「同行在り」…=運行日誌(2022.05.08)

新宿のバスターミナルに在る。待合室の片隅の椅子に陣取っている。ターミナル内は存外に賑わっている。

早寝をしたのでもない他方、早起きになってしまった朝だった…

地下鉄大江戸線の蔵前駅へ、始発の列車が動くような頃に足を運び、勝どき駅へ向かった。勝鬨橋や築地本願寺を眺めた。

そんな散策の後、築地市場駅から蔵前駅へ引揚げた。宿の朝食提供が始まった少し後だった。バイキング式で容器に適当にモノを容れ、居室で頂く方式だった。

「長い一日」が明らかに予想される中、余り慌てて動き始めても疲れてしまう。悠然と宿の居室で寛いだ。

やがて「チェックアウト」だが、滞在した宿は浅草寺が「徒歩圏内」ということに気付いた。そこで歩いてみた。好天に恵まれていた中で浅草寺を訪ね、参拝してから辺りを少し散策もしてみた。

そこからは地下鉄を乗り継ぎ、やや判り悪い道程を歩いて「都電」に乗った。辿り着いたのは荒川2丁目停留所で、直ぐ傍に「吉村昭文学記念館」が在る。

吉村昭の作品は色々と読んでいる。その各作品に関連する取材旅行のことや、生い立ちに関することなどの展示、書斎を再現した展示、加えて時期毎に替えて色々な話題を提供する展示が在った。時期毎の展示では『大黒屋光太夫』に関連する話題が取り上げられていた。大変に興味深く読んだ作品だったので非常に好かった。

吉村昭は現在の荒川区の地域で生まれ育っている。著名作家となった中で「区内に記念館…」という話しが出た。御本人にその旨を伝えると「私のような者に関して公的資金を投じて施設を設けるのも?」と御本人は固辞したという。それでも「是非!」と話しが続く中、御本人は応諾したが、条件として「図書館か何かの施設の中に展示等をする場所を設けるような感」ということだった。そこで<ゆいの森>と名付けた区の図書館が登場した際、館内に正しく「展示コーナー」というように設えられた「吉村昭文学記念館」である。「館内の展示コーナー」とは言え、それを知らないで様子の画でも視ると、「小規模な独立した記念館」というようにも視える立派な感じに仕上がっている。

そして都電と京成の列車を乗り継いで成田に移動した。「特定行動」と略しているが、「国外から到着した友人と落ち合い、目指すようにすべく縁を繋いだ場所へ御案内」という行動のためだ。

成田空港駅に向かう前に成田駅で下車し、食事を摂った。偶々眼に留まった店が「沖縄料理」で、「らふてぃ」という肉の角煮を摘まみ、量が半分という「ソーキそば」を頂いた。参道側を少し歩いたが、「長命泉」という地酒を1杯頂くという場面が在ったが、やや時間的にキツいと感じたので新勝寺を訪ねることはしなかった。

成田空港では「捜査活動」でもないが、友人を含むグループが到着する場所を突き止め、そこで待ち受けた。サハリンに在った時に多用していた「チェルニャーシカ」と呼び習わされるボーダーシャツを着て、何となくカメラも提げていたのだが、到着した友人は移動のバスから一瞥した瞬間に「来てくれた!」と直ぐ解ったそうだ。そこも「狙い」で、敢えてそんなシャツを持参したのだったが。

本当に「何やら夢のようでもある…」と友人との再会を互いに喜んだ。そして東京方面へ移動し、新宿で過ごしたという次第だ。

これから?発車までにやや間が在るのだが、バスに乗ることになった…

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