↓金沢駅で眼に留めた。
↓「人形は何なんだ?」と思ったが、何やら郵便ポストの上に載っている。
1954(昭和29)年に当時の金沢駅舎が竣工して開業した際、金沢郵政局ではそれを記念して加賀人形を作成して金沢駅東口のポストに設置したのだという。それが駅の改修という中で現在の状態に受継がれているのだという。
↓人形には「郵太郎」という愛称も冠せられているようだ。
実際、このポストに葉書を投函している方を見掛けた。大理石等を混ぜたセメントで造って、表面を丁寧に磨き込んで石のように見えるポストで、加賀人形も載っているが、「普通の郵便ポスト」なのである。ポストにも色々と変わったモノが在るのかもしれない。
金沢駅を発つ…(2023.12.27)
8時24分に金沢駅に着き、改札口を出てみた。8時29分に福井行の列車が出るのだが、その次は9時30分に福井行が出て、列車は9時8分に着く列車の折り返しなので、9時15分頃にでもホームに出て列車に乗り込んで寛いでいると発車という段取りだ。そういうことにして、一息入れた。一息入れたいことに加えて、金沢駅の外観を少し観たいということも考えなかったのではない。
↓金沢駅は壮麗な感じだ。何やら「大袈裟?」にも感じる程度に大きい。これも新幹線の列車が発着するからなのであろう。
金沢駅で発着している北陸新幹線の列車だが、現在使用されている車輛は「E7/W7系」というモノだ。
JR東日本で新幹線車両に「E〇系」と名付けていて、金沢駅で発着している北陸新幹線の車輛は「7番目の型」なので「E7系」とするとした。車輛はJR西日本でも基本的に同じモノを持つので、JR西日本としては「W」の文字を使い、「W7系」とした訳だ。両方を合わせて「E7/W7系」としている。
「E7/W7系」は12輛編成の列車だ。各車輛は25mの長さだ。高速運転のために独特な形状になっている先頭車は26mで編成の先頭と後尾に連結される。ということは?あの12輛編成の列車は「26m×2輛+25m×10輛=52m+250m」で、302m余りという様子になる。
であれば、駅は「300m以上の列車を覆う屋根等を備えた構造物」ということになる。「300m」だが、これはあの高層ビルの<あべのハルカス>の高さだ。ということは、新幹線の駅は「<あべのハルカス>を横に倒したような幅の建物」ということになる。この長さが「300m」編成の列車の旅客定員は920名余りらしい。勿論、常時満席にはならないが、頻繁に列車が行き交う以上、相当な人数の乗客が毎日のように駅を出入することになる。しかも、新幹線の主要な駅は、街の交通結節点ともなり、近隣のオフィスや学校や、その他街を行き交う多くの人達が通る場所だ。ゆとりの在る造りが求められよう。加えて、多くの人が行き交えば、様々な需要が生じて、それに応えるサービス提供も可能でなければならないであろうし、そこに事業活動の好機を見出す人達という存在も看過出来ないことであろう。
↓金沢駅は、現在はJR西日本と同時にIRいしかわ鉄道の駅ということにもなっている。「金沢駅」の双方に両者のマークが掲出されている。
↑硝子張りな壁面に、辺りを覆う硝子の屋根の鉄骨が映り込んでいて、少し面白い。
↓改札口の辺りに、新幹線の発車時刻表が掲出されていた。
↓在来線の列車の時刻表も在った。
↓蒸気と逆の側へ向かう列車の時刻表も在った。
↓改札を潜ってみると、こういうように発車案内も掲出される。
↑個人的な好みとしては、もう少し多目な本数の列車を御案内願いたいものだ。少し早めに駅に入る性分なのでそう思う。
↓こういうような場所も在った。
↓ホームへ出てみた。
↓こんな駅名の看板が好きだ。
↑「金沢」に関しては「東」も「西」も在るようだ。一寸面白い。
↓521系はJR西日本のモノだ。関西で見掛ける233系とそっくりな外観だ。
↓列車に乗り込んだ。身軽な荷物ながら、棚に上げてしまえば、席がゆったりと使える。
↑この521系電車は「ボタンを押して扉を開閉」という様子だ。
金沢駅での滞在は極短かった。「何時かまた…」と思いながら、もう少し西へ進んだのだった。
↓金沢駅は壮麗な感じだ。何やら「大袈裟?」にも感じる程度に大きい。これも新幹線の列車が発着するからなのであろう。
金沢駅で発着している北陸新幹線の列車だが、現在使用されている車輛は「E7/W7系」というモノだ。
JR東日本で新幹線車両に「E〇系」と名付けていて、金沢駅で発着している北陸新幹線の車輛は「7番目の型」なので「E7系」とするとした。車輛はJR西日本でも基本的に同じモノを持つので、JR西日本としては「W」の文字を使い、「W7系」とした訳だ。両方を合わせて「E7/W7系」としている。
「E7/W7系」は12輛編成の列車だ。各車輛は25mの長さだ。高速運転のために独特な形状になっている先頭車は26mで編成の先頭と後尾に連結される。ということは?あの12輛編成の列車は「26m×2輛+25m×10輛=52m+250m」で、302m余りという様子になる。
であれば、駅は「300m以上の列車を覆う屋根等を備えた構造物」ということになる。「300m」だが、これはあの高層ビルの<あべのハルカス>の高さだ。ということは、新幹線の駅は「<あべのハルカス>を横に倒したような幅の建物」ということになる。この長さが「300m」編成の列車の旅客定員は920名余りらしい。勿論、常時満席にはならないが、頻繁に列車が行き交う以上、相当な人数の乗客が毎日のように駅を出入することになる。しかも、新幹線の主要な駅は、街の交通結節点ともなり、近隣のオフィスや学校や、その他街を行き交う多くの人達が通る場所だ。ゆとりの在る造りが求められよう。加えて、多くの人が行き交えば、様々な需要が生じて、それに応えるサービス提供も可能でなければならないであろうし、そこに事業活動の好機を見出す人達という存在も看過出来ないことであろう。
↓金沢駅は、現在はJR西日本と同時にIRいしかわ鉄道の駅ということにもなっている。「金沢駅」の双方に両者のマークが掲出されている。
↑硝子張りな壁面に、辺りを覆う硝子の屋根の鉄骨が映り込んでいて、少し面白い。
↓改札口の辺りに、新幹線の発車時刻表が掲出されていた。
↓在来線の列車の時刻表も在った。
↓蒸気と逆の側へ向かう列車の時刻表も在った。
↓改札を潜ってみると、こういうように発車案内も掲出される。
↑個人的な好みとしては、もう少し多目な本数の列車を御案内願いたいものだ。少し早めに駅に入る性分なのでそう思う。
↓こういうような場所も在った。
↓ホームへ出てみた。
↓こんな駅名の看板が好きだ。
↑「金沢」に関しては「東」も「西」も在るようだ。一寸面白い。
↓521系はJR西日本のモノだ。関西で見掛ける233系とそっくりな外観だ。
↓列車に乗り込んだ。身軽な荷物ながら、棚に上げてしまえば、席がゆったりと使える。
↑この521系電車は「ボタンを押して扉を開閉」という様子だ。
金沢駅での滞在は極短かった。「何時かまた…」と思いながら、もう少し西へ進んだのだった。
鼓門(つづみもん)…:金沢駅(2023.12.27)
金沢駅到着の後、直ちに移動を続けるのでもなく、金沢駅でほんの一息入れることにした。
↓微妙に小雨な駅前に一寸出てみた。一目観たかったという代物だ。
↑通行中、または立ち止まっている人達との対比で判るが、驚く程に大きな門が駅前に設えられている。
↓柱の形状を観て「和楽器の鼓?」と思ったのだが、正しくそのとおりで、これは「鼓門」(つづみもん)と呼ばれるらしい。
↑この鼓の形をイメージした柱は13.7mの高さだという。4階建てや5階建ての建物の高さであっても不思議てはない高さだ。
今般、少し迷って結局「降り立った」ということに留めた。嘗て大雪で数時間も遅れて雪塗れになった特急<日本海>を止む無く下り、京都や大阪へ向かう列車に乗換えたという出来事が在ったのが、この金沢駅だった。そこから随分と経つが、何とか金沢駅に「降り立つ」ということをしてみたかったのだ。
全く「だから?」という話しだ。が、それはそれとして、この鼓門には驚かされた。
↓微妙に小雨な駅前に一寸出てみた。一目観たかったという代物だ。
↑通行中、または立ち止まっている人達との対比で判るが、驚く程に大きな門が駅前に設えられている。
↓柱の形状を観て「和楽器の鼓?」と思ったのだが、正しくそのとおりで、これは「鼓門」(つづみもん)と呼ばれるらしい。
↑この鼓の形をイメージした柱は13.7mの高さだという。4階建てや5階建ての建物の高さであっても不思議てはない高さだ。
今般、少し迷って結局「降り立った」ということに留めた。嘗て大雪で数時間も遅れて雪塗れになった特急<日本海>を止む無く下り、京都や大阪へ向かう列車に乗換えたという出来事が在ったのが、この金沢駅だった。そこから随分と経つが、何とか金沢駅に「降り立つ」ということをしてみたかったのだ。
全く「だから?」という話しだ。が、それはそれとして、この鼓門には驚かされた。
「迎春」…:金沢駅の駅ビルにて(2023.12.27)
金沢駅の改札を出て、駅のビルの中を少し歩き廻ってみた。
↓8時半に商業施設が開店する。その施設の出入口辺りだ。明らかに「来る新年を賀す」という飾りだ。
↑和風で美しい飾りだが、天井に「〇(円形)を中心に、囲むような5つと組合わせた」というピカピカの飾りが在る。この形?所謂「梅鉢紋」の形で、「梅鉢紋」は金沢を本拠地とした大名の前田家の家紋だ。細かく言えば、中央の部分の形は色々と在って、前田家の場合は、金沢の宗家、富山、大聖寺、七日市という所謂“支藩”で少しずつ変えていたそうだ。
前田家は「権威を示す」という意図か、「菅原道真の一族の後裔の流れを汲んでいる」と称したのだという。そして菅原道真に因む梅鉢紋を用いるようにしていた。そこから、江戸時代を通じて前田家一門の知行地であった北陸地方では「天神信仰」というような形の神道が盛んであったのだそうだ。加賀前田家の3代目である前田利常―かの前田利家が56歳の頃の息子であるという。兄の前田利長に子が無かったことから「養子」として後継者になった。―の頃から、梅鉢紋を多用するようになったらしい。
さり気ない飾りから色々な事を想い起した。何れにしても、こういうような明確で華麗な「迎える新年を賀す」という飾りは、今季で初めて観たかもしれない。年末の日々を出先で過ごしている。
↓8時半に商業施設が開店する。その施設の出入口辺りだ。明らかに「来る新年を賀す」という飾りだ。
↑和風で美しい飾りだが、天井に「〇(円形)を中心に、囲むような5つと組合わせた」というピカピカの飾りが在る。この形?所謂「梅鉢紋」の形で、「梅鉢紋」は金沢を本拠地とした大名の前田家の家紋だ。細かく言えば、中央の部分の形は色々と在って、前田家の場合は、金沢の宗家、富山、大聖寺、七日市という所謂“支藩”で少しずつ変えていたそうだ。
前田家は「権威を示す」という意図か、「菅原道真の一族の後裔の流れを汲んでいる」と称したのだという。そして菅原道真に因む梅鉢紋を用いるようにしていた。そこから、江戸時代を通じて前田家一門の知行地であった北陸地方では「天神信仰」というような形の神道が盛んであったのだそうだ。加賀前田家の3代目である前田利常―かの前田利家が56歳の頃の息子であるという。兄の前田利長に子が無かったことから「養子」として後継者になった。―の頃から、梅鉢紋を多用するようになったらしい。
さり気ない飾りから色々な事を想い起した。何れにしても、こういうような明確で華麗な「迎える新年を賀す」という飾りは、今季で初めて観たかもしれない。年末の日々を出先で過ごしている。
IR521系電車…:金沢駅(2023.12.27)
「並行在来線」と言っている。2015年に富山・金沢間はJR西日本の所管を離れた。倶利伽羅駅・金沢駅は石川県の自治体や民間企業が出資して起こした「IRいしかわ鉄道」という会社が運行等を行っている。
富山駅から金沢駅を目指そうと列車に乗った。富山駅で改札を潜り、金沢駅から改札を出る分にはICカード乗車券を普通に利用出来る。途中駅から繋がっているJRの所管のままの各線に乗換える、金沢駅以遠のJRの列車に乗換えて更に動くということになるとICカード乗車券が使えないらしい。序でにJRの企画乗車券である<青春18きっぷ>も使えない。
とりあえず1時間程の移動となるが、富山駅から金沢駅への列車に乗った。JRの普通列車と変わるのでもない。車窓に「高速道路?」というような高架の構造物が見えた。列車が走る軌道と交差するように設えられた施設だ。何やら動いていた。新幹線の列車だった。新幹線に対して「並行在来線」と言っている軌道を行く列車に乗っていたが、新幹線の列車は「立体交差」していた。地域の「普通の移動手段」として多くの乗客で賑わった感じの「並行在来線」は、広域的な移動を担う手段の新幹線とは役割が大きく違う。「立体交差」の「異質」なモノを「並行」と呼んで、何やら経営体制を面倒にしているというように、個人的には感じた。
↓余計な事も考えながら様子を観ていれば、列車は金沢駅に到着した。着いた車輛は、折り返し運転ではなく、回送になるようだ。
↑車輛の中は「主に関西圏で乗車した記憶が多々在るJR西日本の普通列車等」と何ら変わらない。外見も似ているが、利用した編成は塗装を新会社のデザインに改めていたようだ。
車輛は521系電車である。関西圏で見掛ける223系電車とそっくりだが、電気の供給方式が異なる北陸地方の状況に対応した機器が入っている。両系統の電車は、連結して動かすようにはなっていないということだ。内装は殆ど同じで見分けが出来ないので、関西圏の各列車で見掛ける223系の雰囲気を想い起した筈だ。
富山県内の区間、石川県内の区間を手掛ける会社に加え、新幹線の延伸という中で福井県内の区間を手掛ける会社も登場するようだ。所謂「北陸本線」は、幾つもの会社で携わる区間というようなことになっている。
金沢駅で一息入れ、更に先を目指すことにしてみた。
富山駅から金沢駅を目指そうと列車に乗った。富山駅で改札を潜り、金沢駅から改札を出る分にはICカード乗車券を普通に利用出来る。途中駅から繋がっているJRの所管のままの各線に乗換える、金沢駅以遠のJRの列車に乗換えて更に動くということになるとICカード乗車券が使えないらしい。序でにJRの企画乗車券である<青春18きっぷ>も使えない。
とりあえず1時間程の移動となるが、富山駅から金沢駅への列車に乗った。JRの普通列車と変わるのでもない。車窓に「高速道路?」というような高架の構造物が見えた。列車が走る軌道と交差するように設えられた施設だ。何やら動いていた。新幹線の列車だった。新幹線に対して「並行在来線」と言っている軌道を行く列車に乗っていたが、新幹線の列車は「立体交差」していた。地域の「普通の移動手段」として多くの乗客で賑わった感じの「並行在来線」は、広域的な移動を担う手段の新幹線とは役割が大きく違う。「立体交差」の「異質」なモノを「並行」と呼んで、何やら経営体制を面倒にしているというように、個人的には感じた。
↓余計な事も考えながら様子を観ていれば、列車は金沢駅に到着した。着いた車輛は、折り返し運転ではなく、回送になるようだ。
↑車輛の中は「主に関西圏で乗車した記憶が多々在るJR西日本の普通列車等」と何ら変わらない。外見も似ているが、利用した編成は塗装を新会社のデザインに改めていたようだ。
車輛は521系電車である。関西圏で見掛ける223系電車とそっくりだが、電気の供給方式が異なる北陸地方の状況に対応した機器が入っている。両系統の電車は、連結して動かすようにはなっていないということだ。内装は殆ど同じで見分けが出来ないので、関西圏の各列車で見掛ける223系の雰囲気を想い起した筈だ。
富山県内の区間、石川県内の区間を手掛ける会社に加え、新幹線の延伸という中で福井県内の区間を手掛ける会社も登場するようだ。所謂「北陸本線」は、幾つもの会社で携わる区間というようなことになっている。
金沢駅で一息入れ、更に先を目指すことにしてみた。