<721>:青柳町停留所付近:函館の路面電車(2019.09.02)

↓2つの運行系統が枝分かれする十字街停留所の側から電車がやって来た…
02-09-2019 Hakodate (74)

↓青柳町停留所に電車が停まり、乗降が行われる…
02-09-2019 Hakodate (75)
↑広告塗装が施された<710形>の<721>である…

↓青柳町停留所は終点・起点の谷地頭停留所の1つ前だ…電車は谷地頭停留所を目指して動き始める…
02-09-2019 Hakodate (76)

↓少し経つと、電車は谷地頭停留所を経って青柳町停留所に向かって来る…
02-09-2019 Hakodate (80)
↑この辺りは「坂道の軌道」で、行きかう電車を観るのが少し面白い…

↓青柳町停留所に<721>が接近する…
02-09-2019 Hakodate (82)

この<721>に乗車して、函館駅前停留所へ移動したのだった…

実は…初めてこのあたりへ足を運んだのだが…なかなかに眺めが面白かった!

<相馬株式会社>:函館・大町(2019.09.02)

↓路面電車の軌道の傍に、古色蒼然という感の建物が見受けられる…
02-09-2019 Hakodate (18)
↑路面電車の、殊に少し新しい感じの車輌が通り過ぎると、何となく不思議な雰囲気を醸し出す…

↓これは<相馬株式会社>という会社の建物だ…
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<相馬株式会社>は1863(文久3)年に箱館に起こった米穀店を起源としている。明治30年代に現在の社屋の辺りで活動をするようになったが、1907(明治40)年の火災で当時の社屋が焼失してしまった。そして1916(大正5)年に現在の建物が完成して現在に至っている。現在の<相馬株式会社>不動産賃貸等を主業としているそうだ…

↓大正時代位までに見受けられた土蔵造というような感じとも異なる、独特な洋館風の建物には眼を奪われる…
02-09-2019 Hakodate (20)

こういう歴史を感じさせる建物とさり気なく出くわすというのは、函館という街の少し面白い一面だと思う…

<ラッキーピエロ>のTシャツ…(2019.09.03)

函館でよく知られたチェーン店の<ラッキーピエロ>で夕食を摂った経過が在った…

独特な華やぎが在ったあの<ラッキーピエロ>の店内に、色々な“オリジナルグッズ”が飾られていた。注文や支払を行うカウンターで、眼に留めたグッズに関して「販売しているのか??」と尋ねた。商品名や価格が判り易く示されているでもないように見えたからだ…店員さんは「販売しています!」と応じるので、求めたい旨を申し出て…「これは“函館らしい”という感の、好い土産に!」と御機嫌で宿に引揚げたのだった…

↓こういうTシャツが<ラッキーピエロ>の店内で売られていたのだ!私が着用する大き目なサイズに至るまで揃っていて、色は様々なモノが用意されているようだ…
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↑ピエロがハンバーガーを手にしているかのように見えるイラストを円で囲むようなロゴマーク…そして「HAKODATE」である…

私のような…「ハンバーガーが好きなおっちゃん」には、こういうようなモノが…酷く合うかもしれない…“ラッキー”という店名の一部は“幸運”の意だからと言って、着ていて好運になるか否かは不明だが…

自身が立寄った<ラッキーピエロ>店内では、何となく飾っていて、店員さんに申し出て求めたのだが、店舗によっては少し前面に押し出して陳列しているのかもしれないが…何れにしても、常用し易い範囲の落ち着いたデザインで、函館を動き回った想い出が滲むような感じな存在感で、非常に気に入っている…或いは有名なモノか?或いは、意外に知られていないかもしれない?

※写真そのものは旭川の宿で撮ったものだが、この記事は「函館の土産」という画なので、記事カテゴリ「北海道/函館」に分類しておきたい…

<太刀川家住宅店舗>…:函館・大町(2019.09.02)

路面電車の運行系統“5”の起点・終点となる<函館どつく前>停留所の手前…大町停留所の辺りに至った…

↓こんな建物が在る…
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↑右側が<太刀川家住宅店舗>という建物だ。1901(明治34)年に米穀商で、廻漕業(海運)等も手掛けていたという太刀川家が店舗兼住宅として建てた、煉瓦造と土蔵造を組合わせた、独特な様式の建物である。左は1915(大正4)年に増築されて応接間等の用途に充てられたという木造の洋館である…

↓建物側に近寄ってみた…
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↑なかなかに趣が在る…

↓洋館は「こんな外観の建物に住んでみたい…」というような憧れのようなモノを抱いてしまう…
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以前はここにカフェが設けられていたが…建物の修繕に向けた調査等の都合で、2018年10月に閉店したそうだ…それはそれとして、こういう「往年の凝った建築」は外観を眺めるだけでも、近くを訪ねて嬉しくなる…

<8101>:大町…:函館の路面電車(2019.09.02)

↓大町で見掛けた路面電車…
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↑新しい感じの車輌で、背後の古そうな建物との対比が面白い…<函館どつく前>へ向かっている…

この車輌…<8100形>は、この<8101>の1輌しか無いそうだ…そのために見掛ける機会はやや少ない…

2002年に部分的な低床化を図った改修を行って登場した型だが、低床とした他方に車内で少し大きな段差が生じてしまい、それがやや危険で不評なためにこの形式の増備を断念したということだ…路面電車は新旧様々な車輌が同じ軌道を行き交うというのが面白い…

函館も、気軽に路面電車を利用して街を巡るのが楽しい場所だと思う…

<函館氷>のTシャツ…(2019.09.03)

↓函館の<五稜郭タワー>館内に在る物販コーナーで見掛けて、思わず求めてしまったTシャツ…
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↑<函館氷>と、渋いような、華やかなような、何となく味わい深いロゴマークが大きく背中にプリントされている…

<函館氷>というのは、五稜郭の濠の氷を切り出して売ったということに起源を有する、1871(明治4)年から1940(昭和15)年頃まで売られていた、函館の天然氷のことである。この<函館氷>は、1891(明治24)年に「内国勧業博覧会」で賞を受けたという、国内で高く評価されていたモノであったという…

五稜郭を訪ねた思い出が滲む<函館氷>のTシャツ…“氷”とプリントされていれば「多少は涼しい??」かと考え、「(稚内では)異例の中の異例…」という程度に暑くなった日に朝から着用したが…一寸歩き回れば酷い汗で…午前中には“洗濯物”のバスケットに脱ぎ捨ててしまった…

※写真そのものは旭川の宿で撮ったものだが、この記事は「函館の土産」という画なので、記事カテゴリ「北海道/函館」に分類しておきたい…

<スーパー北斗>:キハ261系ディーゼルカー:函館駅(2019.09.02)

函館・東室蘭間を特急列車で移動しようとすれば…指定席が満席だということで自由席に乗車することにした…

自由席の座席を確保すべく、列車が入線して乗車可能になる時間帯を確認しようと、列車が出る1時間程前に改札口辺りで様子を伺えば…既に乗車可能という話しに…

↓未だ混み合っていない状況の中でホームに出て、車輛を眺めた…
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↑宗谷線でも見受けられるキハ261系の新しいバージョン…塗装が宗谷線で視掛けるモノとはかなり異なる…8輛編成の列車で、列車の先頭になる8号車と7号車が自由席だ…

↓函館駅のホームはややきつい弧を描くようになっていて、長い編成の列車が停車していると何となく美しい…
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この列車…新幹線と接続する新函館北斗駅以降は酷く混み合っていた…少し驚いた…

<812>:谷地頭停留所:函館の路面電車(2019.09.02)

↓運行系統“2”の起点・終点となっている谷地頭停留所である…
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↑右側が下車する場所…乗車する乗客達は左側で待って乗車する…

↓軌道の終端部が在って、その手前に電車は停まる…
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この<812>の<800形>は1962年から1965年に製造されているというが、<812>は1965年生まれであるようだ…54年働いている訳だ…

↓様子を視ていると、程無く電車は動き始めた…
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↓単線になっている停留所辺りから進むと、複線になっている通常の運行区間に入り、左側の軌道に入る…
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↓そして電車は進んで行く…この場所は少し傾斜も在る…
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この谷地頭停留所付近も、なかなかに味わいが在ったように思う…

日和坂の船魂神社(2019.09.02)

函館は坂道が多い…海岸部の平地に延びている街路に、傾斜になっている場所が迫っていて、傾斜の上に在る街区から海岸部へ通じる坂道が何本も在る。その坂道には、愛称、通称が色々と在るようだ…

↓日和坂という坂道を上がり切ったような辺りからの眺望だ…
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↑眼下には…建物の間から港の一部が覗く感じだ…路面電車で下までやって来て、坂道をゆっくりと歩いて上がった…

昔、この辺りで海の様子や空模様を眺めて「今日はどうしようか?」というようなことをしていた人達が多く在って、何時しか「日和坂」と呼ばれるようになった…というようなことらしい…

↓この日和坂の上に船魂神社(ふなだまじんじゃ)が鎮座する…
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↓小ぶりだが、趣が在る…
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保延(ほうえん)元(1135)年に築かれた観音堂に起源を有すると伝えられる、「北海道最古?」とも言われる社だ。平泉で敗れた源義経主従が蝦夷地(北海道)へ渡ったという伝承が在るが、その中でも津軽からこの神社の船魂明神の加護で無事に渡海することが叶ったと言い伝えられているそうだ…

江戸時代の箱館では、この神社は船魂大明神と称して親しまれていたようで、明治12(1879)年からは船魂神社と改称して現在に至っている。

海運や漁業の街という歩みの在る函館である。航海に関係が深いような神社…それも12世紀に起源とされるような古くからの神社…好い感じだ…

<函館牛乳>…(2019.09.01)

両親によれば…幼少の頃(本人がよく覚えていないような時期…)の私というのは、「喉が渇けば牛乳を出してもらって飲むことになっている」とでも思い込んでいるかのように、頻繁に牛乳を飲ませろと騒いでいたらしい…

そんな話しも在る程度で、現在でも牛乳は好んで飲む方だと思う…実際、出先の宿の居室で飲もうと、近隣で牛乳を求めて頂く場合も少なくない…

↓こんなモノに出くわした…
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↑函館の宿に近い店で視掛けて、思わず求めてしまった…他地域では視た記憶が無い…<函館牛乳>である…

これは函館、八雲、七飯の酪農家から生乳を仕入れて牛乳等を出す<函館酪農公社>という会社の製品で、函館や周辺の町で製品が売られているようだ…他地域でこの種のモノに出くわすのは一寸愉しい…

↓<函館牛乳>…勿論、普通の生乳を殺菌してパックに詰めた普通の美味い牛乳だ…酪農家の皆さんに感謝しながら、ゆったりと、函館へ至った旅路と久々に巡った函館のことを思い出しながら頂いたのだった…
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函館八幡宮(2019.09.02)

↓「神威」という額が掲げられた鳥居…なかなかに迫力が在るように思う…
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↓立派な社殿の神社…函館八幡宮である…
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↑この社殿は1915(大正4)年に竣成した建物で、「大正式八幡造」と呼ばれた、当時流行った建築様式の代表的な例ということになるそうだ…

15世紀半ばに築かれた武士の館に八幡神が祀られたというのが八幡宮の起こりであると言われているそうだ…現在の元町に神社が在ったが、1800(寛政11)年に幕府が蝦夷地を直轄地にした際、用地利用の都合で神社は遷座した。この時に現在は八幡坂と呼ばれる辺りに神社が在ったのだという…そして1880(明治13)年に現在の谷地頭に遷座して現在に至っている…

↓境内はなかなかに広く、立派な社殿と相俟って、なかなかに「雰囲気」が在る…
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↓長い石段の上に函館八幡宮は鎮座している…
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函館で、神社関連の催事と言えば、この函館八幡宮の催事が最も賑わうのかもしれないと思わせるものが在った…路面電車の終点から一寸歩くだけの訪ね易い場所だ…

↓この鳥居と社殿との眺め…凄く気に入ってしまった…
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<723>:函館駅前停留所:函館の路面電車(2019.09.02)

函館駅前停留所で電車を下りて、駅前側への横断歩道を渡ろうと様子を伺っていた…

↓反対側に電車がやって来た…
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↓函館駅前停留所の手前は大きなカーブの区間になっている…
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↓白い塗装の古い電車がカーブを曲がって停留所に接近する…
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↑<723>だ…このブログで先に取上げた<716>と同じ<710形電車>で、こちらは1961年に登場している…

↓右側が下車した電車で<721>…左側が現れたばかりの<723>…同型が並んで停車している…
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↑各々“2”と“5”の運行系統番号のプレートを掲出している…

函館駅前停留所は、殆ど何時でも乗降客が多い…十字街停留所から先、“5”は函館どっく前停留所へ、“2”は谷地頭停留所へと軌道が分かれるが、他は湯川停留所まで同じ軌道を走っている…五稜郭公園前停留所辺りから十字街停留所辺りの区間は乗降客が多いような気がする区間だ…

函館の路面電車もなかなかに好い感じだ…

<716>:十字街停留所:函館の路面電車(2019.09.02)

函館も…路面電車が活躍している街だ…安価な<1日乗車券>も在って、なかなかに便利だと思う…

↓その<1日乗車券>を利用して動き回った中、出くわして乗車した車輛…
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↑2つの運行系統―“5”と“2”―が交差する十字街停留所で下車した時の様子だ…

↓屋根の上の集電装置も「Z型パンタグラフ」で、近年の「シングルアーム」に換装されているのでもない…古くからの車輛だ…
02-09-2019 Hakodate (40)
↑塗ったばかりなのだと見えたが…古い形の車輛を真っ白に塗っている…

↓運行系統を示す“5”と書かれたプレートを車輛後尾の正面に挟み込んでいる…「昔の方式」を留めている…
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↓「美しい…」と思いながら見送った…
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これは1959年に初登場し、1961年までの導入された<710形電車>である。<716>は1960年に登場したモノである。もう直ぐ還暦だ…

チャイニーズチキンバーガー…:<ラッキーピエロ>ベイエリア本店にて…(2019.09.01)

↓「これが…噂の…」という代物…確りと試食してしまった…
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↑「中華料理に在る鶏の揚物…」という雰囲気の唐揚と野菜を挟んだサンドイッチ…名付けて「チャイニーズチキンバーガー」である…美味い!!

↓ピエロのキャラクターを看板に使うハンバーガー等を出すカフェ…
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↑なかなかにお洒落な内装を施している店舗だ…

↓函館市内や近郊に幾つも店舗を展開している…
01-09-2019 Hakodate (113)
↑所謂「御当地バーガーのチェーン店」という感じであろうか…

様々な文物が国外からもたらされたというような経過も在るような函館である…こういう「洋風な感じ」というようなモノが意外に似合う…地元の人達に愛され、評判が好いということで来訪者の間でも御馴染みに…そんな風に見受けられる<ラッキーピエロ>である…「北海道は海鮮!」と勝手に決めてくれるのでもなく、こういう「普通に愉しまれているモノ」が広く知られるのは好いように思う…

↓店舗の外観である…多数展開中の店舗で、各店舗毎に色々と工夫した外見にしているらしい…目立つ…
01-09-2019 Hakodate (108)
↑華々しくキャラクターを飾って、中国語の看板まで扉の辺りに在る…何か「無国籍!?」な不思議な雰囲気を醸し出している…

↓この種のモノに関しては…「際限無し…!!」に頂いてしまうような面も在るが…それも「危険…?!」なので、「一番人気!」というチャイニーズチキンバーガーとサラダにストレートなアイスティーということで夕食とした…
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普段は特急列車が走っていない経路を通って函館に流れ着き、五稜郭や箱館奉行所を眺めて当地の歴史に想いを馳せ、函館山から輝く街と港を眺め、夜の街をふらりと歩いて地元の人達に愛されるメニューの夕食を愉しむ…実に好い!

<ニセコ>:函館駅(2019.09.01)

↓<ニセコ>が函館駅に到着した…
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↑列車の後尾となっていた1号車に乗車していた…下車して、列車の後尾だった側から車輛を眺めた…

↓無事に函館に到着し、乗務員も下車して車輛に異状が無い旨を確認していた…
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札幌で乗車の前に指定席券を求めた際、「残りが少ない…」という話しであったが…実際には存外に空席も目立った車内であった…「指定席券だけ求めて乗車しない」という人達が存外に多いのか?!多少スッキリしない…

そういうことは在ったが、羊蹄山、海、大沼、駒ヶ岳等を眺め、山がちな地形の中を列車は力強く進んだ…函館が近くなると“臨時列車”であるが故に、単線区間での行き違いのための“業務停車”が少し多目であったような気がしたが…

↓改札口へ続く通路から<ニセコ>を望んだ…
01-09-2019 trip on EXP 'Niseko' (28)

「少々の“回り道”で…」と札幌駅から何となく乗ることにした<ニセコ>だったが…随分と遠くまで至ってしまった…

箱館奉行所…(2019.09.01)

↓五稜郭の中に再建されている<箱館奉行所>の建物だ…2010年に完成して公開が始まっている…
01-09-2019 Hakodate (28)
↑幕末期に登場し、「箱館戦争」で傷み、極短期間だけ現存していた建物を、永い発掘作業の成果を踏まえながら史料を詳細に検討して綺麗に再建した訳だ…

↓望楼を備えた、なかなかに趣きが在る建物である…
01-09-2019 Hakodate (26)

↓来訪者が多い時季でもあり、望楼で華々しく太鼓を鳴らすパフォーマンスも在った…
01-09-2019 Hakodate (30)

箱館はかの高田屋嘉兵衛が商港として整備を進めた地でもあるが、幕末期に開港されて重要性が高まり、幕府は箱館奉行を任命するようになった。その拠点としてこの奉行所は築かれた…

完成から然程の年月を経ずに幕府が瓦解し、一時は新政府の役所が奉行所に入ったが、旧幕府系の勢力が蝦夷地を占拠して新政府に抵抗した際にこの五稜郭が本拠地となり、奉行所の建物は彼らの司令本部になった訳だ…そして「箱館戦争」である…

箱館戦争の頃…当時最大の威力を誇った大砲は軍艦に搭載されていたモノであったが…沖に停泊して、そこから発砲すると五稜郭辺りに砲弾は到達した…実際、抵抗勢力を一掃しようとした新政府軍は五稜郭に艦砲射撃を加えたというが…その際に奉行所の建物の望楼が「格好の的…」になってしまったようだ…当時は、少し小高くなった城塞にやや背が高い建築なので、望遠鏡で沖の船上から見えたようだ…

↓函館の歴史を伝える建物…久し振りに間近で眺める機会を設けることが叶った…
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五稜郭…(2019.09.01)

↓星形の城塞…五稜郭…精確には“跡”な訳だが…綺麗に形が残っている…流れる雲が城塞に影を落とし、影も流れている…面白い眺めを見入ってしまった…
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↑江戸時代末期に西洋の流儀を容れた稜堡式の城郭として建設された…<箱館奉行所>を設置するために築かれたということで、当初は「亀田御役所土塁」と称されたそうだ…辺りにネコヤナギが目立ったということで「柳野城」という異称も在るらしい…

五稜郭は1866年に竣工し、1868年に江戸幕府が瓦解してしまい、新政府の箱館府が設置されたが旧幕府系の人達が占拠して「箱館戦争」の舞台となった史跡である…

↓こんな<五稜郭タワー>という展望台が傍に在って、星形の城塞の姿を鳥瞰することが出来る…
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随分と久し振りにここを訪ねた…実に爽やかな晴天の中、幾多の小説に出て来る五稜郭を眺めて、色々なことを想い起していた…

函館山からの眺望…(2019.09.01)

半ば衝動的に流れ着いた函館…久し振りだ…函館駅周辺の宿に陣取ってみた…

嵩張るモノは宿に置き、路面電車に乗って出掛けて、ロープウェーに乗り継いで…函館山の展望台に上った…

↓到着した頃はこういう様子…
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↑“夕景”という趣きになり始めたような頃合いだった…

↓日没が近付き、光線が劇的に変わり始める…
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↑そして展望台もなかなかの混雑を見せ始める…

なかなかに混雑する展望台に、確か“リアクション芸人”と称する男性がスクーターで地方の街を巡るというようなテレビ番組のロケをやっていたらしく、一行が現れて騒然となった…

↓何となく騒然としていたが…それはそれとして景色を愉しんでいた…
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↑そのうちにテレビ番組の撮影をしていた一行は姿を消した…

↓日没の時刻を過ぎ、街に灯りが入り始めた…
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↓やがて…街が輝き始める…
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酷く混み合い、それでも団体客等がドンドンやって来る状況…スムースに下りられなくなると観た…そこで、こんな様子を眺めて直ぐに下山した…

この場所は…「天候次第…」という感じもする…こういう評判が好い景色というようなモノは…機会が在れば、とりあえず観ておきたい感だ…

↓混み合う中、“手持ち撮影”で強引に撮った「粗い画」であることは免れ悪いのだが…それでも撮っておきたい画である…
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