
↑下段が直径約23m、上段が直径約18mで高さが5m程の二段になった古墳である。何か不思議な存在感を放っている…
1972(昭和47)年に中の石室から見事な彩色画が発見されて注目されたという古墳だ。
↓発見されている彩色画に関する研究成果を伝える資料館が在って、これが興味深かった。

この高松塚古墳は< 国営飛鳥歴史公園>として整備されている地区の中に在る。そういう整備の以前は、農村地域の水田や畑の中のような場所であったそうだ。そこに忽然とこの高松塚古墳が視えて来るということになる。
公園としての整備の有無と無関係に、この場所は「地方の小さな集落の一隅」という以上でも以下でもない様相だ。しかし、高松塚古墳が築かれた時代には「時代の最新モード」が発信されたというような場所であったと推察し得る。何やら酷く不思議な感じだ。
"高松塚古墳:明日香村(2021.12.20)"へのコメントを書く