「光の路」と広げた翼と…:<黄金橋>が視える光景(2018.09.30)

↓客船ターミナルの辺り…日出の辺りの時間帯だ…
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↑<黄金橋>の向こうが東寄りな空だ…

上る朝日の光が海面に射し込んで、海面に「光の路」が形成されている…橋梁や手前の艦船がシルエットのように見えるが…手前の柵の辺りで動き回っているカモメ達も、何となく画になる…

ウラジオストクに滞在…朝早くに、この場所を散策し易いような場所に陣取るのが好いと思う…

「ROYCE'(ロイズ)」のチョコレート…:ウラジオストク空港(2018.10.01)

ウラジオストクを早朝に出てユジノサハリンスクへ向かう便…何度も利用しているのだが…今般も利用した…多少のゆとりも持って搭乗手続をして待合に入るためには、宿でタクシーを御願いして、車で空港に入る他無いような感じの時間帯なのだが…

今般…乗っていた車種がそういうように感じる乗り心地なのか、実際にそうだったのか…「かなり飛ばす??」感じの運転手さんであったように思う…日中は交通量が多い箇所で詰まるような場面も在り、ウラジオストク空港から鉄道駅近くの宿まではタクシーで50分弱だったが…早朝は30分を「少し切った?!」という程度だった…

↓タクシーが到着し…未だ夜間の照明が残っている、暗い中で下車し、空港の建物を眺めて一息…不意に看板を眼に留めた…
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↑「ウラジオストクの何か?」と思いながら違和感のようなモノ…既視感のようなモノを覚えたのだが…「北海道の土産」で有名な菓子であるモノの一つ、「ROYCE'(ロイズ)」のチョコレートの看板だ…

こうやって「空港ビルの真ん前」に看板が在ると、「ウラジオストクの何か?」と思ってしまうような気がするが…よく視ると<ROYCE'>というロゴマークの上に「日本のチョコレート」とロシア語で書かれていた…

朝が早過ぎて、流石に営業していなかったが…空港ビルの中に「ROYCE'(ロイズ)」のチョコレートの店が在った…「海外進出」ということでロシアに出ていると聞く…ユジノサハリンスクの商業施設にも店が在るが…国内外の色々な人達が交差しているウラジオストクの空港に、北海道の有名な菓子の店が在る訳だ…何となく面白い…

月と鳩とレーニン…:ウラジオストク(2018.09.30)

好天の日曜日の朝…こういう時は「一寸散策…」が気持ち好いものだ…

ウラジオストクでは、初めての滞在ながら、過去3回の滞在で利用した宿の極近所に陣取り、鉄道駅傍の旅客船ターミナル辺りで海と橋梁との眺望を愉しんで引揚げることにした…

↓レーニン像の辺りに月が見えていたので見上げていたが…鳩が多数飛来した…
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↑レーニン像の周りや像そのものに鳩が集まっていた…

一寸面白い瞬間を捉えることになった…

ウラジオストクの仔猫…(2018.09.30)

高台の上の方…カトリックの教会の辺りから坂を下りると、ルーテル教会が在る…

↓そのルーテル教会の傍に、何やら小さな、少し離れた場所からは不思議な何かに見えたので傍に寄ると…可愛らしい仔猫だった…
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↓暫し、この仔猫の様子を何となく観てみた…
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↓「妙なおっちゃんが僕を視ている…気色悪い…」と仔猫は考えていたかもしれない…
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こういうのに偶々出くわすと、何となく気持ちが和む…

巡洋艦<ヴァリャーグ>(2018.09.30)

ウラジオストク港を1時間で巡る遊覧船…券を売っていて、乗船する場所は「“潜水艦”が展示されている場所の正面」ということになるのだが…同時に「ロシア海軍太平洋艦隊」の“司令部庁舎”が在って、艦船が停泊している辺りの「並び…」ということにもなる…

この位置関係を視た時…「ここで遊覧船に乗れば…或いは?!」と一寸だけ期待した眺望が在る…

↓こんな眺めだ!!
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↑太平洋艦隊の旗艦であるという…巡洋艦<ヴァリャーグ>…真横辺りを遊覧船が通る場面で視られた眺望だ…“主兵装”ということになる対艦ミサイルの発射筒…2連装のモノが4基視えている…反対側の舷にも在る訳で、計16基の発射筒を備えている訳だ…

これは…一寸面白かった!!

<ニコライ2世凱旋門>(2018.06.10)

↓ウラジオストク都心部、スヴェトランスカヤ通から海岸側へ通じる辺り、緑地の中に設けられている門が在る…
10-06-2018 Vladivostok vol01 (29)
↑1891年、皇太子時代のニコライ2世がウラジオストクに立寄ったことを記念したモノである…

↓独特な、面白い形状の建造物だと思った…
10-06-2018 Vladivostok vol01 (32)

ロシア革命後、この凱旋門は取り壊されてしまっていたというが、2003年に復元されたそうだ…来訪者にも人気の場所だが、地元の人達が何かの折に記念撮影をする場所としても親しまれているそうだ…

噴水:アドミラル・フォーキン通(2018.06.11)

↓「歩行者天国」風な設えの、緑地のようになっている道路の真中に、幾つもの噴水が並んでいる場所が在る…
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↓並ぶ噴水の向こうが海、西寄りな空だ…
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この通…散策する人も多く見受けられ、通った日は休日だったので、何やらバンド演奏をしているグループや、居合わせた人達が辺りでダンスをしているというような様子も見受けられた…

そういう様子を視ながら、何気なく噴水を眺めて一息入れていた夕刻だった…

<Гранд каньон>(グランドキャニオン)(2018.06.10)

↓ウラジオストクでのランチタイムに楽しんだメニューである…
10-06-2018 Vladivostok vol01 (18)
↑名付けて<Гранд каньон>(グランドキャニオン)…立寄った店では「標準的」に視えるボリュームだ…(「流石に驚く…」というボリュームのモノも在る…)

↓ウラジオストク市内に「初めて!」踏み込んだ4月、鉄道駅へ向かうバスがアレウツカヤ通をゆっくりと進んでいた時、「もう少しで着く?」と思いながら眺めた窓にこのウィンドーを視たのが<DAB>との出会いだった…
10-06-2018 Vladivostok vol01 (11)
↑以降、ここには「ウラジオストクを訪ねる都度」に立寄っている。

↓こういう具合に、付け合せのポテトやサラダが一緒に供されるスタイルも多い感じだ…
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店は、アレウツカヤ通がスヴェトランスカヤ通と交差する辺りに近く、何時も何となく賑わっている…旅行者も多い…私自身のような「アジア系」が立寄ると、店員さんが何となく「韓国語メニュー」を持って現れる場合も在る程度だ…(そういう時…「すみません…読めないので…」とロシア語のモノか英語のモノを寄越してもらう…)

4月だったが…何となく混み合っていた中、カウンターに陣取ってビールを啜っていた私が、何気なく時計を視た…すると店員さん達が小声で一寸話していて、その中の一人が近付き「混み合っていて、纏まったオーダーを調理している関係上、少しお時間を要していて…すみません」と、英語に多少ロシア語が交じった感じで話し掛けられた。私は「気にしないで…何となく時計を視たら、“サハリン時間”のままで、そう言えばここと1時間も時差が在ったと考えていただけだから…」と応じた。これを契機に…その時に居合わせたお店の人達は「サハリン辺りの人で、何かでウラジオストクにやって来る機会に寄っている人」と覚えてくれたのかもしれない…

それはどうでもいいのだが、居合わせている来店客に真面目に目配せをしながら料理や飲物を、そして愉しい一時を供してくれようという雰囲気が非常に気に入って、ウラジオストクに在る時は、場所の便利さと相俟って立寄りたくなる訳だ…

何か…この<DAB>のカウンターに陣取って、ビールを啜りながら料理を待って、出て来るハンバーガーをゆったり頂くという感じが酷く懐かしいように思えることが在る…

>><Халк Хоган>(ハルク・ホーガン)(2018.05.05)

>><DAB : Drink and Burgers>:ウラジオストク(2018.04.14)

<ムーミー・トローリ>(2018.06.11)

↓ウラジオストクでは、少し名前が通ったバーである…
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↑ソ連時代末期に色々なロックバンドが注目されたのだったが、その中でも異彩を放った「ウラジオストク出身」のバンド、<ムーミー・トローリ>に因む店名…聞けば、バンドのリーダーが経営会社に関与しているらしい…

↓渋い店内だ…
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↑遅めな時間帯の賑わいの前に、一寸だけ立寄った…

↓昔のレコードが、壁の上にオブジェ風に飾られていた…
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↓カウンターに陣取って、スコッチをロックで…
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↓そして<ロングアイランドアイスティー>も…
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また、ゆっくり寄りたいような雰囲気だ…

うねる海面と<ルースキー橋>(2018.06.10)

↓総じて静かではあっても海の上はうねる…そのうねりが西日に輝き、向こうに巨大な橋梁と、街並みの極一部のシルエット…
10-06-2018 Vladivostok vol02 (32)
↑そういう光景を見下ろしながら、複雑な雲が適度に拡がる空…そして一羽の海鳥…

これもなかなかに気に入っている画だ…

<ルースキー橋>からボートで遠ざかる…(2018.06.10)

↓なかなかに気に入った画である…
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↑ボートで航行し、巨大な<ルースキー橋>の間近や真下を通り、やがて遠ざかって行くという場面だ…

巨大な橋梁の向こうは西寄りな空…ウラジオストクの街並みの一部がシルエットとなり、空に散った雲が西日の干渉で輝く…そして「深い入り江」で静かな海は、航行するボートが波を立てている…

忘れ難い日の、記憶に残る光景だ…

<中央広場>:ウラジオストク(2018.06.10)

↓待ち合わせのために立寄った広場である…
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↑夕刻は画の奥が西寄りなので、「逆光」になるような位置から、広場の低い位置に在る2組の群像の中、一方を眺めていた…

雲の感じが面白く、ミネラルウォータの<シュマコフスカヤ>の看板も覗くが、多数の鳩が居て、時々カモメも交じって「独特なムード」が在った…

<ルースキー橋>:入り始めた灯りが目立つ前:海上から望む(2018.06.10)

↓橋梁、殊に大きく見栄えがするモノに灯りが入り始める頃というのは、視ていて面白い…
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↑やや肌寒い船上で、飽きもせずに眺めていた様子である…

眺めて見栄えが好いこの橋だが…ウラジオストク都心部から、もう1つの橋も経てルースキー島までが「繋がった」という状況をもたらし、或いは「1860年の建都以来、最大のインパクト?」という状態になっているようにも思える…非常に興味深い…

ルースキー島:極東連邦大学周辺の公園:海上から望む(2018.06.10)

↓ナイトブルーの空と、それを映し込む鏡面のような海の狭間に、様々な光が煌めく…
10-06-2018 Vladivostok vol02 (67)
↑ルースキー島の沿岸部が視える辺りに寄せたボートの上からの眺めだ…

ルースキー島の「APEC会場跡地」に、ウラジオストクの有名な研究教育機関である極東連邦大学が本拠地を移し、周辺の整備が進む中、沿岸部は美しい公園として整備されている…

その公園部分にカラフルな灯りが入っているのだ…そして光に浮き上がる公園の木々の向こうに、少し背が高い大学の建物が覗いている。

存外に「視る機会が少ない?」ような気がする眺めで、こういう様子に出会えたのも非常に幸運だ…

搭乗へ…:ウラジオストク空港(2018.06.12)

搭乗待合室で搭乗の案内が在って、ボーディングパスを示して扉を潜り、階段を下りる…待っているバスに乗ることになる…

↓バスの中、何となく乗客が揃うまでの待ち時間が在り、何となく窓の外を眺めた…
12-06-2018 on trip (6)
↑ボーディングブリッジ使用なら、手前の白い飛行機の辺りに搭乗する飛行機が在る筈だ…であれば、この角度から飛行機は視えない…

少し奥の、鮮やかなグリーンの機体…これが利用したS7航空の機体だ…バスは画の左側の方向に進み、大きく廻り込んで、機体の辺りのタラップ前に向かった…

毎日のように飛行機に乗るのでもない訳で…こんな様子が眼に入るのは、飛行機での旅ではお楽しみの一つである…

持ち帰りの珈琲…(2018.06.11)

↓ウラジオストクの都心部で、「ドリップ方式で淹れている」という珈琲を売っているカフェを見付け、極短い滞在期間中に何度か立寄った…
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↑持ち帰りで御願いした珈琲だったが、店内が空いていて、御迷惑ということも無さそうだったので、思わずカップを写真に収めた…

カップにシールが貼り付けられ、7月6日から7月8日で予定されているという、このチェーン店が関与する珈琲の見本市的な催事の告知を行っている…

何れにしても、出先で強く記憶に残るような、「気に入るカフェ」と出くわすのは、嬉しく愉しいことである。

ウラジオストク空港周辺の上空…(2018.06.12)

ウラジオストク空港を早朝に離陸し、未だ「Доброе утро」(ドーブラエ ウートラ)(=Good morning)という挨拶で差支えない間の時間帯にユジノサハリンスク空港へ到着…そんなスケジュールで動いていた…

↓無事にウラジオストク空港を離陸して程無くの様子だ…
12-06-2018 on trip (11)
↑搭乗機が静かに上昇する中、やや多いようにも視える雲の間から朝の光が降り注ぎ、緑が濃くなっている沿海地方の陸地が眼下に覗く…

何か、酷く強く印象に残る光景だ…旅から戻って時間が経つ程に思い出される様子である…

聖パウロ・ルーテル教会:ウラジオストク(2018.06.11)

↓ドイツ、またはドイツ語圏の国々で見受けられる教会を思い浮かべる建物だ…実際、かなり古い話しになってしまっているが、ドイツ語圏の国々を訪ねてこの種の建物を色々と視た記憶は在る…しかしこれを視掛けた場所は、ウラジオストクである…
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↑ウラジオストク都心部の海岸寄りに延びるスヴェトランスカヤ通を西寄りから東寄りへ進み、金角湾を跨ぐ巨大な橋梁<黄金橋>の下を潜って、更に少しばかり進んだ辺りに見受けられる…

↓「明らかにロシア以外の何か…」と思わせるが、ドイツ人建築家が設計して1907年から1909年で建築された教会であるそうだ…
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↑当時はドイツ系の人達も多くウラジオストクに在って活動しており、ルーテル教会の信者も多く、こうした教会の建築に至ったのだという…現在の<GUM百貨店>の建物を建てたドイツ系の会社が、資金の拠出で大いに協力したという…

↓建物の直ぐ脇が坂道で、ケーブルカーの「下側」の乗降場へ続く辺りなのだが、建物の側面や裏の様子が面白い…
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↓坂道を上がった辺りになる、建物の裏側からの眺めだ…
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中にはドイツ語圏の教会に見受けられるようなパイプオルガンも在るらしい…それを使うコンサートの告知が、近隣やウラジオストク都心部等で幾分見受けられた…

教会は1935年に閉鎖された後、建物が色々な用途に用いられ、1997年に至ってルーテル教会に復旧したのだそうだ。この建物は、ドイツでも「海外のドイツ文化遺産」として高く評価されているという…

このドイツ系のルーテル教会は、色々な人達が出入して、各々に活動していたという、「ウラジオストクの歩み」が色濃く反映された存在と言い得る建物だと思う…

夜の船着き場…(2018.06.10)

↓金角湾を跨ぐ橋が少し遠くに視える…
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↑小さなボートが集まっている場所だ…ここからウラジオストクの海へ出て、方々を眺めて戻った訳だ…

愉しかった時間の余韻で眺め、何となく写真に収めたが…早くも少しだけ懐かしさを覚える光景だ…

<ルースキー橋>:日没後:海上から望む(2018.06.10)

↓巨大な橋梁に灯りが入った様…静かな海面に、灯りの入った橋梁や、周辺道路の街灯が映り込む様…
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↑多少の肌寒さを苦にもせず、ボートの上から眺め入った光景である…

ウラジオストクで半島とルースキー島とを結んでいる巨大な橋梁だ…大変に愉しかったツアーと相俟って、こんな光景も忘れ難いものになっている…

暁:レーニン像…駅…橋梁…(2018.06.11)

前夜は真っ暗になるまで動き回り、「プラス1時間」に馴染んだ身体では「多少の夜更かし?」だったにも拘らず、確りと「明るくなるような頃合い」に起き出してしまった…

そして「天候?悪くない…」となれば、少しばかり辺りを散策してみるのが、出先では「好い!」と思っている。

↓初めてウラジオストクに着いた時以来の「気に入っている場所」を眺めに行ってみた…
11-06-2018 in morning at Vladivostok (3)
↑レーニン像の背中側から、ウラジオストク駅、海と橋梁が視える方向が東寄りに相当する。暁の空の雰囲気が好い…適当に散っている雲の形と光加減が面白い…

たった3回…各回共に2泊で、極々短い滞在に留まっている、さらに3回中の2回は「早朝出発」なので更に滞在が限定的なウラジオストクではあるのだが、それでもこ「この光景」は「何時も記憶の何処かに…」という感である…

ウラジオストク空港のS7機 A320 (2018.06.12)

↓早朝のウラジオストク空港…搭乗予定のS7航空の機体が待機している…
12-06-2018 (P7700)
↑6月の明るくなる時間帯は早めで、鮮やかな機体が朝の光に輝いて見える…

こういう画を撮ることも叶う、ズームレンズ搭載のP7700も持って行っていて、何となく撮った画だ…

待機中な飛行機の様子を視て、「搭乗の時はバス?」と思ったが、案の定だった…

朝の金角湾:<黄金橋>が視える光景(2018.06.11)

朝、客船ターミナル辺りを散策した…

↓天候に恵まれた滞在期間だったが、朝の様子が好かった…
11-06-2018 in morning at Vladivostok (22)
↑金角湾を跨ぐ橋が輝き、上空の雲も面白い感じだ…

こういう光景に出会う…というだけでも、ウラジオストクを訪ねてみる価値は在るかもしれない…そんなことを思いながら写真を視ている…

“ガーゴイル”が飾られた建物:オケアンスキー通(2018.06.11)

<中央広場>が視える辺りから、北寄りな方向への上り坂が在り、交通量も多い…オケアンスキー通だ…

↓オケアンスキー通の上り坂に入って程無く、不思議な飾りの在る建物が眼に留まる…
11-06-2018 Vladivostok vol02 (8)
↑“ガーゴイル”と呼ばれる想像上の動物だ…

↓坂の上の側、建物の側面の感じだ…
11-06-2018 Vladivostok vol02 (9)
↑欧州で流行った経過が在るような感じの造りで、色々な飾りが面白い…

この建物…嘗ては「日本総領事館」であった建物なのだそうだ…

1876年に当時の日本政府はウラジオストクに「貿易事務館」を設置し、それが1907年に至って「領事館」ということになったという。その後「総領事館」に格付けが上がっている。そして1914年に最初の木造の建物が取り壊され、現在は博物館になっている建物に総領事館が入居し、1916年に画の建物が完成して総領事館になったのだという。そして1946年まで、この建物が総領事館であったのだということだ…

因みに…この建物は、現在は裁判所になっているそうだ…

不意に古くからの経過が覗く建物に出くわす…こういうのが、他所の街を散策する楽しさである…

坂道に並ぶ建物:オケアンスキー通(2018.06.11)

↓ここもまた「坂道の街」という「ウラジオストクらしい」ような雰囲気が色濃く感じられる場所だ…
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↑右側に並ぶ少し古い建物…同じような建物が「段々」に並んでいるのである…

建物は、何かの小さな会社のオフィスや店として利用されているように見受けられた…「どの位の年月を経ている?」と、少し見入ってしまうような、「褪せた感じの煉瓦」で外壁が築かれていた…

欧州諸国では「旧い建物の外観を活かす」という傾向が強いように思うのだが、そういうことを想起させるこのウラジオストクの様子を視ると、「ここもまた“欧州”?」という感を抱く…

序でながら…坂を上がるオートバイが写っているが、ウラジオストクではオートバイも存外に多いような気がした…

オケアンスキー通(2018.06.11)

↓「坂道の街」という「ウラジオストクらしい」ような雰囲気が色濃く感じられる場所だと思う。
11-06-2018 Vladivostok vol02 (11)
↑坂道を上って、振り返って撮った画だが…「坂道と坂道とが交差」という、少し複雑な感じになっている…

坂を下りた辺りに、<中央広場>に立つ記念碑の、旗を手にした赤軍兵士の背中が視え、記念碑の向こうに海が覗く…

このオケアンスキー通は、街の北側へ長く延びている通で、何時も車輛通行量が多い感じだが、休日なので「やや静か?」という具合に思えた…

古くからの郵便局舎:スヴェトランスカヤ通(2018.06.10)

昼食を摂りに出た足で、ウラジオストク都心を少し散策した…

↓午後の光線が、装飾的な壁面に独特な陰影を創り出している…思わず、足を停めて眺めてしまった…
10-06-2018 Vladivostok vol01 (28)
↑スヴェトランスカヤ通の、エレオノラ・プレイの像の傍だ…或いは、彼女がウラジオストクに在った時代―1894年から1930年まで―には既に在ったかもしれないと思わせる建物だ…

現在、郵便のセンターになる局はウラジオストク駅の前に在るようだが、古くはこの建物がメインであったのだと想像する。現在は郵便を送るための受付を行う窓口等が入っている様子だ…

海岸部の平坦な感じになっているスヴェトランスカヤ通には、こういう「少し長い歴史」を思わせる建物が並んでいる…

アレウツカヤ通とスヴェトランスカヤ通との交差点(2018.06.11)

「時には…」とウィスキーやカクテルのグラスを傾け、少しばかり馴染んだアレウツカヤ通をゆったりと歩き、「宿に引揚げる前に、軽く夜食を頂いて…」と考えながら、スヴェトランスカヤ通との交差点に至った…

↓大変に気に入っている眺めでもある…少し暗くなり始めたような、未だ灯りが入らない頃の風情である…
11-06-2018 Vladivostok vol02 (43)
↑「休日の夜」で、やや交通量は少ないかもしれないが…「何時でも静か過ぎる…」という感の稚内のような場所を思えば、「充分に賑やか」という程度に感じる…

恐らく…建都から日が浅い頃には、(当時と呼称が異なるかもしれないが)「南北に延びるアレウツカヤ通に対して、東西に延びるスヴェトランスカヤ通」という感じで街路が整備され、順次色々な通が登場して行ったのであろう…「街の歩み」と共に在るような通が交差している場所だ…

前日に参加したツアーの時、船着場から<中央広場>へツアー会社の方の車で移動した。その時、「スヴェトランスカヤ通には“100年を超える経過”を有するような建物ばかりが並んでいる」としていた。趣きが在る、旧い建物が多く見受けられるスヴェトランスカヤ通だが、「近年の街の様子に大きなインパクトをもたらしている」と見受けられる巨大な<黄金橋>の一部が視えているのも面白い…これが加わることで、「ウラジオストクが歩んで来た経過と未来とが同居している」という不思議な空気感が生まれているようにも視える…

何度でも佇んでみたいような地点だ…

バサルギナ岬周辺の岩礁(2018.06.10)

<ウラジオストクの灯台>というツアーに参加し、ボートでウラジオストク近海を巡る中、バサルギナ岬灯台の辺りに至った…

↓辺りに不思議な形の岩礁が在った…
10-06-2018 Vladivostok vol02 (42)
↑特段にハッキリと名前が在るでもないようだ…ガイドも「そう言えば…名前は聞いたことが…」ということで、海域内の目印になりそうなモノにより明るいと見受けられる船長に訊ねたが、船長も「そう言えば名前は聞かない…」ということだった…

そんな「名も無き」という岩礁だが、多くの海鳥が群がり、独特な風情が在り、ボートに乗り合わせた一同が各々に写真に収めていた…

西寄りな空を背景にしている岩礁だが、海鳥達のシルエットが無数に岩礁の上に視えている…これも「忘れ難い風景」である…

<黄金橋>(2018.06.11)

金角湾を跨ぐ巨大な橋梁である<黄金橋>は、「ウラジオストクの新しいシンボル」のようになっていて、そのイラストや写真が採用されている土産物も多く視掛ける…

この巨大な橋梁に関しては、初めてウラジオストクに上陸した時、深い霧の故に「あんなに大きなモノが…視えない…?!」という“怪異”な経験もしたことから、「ウラジオストクでは、とりあえず視なければならない…」と勝手に思っている一面が在る…

↓そういうことで…宿の朝食を頂いた後に、<黄金橋>が視える高台に足を運んだ…
11-06-2018 Vladivostok vol01 (17)
↑今般は「ケーブルカーが定期整備のために運休中」という状況に当たったので…ケーブルカーの脇に在る、少し古びた急峻な階段を歩いて高台に上がったのだった…それ故に、この景観を嬉しく眺めた…

↓少しだけ角度をずらして眺めてみると…左側のやや背が高い建築群の向こうに<ルースキー橋>の高い塔が聳え立っている様子も視える…
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今般、こうしたウラジオストクの巨大な橋梁に関して、興味深く眺めるに留まらず、実際にバスや乗用車で渡ってみる機会も在った…

それにしても…この金角湾の<黄金橋>が視える高台に関しては、団体旅行の人達を乗せたバスが切れ間なく近くに発着していて、少しだけ驚く程度に多数の来訪者が見受けられた…この高台…「ウラジオストクを訪れる人達の“必須”な場所」という感になっているかもしれない…