を望んだ…
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↑巨大な光の帯が夜空を這っているかのようだ…

三脚に<X-Pro2>を据えての長時間露光である…

[参考]
>>「地元のツアー」に参加してみて「今年の(ここまでで)最も良かったかもしれない日!!」というようにさえ思った件…

灯り…:<黄金橋>(Золотой мост)(ザラトイ モスト)(2018.09.29)

少し高い辺りから下りながら…それでもよく見える<黄金橋>を時々立ち止まりながら眺め、更に下へ進んだ…

↓次第に…灯りがハッキリと力強く視えるような感じになって来た…「建物を縁取る?」かのように設置されている不思議な電飾も視えるようになって来た…
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↑他方で、高い空は午後遅くの明るさが残るような感でもある…

或いは「凄く不思議な感じ」の時間帯だ…この日は好天で、夕刻が「何時までも明るい…」というような感でもあった…

<アルセーニエフ記念沿海地方総合博物館>の建物:日没後…(2018.09.30)

「博物館」というモノの中には…或いは「建物そのもの」も、「博物館の大切な展示品」と言えるかもしれないというような感じの場所が在ると思う…

↓1918年から1924年まで、横浜正金銀行の支店が入っていたという建物…現在では博物館になっている…
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↑アレウツカヤ通とスヴェトランスカヤ通とが交差する辺り…“角”を活かした美しいデザインの建物だ…

こうやって…街角に佇んで、眼に留まった景色をドンドンと写真に…そんな有意義なのか無為なのか判らないような過ごし方…凄く好い感じだ…

今般、「“特別展”が面白いらしい!」ということで、日中に博物館を訪ねた…ロシアの版図が拡がって行くプロセスを紹介しながら、クレムリンから借り受けた、ロシア史の上では貴重なモノが展示されているという特別展を眺めて来た…沿海地方の歴史が判る通常展示も好いのだが、この種の特別展は「なかなか視る機会も…」が紹介されるので興味深い…

日中、素晴らしい好天に恵まれていたが、日没後も長く「薄明るい」感じで、その中で街灯等が灯り、灯りを点けた車輛が多く行き交うという感じだった…