205系電車…:仙石線 仙台駅(2020.12.18)

フェリーから下船して、港から街へ向かうバスに乗り、「最も近いJR東日本の駅」であった仙石線の中野栄駅に至った。そこから本塩釜駅へ出て鹽竈神社(しおがまじんじゃ)を訪ね、本塩釜駅からとりあえず仙台駅を目指そうとした。

この日は、仙台周辺地域としては少々多めであると見受けられる積雪の後であったためか、乗車した仙石線の駅では「列車の遅れの御案内と御詫び」という構内放送を随分と聞いた。が…ふらりと駅に入り、掲出されている時刻表を見て「5分位で列車が現れるであろうから、それに乗れば…」という程度に思い、実際に5分程度で列車は現れ、普通に乗車してみて、案内されている所要時間で目的駅に到っていたので、「遅れの発生」は自覚し悪い状況だった…

本塩釜駅で列車に乗ると、存外に長くない駅間隔で停車しながら仙台駅の側へ進んだ。何か「大都市の都心部と、街の周縁部や近隣の街を結ぶ路線」という雰囲気が色濃かった。ICカード乗車券も利用可能だった…

「大都市の都心部と、街の周縁部や近隣の街を結ぶ路線」という風情だと思っていれば、何時の間にか列車はトンネルの中に入り「地下鉄?」という様相の駅に停まるようになった…

↓そして仙台駅だ…
18-12-2020 in Sendai area (6)
↑「色々な路線の列車が発着している大きな駅」である筈の仙台駅という感は薄く、「地下鉄?」という場所に列車は着いた。

そう思っていると「地下鉄への御乗換は次のあおば通駅が便利です」という案内放送も列車内で聞いた…車輌の行先表示も「仙台・あおば通」というようになっていた…

聞けば、仙台と石巻とを結ぶ仙石線は、2000(平成12)年にトンネルが完成したことを受け、地下のホームで発着することになったのだそうだ…

この仙石線で活躍している車輌が205系電車である。未だ「国鉄」であった1985年に初登場した型だが、その後の時期にも製造され、更に方々で改造されて現在も活躍している。仙石線の205系は、2002年から2004年に4輌編成う基本に運用するように改造を施した車輌であるそうだ…

仙台辺りも、近郊を行きかう列車で巡ってみると面白そうだと思った…
posted by Charlie at 06:09Comment(0)宮城県

伊達政宗公…:仙台駅(2020.12.18)

仙台駅で新幹線の列車に乗る前…列車までの時間が少々在ったので、構内の店で飲物を求めるようなことでもしようと少しばかり歩き廻った…

↓こういうモノに出くわした…
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↑自らの居城の城下町として仙台を拓き、現在に至る街の礎を築いたとされる伊達政宗である…

↓概ね等身大であるように見える像だ…こういう具合に、食事を摂るような店が並んでいる仙台駅構内の一隅に、独特な存在感を示しながら佇んでいる…
18-12-2020 in Sendai area (11)
↑高い台座に乗っているのでもなく、「並んで立つことも出来る」というような感じが一寸面白い…

早々と仙台を離れて移動するということにしたのだったが…こんなモノを見掛けて、「もう少し滞在しても…」と思い始めたが…そういう思いは振り切り、「別な機会に…」と

仙台の老舗が製造しているという、仙台駅限定販売らしい銘酒を求め、列車内で頂きながら移動したのだった…
posted by Charlie at 05:51Comment(0)宮城県

鹽竈神社…(2020.12.18)

鹽竈神社の急峻で少し長い石段の参道を慎重に上り、社殿等が並ぶ辺りに至った…

↓鹽竈神社に至る頃には冬の陽射しが少しだけ心地好いような好天ではあった。多分、前夜から早朝だったと思うのだが、少し雪が降って存外に積もったという痕跡も伺える状況だった…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (10)

↓現在の宮城県に相当する地域を知行地としていた江戸時代の大名である伊達家も、「陸奥国一宮」という格式と伝統を誇る鹽竈神社を篤く信仰したようで、神社に寄進したという立派な燈籠が伝えられている…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (11)
↑19世紀初め、奥州の諸大名が各家中の武士達を「北方警固」ということで蝦夷地(北海道等)へ送り出した経過が在る。仙台伊達家もそれに取組んだが、任務が段落した後に仙台の鋳物師に制作させた燈籠を寄進したそうだ…

↓<左右宮拝殿>というそうだ。視れば「左宮」、「右宮」と2つの宮を併せたような体裁になっている…
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↑左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)を、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を祀っているという。何れも「武神」で、武士階級である領主の伊達家等の人達も信仰したのであろう…

↓若干、屋根に雪が残っている感じが、時季らしいようにも思った…
18-12-2020 Shiogama, Miyagi pref (12)

↓境内の案内図が随所に掲出され、存外に歩き易いと思った。しかし、「中途半端な積雪」で歩き悪い状態ではあった…
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↓古くから地域の多くの人達の信仰を集めた伝統の社という、独特な空気感も感じられた…
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↓境内は少し高台で、海も望むことが出来た…
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↓振り返って、この鹽竈神社に辿り着いたことに感謝しながら、本塩釜駅により近い辺りに出られる東参道に入って引揚げることにした…
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↓散ってしまって、溜まっていた葉に雪が被っているという状況が足元に見受けられた…
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鹽竈神社は仙台駅からも然程の時間を要しない本塩釜駅に近い…なかなかに好い訪問先のように思った…
posted by Charlie at 05:47Comment(0)宮城県

<仙臺驛政宗>…(2020.12.18)

最近、酒類を嗜む場合には蒸留酒を好んで択び、醸造酒は少し控えるような感ではあるのだが…

↓仙台駅構内で思わず求めてしまった…
18-12-2020 Train trip (20)
↑古めかしい書体、旧漢字で「仙臺驛」(せんだいえき)と在り、東北地方随一の大都市である仙台の礎を築いたとして、地元では「凄く偉い人!!」ということになっている伊達政宗の名が組み合わさり、<仙臺驛政宗>(せんだいえきまさむね)という銘が冠せられた純米吟醸酒だ…

↓何やら仙台の老舗酒造会社が製造に携わっていて、仙台駅の売店で限定的に売られているという代物であるそうだ…
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↓仙台駅から東京駅へ向かい、新大阪駅へ出ようとした中、仙台駅構内で求めた<仙臺驛政宗>を車内でゆったりと頂いた…
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↓売店の店員さんに「包装は?割れ悪いように…」と訊ねられた。「無用である」と応じ、「この後、列車で早速頂くのだが…」と売店で申し出れば、売店の店員さんは「コップを付けましょうか?」と小さな紙コップを下さった。「忝い…」とコップを頂き、それを使ったのだった…
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順調に旅を続けられたこと…自身が新幹線の車中で寛いで居られること…そして限定を謳う銘酒に出くわしたこと…色々なことに感謝しながら、この<仙臺驛政宗>を空けた…
posted by Charlie at 03:22Comment(0)宮城県

本参道…:鹽竈神社(2020.12.18)

仙台港のフェリーターミナル前から仙台駅へ向かうバスに乗車すると、程無く仙石線の中野栄駅に着くので、そこで下車する…中野栄駅で列車に乗って本塩釜駅へ向かった…

本塩釜駅から10分も歩けば、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の本参道に至る…雪が降り積もった後であったようで、それも“北海道的”に観れば「積雪期としては中途半端に高い気温」という中であったようで、半ば凍ったようなベタベタの雪が足元に貼り付いているような「好くない状態」に陥っている中だった…

↓辿り着いた…
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↓鹽竈神社は「陸奥国一宮」という、なかなかに由緒が在る神社だ…
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↓文字どおりに「見上げるような…」という感の石段が設えられている…
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↓足元の状態が好くない中、多少は慎重になったが、それでも存外にキツい感は否定し悪かった…
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↓見上げていた門の全容が視える辺りまで至ると、「御蔭様で辿り着きました…」と、来られたことに感謝してみたいような気分になった…
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こういうように、興味を覚えた場所へ歩いて、漫然と訪ねてみるようなことをするのが酷く愉しい…
posted by Charlie at 00:43Comment(0)宮城県

<はやぶさ>…:仙台駅(2020.12.18)

↓仙台駅の新幹線ホームに列車が現れた…
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↓次第に減速する…
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↓E5系の特徴的な先頭車の姿が視えた…
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↓全車輛が「指定席」である旨、繰り返し案内放送が車内に流れていた…
18-12-2020 Train trip (17)

盛岡で秋田から来る<こまち>を連結し、計17輛を連ねて走る列車だ…仙台を出ると大宮、上野、東京の順で停車する。要は、仙台以南は首都圏のみの停車になってしまう…
posted by Charlie at 21:24Comment(0)宮城県